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2005.05



FSW本コースを走った。 以前とは全く違う指向でテクニカル。
トラクションが抜けないように、そしてコースレイアウトに惑わされないように。


 
水温センサー?

例によってトラブルの報告から。

以前(2004.09月号)に起きたトラブルと酷似していたので察しは付いたのだが、街中を走行している時に突如としてアイドリングが上がってクーリングファンが回り出した。 

こいつの厄介なところは通常走行でシフトアップを行った時、アクセルを戻したにも拘わらず一呼吸分余計に回転が上がる事だ。 それによって意図しない回転上昇が起き、例えば渋滞時にローギアで少しだけアクセルを踏んだつもりが、ペダルから足を離した瞬間から更に加速するので質が悪い。 

気を付けないと前車にオカマを掘ってしまう。

温度センサーが狂っていると言う事は、あまり賢くないECUへも熱いとか冷えてるなどの情報が伝達され、それによって燃調がコントロールされると言う連鎖からか濃いめの燃調となっているらしくエンジンが重い。 マフラーの出口も煤けてしまったし、シリンダー内にもカーボンが溜まってしまっただろう。

とにもかくにもセンサーの交換で直ってくれたのでホッとしているが、それにしても私の車はトラブルが大過ぎる。 先月号で「次なるトラブルは温度上昇による..」などと書いた事が災いの元か? それともエンジンルーム内の温度上昇が原因なのか?

 

富士スピードウェイ 新コース考察

大袈裟なタイトルだが、あくまでも私の趣味範囲での考察なので参考には成らぬと思う。
そのうち有名レーサーのコース攻略法がタイヤメーカーのサイトなどに掲載されるだろうから、真面目に走っている方達はプロのコメントを熟読されたし。

さてまずはオープニングカーニバル。 これによって正式なオープンアナウンスになるようだ。 カーニバルが開催されたのは全国版のニュースで流れたようなので皆さんも御存知だと思う。 イベント広場からは離れたAコーナー付近にいたので詳細は解らない。

しかしこの日は混雑を予想して単車で行って大正解。 R246から東ゲートまで延々と続く渋滞にビックリした。小回りのきく単車のお陰でオープニングの時間にギリギリだったが、友人達とも現地で合流出来たし、駐車場にも困らなかった。

一人で乗るなら単車だな。

そろそろデモランの時間だ。 今日はこれを見に来たのだ。 いつもならば子供騙しのデモランなど見もしないのだが、近いうちに走るサーキットの予備知識がない今は些細な事も見逃しては成らぬ。 

と、気合いを入れてビデオを回してみたが、実は車載以外でビデオを使うのは初めて。 手ぶれで見れた物ではないが物好きの人は御覧あれ。 ただ、コース攻略を目的として撮影したのでビジュアル的に映えないのは御容赦を。

GT車両と観光バスという有り得ない構図は笑えた。 しかし5/1のスポーツ走行で私もGT車両と同一周回をした経験から言わせて戴くと、後方を確認して何も居ない筈だったのが、次のコーナーにさしかかるまでに背後に来るという異次元のスピード差なのだ。

私のような趣味で走る車両との混走は危険でありプロドライバーに失礼と感じ、あまりの次元の違いに次の時間にも予約していた走行はキャンセルとした。

車載動画は3本ほどアップした。 初回(4/16)の情けない走りから、回数を重ねるごとに少しずつコースの攻め方が見えてくる所が解ると思う。 ただ、まだまだ荒削りでスムーズさが無く、あまりお見せしたくない映像も沢山入っている。 綺麗に走れるようになったら性懲りもなくアップすると思うので、今回の映像はそれまでの暫定版として見て戴きたい。

また、初回から3回目の走行までに何処が変わったかというと...いや、これは実際に走った方にしか解らないと思うので各自の目と考え方にお任せしよう。 強いて言うとすれば、旧100Rと最終セクションはトラクションとライン取りが明暗を分ける事か。

最初の4/16ではスポーツ走行開始早々ということで全員が手探り状態。 最短ラインを辿る者、コーナリングスピード重視の者、セオリー通りのアウト・イン・アウト、スローイン・ファーストアウトを実施する者。

コースレイアウトが巧みすぎて初めてのドライバーには「?」マークが頭の中を駆けめぐるだろう。 GTのレーサーもFポンのレーサーも回を重ねるごとに纏め方が変わっていくのが面白い。

Fポンは午前中と午後では100Rで踏んでいけるギヤ比に変更していたぐらいだ。 そう、そのぐらい100Rはタイムアップの鍵を握っているようだ。 そして最終セクションはコースレイアウトに騙されないのが鍵。 どちらも明確な目標物がないのもコース攻略を難しくしている要因か?

ラップタイムだが、仲間内の話では新コースは旧コースに比べて13秒程度のプラスタイムではないかと噂が飛んでいる。 当然、どの車両にも当て嵌まると言う事ではないだろうが、目安としてはその位という事らしい。

動画ページは何度か作っているのだが、容量の問題と集中アクセスによるサーバーへの負担が大きいと言う事で何回も削除されてしまった。 今回も削除される可能性は高い。 動画を直リンされた為に削除された事も何度かある。(URLのコピペは厳禁) 常識有る行動をお願いしたい。

雑記

巷で評判の良いFERODO DS3000をフロントに入れて使っていたのだが、新生富士を走ってみたところ少し頼りない感じがした。 やはり私にはPFC(パフォーマンスフリクション カーボンメタル)が相性良いようだ。 

早速、以前と同様にポルシェのリアパッドを厚さ15mmに加工して貰って装着。(2003.08月号参照)

これも以前に書いた事だが、PFCのパッドには幾つもの品番があり、それぞれに特徴があるので個々の好みで発注しては如何だろう。 フロントパッドはポルシェや国産のGTRなどにも採用されているキャリパーのため、今回のような特注にも応えて貰えるのが嬉しい。

私は97番を使っているが、足の親指のコントロールが上手な人は83番をオススメする。 googleで検索すると解ると思うが、通常はサーキット指向の強い場合には83が一般的なのだ。 しかも減らないのでリーズナブル。

では何故私が使用しないかというと...下手だからだ。(笑) 何処がどう違うかは皆さんの判断に任せるとして、サーキットを走るのであれば83を装着して走って戴きたい。

しかしエリーゼの問題はリヤパッド。 これも何度も話題にしているので多くは書かないが、とにかく選択肢が少ない。 リヤにもPFCが欲しければWOTY SPEEDに相談するか、PFCジャパンに相談するしかない。(情報求む) リヤはブレンボのキャリパーでは有るのだが、メジャーなところではダッジバイパーとルノーのサフランにしか採用されていない。 これではユーザー数が少なすぎてメーカーが発売してくれないのだ。 ちなみにリヤは97コンパウンドになるようだ。

4月から筑波のスポーツ走行レギュレーションが変更されたのに伴い、合致させるためにAFFF(水溶性フォーム)の1.75kgの消火器を購入した。 出来れば使いたくないのだが、パウダー式を使用した悲惨さは思い出したくもない。

消火器は1キロ近くの重量増と成ったが、自分の体重に比べれば大したことない重さ。 グラム数などには拘らないが、取り付け場所は気になった。 というのも以前の1kgの物でも余裕があった訳ではなかったのだ。

収まりに関する不安は杞憂に終わったようだ。 丁度良い感じに収まってくれた。 取り付け穴も以前の穴を1つ使用出来たので、新規の開口は1つで済んだのも嬉しい。 出来れば穴は開けたくなかったが。

 

閑話休題

以前からバイクが欲しかったのだが、友人のご厚意で公道を走れるエンデューロレーサーを預かる事となった。 そのバイクはホンダのXR250R(ME06)というバイクで、国内仕様ではない海外モデル、俗に言う逆輸入車である。

私のページ読者はクルマ好きが多いと思うので、バイクには疎い方が殆どだろう。 このME06というバイクは車で言うとAE86のようなタイプで、15年程前に発売されたにも拘わらず、今でも現役で愛されているバイクなのだ。

一時はXLR250Rという国内モデルにXRのポリタンクを装着した「なんちゃってXR」が多数存在したので、皆さんには見分けが付かないかも知れない。

とにかく友人に感謝。 私には勿体ないモデルだが、これからはエリーゼでサーキットを走る以外に林道ツーリングという楽しみを与えて貰った。

だが流石にエンデューロレーサー、ギア比が非常に低いのだ。 トップギアの60キロでエンジンは既にパワーバンドの入口。 70キロでの巡航が私には限界だ。 80キロになると振動で脳味噌が揺れて思考能力が無くなる。

そうそうコイツの良いところはバッテリーがないのでバッテリー上がりが無い事と、4サイクルとしては異例に軽い事。 ウィークポイントは車高が高い事とライトが暗い事。 そしてローギヤードな事か。

ということで早速軟弱仕様なギヤ比に変更してしまった。 純正がフロント13丁、リヤ48丁なのだが、これを各々14丁と45丁にしてしまう。 スプロケットは業界では評判の高いサンスターのものとした。 

そう、あの歯磨きのサンスターだ。

サンスターは歯磨きなどのグループと建築資材とスプロケットを扱っているグループに2分されるのだが、大元は一緒だったようだ。

最近は楽をしてインパクトレンチで作業することが多のだが、バイクのパーツは繊細なのでインパクトでの作業はドライブシャフトの交換ぐらいしか出番はない。 下手に使用するとネジを壊してしまう。 というか壊しそうになった。

これで巡航が楽になったが、ハードな林道に乗り込んだ時には以前の設定が良かったと思うかも知れない。 その時はその時。 暫く様子を見よう。

それにしてもこのバイク、年式は古いが楽しいのだ。 以前250の単気筒はヤマハのSRXというのに乗っていたが、それと比べるとXRはとても元気がよい。 やはり車もバイクも重量は大事な要素だとつくづく思った。

 

今月の整備記録

フロントブレーキパッド交換 43,150キロ 2005.04.24 PFC #97 ポルシェ911リヤ 15mm加工
エンジンオイル+エレメント交換 43,150キロ 2005.04.24 MOTUL 10w-40 CRONO
トランスミッションオイル交換 43,150キロ 2005.04.24 NUTEC NC-70 75w-90

ベストラップタイムの記録
 
各々の目標 筑波2000:1分03秒 (ラジアル4秒)  筑波1000:39秒 (ラジアル40秒)
  FSW:2分03秒(ラジアル)  もてぎフルコース:2分14秒(ラジアル16秒)
 
筑波サーキット
 コース2000
1分6秒683(2002.03 ロードスターでの公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改

1分4秒192(2004.03 エリーゼの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー

1分5秒741(2005.02 エリーゼの公認記録
 195/50−15・225/45−16 Neova AD07
 
クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+アローレーシングマフラー

 
 
筑波サーキット
 コース1000 
41秒709(2002.05 ロードスターでの公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改
 
 
日光サーキット 44秒129(2001.03 ロードスターでの公認記録)
 205/50−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 エンジンノーマル(ロムチューンのみ有) 足廻り改
 
 
富士スピードウェイ
 旧コース
1分55秒28(2002.04 ロードスターでの非公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 195/55−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス 44 足廻り改 ※手計測データ

1分50秒772(2003.02 エリーゼの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー

富士スピードウェイ
 新コース
2分05秒243(2005.05 エリーゼの非公認記録
 195/50−15・225/45−16 Neova AD07
 
クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+アローレーシングマフラー
富士スピードウェイ
 ショートコース 
33秒6(2004.04 エリーゼの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
ツインリンクもてぎ
 フルコース
2分16秒479(2004.11 エリーゼの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
 
ツインリンクもてぎ
 東コース
1分52秒006(2003.10 エリーゼの公認記録 ウェット)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
 
エビスサーキット
 東コース
1分09秒228(2003.10 エリーゼの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 RE−01
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 

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