私のクルマを預けているショップは関西に有るのだが、偶々近くで仕事があり、事前連絡無しで訪れてみた。 非常に多忙なショップゆえ、突然の訪問は迷惑千万だと思いつつ、どうしても進捗状況を確認したくて抑制できなかった。
店主曰く、「ちょうど今月からエンジン加工が始まるところで、今後はそれほど時間が掛からずに進むと思う」とのこと。
今月でクルマを預けて2年が経過するが、漸く私の順番が回ってきたようで楽しみで仕方ない。 因みに私のクルマより少し先に入庫していた友人のS3エリーゼは概ね仕上がっており、あとは公認車検を受ければ完成という感じだった。 ちなみに彼のクルマのエンジンは概ね私と同じ。
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これは同じショップで作業している友人の車両。 ショップのホームページで公開されていたパワーは、ダイナパックで補正値無し292馬力。 ここのショップでは、この仕様だと280馬力が標準仕様ということなので、友人のは比較的パワーが出ている方だと思う。
だが、店主は300馬力を視野に入れているようで、同時進行していたS2000は見事に300馬力を達成していた。 尤も、私のも友人のもS2000とは異なるK20がベースエンジン。 ベースエンジンが異なるので簡単な比較は出来ないが、パワーカーブは素直な曲線を描いており、サーキットでも非常に扱いやすいのではないかと思った。
この際、私のクルマも割切ってファンネル剥出にしてみようか、サーキット専用車になるのだし。
ここから下はショップのホームページから無許可で画像を拝借、私の車両に搭載するエンジンなので備忘録的に掲載させていただくが、問題があればすぐに削除します。
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メタルはブラックメタルを使用。
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スラストメタルも強化品。
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ピストンはWISECO。
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コンロッドはX断面。
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腰下は概ね完成。 ここから先は私のエリーゼに積んでいるK20Aを降ろし、オイルの偏り防止加工をしたオイルパンや強化チェーンなどは再利用予定だが、ヘッド自体は店主の手によりポート加工などが入る。
スロットルは4スロで行くことが確定しており、既にショップに用意されていたが、舞い上がっており写真を撮影するのは失念した。
エキマニとマフラーはワンオフ、最近は皆さん大人の仕様で合法・静音という方向が多くなっているが、私の車両は基本的にサーキット仕様のため、パワー重視の設えにしていただく。 パワーを少しでも稼ぐため、もしかしたらトランクは荷物が積めなくなるかも知れない。マフラーはストレート構造とし、自宅で始動させる時の近隣への騒音対策と、騒音規制の厳しい袖ケ浦にも使用できる取外可能な消音器もお願いしておいた。
さてさて、このように進展があったことから俄然期待度が高まってきた。 夏頃には戻ってきてくれると嬉しい。 その後は足回りの一新を考えているので、それらのセッティングも迅速に進めて何とか111cupの最終戦に出られれば最高だ。 因みに111cupに復活する際には、友人二人も一緒にデビューさせようと目論んでいる。
サーキット走行の楽しみはタイムアタックと運転技術の向上、そして究極がレースだと思っているので、この最高にエキサイティングな楽しみを友人には是非とも味わっていただきたいので、何としてでも口説き落とそうと思っている。
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私のような拙い者にサーキットでクルマに乗って欲しいという望外の依頼があり、筑波1000にて上記画像の車両に乗らせていただくことになった。
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この車両、英国でケーターハムのワンメイクレースに出場していた車両を、オーナーさんが個人輸入したようだ。
エンジンはローバーの16k、それを日本で1800に変更したという。
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Kレーシングほど尖ったクルマで無くて安堵。 レーシングスクリーンかと思っていたので、これも安堵。 しかし、スーパーセブンには20年ほど前に箱根で乗らせていただいただけ。
流石に初乗りがサーキットでは些か不安があるので、横にある広場でシートポジションとステアリングからのインフォメーション、ブレーキなどのペダルタッチなどを確認した。
シートポジションは残念ながら動かすことが出来ず、その状態ではクラッチペダルを奥まで踏むことが出来なかったので、背中にウレタンマットを入れて調整した。
ルームミラーはレース用のワイド型がロールケージ上部についているが、見慣れていないのもあり、私には湾曲しすぎていて距離感が掴みにくい。 バックミラーは申し訳程度の小さなものが装着されていたが、これでは近くにいる車両の位置関係までは把握が難しい。 左側はワイドミラーで見ることが出来るが、私としては左にもミラーが欲しいと思った。
クラッチはワイヤー式だが重くない、アクセルもワイヤー式でシングルスロットルのため重くはない。 ブレーキは勿論ノンサーボだが、もう少し効きが良いパッドにする必要があるとおもう、もしくはマスターシリンダーのサイズを変えて、もう少し踏力が要らないようにしていただけると扱いやすいのでは、と思う。
このあたりはオーナーさんに直接お伝えしており、オーナーさんも同様の思いだったので改善されると思う。
車両重量が500kgということで、やはり軽さを感じる。 エンジンはパワフルとまでは言わないが、ローバーの18k、スタンダードよりはパワーが有るように感じた。 もしかしたら車重が軽いことから、そう感じたのかも知れないが。
ということで、実際に一枠乗ってみて感じたのは、スーパーセブンを乗りこなすには少し時間が必要ということ。 乗車位置が普通の車両とは異なるため、コーナー進入時のタイミングを掴むのに3周ほど掛かってしまった。 しかし、久しぶりにサーキットを走ったわけだが、やはりサーキット走行は楽しい。 最近は一枠の走行だけでヘロヘロになっていたのだが、あっという間に走行時間が終了してしまった。
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ところで、久しぶりにレーシングシューズを履こうとしたら、靴底が激しく劣化していてツルツルのカピカピ・バキバキになっていた。 表現が稚拙だが、ご容赦を。
さすがにこれでは拙い。 当日はこれしか持っていかなかったので仕方なく履いて走ったのだが、フィーリングの悪さに辟易。 帰宅して直ぐにデーモンツイークスを確認してポチッ。
英国ポンドに対する円は非常に弱いのだが仕方ない、関税で結構な金額(4000円)を取られたものの、国内で購入するよりは2割ほどは割安で購入できたので良しとしよう。 英国から一週間ほどで到着、便利な世の中になったものだ。
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私はハイカットで上部にベルトが付いているタイプが苦手。 どうしても足首の動きが妨げられる感触が有るので、一番廉価版のシンプルなシューズが私の好み。 高級品も履いたことが有るが、私には安物が履きやすい。
それにしてもレーシングシューズは幅が狭い。 長く使うと私のような幅広の足だと皮の部分が横に広がることにより、その部分がラバーより先に地面に着いてしまって皮が摩耗する。 まぁ、その頃には買い換えろということか。 今回は先にラバーがダメになったわけだが。
私はスパルコのシューズならば幅の狭さも許容範囲内だし、比較的柔らかい履心地が好き。 他のメーカーだとラバーが硬くて歩きにくかったり、中敷きが厚手でペダルタッチがイマイチと感じているが、これは好みなのでアルパインスターズが好きとかOMPが良いなど、人それぞれだと思う。
レーシングスーツに関してはアルパインスターズが動きやすくて好きなので、シューズも履いてみたいのだが、なかなか実物が置いてあるところがなく、ついつい足に馴親んだスパルコを購入してしまう。