以前から気になっているエリーゼのアンダーステア、アンダーパネルを装着して随分と改善はしたのだが、オイルクーラーへの導風板が抵抗になると共に、取付角度の関係から速度を上げるとメカニカルグリップを失う方向に寄与してしまう。

これは取付直後、2004年の6月号に掲載した画像。 当時は小さなサイズで掲載していたのでご容赦を。 もう20年近く前の話になるが、このオイルクーラーは非常によく冷えてくれて、冷却性能としては100点。
だが、ご覧の通り、風の抵抗だけでなくクルマをリフト方向に導いてしまう導風板と、アンダーパネルに開口を設けていることから、ダウンフォースも失われる。 そして何れも、速度を上げるほどに顕著になる。
とあるレース車両の設計に携わっている方が随分前から「これは無い、これは駄目」と思いっきりダメ出しを戴いており、次にクルマを大きくモディファイする際は、この部分は改善しようと思っているリストの上位に入れていたのだが、とある人に相談し、FLEXさんのご協力を得てオイルクーラーとラジエターのハイブリッドを作成していただいた次第。
アルミのラジエターなのに、何故塗装しているのかと疑問に思う方も居られるだろう。 FLEXさんは排熱塗装という特殊な塗装技術があり、その技術により5度程度の冷却効果があるらしい。
空気は抜けやすいところから抜けるという性質があるので、私の考えではオイルクーラーは面積が大きくなったことから、前側にして抜けやすい後方をラジエターにしようかと思っている。
今回のハイブリッドラジエターには当然ながら強制式のファンが付くのだが、そのファンが回ることによってオイルクーラーにも強制的に送風することになるため、走行時だけでなく停車時にもオイルのクーリングが可能になる。 因みに、私の車両にはファンを強制的に回すことができる手動スイッチも以前から装着している。
更に、空冷オイルクーラー装着時に、オイルクーラーへ行く配管には80度で開くサーモスタットも装着しているので、油温が上昇しなければオイルクーラーにはオイルは循環しないというシステムになっているのでオーバークールにはならない。
ということで、今まで使用していた空冷オイルクーラーを撤去することで、導風板による悪影響と、アンダーパネルの開口を塞ぐことで、抵抗をなくしてダウンフォースの復活が期待できると思っている。