取敢えず公認車検は取得したものの、シフトのフィーリング向上やアクセルオフ時の燃料カット設定など、まだ主治医が納得の行く状況に至っていない。 かなり面倒な作業が多いのに私も面倒な輩なのもあり、主治医には申し訳ないと思っている。 様々なところでプロの拘りによる仕事を遂行していただけるのには感謝している。
さて、先月号で記載したノーマルの燃料ポンプではギリギリという話、今月の扉に書いたようにECUセッティングというときに吐出量が足りないとセッティングが無駄になってしまうし、更に時間が掛かってしまうため、吐出量の大きい燃料ポンプに交換していただいた。
が、その際に嫌なものを見てしまったという。
プロアロイ製の燃料タンクにクラックが入っており、燃料がにじみ出ていたという。 だが、私が伺った時には既に燃料ポンプの交換と燃料タンクの修理は終了し、気持ちよくシフトチェンジが決まるようにシフトケーブルとリンケージの試行錯誤をされていた。
愈々ダイナパックのセッティング予定が決まったので、それに向けて最終設定という感じだ。 私にはセッティングやECUの事は理解が出来ていないので何とも言えないのだが、色々なシチュエーションに合わせた点火時期と燃料噴射、さらに、可変バルブタイミングなどという、もう、どうなっているのか機構さえ理解していない物も付いているので、これを理解して制御できる人はとても尊敬している。
さて、そんな載せ替えたエンジンのヘッド、メーカー純正の赤から黒にしたのは大正解だと思っている。 とてもさり気なく搭載されているので違和感を感じないし、如何にも載せ替えたというアピールもなく大人の感じが気に入っている。 シリコンホースやダクトなども全て黒で統一しており、言われなければノーマルと思える佇まいになっていると思う。
派手な色をしたアルマイト加工がされたパーツなどは好みではないのもあり、この路線でまとめたいと思う。 配線類もスッキリと纏めてもらっている。 このあたりの考え方は主治医も同じ思考なので良かった。
来月が楽しみである。
私が今まで使っていた18Kエンジン、広島の若い方に譲ることとなり、主治医のところでエアクリーナーからエキマニまで、私が使用していたままエメラルドのECUと共にお譲りした。 中々腕の立つ若者なので、私があのエンジンで各サーキットに刻んだタイムは彼が書き換えてくれるだろう。 ちなみにS2エリーゼであるが、あまり詳細に書くのは控えておこうと思う。
今回のエンジン換装でECUに接続するケーブルの再構築や、その他にも様々な電気系を再構築が必要だったのだが、私の知識が無さすぎて理解が出来ていない。 自分で構築しようとは思わないが、最低限の知識と器具は有っても良いのではと思ってきた。
電工ペンチと友人から頂いたハンダゴテ、そして友人に確認してから購入したサンワのテスター程度しか持っていない。 エレクトロタップだけは使わないようにしているが、もう少し電気系の知識が必要なのではと思い始めている。