上記に記載の通りVTECへの換装は配線以外は終了し、残すところは配線とECUのセッティング、そして公認車検取得となった。
前回の画像ではバルクヘッドとのクリアランスが解り辛かったので、画像を撮り直してみた。 しかし、この画像をシゲシゲとみていると、遮熱遮音材はこの期に貼り直せばよかったなと少し後悔。 私が優柔不断なのがいけなかった。 どうせやるなら綺麗に仕上げるべきだった。
この配線の数を見ると、私はゾッとする。 メカに詳しいわけでもないが、電気系は更に苦手。 今まで、電気系は避けて通ってきたし、難解なことが有ると伊豆の某氏を頼っていたので全く何も進化していない。 仕事では「今までに検討や行動していない事に立ち向かって新しいことをしなければ勝てないんだぞ」とスタッフには口を酸っぱくして言っているのだが。
配線図と睨めっこして、一本一本を繋げていく作業。 私が不得手な半田付けも勿論ある。 子供の頃に半田ゴテを握ってラジオなどの電子工作を少ししたのだが、セッカチなので半田が上手く付かないことが多かった。 今でも必要に迫られれば偶にやるのだが、このような次第なので相変わらずヘタクソである。
伊豆の某氏が制作した基盤、半田付けの綺麗さを見ると惚れ惚れする。 溶接は全く駄目なのだが、主治医作成のエキマニなど、溶接技術はクルマいじりには欠かせないものだと痛感。 素人が溶接機までは中々手が出ないものだが、BNR32やFD3S、NAロードスターで遊んでいた20世紀の頃は、友人たちがバッテリーを2個繋げて溶接に使用していたのを見て、真のプライベーターとはこういう事が出来なければ駄目なんだなと取り組みの差を感じたものだ。
あれから四半世紀、まだクルマ遊びは続けているが、整備や制作のスキルは余り向上していない。 まもなく人生も終わりに近づいているのだから、この趣味を続けるのであれば、もう少し色々な事が出来たほうが楽しいはず。 苦手と言わずに、もう一歩を踏み出すことが必要かもしれない。 今はまず、私のエリーゼを上手く走らせる事に集中したいと思っているが、何事にも興味を持つようにはしておこう。
今は地道な配線作業を行っている主治医だが、ホンダの配線類は一般的なクルマの配線とは少し異なる点が有ると聞いた。 詳しいことは書かないが、少し驚くような仕様になっている部分もあり、独創的なのか何か理由があって敢えて違うアプローチをしているのか興味が少しある。 伊豆の某氏に今度聞いてみよう。
上の画像はリヤカウル左側のインテークダクトだが、今まで使用していたインダクションボックスには、これに150φのダクトを接続し、ラムエアが掛かるようにしていた。 その150φダクト用エアクリーナーは2つ持っているので、一つは売れ残っているローバーエンジンとインダクションボックスとセットにして譲ろうと思うが、もう1つ持っているので有効活用できないか検討してみた。
建築の設計を生業としているので空調関係も多少は知識があり、レデューサーが使えるのではないかと以前から空調関係のカタログなどには目を光らせていた。 特に家庭用換気扇などに使用するサイズのダクトは、小さな工務店でも施工できるように各種パーツが安価な設定となっているので使わない手はない。
今回のスロットルは直径70ミリでビレットで作成された外形は75ミリ。 小口径だとクルマ専用の部材を使用しなければならないが、100φを超えてくると空調工事用などのパーツが流用できる。
レデューサーは150ミリを100ミリにするサイズを選択。 敢えて金属製ではなく樹脂製を選択。 金属製より断熱性が有り軽いし、なにより安いのが魅力。
ラムエアは吸入効率的には有利に成るが、御存知の通り私は雨男。 雨の際はエンジンが吸わないようにダクトを外すのだが、それがまた面倒。 雨が降っている時にエンジンフードを開けて、ダクトを外したりするのは結構辛い作業だし。
ということで左のラムエア式に加え、雨を吸わない方法も検討することにしたのが右のK&N。 エアクリーナーは大きければ大きいほど抵抗が少なくて良いのだが、設置するスペースには制約がある。 100φのダクトに直接装着できるサイズを前提に、K&Nのカタログを眺めていたら、此れが良さそうと思ったのが上の物。
入手しようと検索したが、どうやら国内では品切れとなっていて入荷の予定なし。 では仕方ない、輸入しよう。
最近は海外からパーツを購入するのが容易くなって助かっている。 エリパーなど注文したその週のうちに届くことも有る。 便利な世の中になったものだ。 ということで、今回は検索してみるとアメリカのAmazonに見つけたので、発注。 なんと、国内で購入する1/3の価格で購入できてしまった。
デーモンツイークスに発注しようかと思っていたが、アメリカのAmazonの方が確実に安い。 ダクトやシリコンホースなども国内で買うより安かったので、序にアメリカAmazonから購入したのだが、今までインポーターから購入していたのが馬鹿らしく感じた。 尤も、インポーターも即納を求められるのであれば在庫として持っていなければならないし、輸入する際の税金や送料、経費を載せると仕方ないのも理解できる。 ケースバイケースではあるが、今後は海外通販も積極的に利用しようと思う。
ということで冒頭に書いたとおり、配線が終了すれば愈々エンジンに火が入る。 来月号では良い報告ができることを祈っている。
そうそう、ローバーエンジンは今の所まだ売れ残っているので、欲しい方はご連絡を。
緊急事態宣言が発令されてしまい、更に延長されてしまったのでソロキャンプツーリングには行けていない。 ゴルフ7GTIのノーマルでサーキット走行を2度ほどしてみたが、電子制御がどうしても介入してしまい余り楽しくないので2回で終わってしまった。
最近は専ら自転車で体力の低下を少しでも遅くしようとしているのだが、梅雨時もあって週末に外出できないと、ついついネットを彷徨って何か無いかと探していた。
サーキット走行を行う際、貴兄も燃料管理はされていると思う。 特に予選や決勝では余計な燃料は入れたくないので、計算して適切な量をリッター単位で管理することに成る。 その際に使用するのがオイルジョッキなのだが、今まで使用してきたものはどうしても中にホコリなど異物が混入しやすく、何とかならないかと使用していない時はウエスを中に入れていた。
だが、ウエスからも生地のカスが発生するし、ガソリンを入れて運ぶ際にゴミや雨が混入するのが嫌だった。
そこで見つけたのがモノタロウの蓋付オイルジョッキ。 ポリプロピレン製なのでガソリンを入れても問題ないが、とても助かるロングノズルを外して収納する際に、注ぎ口がオープンでは駄目だ。 何か適切な蓋はないかと、ノギスで計測してスクリューキャップを探してみたが、ネジのピッチが合わないものばかり。
では椅子の足に使用するキャップでも嵌めようかと思ったが、ふとグロメットを思い出した。 グロメットならばシッカリと装着できるが、素材がゴムではガソリンには弱いので、試す際は自己責任でシッカリと管理していただきたい。 これよりも良いものが有れば、教えていただけると幸甚。