2020年の111cupは特別戦を入れて3回となり、袖ヶ浦フォレストレースウェイが最終戦となった。
袖ヶ浦フォレストレースウェイ(以下、袖森)は割とテクニカルなコース構成になっており、数回走った程度では攻略出来ない。 尤も、それは私が素人だからであり、プロが走ればベストラインが直ぐに見つかるかもしれないが。
このコースは目標物が少ないのも攻略を難しく感じさせている一因だと思うが、いずれにしても、私のような凡人は走り込んで身体で覚えるしかない。
人に教えるほど走り込んでいるわけではないが、最近、漸く走り方が少し解ってきた気がしている。
決してアクセルを緩めてはいけない(全開という意味ではなく、トラクションを掛け続けなければならない)コーナー、丘超えにより車の前後、特に上下の姿勢変化に気を配らねばならないコーナー、ライン取り重視よりも最短距離を走るほうがタイムが稼げるコーナー、などなど、私なりに少し掴めてきた気がしている。
この日のタイヤは今年の初戦に卸したAD08Rで、レースとしては3回目。 ストリートラジアルとしてはまだまだ使えるが、レース用としてはほぼ終わりと思われる状況。 そして季節は11月と言えど、まだ昼間は半袖でいられる11/1。 朝の予選が早朝であれば期待できるが、ベストタイムを狙うには難しいかもしれない。
ところが割と良いタイムが出せた。 どうやら111cupのレコードタイムのようだ。 これは嬉しい。
決勝
鬼門のスタート、今回は大失敗。 前回が良かったのと、予選が良かっただけに慢心していたようだ。 しかも車の停止位置を掴みきれずに、1メートル以上枠から後退して止めてしまったものだから尚更酷いことに。 猛省。 しかしだ、抑々、袖森はポールポジションでも何故かアウト側となっており、どう考えても不利な位置が先頭の位置というのは如何なものか。
そのようなことから、スタートしたら直ぐにイン側に向かおうと決めていた。 前述のようにスタートは失速して大失敗したのだが、車は辛うじてイン側に向けていた。
これに引っ掛かってしまったのが3番手の88号車。 申し訳ないが、私が行く先を塞いでしまって仕方なくアウト側に進路変更。 ガチなレースではしてやったりなのだろうが、111cup的には褒められる振る舞いではない。
そして今回予選2位の86号車、同じくライドモーターワークスに出入りしている車両なのだが、若手ドライバーなので最近はメキメキと頭角を表してきた一人である。 彼の車はインタークーラーなしの過給器付きなので寒くなってくると本領を発揮する。
そんな86号車、真横に居るのは把握していたので彼の居場所を残してイン側に寄る。
ところが、ここで彼は引いてしまった(ように見えた)、寄せすぎたのかと思って後から話してみたところ、シフトミスにより後退してしまったそうだ。 締めすぎだと言う人が居たので気になったが、あとから外撮りの画像をみると許される範囲内で安堵した。
では、ここで決勝のスタートシーンを貼っておきたいと思う。
ここでレッドシグナル消灯。
望遠レンズで撮っていただいた画像なので、車両の前後間隔が近いように見えるが、実際はそんなに近くないことを付け加えておきたい。
2周目のインフィールド、車両の差はこのような感じ。
その後、2位と3位のバトルが激しくなり、その間に私は逃げて
トップでチェッカーフラッグ。
決勝の動画は無し、あしからず。
10年程度所有した足車の初期型フィット、持病のジャダーが稀に発生するときがあり、運転していて気持ちよくない。 そんな折、私の父親が免許を返納するという。 ということで、オヤジが乗っていた7型のGOLF
GTIを譲っていただく事にした。
突然最新に近い車に乗り換える事になったのだが、軽くカルチャーショック。 まず、キーシリンダーがない。 アクセル踏んで走っているとき、少し壁に寄ったら勝手にハンドル操作されて驚いた。 車間も詰めて走ると勝手にブレーキ踏まれるし、そのときにメーター画面が激しく点滅する。
夜になると室内のアチコチがピカピカ光ってて鬱陶しい。 一番鬱陶しいのはアイドリングストップ。 いちどキャンセルしてもエンジン切ると再びセットしなくてはならない。 私の意図と違うところでギヤチェンジするし。 ラジオの切り方がわからなくてボリュームをゼロにしている。 装着されているナビが使えない案内をしやがるのでストレス。 燃費は街なかで10km/L程度と良くはない。 エリーゼのほうが燃費良いぞ。
では走りはどうか。 早速、車に慣れようと思い奥多摩へ。 しかし紅葉で激混み。 これでは楽しめないので、更に奥の柳沢峠へ。 此処も駄目だ。 それでは狭くてクネクネ道の大菩薩峠ではどうだ。 とほほ、残念ながら此処も紅葉の綺麗なところは激混み。
仕方なくR20の方に延々と下って行くと誰もいなくなり、そんなところでラーメンでも。 バイクだとラーツーというのだが、車でもラーツーというのだろうか。
このあたりは車が全くいなくなったのでペースアップ。
しかし、もう公道を本気で走らなくなって5年以上経つが、サーキットでなければ本気走りは出来なくなってしまったようだ。 ということで、怖くない程度のペースで走ってみたが、そんなヌルイ範疇では何も起きない。 とてつもなく安定している。 街乗りでは硬いと思った足はとても良いのだが、ブレーキが軽い踏力で効き過ぎる。 まあ、エリーゼのようなリニアなブレーキは世の中に存在する乗用車にそうそう付いているはずがないか。
久しぶりの200馬力オーバー、これはこれで楽しい。 FFでなければ相当に楽しいはず。 加速のときに前輪が路面を引っ掻くのは何だか違和感がある。 確実に直線は私のエリーゼより速い。 調子に乗って低速コーナーでアクセル踏むと簡単にホイールスピンを起こしやがる。 FFだから車が何処に飛んでいくか解らず怖い。
コイツは袖森にでも持っていって、振り回してみない事には仲良くなれそうにないな。
今年は仕事が少ない割には非常に忙しく、車も単車も殆ど乗っていない。 本当は単車で数回はソロキャンプツーリングに出たかったのだが、世間がこの状態では仕方ない。 それでも偶には景色の良いところに日帰りでも行かないと息が詰まる。 今まで行ったことのない綺麗な景色が拝めるところ、まだまだ日本に沢山あるはずだ。