今月号も雑記ばかり。 今年の梅雨はシッカリと降るようで、元々、私が雨男というのも有り、私がサーキットへ行こうかと企んだ日は尽く雨。
仕事はアテにしていた賞与が武漢肺炎のために減額、給付金で少し補えるかと思案しているとタイミング悪く給湯器が故障。 買い換えるには私の給付金では不足、ということで家族全員の給付金が一瞬にして消え去った。
お金をかけずに楽しめるのは自転車ということで、ここ最近は片道100km程度の所へ自転車を使って移動していたが、漸く県境を越えての移動が許されるようになったことも有り、単車でソロキャンプツーリングをと計画してみたものの、まだキャンプ場は自粛ムード。
自粛警察の目が鬱陶しいので、近場で訪れたことのないところを吟味。 概ね有名所は訪れてしまっているが、奥蓼科の「御射鹿池」は未踏の地。 東山魁夷が愛した景色を見ないで死ぬわけにはいかない。 だが、問題は観光地化されていると私は近寄れない。
であれば早朝に東京を発ち、一般の方々が休日の朝食をいただくような時間帯に行くしかない。 幸いにして早起きは得意なので。
ということで3時半に起床したが、外に出てみると霧雨。 なんてことだ。 神様は意地悪だな。
天気予報では雨が降る可能性など一言も言わず、レーダーには何も写っていないのに私の周りだけ僅かに降っているのだろうか。 しかし、路面はドライ。 道の色を変えるほどの雨量では無いからレーダーには映らないのかも知れない。 この程度の霧雨であれば、経験的には日が昇ってしまえば太陽の熱で霧雨は収まるはず。 日帰りの一人旅、自分の予定は自分で変えることが可能。
予定より1時間ほど遅延させて5時に自宅を出発。
ヘルメットのシールドへ微量の水滴、いや水滴とは呼べないほどの水分が纏わりつく。
記載するのを忘れていたが、今回は御射鹿池を中心とした蓼科周辺を駆け抜けようと思う。 ルートはR20から茅野北杜韮崎線経由で八ヶ岳エコーライン。 名前の通り、右手に八ヶ岳をチラチラと見ながら進めるが、あまりパノラミックな広がりは残念ながら少ない。
今までGoogle MapにGPXのログを読み込ませていたが、5MBを越えてしまうとGoogle
Mapの仕様により読み込めない。 データを分割して5MB未満にして読み込んでいたが、検索してみるとオンラインでデータを読み込ませて、更に編集もできるGPXViewer というのを見つけた。 それが上の画像。 とても軽くサクサクと動くし、データに5MB制限など無いので細かいログを取っても表示できるようだ。
ということで御射鹿池に到着。 途中から少し路面が悪くなるが、よほど車高の低い車で走るのでなければ問題ないと思う。
新潟の津南にある竜ヶ窪も美しい緑に包まれていたが、此方も美しい。 まだ9時ということも有り、人が疎らで助かった。 夜明け頃に訪れると更に素晴らしい景色が拝めるらしい。
こちらは新潟県津南町の竜ヶ窪。 如何だろうか、御射鹿池のほうが幾分か緑が濃く感じる気がする。 竜ヶ窪は澄んだ水で魚も豊富なのだが、御射鹿池は魚が住めない水というのが水の色に関係しているかも知れない。 気になる方は調べてみるといいだろう。
帰りはどうするかと暫く考えたが、何故かビーナスラインへ向かう気が起きなかった。 R299の酷道を走ろうかと調べてみると、土砂崩れで通行止め。 とりあえず白樺湖まで走って、其処でもう一度考えることにする。 そのようなことから、此処まで来た道を反対方向へ下ることになるのだが、これが正解。
登ってくる時には気が付かなかった美しい池を見つけた。
北海道の美瑛に有名な「白金の青い池」と「神の子池」があり、2016年に両方とも訪れて感動したが、水の美しさでは此方の名もない青い池の方が勝っているかも知れない。 Google
Mapで調べても名無し、ストリートビューで見ると数年前は柵が無かった事から、荒らしたりゴミを撒き散らす不届き者が出て柵が出来てしまったのかもしれない。
このような知られていない美しいものを見つけると楽しいし心が満たされる。 もうビーナスラインは行く気が失せてしまい、早く帰宅してホルモン焼で焼酎が飲みたくなった。 これがキャンプツーリングだと、思い出を肴に旨い酒が飲めるし、人里離れていると星が綺麗で心が洗われる。
美瑛の青い池と神の子池はどうだったかと、2016年のデータを引っ張り出してみた。
やはり名もない奥蓼科の青い池の方が美しいようだ。
さて、そのようなことから帰路は白樺湖から佐久の町に下る観光客が通らない地元の人達が使う道を使って降りた。 この道は頻繁に利用しているが、景色は良くないがとても走りやすいので急ぐ場合はオススメできる。 尤も、此処まで来たら白樺湖からビーナスラインを使って霧ヶ峰に行くのが普通だとは思うが、今回は気が乗らなかった。
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帰りは頭の中がホルモン焼で一杯に成ってしまったので、主治医の近くにある新生食品(埼玉県志木市上宗岡5丁目9−8)に立寄り、ホルモン焼を購入して帰宅。 下の画像に有るオレンジ屋根の小屋で、耳の遠いお婆さんが焼いてくれるのだが、ご覧の通り駐車スペースもシッカリあるし段差も無いのでレース仕様車でも立寄れる。 お婆さん、とても元気なのだけど、耳が遠くて暇だと軽自動車の中で寝ているので、寛容な心で対応していただければと。
因みに私は鳥モツのタレ焼が絶品と思っている。 ぎっしり串刺しされて1本120円という破格値。 2本で大ジョッキ2杯行ける。 沢山買うとオマケしてくれる時もある。 タン焼やカシラも美味い。 1000円で幸せになれること請け合い。 飲みすぎと日曜はお休みな事にはご注意を。
総距離400km強、時間8時間。 やはり信号の少ない地方道路を多用すると平均速度が高い。
エリーゼはカットオフスイッチがついているので心配ないが、単車と足車のフィットは一般的なバッテリーが常時接続。 フィットはラジオやナビの設定が有るので、バッテリーにカットオフスイッチをつけると面倒なのだ。 W800は新車から5年が過ぎたが、まだバッテリーは元気だ。 しかし、ビッグスクーターは殆ど乗らないので直ぐにバッテリーが上がる。
セローを出すにはフィットをどかさねば出ないのだが、そのフィットのバッテリーが上がっていたので取り外して充電。
まだ2年経っていないのに上がってしまうのは如何なものか。 一晩充電して復活した。 念の為にW800もスクーターの次に充電。
セローは電気を使うものが一切ないので、メインキーがカットオフスイッチ。 昔の単車は全てこうだった。 だから2ヶ月ぶりでもエンジンは問題なく掛かったのだけど。
今月は全くサーキットへ行けなかったので、来月は最低でも2回は行きたい。