上の画像を見て直ぐに4番が怪しいと感じた貴兄、素晴らしい。
私は鈍いので4番が少し燻っているとしか思わなかったが、主治医は更に鋭い所まで観察していた。 何処がキモなのかは記載しないがご容赦を。 それは流石にプロの知識と経験に寄るところ、明かすわけにはいかない。
それはそうと、やはり自走でサーキットまで向かっている私のエンジンにはカーボンが堆積している。 サーキットオンリーのエンジン内部を見たことが有るが、カーボンの堆積は殆どなし。 全体的に狐色になっており、とても綺麗な状態に驚いた。
これは4連スロットルのインテークマニーホールドだが、まさに此のような状態だった。
私のインマニにはブローバイガスを戻していない事から、エンジンからのバックファイヤーによる焼けのみなのだが、それでも結構焼けているものだ。 一方、主治医からは掃除してないことを指摘されてしまったが仕方ない。 1年目のときに確認した際は全く汚れていなかった事もあり、昨年の2年目は未確認。 大丈夫だろうと高を括っていたら、この始末。 反省。
シリンダーは8,000rpmを常用していることからライナーのホーニング目などは消えかかり、事によってはピストンの首振りも調候が見えるかも知れないと思っていたが、幸いにして全く問題なし。 オイル消費は若干増えたが、バルブリセスの部分にもカーボン塊が蓄積することなく、マズマズな状況と言えるのではないだろうか。
エキマニのバンテージも3年経過したが全く問題なし。 4番のエキマニのみ白くなっている。 解る人には解るだろう、そういう事だ。 エキマニのガスケットに欠けて居るところがあり、排気漏れを発生させていた可能性が高いらしい。 恥ずかしながら、私の耳ではエキマニから発せられる排気漏れの音を感じられなかった。
もう少し五感を研ぎ澄ませて臨まなければ、このような手の入ったエンジンを操るものとしては失格なのかも知れない。
この画像はシェイクダウン直後、サーキットで撮影した状況。 クーラントは溢れてはいないが、水位が下がっている事が気になるのと、僅かにタンクキャップの下側に白い水滴跡が伺えるのが気になる。 当日は15分の全開走行ではクーラントが溢れなくて良かったと胸をなでおろしたが、冷静に画像を見ると水滴跡が有ることに衝撃を受けている。
3/1が開幕戦、今月中に何度か筑波サーキットを走ってチェックしなければ駄目だ。 それと、タイヤがA052に成ると思い込んでいたことから、オフシーズンはA052を履いてサーキットを走っていたため、AD08Rを履いて走るとタイムは平凡な数値しか出せなくなっている。 もっと繊細な、それでいて攻めた走りをしなければ今年も不甲斐ない成績しか残せないだろう。
それもそうだが、一番の問題は体力の衰え。 自分でも明確に解るほど体力が落ち、30分の連続走行ができなくなった。 二日酔いでなければ、毎朝のように早朝ランニングを7キロほどしているのだが、2年前からランニングタイムは落ちる一方。 しかも走り終わったときは遅いペースなのに苦しい。 3年後に迎える還暦が来たときにはレース活動から引退か。
そのようなことは微塵も考えていないのだが、少し雲行きが怪しいのは間違いない。
既に何度も書いているが、少しでも劣化を防ぐためには体力づくりとサーキットの走り込みが必要だと、ひしひしと感じている。 月に1度のサーキット走行では維持できない。 最近は月イチになっているが、最低でも月に2回は走るようにしよう。 それでも年間に24回。 私がサーキットに頻繁に通っていた時は年間60回。 それは走りすぎとしても、タイムを維持するには年に30回程度は走る必要があるのではないだろうか。
そんな私と違って、こいつは元気だ。 18万キロになろうとしている20年前のクルマが未だに現役でレースに出場している。 もしかしたら私のほうが先にクタバルのかも知れない。 それにしてもロータスは素晴らしいクルマを作ってくれたものだ。 車重実測720kgのクルマは21世紀以降では中々無い。 しかもアルミで作られた接着剤シャーシが秀逸で剛性感は全く変化なし。
コンパクトで軽く、走っても楽しいし見た目も悪くない。 タイヤサイズも小さくて減りも激しくない、ブレーキも私の使い方で楽に1年は持つ。 壊さなければ、このような使い方をするクルマの中では維持費は安いと思う。
KAWASAKI W1S
私は鰻が大好物、休日に何も予定が無く懐具合が寂しくない場合は様々な所へ鰻を食べに行く。 尤も鰻は高級食材故、毎週のように食べ歩くのは不可能。 赴く場合でも赤提灯にて支払う額と同等の庶民的な店、それも月イチ程度でしか行けないのだが、そんなある日、鰻を食べていると心地よい排気音の車両が店の駐車場に止められたのが解った。
どんな車種だろうと楽しみに外へ出てみると、私の乗っているKAWASAKI
W800のご先祖様、W1Sではないか。 しかも極上に光り輝いている。 これほどまでに綺麗なW1Sは見たことがない。
しかも、よく見ると彼方此方に細かく手が入っている。 先ずはショート管。 勿論、カワサキの純正マフラーだが、このショート管の存在は知ってはいたが見るのは初めて。 これは是非とも音を聞きたい。 あの御仁が食べ終わるのを待つしか無い。
タンクのエンブレムはゴールド。 私も当時物のエンブレムは持っているが、残念ながらシルバー。 ゴールドのエンブレムは1枚2万円もするほどのブレミアがついており、諦めた。 ちなみに私のW800に装着しているエンブレムは復刻版。 それでもカワサキが販売している純正パーツでは有る。
次に目に止まったのがメーター。 確かW1Sは2眼メーターのはずだが、これは1眼。 メーター自体は初期型W1のようだ。 しかしキャブはツイン。 リヤショックは純正ではなく外国製、フロントフォークも違うしドラムブレーキも純正ではない。 右シフトはそのまま使用しているようだが、キックペダルが違うしフロントフェンダーも違う。
この単車が発売されたのは1968年なのだが、兎にも角にも50年以上昔の単車には見えない。 もしかしたら、新車よりも綺麗かもしれない。
と、眺めていたら御仁が店から出てきた。 お話してみると近くにあるW1の専門店、ファインテックフカイへ行く途中らしい。 しかし午後からしか開店しないとかで、昼食をとっていたとのこと。 実はこのW1S(色々と弄ってあるが、ご本人がW1Sと仰っていたので間違いない)、私と同じ多摩ナンバー。 なんと私と同じ西東京市にお住まいとのことで更に驚いた。
エンジンはキック一発。 重たい鉄の塊を軽々と扱われていて、とても72歳とは思えない。 もっと音を聞きたかったが、直ぐに曲がってしまわれたのが残念。 しかし同じ市内なので、また何処かでお会いする事もあるだろう。 72歳、私がその年齢になったとき、単車に颯爽と乗っているだろうか。
激安ドライビングシューズ
Alpinestars、SPARCO、PUMA、ASICS、OMP、DIADORA、、、、世の中にはレーシングシューズだけでなく、ドライビングシューズも星の数ほど有る。 しかし、どれもこれも安くない。 ドライビングシューズではなくてもソールの薄いものであれば、足裏にダイレクトに操作感が得られるので運転には向いているのだが、あまりに踵が薄いものは長時間運転では踵が痛くなったり、疲れてしまったりする。
素人用のランニングシューズやウォーキングシューズは足に優しく、通気性も有って良いのだが、厚底で幅広な物が多く、エリーゼのブレーキペダルを踏む際には感触が良くないだけでなく、アクセルペダルまで踏んでしまい危険。
そんな折、WORKMANへ安全靴を買いに行った際に1つ目に止まったものが有った。
これはソールが踵の所まで巻き上げられている、しかも安全靴にしては軽くて細身。 安全靴であることから、整備のときの万が一にも安心。 そして税込1,900円という破格値。 これは買ってみるしかないだろう。 暫く使ってみて、良ければ報告したいと思う。 尤も、WORKMANは少量生産が多く、流行ると直ぐに品切れに成ることが多々あるので、此の程度の値段なら貴兄の財布にトドメを刺すことも無いだろうから、気に成る方は購入してみては如何だろう。
自宅から筑波サーキットまで履いてみたが、中敷きを外して足裏に感じるレスポンスを重視した効果は抜群、これはとても良い買い物をしたと感じている。 なお、中敷きを外すとハミ出た接着剤が付着している箇所があり、その部分は手でこする等して一手間掛ける必要があるかも知れない。 因みに私は甲が高いので、中敷きを外して丁度よいフィット感だった。 中敷きを外すと当然ながら一回り大きく感じる方も居ると思うので、その辺りは個々にご留意を。
それにしても最近のWORKMANは侮れない。 少し前までは現場職人御用達の専門店という感じだったが、いまや普段着でも問題ないどころか、フィッシングウェアやライディングウェアとしても優秀だったり、WORKMANとは無縁と思えた女子用も多数ラインナップしている。 そして価格はユニクロの半額。
気がつけば、私の普段着やライディングウェアは殆どがWORKMAN。 レインスーツは完璧だし、グローブも防水タイプなので問題なし。 ブーツカバーだけはコミネのを愛用しているが、AEGISのウェアを着ていれば、多少の雨ならレインスーツに着替えなくても何とかなる所が素晴らしい。
このようなことは此処に書かなくても皆さん既にご存知だとは思うが、洗車や整備の時に使えるものも多数ある。 ストレッチ自在のウェアや防寒ウェアも多々有り、サーキットへ行く際のウェアとしても適している。 なにかトラブルが有ったとき、汚れたエンジンルームに手を入れたり雨の地べたに直接寝っ転がったりしても、軽く払うだけで汚れが弾け飛び、気にならない。 油や汚れがベッタリついたら安価なので廃棄すれば良い。 とても動きやすく作られているタイプも有り、私はとても重宝している。
話は逸れたが、このシューズは貴兄にもオススメできる。 とても1900円とは思えない、売り切れになるまえに、もう1足購入しておこうかとさえ思っている。
■ 今月の整備記録
消耗品交換パーツリスト(エクセルデータ)
http://enthusiast.eos111.com/ELISE
phase1 PartsList.xls
エリーゼ |
|
ヘッドガスケット交換 |
175,550km |
オイル交換 |
175,550km タクマイン匠 10w-40 |
クーラント交換 |
175,550km |
プラグ交換 |
175,500km NGK BKR7E |
■ ベストラップタイムの記録
筑波サーキット
コース2000
|
1分1秒020(2019.02 エリーゼ
Sr.1 111S改の公認記録)
F195/50R15 R225/45R16 A052
ライドモーターワークスによるチューニングエンジン+JENVEY4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
ナイトロン全長調整式3ウェイ減衰調整ダンパー+アイバッハバネ
JAN SPEED LARGE BOAエキマニ+EPマフラー
GTウイング+自作スプリッター
EMERALD K3 コンピューター
|
筑波サーキット
コース1000 |
41秒709(2002.05
ロードスターNA8Cでの公認記録)
215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改
|
日光サーキット |
44秒129(2001.03
ロードスターNA8Cでの公認記録)
205/50−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
エンジンノーマル(ロムチューンのみ有) 足廻り改
|
富士スピードウェイ
旧コース |
1分55秒28(2002.04
ロードスターNA8Cでの非公認記録)
215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
195/55−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
1928ccエンジン+ソレックス
44 足廻り改 ※手計測データ
1分50秒772(2003.02 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
|
富士スピードウェイ
レーシングコース |
2分00秒101(2018.07
エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
F195/50R15 R225/45R16 AD08R
ライドモーターワークスによるチューニングエンジン+JENVEY4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
ナイトロン全長調整式3ウェイ減衰調整ダンパー+アイバッハバネ
JAN SPEED LARGE BOAエキマニ+EPマフラー
GTウイング+自作スプリッター
EMERALD K3 コンピューター
|
富士スピードウェイ
ショートコース |
33秒6(2004.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
33秒706(2006.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
195/50−15・225/45−16 Neova
AD07
クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
WOTY SPEEDエキマニ+アローレーシングマフラー
|
ツインリンクもてぎ
フルコース |
2分16秒479(2004.11
エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
|
ツインリンクもてぎ
東コース |
1分52秒006(2003.10
エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録 ウェット)
195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
|
エビスサーキット
東コース |
1分09秒228(2003.10
エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
195/50−15・225/45−16 RE−01
クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
|
袖ケ浦
フォレスト
レースウェイ |
1分11秒643(2019.03
エリーゼ Sr.1 111S改の非公認記録)
F195/50R15 R225/45R16 A052
ライドモーターワークスによるチューニングエンジン+JENVEY4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
ナイトロン全長調整式3ウェイ減衰調整ダンパー+アイバッハバネ
JAN SPEED LARGE BOAエキマニ+EPマフラー
GTウイング+自作スプリッター
EMERALD K3 コンピューター
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鈴鹿サーキット
フルコース |
2分25秒179(2018.12
エリーゼ Sr.1 111S改の非公認記録)
F195/50R15 R225/45R16 A052
ライドモーターワークスによるチューニングエンジン+JENVEY4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
ナイトロン全長調整式3ウェイ減衰調整ダンパー+アイバッハバネ
JAN SPEED LARGE BOAエキマニ+EPマフラー
GTウイング+自作スプリッター
EMERALD K3 コンピューター
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スポーツランド菅生 |
1分44秒200(2011.07
エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
195/50−15・225/45−16 Neova
AD08
フォースダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
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