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2020.01



先月、愛機が不調になっている原因を探りにサーキットへ

 クーラントが溢れる

先々月に鈴鹿サーキットを走行した際、数周するとクーラントがエキスパンションタンクから溢れた。 だが、街乗りや長距離移動などでは全く問題ない。 サーキットでクーラントが溢れた際も水温はいつもと同じ80度。 111cupの第4戦、富士スピードウェイを走行した際も問題なかった。

富士スピードウェイで問題が起きず、鈴鹿サーキットで問題が起きるのは不可解。 それとも鈴鹿サーキットにて何かが起きたのだろうか。 これはもう一度サーキットを走行して再現するか試してみなければならない。

そのようなことから、月初めに筑波サーキットを走行してみたのだが、結論から言うとクーラントは溢れた。 10分ほど全開で走行してピットにてクーラントの状況をチェックしたが問題なし、これは大丈夫だと再走行、そこから3周目でリヤタイヤのグリップが落ちた。

路面状況は軽い雨が降ったりやんだりするコンディションではあったが、明らかに乾いているレコードラインでリヤが唐突に出たためピットに戻った。 すぐさまエンジンフードを開けると、クーラントの水位が上がっており、キャップ回りからクーラントが漏れ出たと思われる痕跡があった。 駄目だったか。

先ずは3年間ノントラブルでサーキットを走ることが出来たエンジンに感謝。 限界までチューニングをしなかったのが良かったのか、組んでくれた主治医が絶妙な仕上げをしてくれたのか、何れにしても非常に扱いやすいエンジンであり、街乗りも始動性も全く問題なし。 真夏のサーキットでも油温・油圧・水温に全く問題なし、私のほうが先にくたばる。 オイル消費は徐々に増えてきたが、排気ガスに色がつくほどではなく、ブローバイもキャッチタンクには全く溜まらない。

主治医曰くガスケット抜けだろう、どこから漏れているのか見つけられないほどの僅かな抜けだろう、とのこと。 まだエンジンを開けていないので確実なことは言えないが、主治医の経験則ではそういう事らしい。

さて、私はこのエンジンを再び使うのか、それとも次の事を考えるべきか。

私は何処にでも居るサラリーマンのため潤沢な資金はない。 レース活動も単車でのソロキャンプツーリングなども可能な範囲で質素な生活をしながら何とか続けている状況。 魅力的な新エンジンに載替えたいのは山々だが、残念ながら資金が足りない。 まだエンジンを開けていないので何とも言えないが、今年もローバーエンジンで最新の車を少しでも脅かせればと思っている。

ということで、今年もローバーエンジンで走るつもりだが、そろそろVTECへの載替は勉強を始めようと思っている。 ローバーが世の中に存在しなくなってから随分経つが、ホンダも自然吸気のハイスペックエンジンからは撤退している現状では、今のうちにVTECエンジンとミッションを入手しておく必要が有りそうだ。

S2への換装と違い、S1への換装は難しいと聞く。 とにかくスペースが狭くて全てがギリギリらしい、クラッチ交換でもエンジンを下ろすことに成るとか。 それと、S1のハブベアリングはアキレス腱となっていることから、ハブベアリングはS2用を使いたいのだが、そうなるとアップライトやドラシャS1にコンバージョンできるホンダミッション用のキット品など聞いたことがない。 だが、実際に換装しているS1は存在するので出来るはずだ。

但し、サーキットで目を瞠る結果を出している車両がないのは不安なところ。 いや、ネットに出てこないだけで、密かに各サーキットを走行して素晴らしいタイムを刻んでいる可能性も有るのだが、やるのであれば111cupの中で走れる仕様にて過給器付や211、340Rを凌ぐ性能を持った車両に仕上げたい。

目標は760kgで230PS、パワーウェイトレシオ3.3。 今の仕様が720kgの180PS、パワーウェイトレシオ4.0。 パワーウェイトレシオ3.3というのはV6エキシージと同等。 この仕様であれば毎回悔しい思いをしている富士スピードウェイや鈴鹿サーキットなどの高速セクションがあるコースでも戦えるのではないかと思っている。 甘いかな。

などという厚顔無恥な妄想だけは膨らむが、何れにしても色々と勉強不足。 英語は苦手だが、国内で得られる情報だけに頼らず、世界に目を向けて知識を得たいと思っている。 国内のプライベーターな方を含みS1にVTECを載せている貴兄、教えてやっても良いぞという方の元には直ぐに伺う所存。 勿論、皆様が苦労されたノウハウなどは内密に。

 

 

 LOTUS 47GT

様々な場所で4台のLOTUS 47GTを拝見した。(但し、1台は46のロータス・ヨーロッパ)

一言で47GTといっても、様々な仕様がある。 勿論、生産されてから半世紀も経っているので、その時々のオーナー趣向によってオリジナルではなくなっているのも有る。 だが、私はオリジナル主義ではないため、純粋に私の好みかどうかという視線で拝見させていただいた。

1台目

ヒストリックレーシングカーがお好きな、某氏が所要されていた車両。 ミラーの位置、燃料キャップ回りに注目。 次の2台とは、可也異なる。 ブリスターフェンダーも控えめ。 マグネシウムホイールのセンターキャップ。 窓がアクリル製でヒンジ式、ドアに取っ手がないのは47GTの共通点。

 

2台目

これは某、、、、いや、これは有名すぎるか。 一時期、マイスターカップという筑波サーキットで開催されていたレースで、ジネッタG12と毎回熱い走りを見せてくれたレーシングカー。 ロールケージが室内に設置されている事に注目、オリジナルは社外設置。

嘗て装着されていたGTウイングの跡やフロントに大きなスポイラーが装着されていた名残は見受けられた。 エンジンが換装されており、マフラーが右出しになっている。 太いタイヤを履きながらも、ブリスターフェンダーのラインが崩れていなくて美しい。 ライトカバーも似合っている。

3台目

これは2台目の作りに近い、1台目も3台目も室外にロールケージがあるが、3台目は斜行バーを装着。 NACAダクトは2台目と3台目に有るが微妙に形状が異なる。 燃料キャップ回りは2台目、3台目とも概ね同等。

リヤフェンダー回りは3台とも異なり、1台目はおとなしめのブリスター、2台目はワイドブリスター。 3台目は足のストロークとタイヤ経を考慮した形状となっているようだが、個人的には失礼ながら美しさが少しスポイルされているように感じる。 ミラーも3者3様、フェンダーミラーではあるが位置や形状が異なる。

4台目

これは47GTではなく46、お世話になっている方のロータス・ヨーロッパ。 この車両でサーキット走行をされることに先ずは拍手。 此の手の車はサーキットで楽しむのが本来の姿だと私は思う。 ロータス・ヨーロッパにはドアハンドルが有り、窓が開く。 この車両は初期型ではないのでテールランプが異なる。 ホイールはエイトスポークで深いリム。 色はオールドイングリッシュ・ホワイト、マフラーは左側から。 思いっきり私の好み。

何れの個体にも言えるのは美しく保たれていること。 これは共通の素晴らしいポイント。 半世紀も前に作られた車が、とてもよいコンディションを保たれている。 やはり名車は美しい。 そして低い。 私の愛車も低いほうだが、この低さには敵わない。

 

 

 

 

 今月の整備記録

   消耗品交換パーツリスト(エクセルデータ)
    http://enthusiast.eos111.com/ELISE phase1 PartsList.xls

なし  
   
   
   
   

■ ベストラップタイムの記録
筑波サーキット
 コース2000

1分1秒020(2019.02 エリーゼ Sr.1 111S改の公認記録)
 F195/50R15 R225/45R16 A052
 ライドモーターワークスによるチューニングエンジン+JENVEY4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
 ナイトロン全長調整式3ウェイ減衰調整ダンパー+アイバッハバネ
 JAN SPEED LARGE BOAエキマニ+EPマフラー
 GTウイング+自作スプリッター
 EMERALD K3 コンピューター

筑波サーキット
 コース1000 
41秒709(2002.05 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改
 
日光サーキット 44秒129(2001.03 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 205/50−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 エンジンノーマル(ロムチューンのみ有) 足廻り改
 
富士スピードウェイ
 旧コース
1分55秒28(2002.04 ロードスターNA8Cでの非公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 195/55−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス 44 足廻り改 ※手計測データ

1分50秒772(2003.02 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 

富士スピードウェイ
 レーシングコース
2分00秒101(2018.07 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 F195/50R15 R225/45R16 AD08R
 ライドモーターワークスによるチューニングエンジン+JENVEY4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
 ナイトロン全長調整式3ウェイ減衰調整ダンパー+アイバッハバネ
 JAN SPEED LARGE BOAエキマニ+EPマフラー
 GTウイング+自作スプリッター
 EMERALD K3 コンピューター
富士スピードウェイ
 ショートコース 
33秒6(2004.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー

33秒706(2006.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD07
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+アローレーシングマフラー
 

ツインリンクもてぎ
 フルコース
2分16秒479(2004.11 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
ツインリンクもてぎ
 東コース
1分52秒006(2003.10 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録 ウェット)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
エビスサーキット
 東コース
1分09秒228(2003.10 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 RE−01
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
袖ケ浦
 フォレスト
 レースウェイ
1分11秒643(2019.03 エリーゼ Sr.1 111S改の非公認記録)
 F195/50R15 R225/45R16 A052
 ライドモーターワークスによるチューニングエンジン+JENVEY4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
 ナイトロン全長調整式3ウェイ減衰調整ダンパー+アイバッハバネ
 JAN SPEED LARGE BOAエキマニ+EPマフラー
 GTウイング+自作スプリッター
 EMERALD K3 コンピューター
鈴鹿サーキット
 フルコース
2分25秒179(2018.12 エリーゼ Sr.1 111S改の非公認記録)
 F195/50R15 R225/45R16 A052
 ライドモーターワークスによるチューニングエンジン+JENVEY4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
 ナイトロン全長調整式3ウェイ減衰調整ダンパー+アイバッハバネ
 JAN SPEED LARGE BOAエキマニ+EPマフラー
 GTウイング+自作スプリッター
 EMERALD K3 コンピューター
スポーツランド菅生 1分44秒200(2011.07 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD08
 フォースダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー

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