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2019.06



先月もサーキットは1回筑波に行ったのみでエリーゼには殆ど触れず、単車旅を楽しんだ。

 ブレーキの不具合

5月半ばに筑波サーキットのライセンス走行へ行ったのだが、ブレーキのフィーリングが良くない。 どう良くないかというと、先ずはタッチがカッチリしていない、それに加えてジャダーが出る。

今までの経験から、フロントブレーキのローターが熱によって歪んでしまったのだろうと思い込み、フロントのブレーキローターを新品に交換。 アタリ付けのために、私としては珍しく夜の峠道へと出掛けた。 人が住んでいない山奥へ行き、それなりのペースに車速を上げて、徐々にブレーキへの負担を大きくしてローターとパッドのアタリ付けをした。

30分も走れば大抵はアタリ付けは終了するのだが、ブレーキの踏み直しをするとカッチリとしたフィーリングになる。 これはエアが噛んでいる時、もしくはブレーキホースが劣化した時に起きる症状。

4つのブレーキキャリパーを念のためにLEDの懐中電灯で照らして確認すると、リヤ左のトーリンクのジョイント辺りに液体がついており、ホイールにも液体が飛んでいる。 トーリンクを最近新品にした事からグリスが飛び散っているのかと素手で触って確認すると、キシキシとした手触り。、この独特の手触りはブレーキフルードだ。

野生生物が出そうな静まり返った山奥で道路に寝転がり、怪しい所を懐中電灯の明かりを当てて綿密に観察。 ブレーキホースが全体的にフルードまみれに成っている。 ブレーキホースのカシメが駄目なのか。 いずれにしてもタッチが良くないのは此処が原因で間違いない。 もしホースの劣化だとすると、自宅に帰るまでにフルードが抜けきって危険な状態になる事もありえる。

帰路は極力ブレーキに負担を掛けないようにエンジンブレーキを多用し、気休めにしか成らないのは承知の上で、可能な範囲で優しいブレーキングを心掛けた。 漏れている箇所が判別しやすいようにフルードが漏れた状態で走ろうかとも思ったが、帰宅するまでにどの程度漏れるかのほうが重要と思い、積んでいたウエスで漏れ出たフルードを拭き取って走行した。

帰宅と共に直ぐさま怪しい箇所を投光機を当てて照らしてみたが、ブレーキのアタリ付け時の負担とは程遠い扱いをしたからか、目視で確認できるような漏れ出しは発生しなかった。

此処までの経緯を翌朝主治医に報告、レースが近い事から即入庫となった。 実は当日、筑波サーキットの走行を予約していたのだが、この状態では諦めざるを得ない。 そのままだと預け金が不足して手続きが面倒になるため、走行料を支払うためにサーキットへ。 

 

幸いにして筑波職人GPの章典として戴いた無料券が残っていたので、受付のお姉さんにチケットを渡して走行手続き終了。 お姉さん、「勿体無いよ、誰か代わりに走る人居ないかな」「暫く此処でチケット買いに来る人に声がけしたら」と親身になってくれたのが嬉しかった。

 

翌日、主治医から連絡があり「ブレーキキャリパーからフルード漏れてます」とのこと。 ホースの劣化かと思っていたが、私が装着しているGOODRIDGEのホースはステンメッシュの中にテフロンホースが入っており信頼できるとのこと。 リヤキャリパーはブレンボ純正のリペアキットが存在しない事から社外メーカーのオーバーホールキットを使用することになるのだが、これがあまり信用ならないというのが主治医の見解。 ところが上手いこと事故車の良品が安く入手できたと翌々日に連絡があり、思っていたより早く修理が終わり車が戻ってきた。

実は此処最近、車が直進時に左に曲がっていってしまう症状が出ており困って居たのだが、もしかすると左キャリパーがパッドを引摺って車が左へ行くように成っていたのかも知れない。 念のために主治医にはリヤのアライメントを見て貰ったが特にトーが極端な値になっているわけでもなかった。 サスペンションに問題が有る場合も有るらしいが、まだ検証は出来ていない。 レース前に何処かのサーキットで試してみようと思っている。 

 

 2019GWソロキャンプツーリング





2019前半の関東地方は如何せん天候が芳しく無く、纏まった晴れの日が継続しなかった。 仕方なく連休後半に単車旅の日程変更を行ったのだが、それでも天候の神様は微笑んでくれず、無情にも私の初日目的地は雨。



今回の旅、大まかな行き先は信州・北陸・山陰。 今回は私が唯一足を踏み入れたことのない島根県に向かうというのが目的で、折角、島根まで行くのであれば、「伊根の舟屋」や「投入堂」、「大山」や「出雲大社」にも立ち寄ろうかなという緩い感じのルート設定。 手中で気が変われば幕営地も変更というソロキャンプツーリングならではの気ままな旅である。

さて、第1目的地の上記画像は白馬のオリンピック大橋なのだが、天気予報では晴れの予報なのに何故か雨。 今年は雪が多かったことから残雪の綺麗な北アルプスが拝めると楽しみにしていたので落胆は大きかった。

数年前に偶然訪れてからお気に入りと成った白馬ハイランドホテル近くの田圃。 この時期は代掻きが終わり、田圃に張った水に北アルプスが逆さに映る姿が見られるはずなのだが、生憎の天気により此の有様。



私は一体、何のために大回りして信州に来たのだろうか。 福井県の刈安山あたりに幕営しようかと思っていたのだが、気が変わった。 どうしても綺麗な景色が見たい。 以前から行きたかった京丹後、「伊根の舟屋」に向かうことにした。

距離を稼ぐため想定していなかった高速道路に乗り、一気に京都府へ。 時間は昼前、やはりゴールデンウィークの昼時は混雑の真っ只中。 近くに天の橋立が有ることも重なり、高速道路を降りる前から酷い渋滞。 そこは単車の機動力と思っていたのだが、行く道は細く、単車でも時間稼ぎが出来ない。

牛歩のような渋滞に痺れを切らし、残念では有るが「伊根の舟屋」は諦めた。 さて、ではどうしようか。 夜中からずっと走り続けていたのもあり、流石に心が折れそうだ。 先ずは今宵の幕営地を決めよう。 はちのすというサイトでファミリーキャンパーや傍若無人に振る舞う若人が来ないような寂れたところや、手続きが面倒なところを選ぶようにしているのだが、此の日は少し目をつけていた「岩美町立いこいの里」に連絡を入れてみた。

管理人と電話で会話したのだが、とても愛想の良い方だったので今宵の幕営地は確定。 これから鳥取まで走らねばならないが、ゴールデンウィークに混雑していない幕営地を選ぶのも一苦労だ。 なにせ私は人混みが大嫌い。 汲み取り便所しか無く、電気もなく、水がなくても動物が出ても(クマは勘弁だが)構わない。 喧しい人間が沢山居るなら、人里離れた山奥でコッソリと野営するほうが良いという変わり者なので。



此処は大正解。

静かにしてくれるファミリーキャンパーが少しと、車中泊の人が数人。 それと、私同様に単車で来た若者が一人。 夜の8時には静かになり、満天の星空を堪能した。 はちのすには口コミが無かったので投稿したが、あまり知られないためには書込まずに居た方が良かったか。

二日目
鳥取に来たので砂丘に寄ろうかと一瞬思ったが、砂丘は訪れたことが有るし、あまりに観光地化されているのは目に見えていることからパス。 それより、人が訪れてくる前に行きたいところがあるので先を急ぐ事にした。





先を急いだのは此処に行くため。 三徳山の投入堂。 国宝に指定されている断崖絶壁に建立された1300年の歴史のある寺だ。 だが、事前調査が甘かった。 まず一人では入山させて戴けない。 そして登山靴のようにグリップする靴でないと入山させてくれない。 一人で来ていた若者とペアを組み、草鞋を購入して入山しようかとも思ったが、私のペースで歩けないのは辛い。

若者には悪いが1時間半も此処で待つのも辛いので、此処もパスすることにした。 今回の旅は悉くついていないらしい。





少しだけ境内を歩き、雰囲気だけ味わった。

次に向かったのは大山。 此処は自然豊かなところと聞いているので、本来の私の単車旅には向いているはず。











やはり、私には此方のような場所が合っている。 人も少なく、景色も綺麗だ。 新緑も美しい。

と、気を良くして次に向かったのが「出雲大社」。 あまりに有名な所なので人が多いのは間違いない。 此方も歴史的な建物なので、一生に一度は見ておきたい。



思ったとおり、人の数が尋常ではない。 幸いにして単車のため渋滞も横をすり抜けて、単車専用の無料駐車場に入れたのでストレスは少なかったが、正直なところ、もう一度行きたいとは思わない。

前日は走行量が多く、風呂に入れなかったことから今日は温泉に行くと決めていた。 これまた「はちのす」を使って検索すると、ここから遠くない幕営地で温泉が近くにある所を検索してみると、三瓶山がヒットした。 だが、此処はファミリーキャンパーが多いのは確実。 温泉を重視してファミキャンが多いのは諦めるか、鄙びた幕営地で風呂を諦めるか。

やはり風呂に入りたい。 温泉に浸かりたいということで、とても鄙びた温泉が三瓶山には有ると解り、其処へ向かうことにした。


思い切り昭和。 良い感じに枯れている。 来るのはマニアだけという温泉を堪能した。



幕営地は極力人が来ないような所にテントを張ったのだが、それでも煩い。 走り回る子供など鬱陶しくて辛かったが 耳栓とビール2リッターの威力で眠りにつくことが出来た。 しかし、飲みすぎて日付が変わる頃に起きて便所へと向かったのだが、そのような時間まで騒いでいる非常識な人が多く辟易。 二度と来ることはないだろう。

 リベンジツーリング

GWのソロキャンプツーリングは余りに残念な状況。 その翌々週、日本全国絶好の好天という予報。 どうしようか迷ったが、このような日に単車旅に行かず、いつ行くのだ。

全くの無計画だったが、雨に祟られた白馬を目指すことにした。 荷物は最低限、もし、泊まる気に成ればビジネスホテルでも探すかとも思ったが、私は1日に1,000km走行など苦にならないので、余程のことがない限り帰ってこれるはず。 白馬に行って、それから考えよう。

これだよ、これ。 この風景が見たかったのだ。

動画では安曇野インターから始まるが、それまでの中央道も絶好の晴天。 雲ひとつ無い五月晴れ。 私の記憶では、このような晴天に恵まれたのは記憶にない。 四国のカルスト地形を巡った時も心が洗われるような晴天だったが、僅かに雲が有った。 だが、此の日は本当に雲ひとつ無い。

5月も下旬なため、北アルプスの残雪は少なくなっているが、それでも綺麗だ。

そして、此処で美ヶ原高原の自然保護センターの景色がとても良かったことを思い出し、其処へ行くことにした。 通称、裏ビーナスと呼ばれている道が荒れている所だが、絶景が拝めるのだ。

美ヶ原自然保護センターから頂上までは一般車は通行止めとなっており、自らの足で登らねばならない。 麓の看板には片道25分と記載されていたが、今まで一度も訪れたことがないので今回は登ってみることにした。

するし、途中の登山道で大きなアオダイショウが頭を持ち上げて歓迎してくれた。 アオダイショウ、久しぶりに見た。 こんな自然豊かなところならば、餌は豊富にあるだろう。

右下に見えるのが自然保護センター。 彼処から歩いてきたが、私の足では15分しか掛からなかった。 25分はかなりユックリなペースだと思うので、此処を訪れた際は貴兄も登頂してみては如何だろうか。

この後、ビーナスラインを全て走行したが、白馬と裏ビーナスが良すぎて通過のみ。 距離は600kmほどのツーリングと成った。

久しぶりに単車旅を連続させたが、単車旅は楽しい。 今回、島根県を訪れたことで日本全国全ての都道府県を単車で巡ることが出来た。 日本百名道と呼ばれているところも、ほぼ走破した。 観光地でなく、絶景と思える場所を訪れたい。 ガイドブックに掲載されているところ、ネットで「絶景」と検索してヒットする所は概ね回ってしまったのだが、まだ知られていない絶景は残っているはず。

今年の夏は何処へ行こうか。

 

 今月の整備記録

   消耗品交換パーツリスト(エクセルデータ)
    http://enthusiast.eos111.com/ELISE phase1 PartsList.xls

エリーゼ
オイル&エレメント交換  172,400km タクマイン匠 10W-40、ローバー純正エレメント 
リヤ左キャリパー交換  172,400km シリーズ3、ロータス純正中古 
リヤブレーキローター交換 172,000km PAGID プレーンディスク

■ ベストラップタイムの記録
筑波サーキット
 コース2000

1分1秒020(2019.02 エリーゼ Sr.1 111S改の公認記録)
 F195/50R15 R225/45R16 A052
 ライドモーターワークスによるチューニングエンジン+JENVEY4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
 ナイトロン全長調整式3ウェイ減衰調整ダンパー+アイバッハバネ
 JAN SPEED LARGE BOAエキマニ+EPマフラー
 GTウイング+自作スプリッター
 EMERALD K3 コンピューター

筑波サーキット
 コース1000 
41秒709(2002.05 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改
 
日光サーキット 44秒129(2001.03 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 205/50−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 エンジンノーマル(ロムチューンのみ有) 足廻り改
 
富士スピードウェイ
 旧コース
1分55秒28(2002.04 ロードスターNA8Cでの非公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 195/55−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス 44 足廻り改 ※手計測データ

1分50秒772(2003.02 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 

富士スピードウェイ
 レーシングコース
2分00秒101(2018.07 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 F195/50R15 R225/45R16 AD08R
 ライドモーターワークスによるチューニングエンジン+JENVEY4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
 ナイトロン全長調整式3ウェイ減衰調整ダンパー+アイバッハバネ
 JAN SPEED LARGE BOAエキマニ+EPマフラー
 GTウイング+自作スプリッター
 EMERALD K3 コンピューター
富士スピードウェイ
 ショートコース 
33秒6(2004.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー

33秒706(2006.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD07
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+アローレーシングマフラー
 

ツインリンクもてぎ
 フルコース
2分16秒479(2004.11 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
ツインリンクもてぎ
 東コース
1分52秒006(2003.10 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録 ウェット)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
エビスサーキット
 東コース
1分09秒228(2003.10 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 RE−01
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
袖ケ浦
 フォレスト
 レースウェイ
1分11秒643(2019.03 エリーゼ Sr.1 111S改の非公認記録)
 F195/50R15 R225/45R16 A052
 ライドモーターワークスによるチューニングエンジン+JENVEY4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
 ナイトロン全長調整式3ウェイ減衰調整ダンパー+アイバッハバネ
 JAN SPEED LARGE BOAエキマニ+EPマフラー
 GTウイング+自作スプリッター
 EMERALD K3 コンピューター
鈴鹿サーキット
 フルコース
2分27秒488(2018.12 エリーゼ Sr.1 111S改の非公認記録)
 F195/50R15 R225/45R16 AD08R
 ライドモーターワークスによるチューニングエンジン+JENVEY4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
 ナイトロン全長調整式3ウェイ減衰調整ダンパー+アイバッハバネ
 JAN SPEED LARGE BOAエキマニ+EPマフラー
 GTウイング+自作スプリッター
 EMERALD K3 コンピューター
スポーツランド菅生 1分44秒200(2011.07 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD08
 フォースダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー

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