ゴールデンウィーク前半、3000キロ程度のソロキャンプツーリングの予定だったが、生憎の天候のため断念。 悶々として自宅にいると朝からワインを開けてしまったり、クズ人間になってしまうので筑波サーキットへ行ってきた。
いつもなら1時間強で自宅から到着するのだが、外環道も常磐自動車道も渋滞。 11時からは渋滞が緩和方向になるという予報を信じて10時半に自宅を出たのだが、サーキットに到着したのは12時半を過ぎていた。 だが2時間なら良い方らしく、世田谷から来た友人は3時間半掛かったと嘆いていた。
そんな話をしていると走行時間が近づいてきたのだが、こんな車両が居て微笑ましく思った。 この謙虚な姿勢、とても良いと思う。
そしてエリーゼの兄貴分であるロータスヨーロッパ。 いつみても特徴が強くて目を引くが、サーキットが似合う。 だいぶモディファイされてブリスターフェンダーになっているが、これはこれで格好良い。 特に私好みの初期型。 それにしても低い。 私のエリーゼも結構車高が低いほうだが、ヨーロッパを落とすと更に低くて地を這うようだ。
ランボルギーニのミウラやフォードのGT40など、大好きなクルマは多々あるが、古くてもサーキットを走れるロータスは色褪せないようだ。
己の雨男を恨めしく思いながら、週末にその思いをぶつける。 クルマではなくバイクに乗ろう。
雲ひとつ無い快晴の下、まだ春が訪れていない群馬の林道を訪れてみた。
まずは二子山林道。
と、その前に、貴兄もご存知と思うが、2019年4月にGoogle
Mapがゼンリンとの連携を解消して地図の精度が格段に落ちた。 今まで小さな小道なども網羅していた最強と思える地図が、愕然とするほど質が落ちた。 山の陰となる部分が湖の表現と成っていたり現実との乖離がとても激しくなってしまった。 私は今までナビはYahooだが、地図にはGoogle
Mapを愛用していたのだが、これには大きく落胆した。
話をもとに戻すが、ゴールデンウィークは数年前まで友人と中津川林道を走るのを楽しみにしていた。 友人は帰らぬ人に成ってしまってから中津川林道は通行止めになってしまい、大名栗林道も死者が出て走れなくなってしまい、林道から足が遠のいていた。
だが、やはり私は山が好き。 新緑の頃も夏も秋も、山は大好き。 久しぶりに走ったことのない林道を求めて少し足を伸ばして群馬まで来てみた。 その1つ目が二子山林道。
R299からの入口は解りやすく、入って直ぐに未舗装路。 まったく走っている人が居ないのか、道にオフロードバイクの轍は皆無。 時間的には昼前なので、朝イチ狙いのダートフリークが走っているかと思っていたのだが。
フラットな完抜林道のため全く不安は無かったが、野生のカモシカが何頭も出てきて少し用心。 もしクマが出てきたら冬眠明けで子連れの母グマだとしたら、かなり怖いので。
そして次に訪れたのは東御荷鉾林道。 本当は御荷鉾スーパー林道へ行ってみたがったのだが、4/20までは通行止めと聞いていたので仕方なく。
だが、この東御荷鉾林道は楽しかった。 二子山林道より更に辺鄙なところにあり、電場も届かないような所なので寂しいのだが、道は少し楽しめた。
このようなアトラクションが有り、張り切って走ったのだが、この林道でチェーンスライダーを破壊してしまったらしい。 山から降りて舗装路を走り始めたら、カリカリというノッキングのような金属音。 エンジンを壊してしまったかと冷や汗をかいたが、チェーンスライダーが無くなっていた。
麓は暖かかったので重装備では来なかったのだが、さすがに4月の山は私には冬の装備が必要だった。 山を下り気温が上がるまで寒くて凍えていた。 もう都内では新緑の桜なのだが、ここの辺りは8部咲。 やはり山の気候は関東といえども違う。
帰宅して早速、チェーンスライダーを発注。 少し調べてみると私の5MP2の純正パーツは廃盤と成っていた。 ネットで調べてみると、初期型のチェーンスライダーが使えるらしい、そしてXTZ125のチェーンスライダーが少し安く流用できるらしい。
少しセコイが後者のものを通販で発注。
このパーツ、面倒なことにスイングアームを外さなければ取り付けが出来ない構造と成っている。
面倒なことを焦って行うとロクなことに成らない。 今日は時間が有るし、他に特段の用事もない。 では、ビールもどきでも飲みながらノンビリと作業をしよう。
ビールもどきを2リッターほど消費すると、チェーンスライダーは装着完了。 彼方此方汚れているところやグリスアップが必要なところのメンテをしたのだが、アルコールを入れると確実に作業が遅い。
そして翌週、今度は御荷鉾スーパー林道だ。
比較的フラットなロングダートと聞いていたが、確かに起伏が少なく走りやすい。 私はまったくもって林道の走りは初心者なのだが、余りにフラットダートは飽きる。 せめて景色が良ければ楽しめるのだが、この林道は景色も単調。 しかし前回より少し高度が高いのか、今回のほうが寒いのは誤算だった。
寒い寒いと思って走っていると、路肩に残雪。 どうりで寒いはずだ。
もうすぐ5月というのに、まだ山奥は新緑の季節ではない。 5月の後半、梅雨前が良さそうだ。
途中で間伐材を運んでいる車両を見たが、この辺りは林業が比較的残っている地域のようだ。 だが、切り出された木材には「低品質」と明記されており、厳しい状況なのは明確だった。