先月号で鈴鹿サーキットを走行した事を記載したが、あれ以来、全く車に触れてもいない。
このままでは鬱になってしまいそうなので無理やり少し休ませて頂いた。 とは言っても、午前中働いた後に午後からサーキットとか、朝イチに少し車を触った後に午後から休日出勤。
このような状態では走りの劣化は免れない。 状態の良いタイヤを履き、今の寒い時期に筑波サーキットを走行するなら1分1秒台は出しておきたい所だが、残念ながら2秒を切ることは出来なかった。
だが、久しぶりの30分走行でクルマの悪いところが露呈したので、ダメ出しが出来たと前向きに捉えることにしよう。
そのダメな所とはブレーキとマフラーだ。
ブレーキはワンランク上の私としては高額なローターを購入したのだが、フィーリングが合わずに1時間程度街乗りしただけで外してしまった。 やはり私はスリットやディンプルのあるローターは合わないようだ。 そして、中古のプレーンローターを使用していたのだが、これもいきなりサーキット全開走行を行ったらローターとの当たり付をしなかったからか、思いっきりローターが歪んでしまった。
所謂ジャダーというやつが発生し、繊細なコントロールができなくなりストレスが溜まる状態となった。 ストレスを発散させてリフレッシュするためにサーキットを走行するのに、サーキットでストレスを貯めてしまっては本末転倒。
ということで、新品のプレーンローターをエリパーから購入した。 ローターのような重たいものは運賃が嵩むが仕方ない。 4枚で20キロも有るので、かなりの運賃を取られた。 ついでに足回りの消耗品も頼んだので、近い内に主治医のもとで交換していただく予定。
少し奮発して購入したパーツも有るので密かに楽しみにしている。 とは言っても性能が飛躍的に向上するような物ではなく、安心感とガタを起こしにくいパーツなのでコーナリング中の安定感が少し向上すれば御の字である。
さて、では短い時間でも交換可能なブレーキローターの交換のみサクッと済ませてしまおう。
フロントのブレーキキャリパーは六角のソケットレンチで2本外せば分離できる。 今回は横着してパッドはつけたままで外したので少し抉ってパッドを押し戻してやる必要があったが大したことはない。 そしてパッドを装着したまま、ピストン戻し工具を使ってパッドを更に戻しておく。
ほとんど新品に近いパッドなので、ピストンは少し縮めればOK。 ただし、今回は新品ローターなのでローターが摩耗した分、ピストンが余計に出ていることから、先程の工具でピストンを全戻しさせた。
キャリパーを戻すと、このような感じ。 やはり全戻しして正解だった。 そうそう、このPFCの#11、思っていたより扱いやすい。 ただし、スリットローターやディンプルローターでは感触が気に入らなかった。 フェラーリやポルシェは言うに及ばず、レーシングカーはスリットやディンプルの入ったローターを使用するのが一般的なのだが、ロータスのような軽量車では話が違うのだろうか。 良くわからないが、私は今後スリットやディンプルの入ったローターを使うことはないだろう。
話が逸れたが、PFC#11の素材に以前愛用していた#97と同じ大きさのパッドをつい先日見つけた。 常にパッドは1セット備蓄しているので、今すぐには不要なのだが、「0045.11.15.44」この品番を米国のPFC本社のリストに見つけた。 この番手は名車フェラーリディノやナロー・ポルシェ911のブレーキパッドに使用する品番なのだ。
大きさがロータス用より大きいため価格も少し割高だが、フロントのブレーキ性能を少し向上させたい人にはうってつけと思う。 備忘録的に私の自己紹介ページへ記載しておいたので、興味有る方はご覧あれ。
さて、思っていたより早く交換できたのでサスペンションの状況をチェック。 ロッドに傷がないか、ダンパーからオイルが漏れていないか。 抜けてしまってパンプラバーに当たっていないか。 などなど確認したが、汚れている以外は問題なし。
いつもどおり、バンプラバーまで6ミリ程度余裕をもたせたところでストロークしている。 私はバンプラバーには触れてはいけないものと教わった。 バンプラバーに当たると一気に姿勢を乱すし、乗り心地が最悪だ。 硬い中にも靭やかさは必要。 足の基本はバネ、ダンパーは軽くアシストしてくれれば私は満足。 実はダンパーのセッティングは難しすぎて私には手に負えないというのが本当の所だったりするのだが。
今回サクッとローター交換を行ったが、去年の暮に交換したハブベアリングが6000キロで駄目になっていた。 ローターを外してでで回すと左側はゴリッと来る。 右側は辛うじて許せる範囲な状況。 ということから、どうやら私のクルマは経過年数ではなく6000キロと言うインターバルを目安にハブベアリングを交換する必要があるようだ。
折角ローターを交換したが、これではサーキットを走る訳にはいかない。 例の新規購入パーツと合わせてハブベアリングは4輪とも主治医に年が明けたら交換していただこう。 どうせ忙しくて走れないだろうし。
TAKATAの4点式シートベルトを預かっているのだが、クロッチストラップが無いため私のクルマに装着できずにいる。 例の件でTAKATAは残念ながら世の中から消えてしまい、1年前なら購入できたものが入手できなくなってしまった。 どなたか、期限切れのでも良いのでTAKATAのクロッチストラップを譲っていただけないだろうか。
腰ベルトを加工すれば使えそうなので、4点式の古いモデルでも結構だ。
そういえば、先月購入したカーオーディオ。 まぁ音は聞こえるので大丈夫かと思っていたが、早速液晶パネルが少しチラついている。 それよりもUSB端子からスマホに充電しながらAUX端子にステレオミニプラグを接続すると、盛大なオルタネーターノイズが乗って癪に障る。
USBの出力は大きいようでスマホの充電には問題ないが、オルタネーターノイズはなんとかしたい。 尤もBluetooth接続が出来るので、そちらを使えば問題はないのだが、ご存知のように私はバッテリーをカットオフで切断してしまうので、カーオーディオのペアリングを毎回行わねばならず、これは考えが浅はかだった。
そのような事から面倒なので有線で接続したら酷いノイズが現れたという次第。 現在は単車で使用しているBluetoothレシーバーを使用して音を飛ばしているが、なんだかスマートでない使い方で恥ずかしい。