オルタネーターに端を発するトラブル、漸く不具合箇所を払拭。
やはり信頼の日本電装がベストということで、国産車に使用されているオルタネーターを中古で格安に入手し、日本電装にリビルトを依頼。 結構な費用を要したが、完璧な状態で戻ってきて感動した。 まだまだ日本の職人魂は死んでない。 これで国産車並みに10年持ってくれれば安いものだ、私のほうが先にくたばるかも知れない。
ではと、エンジンを始動させると簡易電圧メーターは14.0Vを表示。 壊れたブラックオルタネーターは少し高く、嘗ては14.2Vを示していた。 そして、ライトを付けてブロワーモーターを回し、ハザードを付けると13.3V。 同条件でブラックオルタネーターは13.6Vだった事から、概ね0.3V程は日本電装のオルタネーター電圧は低いようだ。
ご存知のように私は現在、SHORAIバッテリーを装着している。 メーカーのホームページによると、13.0V以下に成らないようにと書いてある事から許容範囲内だろう。 因みに、イグニッションをオンにした瞬間の電圧は13.3V、これもメーカーの製品電圧としては正常なので問題は無さそうだが、気分的には無負荷状態の電圧より僅かにでも電圧が上がってくれたほうが安心なのは言うまでもない。
次は先月報告の通り、不具合が発生している可能性のある燃料ポンプアッセンブリーを英国エリパーから取寄せて交換。 この燃料ポンプ、エリパーのホームページによると純正品ではないらしい。 噂では米国の某メーカー品を流用しているとか。 確か、みんカラで何方かがバラして確認してた記憶がある。
それはそうと、マジマジとみるとこの燃料ポンプ、このまま燃料タンクに放り込むのは少し戸惑いを感じるのは私だけだろうか。 半田付けや配線を露出したままガソリンの中に漬け込んで良いのだろうか。 残量計のセンサーやポンプから出るスパークによって引火しないのだろうか。 ガソリンで配線などが劣化しないのだろうか。 思っていたよりアバウトな作りで少し不安になった。
まあでも前回の交換は9年前、7万キロ使用したので丁度頃合いだったと言うことにしよう。 そして、配線は引き直してマルチファンクションリレーは廃止、新たに引き直した配線に汎用品のリレーをヒューズ付きで装着。 場所は熱の籠るエンジンルームから室内に移動。 助手席の後ろあたりに設置しているエメラルドのECU下に設置。 これで不安材料が少しは減るだろう。 尤も、この面倒な作業は全て主治医が実施したのだが。
さて問題の燃圧、適切な燃圧が継続できているかを確認するための燃圧計は信頼のDefiを選択。 私の車には油圧計や油温計、空燃比計も装備されているが、メーカーはすべてバラバラで統一感なし。
Defiのメーターは電源が入らないと真っ暗で、針しか見えない。 懐かしい、今はなき大森の油圧計は正常に取り付けると指針がハンドルに隠れて見えないので180度回転させてある。 右下にある電波時計が簡易電圧計である。
電源を入れて燃圧が掛かると、この状態。 電源が入ったときにはオープニング動作があり、盤面が点滅して高級感が漂うが、私はそんなギミックは不要と思っている。 必要な情報だけ示してくれれば良い。 それはそうと、非常に見やすくて気に入ってはいる。 他のメーカーよりも視認性は抜群である。 これもLEDの賜物だろう。
ということで不安は払拭したはずだが、一つだけ気になることが発生した。 それは燃料の残量表示。 燃料ポンプを更新したことでタンク内のセンサーも同時に交換となったが、表示される数値に疑問がある。
主治医の工場から自宅までは10数キロなのだが、工場出た時に表示された残量は11L。 途中でRefillと表示されるのは想定内。 無事に自宅へ到着したのは良いが、翌日に練習に行こうとしたら燃圧が掛からずエンジンが掛からない。
残量は少なく見積もっても7リッターは有るはず。 なのでガソリンが無いとは思わず、交換したばかりの燃料ポンプに不具合が生じていると思い込んでしまった。
仕方なく主治医に見ていただくとガス欠症状だという。 10リッターほど入れたら15リッターと表示された。 どういうことだか理解ができなかった。 少なくとも、Refillと表示されてから15キロ程度でガス欠になるということは、Refillと表示されたときにはガソリンは殆ど残っていないというか、有ったとしても吸えない状況ということか。
純正品ではないことから、エリーゼ専用で作られたのではないので多少の差異は有るにしても大きすぎる。 だが、フロートの調整をするためにタンクを下ろす元気はない。 何処か安全なところでガス欠になるまで走り、何リッター入れたらメーターが動き出すのか確認して記憶するしかないようだ。
尤も、10リッター入れて15リッター表示されたことから、5リッターは使えない領域であることは間違いない。 なんだか厄介な事になったな。 レースのときなど、予選では15リッターも入れないで臨むのだが、次回からは20リッターにしないと成らないのだろうか。
軽さが命の車だからこそ、最近はアクリルウインドウにしたりショーライバッテリーをいれたりなど、割と拘りをもって接してきたのに、ガソリン搭載量はアバウトになってしまうのがもどかしい。
また、車も20年近く酷使していることから、最近は思わぬ所に不具合が生じると言うか見つかるのだが、先日ふと燃料ホースを見てみると、細かい亀裂が入っているのに気づいた。 レースには間に合わないので応急処置を講じておいたが、主治医には報告してあるので近日中に交換して頂く予定。 燃料ホースが破断したら火災が起きてしまうので。
・エアゲージ
前回のレースから全く走れていなかったのだが、レース前はこの日しかないという日曜のライセンス走行日、雨が上がるとの予報を信じて筑波サーキットへ向かった。
10台ぐらいは集まっただろうか、111cupのエントラント。 その中にライバルの33号車が久しぶりに混じっていた。 まだセッティングが出ずに試行錯誤しているようだったが、彼が使用していた旭産業のエアゲージを拝借すると、その使い心地と盤面の見易さに感動。
そして私が使用している安物のエアゲージとの差異に吃驚。
嘗てはAVCOのそれなりに精度のあるエアゲージを使用していたのだが、減圧弁からエアが漏れるように成り、廃棄してしまった。 その後幾つか安物を購入したが、使っているうちに不具合が生じて嫌気が差していた。
その場で使用していたエアゲージをゴミ箱へ廃棄。
帰宅して色々と検索を掛けてみると、旭産業のOEMでブリヂストンからエアゲージを販売していることを知った。 そのエアゲージ、盤面は大きくフルスケールで400kPa。 私らオジサンはkPaに未だに慣れずにキロ表示で言うのだが、フルスケール4キロ、2キロ以下は表示が細かくなっており、私の使い勝手に合致している。
購入したのはストレートチャック。 チャックが優れており、多少真っ直ぐではない状態で装着してもエア漏れせずに計測できる。 だが、利点ばかりではない。 減圧弁のボタン位置が右サイドに付いているのだが、持ち手部分が細いのでボタンが押し辛い。 この持ち手なら上面にあれば親指で押しやすいのが唯一残念である。
勿論、それ以外は問題なし。 長く使えることを祈るばかりである。