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2017.11



以前から行きたかった四国、二泊三日の弾丸ソロキャンプツーリングで巡ってきた

 Lotus111cup Rd.5 袖ヶ浦フォレストレースウェイ

2017Lotus111cup最終戦 台風21号が迫り来る中、直前に成っても主催者からは中止のアナウンスがない。 シリーズチャンピオンが懸っている事から、仕方なく雨の降る深夜にラッパーズのカバーを愛車から逸る。 降雨によりズシリと重たくなっているカバーを畳んでいると、エアインテークが目に入った。

上記は当日のものではないがご容赦を。 

ご覧の通り、前方から流れてくる空気を積極的に取入れる形状と成っている。 これに豪雨が重なればエアクリーナーを直撃、其れをも越してサージタンクへと入り、エアファンネルから吸込むことも危惧される。 降雨時に大型車が轍などを通る際は水の塊が容赦なく飛んで来る事を考えると、大量の水を吸込まないとも限らない。 水没車などで発生するウォーターハンマーなど起きてしまったら、半年掛かりで製作された大事なエンジンが終わってしまう。

此処に直接水が入らないように、且つ、新鮮な空気は吸わせたい。

何か適切なものはないかと深夜に自宅内を探し捲くると、あったあった、使わなくなってナット入れに成っているランチボックスの蓋。 最初はキャンプツーリングに使用しているステンレス製のクッカーを取付けようとしていたが、外形120φは微妙に大きい。 ランチボックスの蓋は108φ、ドア横の横断面は115φ程度なことから少し小さいが、此処に関しては大は小を兼ねない。

この汚いランチボックスの蓋、周囲に両面テープを貼り付けて若干の直径拡大。 それでも少し緩いが仕方ない。 雨の降る中、傘を射しながらタオルで拭いた後にインテークの少し前へ貼り付ける。 しかし此れでは固定が弱すぎる。 スマートではないので遣りたくはないが、ガムテープを使用してボディに固定。 その際、上部から垂れてくる水滴が入り込まないよう周長の上半分程度、時計で言うと3時ぐらいの位置までテープで覆う。

これで正面からの直撃と上部からの水は避けられるだろう。 後は風によって回り込んでくる水滴となるが、これは仕方ない。 大量に吸ってウォーターハンマーという事態には成らない筈。 そのようなことから準備に時間がかかり、出発するのが遅れてしまったが仕方ない。 

いつもなら早朝であれば混雑しないことから一般道を走ってアクアラインに乗るのだが、雨天時の初期型エリーゼは憂鬱。 窓は曇るし左右の窓枠上部からは必ず雨漏り。 遮音材の無い車体からは容赦ない走行音。 ワイパーだけはエリパーの改良型アームに交換し拭残しは無くなったので曇らなければ最低限の視界は確保できるようになった。

しかし、低い車体から発する前照灯は路面に反射するのみで前方を明るく照らすことはない。 しかも対向車の前照灯が眩しくて安全確認が心許ない事から、自宅に一番近い高井戸インターから首都高に上がった。

雨対策により、サーキットを走っている温間時のタイヤ空気圧に上げていることから乗り心地が悪い。 バネレートの高いサスペンション、その悪いところばかりが目立つ。 それに加えてタイヤのグリップが殆ど感じられない。 この時ばかりはライトウェイトのネガティブな面ばかりが露呈する。

このようなコンディションでは安全第一、周囲を走行している車両よりも少し遅いペースで走行車線を走る。 やがて新宿に近づき首都高速中央環状線、C2へとステアリングを向ける。 此処からは長い地下トンネル、見通しは芳しくないが路面はドライ。 今の時期なら暑さに参る事もない。 周囲を走行する車両のペースに乗って進む。

アクアラインに到着、いつもならゴルフへ行く方々などによって混雑の始まる時間帯だが、此の悪天候により疎らな交通量。 とても快適にトンネル内を進んで海ほたる。 此処から一望する千葉側の夜景は大好きなのだが、闇夜の雨により全く何も見えない。 風が強くないのが幸いか。 風といえば此処は風速が20m/sを超えると通行止めとなる。 この時の風速は9m/s、この倍程度に成ると走れなくなってしまう。

御存知の通り、私の車両は道交法で許されている幅のGTウイングと、下部には4枚羽のディフューザーがテールに装着されている。 それにより、雨量が多いと盛大に水飛沫を上空に舞い上げて後方を走るクルマの視界を遮る。 トンネルを出るまでは背後にハイエースがピタリと付いてきていたが、クルマ10台分ほど間隔を開けた。 そう、そのほうが安全。

アクアラインを渡ると私は一般道へ。 殆どクルマが居ないことから一般道で問題なしと判断。 しかし、一般道は間違いだったかも知れない。 というのは路肩だけでなく、車線の中央近くまで水溜りが出来ており、対向車が来ると片足を水溜りに突込むしか無い。 すると速度が遅くてもハイドロプレーニング現象に近い事が起きる。 ステアリングを持って行かれそうにさえ成る。

と、ウンザリしながらサーキットに到着。 流石に1番到着ではなく、既に何台か此の日に走る車両がゲート前に並んでいる。 暫くしてゲートオープン。 111cupの車両待機場所に止めるが、とても外に出る気がしない。

ハードトップの端部に自作の雨樋を付けていても、ご覧のように窓枠上部には水滴がズラリ。 どれだけの雨が降っているのか想像がつくだろうか。

少し明るくなり、エントラント達が集まって来たが疎らだ。 

このようにパドックにも雨による水膜が出来ている。 この画像だと、先程記載した雨対策のランチボックスと白いガムテープが確認できる。 相当に格好悪いが、四の五の言っていられる状況ではないので仕方ない。

ポツポツと集まってくるエントラント達、この天候で開催するのかと顔を見合わせる者、静かに闘志を燃やして居る者など様々。 私は此処のコースが雨に弱いことを知っており、とてもレースなど出来る状況ではないと思っていた。

朝のドライバーズミーティングにて111cupエントラント全員の意見を聞いた結果、レース自体は中止とし、走りたい方だけコースがオープンすれば走るという走行会形式に決定。 因みに集まったエントラントには参加ポイントの5点を一律に授与し、来なかった人は0点という采配。

私は妥当な判断と思うが、最終戦の結果次第でシリーズチャンピオンが掛かっていたエントラントには不服な采配と思う方も居たと思う。 あくまで私感だが、もし開催して何か有った際に主催者が追う責務を思うと中止はやむを得ない判断ではないかと。

その後、マツ耐と呼ばれるカテゴリーのみ開催するという事から、コースにセーフティーカー先導で繰り出したが彼方此方から上がる水煙。 そして最終コーナーには袖ヶ浦フォレストレースウェイ名物の池が出現、クルマの2倍はあろうかという水飛沫を上げて走行。 そして本コース上で全車停止。 危険すぎるためコースクローズドとなり、全ての競技が中止となった。

これもあくまで私見だが、今回の状況を確りと記録していただき、袖ヶ浦フォレストレースウェイさんは台風が近づいている時には前日にコースをクローズドにする等の判断を早目に展開していただきたい。 そうすることで損失が出るのは承知しているが、鈴鹿では前日早くに判断しており、無駄な時間を使わずに済んだエントラントから賞賛されている。 事故やトラブルが起きてからでは遅い、エントラント側の立場も勘案した迅速な判断を戴きたいと切に願う。

 

今シーズンは2年ぶりにクラス優勝、E1クラスとしては初の1位でシーズンを終えられた事をとても嬉しく思う。 今年はエントラントが減少した事に加え、近年負け続けていたライバルが出場していない状況により、心の底から喜べる状況ではないが、今の仕様を作成して下さったライドモーターワークスの渡辺氏には結果が出せたことを嬉しく思う。

当初は今の仕様ではなかった。

VVCを殺し、Piperのメカニカルタペットとハイプロフィールのカムに変更、そして4連スロットルとEMERALDのコンピューター。 不調の原因となっていたコンピューターを交換することに加え、カムのプロフィールを変えることで高回転型としてシフトポイントが変わり、シフトチェンジを減らすことでラップタイムを向上させようという魂胆だったが、残念ながらパワー不足。

やはりハイカムを活かすには高圧縮。 ということで鍛造のハイコンプピストンを投入、勿論、ライナーもダクタイル鋳鉄の強化品に交換。 ポート研磨したヘッドにフルフロー加工を施したピストンを組込んだ腰下をドッキング。

私の好みは高回転型エンジン、しかし主治医の考えはハイコンプピストンを活かしたトルク型。 実戦ではコーナー立ち上がりなどトルク型が優位だとは解っているが、折角285度のハイカムを入れているのだから、ロングストロークエンジンでは有るが、8,000rpm迄回したい。

不本意とは思うが、私好みのフィーリングとするため、メーカー推奨値とは異なるバルブタイミングにてセットアップ。 パワーバンドは狭くなったが、8,000rpmまで澱み無く回るエンジンとなった。 だが、以前にも書いたが私の車両はノーマルクランクを使用しており、本来はこの高回転に耐えられる物ではない。 最悪の場合はクランクが折れてエンジンブロー、その危険性を孕んでいる事は忘れないようにしなければならない。

また、高回転を維持することでピストンは首振りを起こしライナーを摩耗させ、いずれ圧縮が抜けていく。 つまりパワーダウンしていくという事。 組んだ直後が最高の状態で、常に下降の一途をたどる運命なのだ。 そのようなことからも、本来は主治医が言うように7,500rpm程度に留めて、トルクを活かした走りとするのが正解だと思う。

さて、レースシーズンは終了したが季節はタイムアタックには良い季節に成ってきた。 その前に、少し彼方此方を見直したいと思っている。 先ずは車高。 随分前にセットした車高、バネの経たりによって当初狙った車高から変化している。 タイムが悪いわけではないのでシースン中は敢えて触らなかったが、今の状況を記録した上で一度リセットしたいと思う。

先月号ではバネレートを見直すようなことを書いたが、それは行わない事にした。 今回、雨の一般道走行でタイヤの空気圧によってセットアップが激変することを感じたことから、今以上にレートを上げる必要が無いことに気づいた。 此れ以上レートを上げるとラジアルタイヤを潰せない、メカニカルグリップを得られなく成る事が見えた気がする。

偶々だと思うが、バネレートは外していないと思う。 ダンパーの縮み側、それがもう少し柔らかければタイヤの空気圧をもう少し上げて走行抵抗を減らせられるのに残念だ。 そう、今はダンパーの縮みを補うために仕方なく空気圧で誤魔化している状況なのだ。 低速側の縮み減衰が弱く設定できるダンパーが羨ましい。

バルタイと燃料調整は主治医と再度相談して見ようと思う、もう少し改善できそうな領域があると思うので。 と、そんな気持ちを抱かせてくれる相棒は2000年式の16万キロ走行車両。 酷使しているが一向に飽きないし、好調ならば本当に楽しい。 昨年、一昨年と本当に嫌気が差したが、今回のモディファイで激変。 テクニカルなサーキットでは、過給器付車両にも暑い時期であれば少しは立ち向かえる痛快なクルマに蘇ってくれた。

最新のポルシェは最良のポルシェなどと言うが、ロータスには当てはまらないと思っている。 初期型エラン然り、エリーゼ然り。 ロータスのコンセプトはライトウェイトだと思っている私には初期型が最良。 尤も、最近のロータスを否定しているわけではないのでご容赦を。 211や311など尖った車両は大歓迎だし、トヨタのエンジンを搭載したことで信頼性とランニングコストは大幅に改善した。 しかし、車重700kgなどというクルマは様々な面から今後の生産は難しいと思うので、今の相棒を愛でてやろうと思う。

但し、私なりのやり方で。

 

 四国一周ソロキャンプツーリング

今秋には何としてでも行きたいと書いたが、仕事の関係で旗日を利用しても二泊三日しか取れそうにない。 しかし、旗日は非常に混雑するので、人混み嫌いの私には苦痛。 そのような折、弊社の創立記念日が今年は日曜日と成ることから、役員の計らいにより平日の金曜を前倒しで休日として戴けることとなった。

この貴重な平日休みを逃す手はない、しかも天候は絶好の様相。

ということから急遽、二泊三日の弾丸ソロキャンプツーリングを実行。 既に掲示板にも記載しているし1ヶ月以上前のことから記載していても新鮮味はないし、YouTubeに上げた動画も人気がなくて落胆しているが私としては大満足の行程だった。 ネズミ取りに捕まるまでは。

行程と主な訪問先は以下の通り。

 

祖谷渓
祖谷渓ひの字渓谷
かずら橋
UFOライン
四国カルスト
足摺岬
下灘駅

全行程約2,300km マップはルートをクリックすると詳細が表示される。 

先ずは何時もの如く自宅近くにある24時間営業のガソリンスタンドからスタート。 タンクの上端まで目一杯にガソリンを入れる。 天気予報では前日の夜頃には雨が上がる予報だったが、日付が変わる頃になっても雨は止まず。 当初の予定では前日のうちに出発し、早朝に祖谷渓へ到着。 観光地のかずら橋には朝の7時頃に到着して人の居ないかずら橋を満喫する予定だった。

だが、私は雨男。

シトシトと降る雨は日付が変わっても降り続き、漸く気にならない程度と成ったのが午前二時。 前日の晩に3時間ほど睡眠を取ったが、雨が止まずに時間を浪費。 此の日のためにと磨き上げたKAWASAKI W800、残念ながら濡れた路面からのスタートと成ってしまった。

行程がタイトな事から不本意ながら、今回のルートは高速道路を多用するしか無い。 東京インターから東名高速に乗り、只管西へ向かう。 御殿場から新東名高速道路へと入るとマサカの降雨。 しかも結構な量。 気温も低く寒さを感じたので、途中で何度も合羽を着ようかと思ったがサービスエリア等が近くになく睡魔とも戦うため大きな独り言を呟きながら我慢の走行。

この新東名高速道路はトンネルが多く、トンネルを超えるたびに天候が好転しないかと期待していたが、静岡近くに来るまでは雨はシトシトと連続した。 漸く辿り着いたネオパーサ静岡で合羽を装着。 寒がりな私はグローブもブラックダイヤモンドのソロイストという冬用に交換。

ブラックダイヤモンドのソロイストは防寒は勿論、防水も非常に優秀。 更にグローブに装着されているベルベットの部分でシールドを拭くことも出来て、私にはとても使い勝手が良い。 価格もバイク専用の冬用グローブと比較すると決して高価ではないので気に入っている。 グリップヒーターやハンドルカバーを装着すれば、関東の冬なら一日走行しても大丈夫だろう。

関西地域に入る頃、夜が明けた。

ペースは走行車線を制限速度程度。 深夜は90km/h制限の大型車両を追い越しながらの走行だったが、9/29は平日のため時間とともに乗用車が増えてきた。 完全に通勤車両の波に揉まれながら初となる淡路島へ上陸。 普段ならばとうに朝食は済ませてオフィスに居る時間。 流石に腹がすいてきたためパーキングエリアに立ち寄る。

大阪の街に入った頃から車体が振られると思っていたが、後ろに積んでいるホムセン箱の装着ステーが1箇所折れていた。 其れによって車体が不安定になって居たようだ。 だが、そんなこともあろうかとロックストラップを忍ばせてある。 ホムセン箱をロックストラップを使用して車体に締め付けた。 これで大丈夫だが、思わぬロスタイム。 先を急ごう。

ナビはいつものヤフーカーナビ、しかし今回は失敗だった。 なぜ香川側に誘導するのだろうかと思いつつ高松自動車道を走っていたが、まさかの大回り。 しかも途中で一旦高速を降りて一般道を走るルート。 これはありえない。 やはり事前にルートの確認はすべきと痛感した。 貴兄もヤフーのナビを使用して淡路島経由で祖谷渓に向かう際はご注意を。

ということで徳島自動車道に乗り直すという無駄金を使いながら、本日3回目の給油。 因みに四国のガソリンは高速道路だから高いのではなく、満遍なく本州より高価だった。 徳島自動車道の井川池田インターを降りて国道32号から県道32号へ。 四国は酷道険道の宝庫と聞いていたが、私の行く所はそのような道が多いので驚かない。

但し、ブラインドコーナーの先に景色が良いところがあると、サンデードライバーは躊躇なく車を止めていることが多いので、狭隘道路は注意が必要。 此の日は平日だから危険度は低いのだが、毎日が日曜日なご高齢な方々が運転するクルマに注意しながら淡々と進む。

道が狭まってくると同時に景色が良くなってきた。 但し、鬱蒼とした道が多く見通しが利かないため、木々の間から垣間見える渓谷美を堪能できないのがもどかしい。

少し視界がひらけるところがあったのでパチリ。 もっと綺麗な渓谷が有ったが、狭隘道路と鬱蒼とした森のため写真に収めることができなかったのが心残り。 阿寺ブルーも綺麗だったが、祖谷渓の水も美しい。

次に訪れたのが有名な小便小僧の銅像。

キン○マが縮み上がるような所で豪快に小便している姿が美しい。 大歩危・小歩危からは離れているが、此処は是非とも訪れて欲しい所。 私は逆に大歩危と小歩危はパスした次第。

そして此方のルートでは平仮名の「ひ」の字に見えることから「ひの字谷」と呼ばれている所も見ることが出来る。 幾多の媒体にも登場している箇所なので、此処なのかと思う方も居られると思う。 僅かな水でもエメラルドグリーンに染まっているのが伺える。 もう少し引きの画像を取りたかったが、私の持っているNikon1標準レンズでは此れが限界。

そして次に訪問したのが観光地である蔓橋。 何度も書いて恐縮だが、人混みが嫌いなので恐る恐る近づいたが、幸いにして観光客は疎ら。 此処ぞとばかりに近寄って撮影したが、動画でも解るように日本人は皆無。 中国語の方々と韓国語の方々が大半で、白人の方もチラホラ。

確かに美しいので行く価値はあると思う。 今の時期なら紅葉と相まって更に美しいのではないだろうか、但し、平日に限る。

此処からは大移動で通称UFOラインと呼ばれる石鎚スカイラインへと向かう。 途中で「にこ淵」と呼ばれる美しい場所が有るのは承知していたが、時間が押していることから残念ながら通過。 少し歩かねばならないが、行く価値はあると思う。 些か初日に詰め込みすぎたが、今日は1,000km走らねばならないので諦めた次第。

さて、寒風山入口から旧道へと舵を変え、再び狭隘道路へと進んでいく。 標高を上げつつ飽きてくる頃に、山の稜線が見え始める。 すると其処には絶景が待っていた。

如何だろうか。 好みは多々有ると思うが、私は此のような景色を好む。 些か調査不足だったが、このもう少し先の右側に山に徒歩で上るルートが有り、其処には更に絶景が撮れる場所が有ると知って少し悔やんだ。 それでも大満足ではある。

次は本日ラストの訪問地である四国カルスト。

秋吉台、平尾台を訪ねたのであれば、四国カルストは必須だろう。 石鎚スカイラインからは50km程度、少々疲れを感じてきていたが、石鎚スカイラインで元気を戴き疲れは飛んだ。 それよりも日が暮れる前に到着したいという心のほうが強い。

画像は素晴らしさを全く表現出来ていないのだが、動画では素晴らしい風景を収められているので是非とも見ていただきたい。 動画の中心点あたりでUFOラインと四国カルストが現れる、その部分のみでもご覧いただければと思う。 四国カルストの部分、牛の近くで若い女性が振り向いて笑顔を見せてくれる辺りは良い絵が撮れたと自負している。

青空と絶景を満喫して山を降り、一旦近くの町に立寄り食料とアルコールを購入した後にキャンプ場へ到着。 今回選んだのは「雲の上のホテル」の横にある太郎川公園キャンプ場。 ホテルには外湯の源泉かけ流し温泉が有り、500円で楽しめる事から此処を選択。 当初は四国カルストの姫鶴平キャンプ場に泊まろうかと思っていたが、連泊するなら温泉はマストということで此処にした。

此の日はソロキャンプツーリングをしている方が、私を含めて4人。 その内一人は女性だったが、皆さん各々の時間を有意義に過ごし早めに就寝。 流石、皆さん解っていらっしゃる。 此処、景色は望めないが、夜の星空は見事だった。 まさに満天の星空。 男女共通だが、トイレも綺麗に整備されているのも高得点。 家族連れは違う場所に誘導されるため、同輩が騒がなければ此処はバイクキャンプには非常に適していると思う。

 

二日目

何故か最南端や最北端と呼ばれる地には惹かれてしまい、地図上の突端には行きたい性分のため足摺岬を目指す。 

利用したキャンプ場はゴミを捨てられないことから、荷物にゴミを括り付けて暫く行くとゴミの集積場を発見。 地元の方々が利用する集積場であることは承知しているが、利用させて頂いた。

ゴミを処分しているとカワサキの空冷4発に乗る方々がユックリと通過。 とても素晴らしいツーリングの仕方をされていて、見ていて清々しい。 思わず手を上げて挨拶すると、気持ちよく返してくれた。 

忘れていたログのアプリを此処で起動して走行再開。

昨日の来訪場所が良すぎたためか、足摺岬に到着するまでに幾つかの沈下橋を目の当たりにしたが、降りていって構図を考える気には成らなかった。 もっと大きな心で旅を楽しむことが出来ると良いのだが、私はセッカチなのでユックリと旅を楽しむということが出来ない。 キャンプをするためのツーリングでもなく、走るためのツーリングをしているような感じだ。 その割には大荷物では有るが。

足摺岬には着いたが、特に何も感じなかった。 暫く海を眺めていると、雲が掛かってきて暗くなった。 雨だけは勘弁してくれよと思って岬から立ち去ろうとした時、遠くの方に日が射した。 そして其処には一艘の船。 慌ててカメラを望遠レンズに変えてパチリ。

この帰り道が良くなかった。

四国は殆どが50km/h規制。 普段、法定速度制限に慣れていることから、概ね70km/h程度で走ることが多いのだが、此の時も何の気なしに走行していると「止まれ」の旗を持った警官が道端から出現。

先程通った時には誰も居なかったが、まさかのネズミ捕り。

通る車も少ないことから、偶々なのか対向車からパッシングもなく通過する中で私だけが捕獲。 地元の方々はご存知なのかもしれないが、秋の交通安全運動期間最終日に72km/hで走行していた事から、22km/h超過で御用となった。 来年の書き換えで漸くゴールド免許かと思っていたが、敢え無く消えた。 60km/hの道路と思っていた私が悪い、それでも12km/h超過ではあるが赤キップでなかった事を良しとしよう。

と、嫌な気分でツーリング再開。 次の訪問地は四国の反対側にある瀬戸内海、下灘駅である。 此処は私としてはミーハーな選択では有るが、ネット上の画像を拝見すると是非とも訪れたく成った。

瀬戸内海は穏やかだ。 

実は私、海を余り好まない。 それは体質的に海水に肌が弱いことに加え、風にあたっているとベタつくこと、クルマやバイクに良くないことやカメラが潮で霞むこと、そして津波が怖いと様々だが、採りたての地魚が安くて旨い所や景色の良い所は訪れてみたい。 

下灘駅、此処は確かに良いシチュエーションである。

海側には道があるのだが、駅にいると直ぐ横に海がある感じがする。 但し、此処も観光地化されつつ有り、駅前に小洒落たカフェが有ったり、馬鹿騒ぎする愚か者が彷徨いていたりと私の嫌いな状況になりつつ有る。 賑やかに振る舞うのが悪いとは言わないが、礼儀を辨えた礼節の有る行動をして頂きたい。 

観光地はそんなものだ、そのような所に来るお前が悪い。 と、言われれば其れまで。 確かに私は一般的思考ではない。 やはり私は観光地が苦手、この写真を撮った後、「インスタ映えするねー」という人達が大勢来たので思わず退散。 もう少し景色を眺めていたかったが仕方ない。

この日の予定は此れにて終了。 当初は足摺岬の次に柏島、佐多岬と突端攻めで巡ろうかと思っていたが、土曜に一般道500kmは四国では困難と判断した。 友人に四万十川の源流も美しいとは聞いていたが、沈下橋にも近づかなかった。 そして翌朝、ヤフーのナビには従わずに高松自動車道から淡路島を経由し、一気に東京へと帰宅した。

これにて私が訪れたことのない日本の都道府県は無くなった。 一つ怪しいのは島根県で、九州一周ソロキャンプツーリングの際に中国自動車道上にて僅かに通過したのみである。 いつか出雲大社には行かねばならない。 今回、四国に行ったのに香川県本場の讃岐うどんを食していないのも心残りでは有る。

さて、次は絶景を求めて何処を彷徨おうか。

 

 今月の整備記録

   消耗品交換パーツリスト(エクセルデータ)
    http://enthusiast.eos111.com/ELISE phase1 PartsList.xls

エリーゼ なし
 
バイク なし
   

■ ベストラップタイムの記録
筑波サーキット
 コース2000
1分6秒683(2002.03 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改

1分3秒114(2017.04 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 AD08R
 ライドモーターワークスによるヘッドチューニングエンジン+4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
 ナイトロンダンパー+アイバッハ
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
 GTウイング+スプリッター
 EMERALDコンピューター

筑波サーキット
 コース1000 
41秒709(2002.05 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改
 
日光サーキット 44秒129(2001.03 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 205/50−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 エンジンノーマル(ロムチューンのみ有) 足廻り改
 
富士スピードウェイ
 旧コース
1分55秒28(2002.04 ロードスターNA8Cでの非公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 195/55−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス 44 足廻り改 ※手計測データ

1分50秒772(2003.02 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 

富士スピードウェイ
 レーシングコース
2分02秒674(2015.05 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 AD08R
 ナイトロンダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
 GTウイング
富士スピードウェイ
 ショートコース 
33秒6(2004.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー

33秒706(2006.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD07
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+アローレーシングマフラー
 

ツインリンクもてぎ
 フルコース
2分16秒479(2004.11 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
ツインリンクもてぎ
 東コース
1分52秒006(2003.10 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録 ウェット)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
エビスサーキット
 東コース
1分09秒228(2003.10 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 RE−01
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
袖ケ浦
 フォレスト
 レースウェイ
1分13秒482(2014.12 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 AD08R
 ナイトロンダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
 GTウイング
鈴鹿サーキット
 フルコース
2分34秒157(2010.12 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD08
 フォースダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
スポーツランド菅生 1分44秒200(2011.07 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD08
 フォースダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー

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