ひとりごと.gif
2017.08



絶景と涼を求めて

 Lotus111cup Rd.3 筑波

第2戦から少し車の仕様変更を行った。

エキマニとマフラー
今までは4in1のウォッティスピード初期型に少し手を入れたものに、テクニカルガレージササキで作成して頂いた10万キロ走っても劣化しない素晴らしいマフラーを装着していたが、共に口径が小さく高圧縮エンジンに対して役不足ということから、何れも中古のJAN SPEEDのLargeBore 4-2-1タイプとBSKのマフラーに変更。

ECUのセッティングは特になし。 乗ってみた感触だが、鈍感な私は変化を感じられなかった。 BSKのマフラー、入口は60Φなので良いと思うが、サイレンサー以降が50Φになっているので口径が足りない事から変化を感じられないのかも知れない。 何れは触媒後から出口まで60Φに成っているマフラーを装着してみたい。

ステアリング
車の能力には無関係なパーツだが、2005年から12年12万キロに渡り使用しており、遂に革が磨り減ってしまい、ミンクオイルで補修してみたが糸のホツレも有り断念。 今回のレースで惨憺たる結果だったら元に戻すつもりで購入。 ところが安さに飛びついて購入した左側のモノはウレタン製で本革製ではなかった。 

いざ使用してみると私には差が解らないし、ステアリング頂部のイエローラインが無くて見た目スッキリ。 これなら手入れいらないしカビも生えない筈、心機一転の結果オーライ、これで10万キロ行こう。 しかしOMPのステアリングにウレタン製が有るとは思いもしなかった。

シフトタイミングランプ
PZ RACING LIGHTRONICというメーカーをご存知だろうか。 バイク用の安いのが有るから付けてみれば、とはライドモーターワークスの渡辺氏。 クロスミッションに載せ替えたりするとシフトチェンジが頻繁になりタコメーターを見ている時間が勿体無いのだが、実際の所、今まで必要性を感じていなかった。

私が出場しているのは草レースでは有るが、年々レベルが向上してシビアな戦いを要求されるときもある。 オーバーレブに関してはECU側でセットしてあるが、やはりベストなシフトタイミングでギヤチェンジしていきたい。 少しミーハーかもしれないが、そんな事から装着してみた。

モノはAmazonで買える汎用品、久しぶりにハンダゴテを使ったが相変わらずヘタクソでお恥ずかしい。

RS232C変換ケーブル(EMERALD接続用)
それ以外にECUに触れる用にと、RS232C接続が出来るようにノートパソコンにEMERALDのソフトを入れて、USBをRS232Cに変換するケーブルを購入。 これで接続が出来るなと意気揚々として接続を試みるが、認識されない。 何度も試行錯誤して海外のページを参考にしたり、ドライバーを入れ替えてみたりしても駄目。

Facebookでこの手のことが得意な人たちに投げかけ、色々試したけど駄目。 だが、此処で私は大きな間違いを犯していた。 ECUに専用の接続ケーブルが同梱されていたことをスッカリ失念していた。 購入したケーブルに同梱ケーブルを接続したら呆気なく認識。 お騒がせしました。

恐らくだけど、同梱ケーブルはリバースタイプ。 なので変換ケーブルをリバースタイプにすればダイレクト接続可能かもしれない。 もうひとつ注意点としては、変換ケーブルは同梱ケーブルのネジが雄なので雌のタイプを購入すると捗る。

前置きが長くなったが、このような体制でRd.3に向かった。

 

当日は例のごとく寝付けないので午前2時半に自宅を出発、サーキットには3時半に到着。 いつものように守衛さんにゲート前で待っててと言われて大人しく待機。 この時期は筑波周辺もヤブ蚊が多くて窓を開けられない。 次回から夏は虫よけとプッシュ式噴霧蚊取を持ってくるかな。

この日の開催はレース前の練習走行有り。 いつもならタイヤ温存のため走らないのだが、この日は渡辺氏が同行してくれているので練習用タイヤに履き替えて走行。 朝イチの状況が良い路面で4秒フラット、逆履き2部山なら上出来か。

11時ころに漸く予選。 既に気温は38度と2秒落ち確実なコンディション。 トップでコースインしたものの、77号車に直ぐに譲って後ろには若手上昇株の29号車。 77号車がゆっくりとアウトラップをこなしていると、気合い充分な18号車がその気迫に包まれて登場。

3周目にアタックと思っていたらライバルの44号車が1ヘアで参戦。 今日は紅白の33号車が居ないのでバトル予選にはならずに済むと思っていたのに、77・18・44・73・29の5台でバトル状態。 これは拙いよと思いながら44号車の背後でバックストレート、フル加速を試みたら2ZZエンジン搭載の190馬力よりも少し加速力に勝るようで追い越せた。

これはエキマニとマフラー変えて正解。

その次の周でソコソコのタイムを出せたものの、もう少し余力がありそうなので更に渾身の1ラップ。

なんと、なんと、ポールポジション。 随分昔にポールポジション取ったことは有るが、既に過去の話。 現在の水準でトップを取れたことは大きい。 主治医もダビデの元主治医も喜んでくれた。 勿論、私も嬉しい。 初期型エリーゼという軽い車に170馬力、筑波では戦闘力有るらしい。

となると次の問題はスタート。 前回は77号車が途中でトラブルのため離脱したことに依る棚ボタ優勝。 動画を見ていただければ決して勝ち目がないのは解っている。 しかし今の季節は夏。 スーパーチャージャー付きの車両には辛い時期である。

こんなこと有るんだな。 出来過ぎ。

ポール・トゥ・ウィンなどという快挙、私、此処で運を使い果たした気がする。

 

 ソロキャンプツーリング

今年の夏は何処に行こうかと少し前から考えてはいたが、昨年夏のアスピーテラインと秋の北海道が良すぎたのか、それとも少し食傷気味なのか余り乗り気ではなかった。 

一方、雨で全く楽しめなかった鳥海山、ここだけはリベンジしておきたいということで懲りずに鳥海山を目指したが、西吾妻スカイバレーも割りと良いという噂は聞いていたので合わせ技として走ってみることに。 

ところで、非常に残念なのだが、今回の動画は撮れては居るのだがマイクが壊れていたようで音が録れていない。 私のW800は音と鼓動が命の単車、音がない動画では意味がない。 割りと良い絵の箇所も有るのだが、動画を撮っているから写真はいいかと止まらずに通過した箇所を今更ながら後悔している。 こういうツメの甘い所を公私共に反省しなければなるまい。

1泊2日、合計約1,200km 少し前まで1,000km以上走るのはロングと思っていたが、1,000kmは大した事ないと思うように成ってきた。

このようなルートで徘徊したのだが、割りと良かったのが白河あたりから猪苗代湖に向かうルート。 今回もヤフーのナビに導かれて走ったのだが、いつもなら南会津を抜けていくルートを選択されるのに、変だなと思いつつ走ったことのないルートなので案内に任せて走ってみると走りやすいし景色も悪くない。

其処から桧原湖を抜けるルートも悪くないし、おすすめできるルートだと思う。 その後の西吾妻スカイバレーを通る道、此処は私的にはイマイチ。 やはり展望が開けないと爽快感がない。 標高は稼げなくても高原のように視界が広がるところが好み。 険しい山々も見晴らしさえきけば大好物では有る。

昨年も通過した月山の辺り、新庄からR344を走ったほうが良かったかもしれない。

そして遂に鳥海山。 期待しすぎたようだ。 寒風山のようなパノラマが開けるかと思っていたが、残念。

其処から街に降り、食材とアルコールを購入して仁賀保高原へ。

一旦、キャンプ場を通り過ぎて利用手続きをひばり荘という施設で済まし、キャンプ場に戻るルートでの一枚。 此処から見る鳥海山は綺麗だった。 月山もそうだが、7月なのに残雪が有るのが東北らしくて素晴らしい。 やはりこのように視界がひらける所は良いな。

とても静かなキャンプ上で料金は300円。 11区画しか無いので事前に確認を。 当日受付も空いていれば可能だが、ハイシーズンは満員になるそうだ。 区画は大きいし車両は駐められるが、区画によっては日を遮るものがなく真夏は辛いかもしれない。 

此処は野鳥がとにかく豊富、借金・借金・借金と鳴いていたのは鶯か。 私が分かる範囲では、アカハラ、アカショウビン、アカヒゲ、イカル、カッコウ、キビタキ、コジュケイ、ホトトギス、ウグイス、その他大勢、朝から夕方まで、それはもうウルサイと感じる人も居るかもしれない。 そういえばカラスが居なかったのは何故だろう。

そしてセミ。 朝と夕暮れはカナカナとヒグラシが喧しい。 ヒグラシが鳴くと何故か私は物悲しくなる。

そうそう、今回はフマキラーのスキンベープミストに加えて金鳥の太巻を持参したのだが、普通の蚊取線香より効いた気がする。 毎度テントの入口で炊くものだからテントが蚊取り線香の匂いが染み付き、それをホムセン箱に入れっぱなしにしているため、全てのキャンプ道具が蚊取り線香の匂いがするのはご愛嬌。

翌日は天気予報が悪く、天候次第で行動を変えようと思っていたのだが、案の定、雨男炸裂。 川原毛地獄と小安峡、、、これ「こやすきょう」ではなく「おやすきょう」なのね。 ずっと間違って覚えてた。 川原毛地獄も悪くないが、その手前にある泥湯温泉がとても魅力的だった。 動画がお見せ出来れば言うこと無いのだけど、残念だ。

見ての通り、思いっきり硫化水素ガス噴出。 今時珍しいと思う。 昨今は有毒ガスに対する認識が強くなって、彼方此方の火山性発生ガスの噴出地域は立入禁止が殆ど。 此処は開放しているので心行くまで腐卵臭を満喫できる。

小安峡も美しいが、川まで降りるのがブーツなので億劫になり写真だけで済ました。 ここも川沿いにガス噴出してるのね。

最後に厳美渓へと向かったが、余りに人が多くて退散。 やはり人混みは苦手。 そのかわり、手前にある矢櫃ダムで涼し気な一枚が撮れたので良しとしよう。

 

 

 今月の整備記録

   消耗品交換パーツリスト(エクセルデータ)
    http://enthusiast.eos111.com/ELISE phase1 PartsList.xls

エリーゼ ステアリング交換(OMP TRECENT)
エキマニ交換(JAN SPEED  LargeBore)
マフラー交換(BSK)
インテーク配管 英国製シリコンダクト150φに交換
162,000km
シフトタイミングランプ装着 PZ RACING LIGHTRONIC
162,000km


■ ベストラップタイムの記録
筑波サーキット
 コース2000
1分6秒683(2002.03 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改

1分3秒114(2017.04 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 AD08R
 ライドモーターワークスによるヘッドチューニングエンジン+4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
 ナイトロンダンパー+アイバッハ
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
 GTウイング+スプリッター
 EMERALDコンピューター

筑波サーキット
 コース1000 
41秒709(2002.05 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改
 
日光サーキット 44秒129(2001.03 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 205/50−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 エンジンノーマル(ロムチューンのみ有) 足廻り改
 
富士スピードウェイ
 旧コース
1分55秒28(2002.04 ロードスターNA8Cでの非公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 195/55−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス 44 足廻り改 ※手計測データ

1分50秒772(2003.02 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 

富士スピードウェイ
 レーシングコース
2分02秒674(2015.05 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 AD08R
 ナイトロンダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
 GTウイング
富士スピードウェイ
 ショートコース 
33秒6(2004.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー

33秒706(2006.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD07
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+アローレーシングマフラー
 

ツインリンクもてぎ
 フルコース
2分16秒479(2004.11 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
ツインリンクもてぎ
 東コース
1分52秒006(2003.10 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録 ウェット)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
エビスサーキット
 東コース
1分09秒228(2003.10 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 RE−01
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
袖ケ浦
 フォレスト
 レースウェイ
1分13秒482(2014.12 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 AD08R
 ナイトロンダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
 GTウイング
鈴鹿サーキット
 フルコース
2分34秒157(2010.12 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD08
 フォースダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
スポーツランド菅生 1分44秒200(2011.07 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD08
 フォースダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー

[表紙へ戻る]