問題と思われる箇所の対策を講じていると、さらなる幾つかの問題点が新たに浮上。 そのたびに対策を検討し、最善ではないかも知れないが私の財布と相談しながら対応方法を実施。 そんなことを開始して早数ヶ月。 なんとか今月中にはシェイクダウンまで持込めそうなところまで漸く来たように思う。
左側のアッパーアーム、ブッシュがズレて突出していた。 10万キロの際に全てのブッシュを交換してから6万キロ、10万キロまでの使い方はサーキットと峠道が半々だったが、以後の6万キロは殆どがサーキット走行。 負担の具合も勿論異なるだろう。 割りと散見される状況らしいのだが、私は放置していた。 この際だから直しましょうということで、リヤだけピロボールを入れようかと思っている。
エンジンは完成。 NAクラスの一番上で戦っている事からオリジナルエンジンであれば何をしても良いのだが、財力の関係でスタンダードなオーバーホール+α程度が限界。 ピストンリングの交換やシリンダーライナーの交換など、長く使うためのオーバーホールがメインで、ポート研磨などは少しだけ施していただいた。
一方で、このクルマが生産されてから17年。 問題が起きた車両が多いという燃料タンクのサビ対策を講じた。 頻繁に走っていた頃は常に燃料が入れ替わって熱も入るので水分がタンクの底に溜まることは殆どなかったと思っているが、御存知の通り走る頻度が著しく減少した昨今ではタンクの劣化も避けられないだろう。 心配の種は払拭しようということで英国からアルミタンクを入手した。 序にポンプと燃料フィルターも。
そして遂に踏み切ったのがECU。 もう何度も純正ECUを交換したが、数年経つと不調が発生する事に辟易。 VVCにも対応しているエメラルドのコンピューターを導入することにした。 モーテックほどの緻密なセットアップは出来ないらしいが、私は純正コンピューターの不具合から逃れられれば良いので此れで十分だと思う。