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2016.03



2016年の111cup開幕戦は3月20日、不具合の解消が間に合うか

 ロータスホンダ

良い物見せて頂いた。

ロータスにホンダエンジン、それもブイテック。 私に近い世代だと黄金の組合せという認識の貴兄も多いのではないだろか。 実際の所はエンジンが重くてバランスが崩れるとか色々言われているのは知っているが、スワップした人の中に本気でサーキット走行している人が少ないからでは無いだろうか。

私が知っているブイテック換装の関西某氏、関東で有名なTiRのボスが乗るデモ車と鈴鹿でガチバトルしたという話を聞いた。 結果はTiRが速かったというのは耳を大きくしている諸氏には伝わっていると思う。 関西某氏、良い人なのに某サーキットにて有名なレーシングトゥデイと偶々絡んで走ったために悪役扱いに成っているのでご存知の方も多いかと。 

そんな彼のロータスホンダは勿論NAなのだが、過給器付とタメを張れるというのだから、ウデとセッティング次第で面白くなるのは証明している。 だが、スワップのハードルは高く聳えており、そう簡単には事が済まない。 

先ずは価格。 私は5基も6基もエンジンを破壊しているので、その分全てを投入すれば可能なのだが、聞く所によると250万コースだとか。 どうだろう、この価格。 貴兄は決断できる価格だろうか。 正直な所、かなり絶妙な価格だと思う。 勿論、冷静な目で見れば国産の新車が買えてしまう価格なので躊躇するのが一般人。

だが、ハイチューンではなく、ツルシのエンジンを積むということで、燃調や点火時期もノーマルのコンピューターを使うのであれば、一般的なメンテを欠かさなければ超高性能なノーマルエンジンを堪能できるというのは素晴らしいことだと思う。

この画像の個体はシリーズ3のエリーゼ、1.6のトヨタエンジンを下ろしてK20を積んでいる。 あまりパワーのことを書くのは好きではないが、135馬力が220馬力というのだから素晴らしい。 そして重量も840キロてせエアコン付。 このオーナーは此れ一台で生活しているという。

まだ日本で一台目のシリーズ3へのスワップということで、+50万ほど掛かっているとの事だが、エアコン付と聞いて見る目が変わったのではないだろうか、諸兄。 この個体、エンジン制御はホンダの純正コンピューターのリセッティングだそうだ。 ということは、海底トンネルでも渋峠でも、台風でも高気圧でも何事も考えずにキーを捻ればエンジンは始動してアイドリングを続け、暑い夏にはエアコンが働いて涼しい室内で快適ドライブが出来てしまうのだ。

どうだろう、此れ、私はアリだと思う。 レギュレーションで許されているので111cupにも出られるし、私の個体に搭載したくなってしまった。 エアコンは要らないので、シリーズ1の軽量を生かしたマシンに仕上げたい。 その際、アキレス腱のハブベアリングなども後継車の良いところ取りで仕上げ、世界で1台だけのスペシャルなロータスホンダ、楽しそうではないか。

話は全く違うが、此の日の筑波サーキットは満員御礼。 祝日なので仕方ないが、前日に予約表を見ると全て埋まっていたが、混んでいるとマナーの悪い人が目につく。 尤も私が品行方正かと言うと怪しいのだが、少なくともコースインした直後のコーナーはインベタで回って欲しいし、ウェービングは是非とも辞めて頂きたい。

もう何度も書いているが、私らのレベルではウェービングは意味が無いばかりか、冷えたタイヤがグリップを失い制御不能になるおそれもあるし、低速でのウェービングは邪魔である。 草レースでは禁止している場合も有るぐらいだ。

それとミラーは見て欲しい。 初心者はコーナー入口でフルブレーキングしながら左右と後方確認は難しいと思うので、せめてフルブレーキングの前に後ろを見る程度の余裕は欲しい。 お互いの安全のためにも是非ともお願いしたい。

それとはまた違う某日、表紙にも書いたが筑波サーキットのスポーツ走行におけるマナーが酷く閉口している。 スポーツ走行開始2周目を走っていると、遅くにコースインした車両がコースの真中でスロー走行。 1周目で様子見ならば後続車の様子を見て邪魔に成らないようなライン取りをして然るべきでは。 しかも全く後ろを見ていないのか、この車両も急に私の居る方に進路変更をしたので接触回避のためコースから弾き出されてしまった。 オフィシャルも困惑してその車両に指さしをしながらホワイトフラッグを振動で出す始末。 

気を取り直して走っていると筑波のバックストレート右端をスロー走行している車両あり。 すると私が近くまで全開できているのに突如進路変更して左端に来たかと思ったら、ペースを上げないので私に気付いたかと思って最終コーナー進入でイン側から追い抜く形で進入、するとEG6は私が横に居るのにアウト側からイン側にラインを取ってきた。 慌ててブレーキングして回避。 酷すぎる。

エリーゼ仲間と最近のスポーツ走行は危険な走りを摺る奴が居るね、などと話をすると、○○の連中は後ろから私らが来ても絶対にラインを譲らないよね、とか、少しでも挙動不審なクルマがいたら安全が確実な所で抜くか、諦めてスローダウンするしか自分を守れないねなどと話し、重たい気分になった。 と其処に底抜けに明るく、場を和ませてくれる姐さん登場。

パーティーレースに出場している姐さん、傷ついたボディを大胆にもタッチペンで修正、しかもこの作業をディーラーの兄さんにやってもらったというから更に笑わせていただいた。 そして、その修正跡に友人が御茶目なステッカー処理。 レース車両は大抵厳ついのだが、これは和んだ。 姐さんの人柄、滲み出すぎ。

 

 バイク

2月にとても暖かくなるという予報の日が関東地方に有り、久しぶりに山の方にハンドルを向けた。

行き先は比較的近場の渋川伊香保。 水上の手前にモツ煮で有名な「永井食堂」というのがあり、いつも前は通るのだが、私の通る時間帯は営業前か営業後。 いつも指を加えていたのだが、漸くありつける事となった。

 

私は長閑な所が大好きなので、途中から見える群馬の名峰を見渡せる国道17号はとても心地良かった。 

 

 雑記

今年はキャンプツーリングを計画しているのだが、着々と準備を進めている。 一方で、私の悪癖で準備期間に余計なものを購入しすぎるというか、頭でっかちになり使いもしない道具を沢山並べて痛い人に成っているという恐れもある。 今回はセッカチが先走ったために買い直しとなった愚行を晒そうと思う。

私は生粋の寒がりで、今の季節はスーツの下はヒートテックのフル装備。 靴下からタイツは当たり前で、Tシャツの上に長袖ヒートテックを着た上にワイシャツという出で立ちである。 そんな私がシュラフを一般的なスリーシーズンで賄えるはずがなかった。

昨年購入したモンベルの#3シュラフ、氷点下はカバーできないが冬でも使えるというコメントがAmazonに記載してあったので、木造自宅の1階で銀マットを敷いた上に寝てみたのだが、丑三つ時に寒さに耐えられず2階の自室ベッドに潜り込んだ。 そのときの室温8度、やはり私はひ弱なので最も暖かいモデルを購入しなければ夏でも高原でのキャンプには耐えられそうにない。

比較すると一回り、いや、二回りほど大きいだろうか。

そして、先月号で披露したテントを積み、様々な道具を積み込むと、、、、夜逃げしているかのような様相を呈する状態となってしまった。 これを見たバイク仲間、「ありえない」。 私も格好良くないと思うが、心配性なのもあり外せない装備ばかり。 特にホムセン箱の後ろに括りつけたシュラフと銀マットが巨大だ。

ホムセン箱も拘って黒を探したりとモノトーンで統一したのだが、正直な所、思いっきりカッコワルイと思う。 クラシカルに仕上げたW800の渋さが一気に吹っ飛んでしまう。 タンクの上に荷物がない事でバランスが悪く見えるのだが、タンクの上にバッグを付けるとタンクに微細な傷が付くのが嫌なのだ。 

この後、少し試行錯誤してみたが解決には至っていない。 私が乗れば多少はアンバランスさも軽減することを期待し、この姿で今年は東北地方へのキャンプツーリングに臨もうと思う。 そして、ゆくゆくはライダーの聖地と呼ばれている夏の北海道にもキャンプをしながら行こうと思っている。 

実は30年近く前、カミサンと籍を入れた年の9月に私の車で北海道の外周をほぼ一周したのだが、今度はバイクで巡ってみたい。 あの気持ちよさは車でも楽しかったことから、バイクならより一層楽しいはず。

話は変わるが、大和ステンレスのマフラーは造形が美しい。 この真横から眺める姿が一番好きだ。 ノーマルでは味わえない職人の手で作った感じと、ステンレスの焼けが良い。 どんな景色にも溶けこむと思っているオーソドックスな黒とシルバーのモノトーンの中に、焼け色がワンポイント。 自己満足の世界だが、写真写りが良くないというか難しいのが玉に瑕。 コントラストが激しすぎるのだよな。 

 

 今月の整備記録

   消耗品交換パーツリスト(エクセルデータ)
    http://enthusiast.eos111.com/ELISE phase1 PartsList.xls
エリーゼ  
エンジンオイル交換 158,000km タクマイン匠 10w-40
   
KAWASAKI W800
ヘッドカバーのオイルパッキン交換 11,500km オイル滲みを保証で交換

■ ベストラップタイムの記録
筑波サーキット
 コース2000
1分6秒683(2002.03 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改

1分3秒599(2015.01 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 AD08R
 ナイトロンダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
 GTウイング

筑波サーキット
 コース1000 
41秒709(2002.05 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改
 
日光サーキット 44秒129(2001.03 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 205/50−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 エンジンノーマル(ロムチューンのみ有) 足廻り改
 
富士スピードウェイ
 旧コース
1分55秒28(2002.04 ロードスターNA8Cでの非公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 195/55−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス 44 足廻り改 ※手計測データ

1分50秒772(2003.02 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 

富士スピードウェイ
 レーシングコース
2分02秒674(2015.05 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 AD08R
 ナイトロンダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
 GTウイング
富士スピードウェイ
 ショートコース 
33秒6(2004.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー

33秒706(2006.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD07
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+アローレーシングマフラー
 

ツインリンクもてぎ
 フルコース
2分16秒479(2004.11 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
ツインリンクもてぎ
 東コース
1分52秒006(2003.10 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録 ウェット)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
エビスサーキット
 東コース
1分09秒228(2003.10 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 RE−01
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
袖ケ浦
 フォレスト
 レースウェイ
1分13秒482(2014.12 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 AD08R
 ナイトロンダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
 GTウイング
鈴鹿サーキット
 フルコース
2分34秒157(2010.12 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD08
 フォースダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
スポーツランド菅生 1分44秒200(2011.07 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD08
 フォースダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー

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