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2015.12



これは
11月1日に撮影したもの。

季節の移ろいは早く、

僅かひと月で秋から冬に成った。

 ミッショントラブル

少し練習しないとウデの劣化が、ということで先月のとある土曜に袖森へと出掛けたのだが、此処最近朝イチだとミッションが渋い。走りだしてから5速に入れると速から抜けなくなり、どうしようかと藻掻いていたら何とか抜けて事なきを得たことも有る。

そして此の日は自宅で始動前に5速に入れたら再び抜けなくなり、15分ほど格闘して漸く抜けた。 その際、3速と4速も渋いことに気付いた。 だが、不思議なことに15分も走ると何事もなかったようにどのギヤも入るように成るから厄介だ。

暖まれば入るなら気にしなくて良いかと思っていたが、もしこの状態で重大な不具合が起きていて、取り返しの効かないことに成ったら一大事。 主治医は未だ寝ている時間帯であることから、ライドモーターワークスというショップの腕利き職人に斯く斯く然々と朝早くから電話。

カウンターシャフトのナットが緩んでいるかも、と、怖い話を聞いてしまったので此の日の走行は中止。 荷物を全て積み直し、取敢えず主治医の所へトンボ返り。 主治医の所に到着するやいなや、再び斯く斯く然々と話をした。

実はこのトラブル、上記のように一度見て貰っているのだが改善しなかった。 今度はミッション開けて中身を確認していただく。 冷えている時にギヤが抜けなくなる現象、冷えている状態で確認する必要があるだろう。

しかし、こんな話は聞いたことがないと言う。 だが、私の車は「ありえない」事が多々起きる。 成ってしまったものは仕方ない。 何かの原因が有るから起きているのだから確かめるしか無いだろう。 

実はもう1つ嫌なことが起きかかっている。

クーラントのエキスパンションタンクにどうやら又してもオイルが混じり始めたのだ。 まだマヨネーズには成っていないが、これが起きてしまうとエンジンのオーバーホールをするしか無い。 厄介なことだが仕方ない。 もうVVCは諦めてスタンダードにするか、思い切ってVTECという選択肢もあるのだが、何れにしても費用が盛大にかかるので、起きてしまったら暫くは活動休止に成りそうだ。

 

 W800

流石に11月は寒くなり、早朝の峠は凍結してしまうので長距離は1本だけと成った。

■ 10/31〜11/1 福井の東尋坊等へ一泊
   往路は570キロ13時間、復路は480キロ9時間半、トータル1050キロ。

前回の無念を晴らしに福井へと行ってきた。
早朝の峠越えは氷点下走行、山から下ってきた時の気温2度が暖かく感じたほど。 こういう時のためにフェイスマスクを購入したのだが、コレがなかったら挫折していただろう。 もうひとつ、ネオプレーンゴムのウェットスーツ生地で出来た防寒防水グローブも購入したのだが、これはフィーリングが著しく悪くて×。 グニャグニャして意図した動きができなく苛々する。

そんなこんなで寒さと戦っていると甲府あたりで夜が明けた。 バックミラーには朝焼けに聳える富士山、何とも凛々しい姿に感動。 どこかで写真をと思っていたが、なかなか良いシチュエーションがなくて撮りそこねたのが心残り。 山梨県を走っている間は景色が単調で楽しくないね、殆どイエローセンターで追越が違法になるし。

長野県に入ると道は楽しくなり、ツーリングライダー達からすれ違いざまの挨拶も徐々に増えてくる。 しかし何だろうね、地方の道を走っていて車に追越を掛けるとセンターラインが白いのに何が気に喰わないのかホーン鳴らしまくる人が居る。

此方は機動性の高いバイクなのでペースが遅ければパスさせてもらうよ。 大抵は黒いベタベタなセルシオとかベルファイヤーなどが多いのだけど、先日は意外なことにアルファロメオだった。 制限速度で走るほうが正しいとは思うが、ホーン鳴らしまくって後ろから煽り倒されると殺意を感じて怖い。

そんな輩はサッサとパスして岐阜県に。 岐阜県は道と景色が俄然良くなる。 私は山間部の道が好きなのはご存知の通り。 自然と顔が綻び、「いーねぇ」と口に出して唸る。 高原が一番好きなのだが、次に山岳部の九十九折も好きで、少しランクが落ちたあたりに鄙びた町並みが来る。

今回は景勝地だけでなく、そんな所も織り交ぜて走ってみた。 東尋坊だけは一度行っておくべきところと思っていたが、今回行ってみてガッカリ。 景勝地ではあるけど完全に観光地で興醒め。 私の苦手な人多すぎ状態。 土産屋が沢山並んでいるのも好きではないのだが呼び込みのオバチャンが鬱陶しくてね。

さて。それでは既に掲示板に貼った画像ばかりで恐縮だが、辿ったルートの順番に上げていく事にする。

ここまでが岐阜県の中津川、馬籠宿あたりの風景。 実に趣がある。 まだカメラの設定が良くないようで少々発色がキツイようだ。

そうそう、この辺りで1万キロを超えた。

次に此方も岐阜県の郡上八幡。 この辺りも古い家が立ち並び、心が落ち着く鄙びた趣がある。

此処から福井県の九頭竜湖を抜けて東尋坊を目指すのだが、九頭竜ダムのアタリはまだ紅葉が少し残っていた。

私のW800はメッキタンクが特徴なのだが、メッキ故に私の姿が映り込んでしまわないように注意を要する。 走っていると、この鏡面に青空が写ったり風景が流れて気持ちが良い。 黒とメッキばかりなので清掃には気をつけている。 何方も磨き傷がつきやすいので。

まだ僅かに紅葉が残ってはいたが、間もなく冬という感じがヒシヒシと伝わってきた。 長野県に入った辺りで一旦外したフェイスマスク、走行中に寒くて再び装着した。 するとダムの終わる頃にポツリポツリ。 やがてポツリはザーザーに。 また雨だよ。 せっかく綺麗に磨いてきたのに。 タイヤは新品で皮剥きも終わっていないことから慎重に走らざるを得なかった。

山の上の方は白くなっているような気がしたが、とても寒くて休む気がしなかった。 というのも、私が進んでいる西の方の空は明るく、少しでも早くこの状況から脱したかったので先を急いだ次第。

山を幾つか超えると嘘のように天候が回復。 それが上の写真だ。

 

やがて、道路の標識に東尋坊と永平寺が出てきた。 永平寺のほうが手前に有るが、やはり東尋坊だけは確実に抑えておきたい。 永平寺は明日でも良いし。 とね期待に胸を膨らましていたのだが、先にも書いたとおり、それほど感動的ではなかった。 私、天邪鬼すぎますかね。

此の程度の断崖絶壁なら何処にでもありそうだ、と言ったら怒られるだろうか。 でも、沖縄でも伊豆半島でさえ此の程度なら散見されると思うのだ。 海の色も沖縄は別格として、伊豆半島のほうが美しい。 尤も、この鉛色が日本海独特の色なのだが。

駐車場には日本各地のナンバーを付けたバイクが多数止まっており、そんな奴等とお互いを労う話でもしようかと思っていたが、おばちゃんの客引きにウンザリしたので早々に退散。 

下は有名な永平寺だか、あろうことか此処に向かう際に再び降雨。 撥水性のライディングウェアを上下とも纏ってはいたが、げんなりとした気分になりお参りまではしなかった。 傘をさしてライディングウェアでお参りは無理、永平寺の路面、雨で濡れているのが解るだろうか。

と、ここらで夕方に成り、此の日は福井で一泊。 しかし、何度も雨に降られてガッカリ。 バイクもドロドロで気が重い。 私は汚れたバイクには乗る気がしないのだ。 チェックインの際にフロントのお姉さんに洗車させてもらえないかと頼んだら、バケツに水を汲んで持ってきてくれた。 これは嬉しかったな。

そして、そのお姉さんに付近で安くて美味しいところはないかとお聞きすると、地元の人がよく行くという店を紹介して頂いた。 なんという店だったかな、、、そうそう「弥吉」という店だった。 天麩羅の盛り合わせや地元の逸品を頼んだのだが、子持鮎の塩焼きが一番旨かった。 これらに地元の純米吟醸を3合ほど戴いたら、スッカリ酔っ払って早々に就寝。

 

此処からは帰路。 行きとは違うルートで戻ることにしたが、やはり岐阜県の景色は素晴らしいので少し遠回りすることに。

今月の表紙にも使用した画像は昨日も通った九頭竜湖のあたりでパチリ。 昨日、このアタリは思いっきり雨が降っていてノンストップだったが、やはり紅葉は既に終盤。 写真では解り辛いが、山の上の方には真っ白な雲に覆われている。 実はこの雲、つい先程まで視界を遮っており、雨ではないが路面はウェットで雲の中を走ることによってズブ濡れ。 単車もドロドロ。

折角、昨日綺麗に洗ったのにガッカリだ。 

憂鬱な気分で走っていると、とある所で眼下に広がる景色が綺麗だったのでパチリ。 道路の複雑さも面白い。

ここから飛騨高山方面へと進む。 道路標識には合掌造りで有名な白川郷の名前が出ている。 白川郷、確かに美しいのだが、最近の白川郷は観光地化されすぎていて好みではない。 去年だったか一昨年だったか、わざと早朝の人が居ない時間帯を狙っていった時は良かった。 しかも生憎の雨だったが、足車のフィットで行ったので問題なし。 静かな時間を過ごせた。

などと感慨に耽りながら進んでいくと、長良川鉄道の単線沿いを走ることと成り、何とも可愛い無人駅が有り、元鉄ちゃんの血が騒いでパチリ。 白山長滝という駅だった。

列車は数えるほどしか通らないらしい。 だが、それが良い。 この白山長滝のひとつ北側は北濃駅で長良川鉄道の終点だ。

この時刻表、北濃・美濃白鳥方面と書いてあるが、北濃は北の駅、美濃白鳥は南の駅、なぜそのような表記に成っているのか理解不能。 書くのであれば北濃方面と美濃白鳥・美濃大田方面だと思うのだが。

列車が来るタイミングであればレールバスを見たかったので少しぐらいまとうかと思ったが、あと2時間以上待たなければ来ないと解ったので退散。 興味が有る方は長良川鉄道で画像を見て頂きたい。 1両編成の可愛いレールバスが運行しているのだ。 夏にはトロッコ列車も走っているらしいが。

さて、冠雪したということを少し書いたが、東に向かう復路では彼方此方に僅かながらその姿は見えていた。 行きには冠雪していなかったので、昨日は相当冷えたということだろう。 下の写真は安房道路から冠雪している穂高の眺め。 

流石に安房峠の旧道は走る気にならなかったので有料道路を使用。 上高地の横を通って松本へと抜けた。 本当は松本市内と塩尻は混雑するので違うルートで諏訪湖の南へ出る予定だったが、うっかり松本まで出てしまってから気付いて万事休す。 ヤフーのスマホナビは通るルートの指定数が少ないのが玉に瑕だな。

 

 雑記

これからどの程度走れるか解らないが、綺麗な景色を記憶だけでなく記録したく成り、ウェアラブルカメラとやらを購入してみた。

が、走行の風切音が酷くて試行錯誤。 最終的にはW800はシート下に外部マイクを置くこととなったが、オフロード車ではそうも行かず、暫定的にカメラにモフモフを付けてみたのだが、結果はイマイチ。 やはり外部マイクを何処かに装着するしか無さそうだ。

さて、これをテストしたのが下の動画なのだが、正直な所イマイチだと思う。 大和ステンレスマフラーの迫力が全く伝わってこない。 やはり500円の玩具のようなマイクでは臨場感までは伝わらないのだろうか。 ネットの評判では此のマイク、安物だが低音をよく拾ってくれて値段の割に使えるということだったのだが。

 

 

其れとは別に、オフロードバイクでの動画テストも兼ね、カメラにモフモフを付けて近場の林道へと行ってきた。 東京近郊のオフ車乗りの間では有名な大名栗林道。 しかし、今回走ってみて感じたのだが、此処は近いうちに舗装されてしまいそうだ。 最近、舗装化が進んでいたが、更に大幅に進んでしまいそうだ。

今回の大名栗林道は工事の影響もあり、一部がドロドロのヌタヌタ。 山の少なくなったトレールタイヤでは空転するし、止まらないしで肝を冷やした。 そうそう、一部は凍結していたし。

動画は撮るには撮ったが見られたものではなかった。 どうやらこのカメラ、明るいところと暗いところの切り替えに時間を要するのと、狭い空間を走り抜けるとピントを合わせるのに機会の処理が追いつかないようで、荒い画面になって正直なところガッカリしている。 メーカーのデモ画像が良すぎるな。

 

 

 

 

 

 今月の整備記録

   消耗品交換パーツリスト(エクセルデータ)
    http://enthusiast.eos111.com/ELISE phase1 PartsList.xls
エリーゼ なし
   
KAWASAKI W800 なし
   

■ ベストラップタイムの記録
筑波サーキット
 コース2000
1分6秒683(2002.03 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改

1分3秒599(2015.01 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 AD08R
 ナイトロンダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
 GTウイング

筑波サーキット
 コース1000 
41秒709(2002.05 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改
 
日光サーキット 44秒129(2001.03 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 205/50−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 エンジンノーマル(ロムチューンのみ有) 足廻り改
 
富士スピードウェイ
 旧コース
1分55秒28(2002.04 ロードスターNA8Cでの非公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 195/55−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス 44 足廻り改 ※手計測データ

1分50秒772(2003.02 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 

富士スピードウェイ
 レーシングコース
2分02秒674(2015.05 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 AD08R
 ナイトロンダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
 GTウイング
富士スピードウェイ
 ショートコース 
33秒6(2004.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー

33秒706(2006.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD07
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+アローレーシングマフラー
 

ツインリンクもてぎ
 フルコース
2分16秒479(2004.11 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
ツインリンクもてぎ
 東コース
1分52秒006(2003.10 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録 ウェット)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
エビスサーキット
 東コース
1分09秒228(2003.10 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 RE−01
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
袖ケ浦
 フォレスト
 レースウェイ
1分13秒482(2014.12 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 AD08R
 ナイトロンダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
 GTウイング
鈴鹿サーキット
 フルコース
2分34秒157(2010.12 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD08
 フォースダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー
スポーツランド菅生 1分44秒200(2011.07 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD08
 フォースダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー

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