昨年の夏が過ぎた辺だったろうか、早朝にエンジンを始動するためテールパイプにサブサイレンサーを差し込んでイグニッションをオンにしセルモーターを回すと、割りと静かな排気音の代わりに車体の腹下からパスパスというような排気漏れが疑われる音が聞こえるようになった。
交換したパーツなどを記載したエクセルを開いて確認すると、エキマニ後端部の蛇腹パイプが時期的にソロソロ交換時期に来る頃だ。
いつものようにココファクトリーというマフラーパーツ通販店から必要なパーツを取り寄せ、以前から排気漏れをしている触媒前のフランジも序に交換してしまおうと企てた。
と、そんな折、運転席の足元を掃除すると、クラッチペダルの下辺りに液体が漏れた跡が有る。 視線を上に向けると、クラッチマスターシリンダーからフルードが漏れているのを確認。
此処は消耗品。
そのサイクルが早いかどうかは解らないが、油圧クラッチをスタンダードなペダルを介して動力を伝達する方式では、マスターシリンダー内部の構造から永久的に持つ部品ではないため仕方ない。 寧ろ走行不能になる前に発見できて良かったと思うべきか。
これは自分で交換することが不可能ではないが、如何せん年度末の私の業界は多忙。 主治医の工場に入庫することとしたが、入庫するのであれば懸案事項も一緒に処理してしまおう。
ということで、前述の蛇腹交換も依頼するとともに、先月で記載したオルタネーターも同時に交換することを依頼した。 だが、このオルタ、少し早まったかもしれない。 ブラックオルタと呼ばれるものを選んでみたのだが、ネットで検索すると非常に評判が良くない。
車を預けて数日、主治医から連絡が入った。 暗号のようなメールで理解するのに時間がかかったが、どうやら排気漏れしている箇所は蛇腹ではなく、メインサイレンサーの後部接続部に使用しているガスケットが劣化して破断しているのが主な原因らしい。
ここ暫く、アンダーパネルを外さずにいたため、実は問題の箇所は未確認。 またしても私の早とちりか。 しかし、ガスケット交換だけであればラッキー、と思ったが続きが有った。 15年近く使い続けたエキマニの集合部にクラックが入っているという。
表から溶接出来る箇所は補修して頂いたが、4本の集合部内部は確認できないし、溶接棒も入らない。 このエキマニは大変気に入っているので、不具合が生じたら何としてでも修理しようと思っている。 幸いにしてこの手の修理をしてくれそうな職人を存じているので。
ということで、今回は
・クラッチマスターシリンダー交換
・ブラックオルタに交換
・マフラーガスケット交換及びエキマニクラック簡易補修
という事になった。
表題にトラブルと記載したが、どれも経年劣化ではある。
今年も正月休みの最終日に初走りを行った。 確か、昨年も袖ヶ浦フォレストレースウェイだと思ったが、今年も此処が初走り。
足のオーバーホールをした後、筑波8年越しの目標タイム更新を達成し、今は新たな目標タイムを追いかけ始めたところだが、年始早々は車両は多いもののコースコンディション自体は良いので少し期待したい所。
残念ながらベスト更新とは成らなかったが、マズマズか。 コース上が玉石混交で混雑している今回のような状況では難しいが、13秒前半をコンスタントに、出来れば12秒台を冬の内にと思っているが、今年の111cupは此処でのレースは秋、暫くは筑波に専念したいので難しそうだ。
この走行で走行スタンプが11個貯まり、無料走行券を戴いた。 そして月末、その無料券を使用して走りに行ったのだが、コースには天候とは裏腹に川が3本もあり、アクセルが踏めない我慢の走りを強いられて14秒2がやっと。
そんなアクセルが踏めないもどかしさに我慢ならず、数日後に筑波サーキットへ行くこととした。 しかし、予約した前日の夜に天気予報が予測していない雨が本格的に降り、朝起きると小雪混じりという悪夢のような天候。
何度も何度も書いているが、私の雨男ぶりは鉄板。 出走を辞めようかとも思ったが、予約したお金が勿体無いし、天候は急激に回復すると信じて筑波サーキットへ。
しかし、コースはフルウェット。
交通費を掛けて更に無駄金を使ってしまったかと思ったが、天気は急速に回復。 残念ながら1本目はフルウェットのため断念したが、昼前の2本目は所々に濡れている所は有るもののレコードラインは概ね問題なし。
と思っていたら、直前のフォーミュラ枠、最終コーナーでクラッシュした車両から大量のオイル漏れ発生。 ついてない時というのはこんなものだ。
荒い走りで晒すのが恥ずかしいのだが、誤差のような僅かな自己ベスト更新。
今年はまだレーシングスピードに身体がついていけて居ない。 私の場合、年間30回程度は走らないと現状維持すら難しいようだ。 ラップタイム1分3秒前半は大きな壁と成りそうだ。
※データ解析は何れもLAP+web(仮)による