どうしても4000回転以上回すとエンジンの下から車全体に共鳴するような振動が発生し、パワーにもパンチがない。 某所で3速・4速・5速と4000回転以上のテストを試みたが、どのギヤでも同様に同じ回転数で発生する。
折角オーバーホールしたばかりなのに、私の無謀で壊してしまうのだけは回避したい。
ということで再び主治医の所に再入院となる訳だが、主治医も私だけに構っている訳にはいかない。 しかも主治医の奥さんが年明けからインフルエンザになり、彼はまだ幼いお子さんを店に連れてこなければ成らず=仕事にならないという構図で彼も天手古舞。
私はと言うと、去年の12月から車に乗れない生活となり、他にコレと言った趣味のない私は特にすることもなく毎日のようにアルコールを摂取してしまい、これでは廃人になってしまうため主治医に懇願してもう一度私の車を見直して貰う事にした。
言葉で状況を詳細に伝えるのは困難なため、主治医に私のクルマに乗って戴き、4000回転以上の不具合を直に体感して貰うことに。 すると事象が発生し、私の言わんとしていたことは理解された。
師曰く、コレはエンジンではないという。
では何が原因なのか。 私もエンジンではないような気もしていたが、心の中にエンジンの簡単な不具合であって欲しいという希望が有った。 エンジンでないとすると何が原因なのだろうか。 また謎が深まってしまう。
とりあえず思いつくところを隅々までチェックして戴く事と成ったが、私はストックしているVVCユニット一式を車に積み込んで置いてきた。
各部の増し締めやカプラーの接合などを確認した主治医は、パワーの状況を確かめるため2007年の5月号に記載した「ガレージホリノ」さんへ私の車を持ち込んだ。
その際に計測した結果は、カタログ馬力143馬力のところを151馬力と意外な結果に驚きつつも嬉しさを隠せなかったのを明確に覚えている。
これは2007年の4月
そして今回、2013年1月の結果
前回計測は冬に比べて少し暖かくなった4月の計測で、今回は真冬の1月ということでパワーが思いのほか出たようだが、この結果を鵜呑みにして良いのだろうか。 主治医から「パワー出てたよ」と速報を貰った時は失礼ながら信じられなかった。
私の車は天の邪鬼なのかもしれない。
主治医が各部の点検や増し締め、ロータススキャンなどを施した後にホリノさんの在る秦野まで自走した訳だが、その道中は非常に調子が良かったらしい。
グラフを見るとトルクも馬力も前回の点線を全域で凌駕している。
これが真実であるならば、赤い33号車とのバトルが非常に楽しみだ。 本当に稀にだが、こんなにワクワクさせてくれる時が有るからコイツとは別れられないんだよな。
ん?、グラフを凝視すると補正に1.1入ってるではないか。 前回は入れずに151.2だった。 補正を差し引くと148.4ということで、カタログ通りのノーマルエンジンだな。
今月は殆ど車が居なかったのでコレと言ったことをしていないのだが、唯一手を入れたところは此処。
貴兄のラジオ配線のヒートシールドは正常だろうか。
こんなことや、
このような事に成っていないだろうか。、私の配線は熱でやられて完全に硬化し、所々被覆が剥がれて内部の線が露出していた。 電源供給されている所なのでコレが原因でショートして電気系のトラブルと言う事も十分にある。
以前に現場から蛇腹のアルミダクトを分けて戴いたものを利用して補修してみた。
上記を用いて交換。
こんな感じで純正と比較すると少しゴツイが、ここは実用性重視ということで。