私の車を預けてから1ヶ月、単なるヘッドガスケット交換のつもりで居たが、水漏れとは関係のない問題点が見つかり、結局VVC機構以外のヘッドオーバーホールとなり時間と費用が掛かった。
最初は英国にヘッドガスケットキットのみ発注したのだが、ヘッドボルトやリフター、そしてリテーナーなど合計3回に渡って発注する事に成ったのだが、結果は今のところ良好。 但し、残念ながらエンジンのオイル漏れは相変わらずなので、ヘッドガスケットが原因では無かったようだ。
ということで、クリスマスイブに漸く車が戻ってきた。
上記に記載のない各種パーツは先月号で記載したとおり、クーラント以外の全てをエリーゼパーツを利用して英国から通販で購入したのだが、野田政権の終わる前に発注したので結果として少し出費を抑えることと成った。
というのも自民党政権に戻った途端に為替相場が一変、カード決済なのでドル建てで購入している訳でも厳密な為替相場に基づいて購入している訳でもないが、英国ポンドもこの一月ほどで1割程度高くなっている。 総額で350ポンドほどパーツを購入し、送料込みで凡そ5万円ほどだったが、送料分に等しい程度の額が上がっている事から少しだけ得をした勘定だ。
ということで、今回のシリンダーヘッドオーバーホールは総額で30万ほど掛かってしまったのだが、その内訳を見て解るように今回は内燃機屋さんから「バルブガイドがガタガタだから打ち替えた方が良いよ」と連絡があり、ガイドを打ち替えて頂いた。
勿論、潤沢な資金がある訳も無いし、今までバルブガイドを打ち替えたことはなかったので少し考えたが、プロである内燃機屋さんから指摘を受けたのならヤルべきだろう。 因みにこの内燃機屋さん、腕利メカが在籍する某ショップも加工に出して居る処で信頼出来る。
今まで数度エンジンをオーバーホールしているが、何処に出してもヘッドがカチカチと煩いのは変わらず、私の個体はヘッドが煩い物だと思って居た。 だが、今回のオーバーホールでヘッドの異音は激変、非常に静かなヘッドと成って戻ってきたのだ。 これは嬉しい。
この車を購入した直後に大阪から自走で帰宅したのだが、その五月蠅さには閉口。 当時は走りながら携帯電話で会話しても違反には成らなかったため、師匠と通話しながら東名高速を走っていたのだが、ヘッドが発するメカニカルノイズが酷くて会話が成立しないほどだった。
今までは多少煩くても上迄綺麗に回ってくれるのなら仕方ないと思って居た。
その後も幾つかのショップや内燃機屋さんの手によりメカタペにしたりバルブの摺り合わせを念入りに施工して頂いた気で居たが、バルブガイドのガタを指摘してくれたのはこの内燃機屋さんが初めて。
残念ながら現時点では未だ慣らしのため高回転までは回していないが、少し期待している。
と、書いたのは冬休初日。 大晦日に三浦海岸まで高速道路を使って中速域の慣らしに(地魚の寿司を食べに)行った際、レブリミットを4000に上げると、なんともガサツで騒々しい音が発生してガッカリ。
どうやらVVCユニットから発しているようなのだが、どうすればいいか解らず休暇中の主治医に電話。(申し訳ない) VVCユニットは組み直すと異音が出ることがあるとかで、休み明けに調整して戴く事と成った。 とほほ。
実はもう一つ残念なの事ある。 暫くバッテリーを外していたからか、排気の不整脈が戻ってきてしまった。 これは以前不調になり、ECUを交換して何とか走れるように成ってから暫くは発症していたのだが、半年ほど走り込んでいたら学習してくれたのか症状が出なくなったのだ。
以前ほど酷くはないが再発したのは残念だ。 また暫く走り回って学習して戴くしかないな。 そんなこともあり冬休みに入ってからは時間があれば走っているのだが、残念ながら季節的に雨は少ないはずなのに何故か年末は雨ばかり。
雨だけなら走れないこともないが、この車で雪はNG。 いつぞやの東名通行止めの際に酷い目に合っているが、とてもでは無いが雪道は危険すぎる。 だが、都内で雪による通行止めに遭うとは思っても見なかった。
大晦日の日にOHしてから500キロ程を走破したが、やはりエンジン始動直後は不整脈が出るが2時間ほど走ると殆ど出なくなるまで学習が進んだ。 あともう少しか?
これは何処の画像か解るだろうか。
掃除後が下の画像。
見えているケーブルはトランクオープナー。 そう、トランクオープナーが取り付いているリヤフェンダーの所だ。 ここは通常インナーフェンダーが有るのでゴミは入ってこない所だと思って居たが、今回のオーバーホールで主治医がゴミに気付いて清掃してくれた。
こんなに積もってしまったら水抜き穴も機能せず、FRPが傷ついてグサグサに成る可能性があった。 そうなる前に気付いて貰えて良かったのだが、貴兄も御注意を。
・マフラーガスケット
そうそう、冬になって気がついたが、私の車は触媒とエキマニの継ぎ目フランジから排気漏れを起こして居る。 もう何度も脱着を繰り返している内にフランジが反ってしまったのだ。
そして其処から排気漏れを起こし、車内に逆流するのだ。 排ガス浄化前の排ガス、つまり一酸化炭素満載の毒ガスが車内に流入する。 これはかなり辛いので、主治医に厚手の密着性の良い潰れて変形するタイプのガスケットを製作出来ないか依頼している。
どうやら作成してくれるところは見つかったが、数が捌けないと製作出来ないという。 諸兄の中に触媒部分のガスケットが欲しいと言う方は居ないだろうか。 数が集まれば作成して貰えそうなのだが... 何とか1枚1000円程度で作成出来ないかと交渉している所だ。
詳しい事はダビデに問い合わせてみて欲しい。