こんなタイヤで行くこと自体が愚の骨頂だった。 最後の最後までタイヤを使ってやろうと貧乏根性丸出しで、前回のレース以来久々に向かった筑波サーキット。 散歩ではソコソコのグリップ感を得られていたので、ウエットでなければ大丈夫と高を括っていたが甘かった。
グリップレベルが異常に低く、これでは同じ枠を走る皆様に迷惑を掛けそうなので15分程走って自主退散。 AD07も最後まで使えるタイヤではなかったが、AD08も最後まで美味しく履き潰せるタイヤでは無いことを身を以て理解した次第。
それはそうと、最近車の調子が良くない。
八ヶ岳に行った頃辺りからだろうか。 アイドリングがバラついたり、高回転が綺麗に吹けなくなる症状に陥っている。
最初はサブサイレンサーを装着した際に、中間パイプ径サイズが大幅に大きくなった事で出力特性が変化したのかと思い込んでいた。 が、以前の仕様に戻してもパワーが戻らない。
経年劣化で信頼度の低く成ったカプラーに繋がれているセンサー類を弄ってみると若干調子を戻す事もあったので、上の画像のようにカプラーが緩まぬようにタイラップで締め付けてみたが、暫くすると再び不調。
しかしスロポジのカプラーにガタが多くなったのは事実なので、私と同様に10万キロを超えた貴兄もスロポジは無理のない範囲で動きを拘束すると良いかも知れない。 ということでスロポジは「シロ」なので次に怪しいところを探る。
昨年にアイドリングコントロールバルブは交換しているが、何となくコイツが怪しい気がする。
序でにアイドリングが高くなるときに疑う水温センサーのECU側とハブフランジなども円高なのでとコジツケてポチッ。 いや待てよ、序での序ででライトカバーも行っておこうか。 そういえばウオッシャーノズルも片方調子が良くないんだよな...と、気がつけば6万円コース。
若干躊躇したが酔った勢いで決済。 こういうのは勢いが必要なのだ。 物は序でと何故か気が大きくなり(流石に焼酎ストレート5杯は効いた)、以前から欲しかったアルミ製のフロアジャッキと意外に車にも使えるスマートフォンの為に車載ホルダーなども続けてポチッ。
悲しいかな飲酒のため思慮が足りなかったのは言う迄もなく、安さで購入したフロアジャッキは中国製の粗悪コピー品、サンワサプライだから大丈夫と信じ込んで購入した車載ホルダーは、サンワサプライのシールが貼ってあるだけの華奢な外国製品だった。
両品とも取り敢えず使用には耐えうるようなので壊れるまでは使うこととするが、やはりジャッキは信用のあるマサダなどの国産や海外製でも評判の良い製品を購入すべきだし、スマホのホルダーもオトーサンが家族とドライブする際に使用するのではなく、サーキットでラップタイムを確認するために使用するのだから剛性の高い製品を選ぶべきだった。(スマホの活用については後述)
そんな相変わらずの安物買いの銭失いを嘆いたレース1週間の週末、此方もケチって昨年から使っているレースで3回使用したタイヤに履替え、少し風邪気味な表面についているゴミを削り取るため散歩に向かった。
しかし生憎と某所にはワークスが陰湿な方法で仕事中。 ではと彼らの目が届かない所に向かうと悲しいことに其処の路面はハーフウェット。 道は空いてるし涼しくて気持ちがよいのだが、これでは皮剥きが出来ない。 これでは何しに来たのか解らないので、無理の無い範囲で皮剥き実行。
まだ少しゴミが残っているが、まぁ何とか及第点だろう。 ガサガサの表面でレース当日に雨でも降られたら危なくて乗っていられないが、これなら危険はないはず。 しかし山が有るタイヤと坊主タイヤとではフィーリングが違いすぎる。
フニャっとするタイヤのヨレは気持ち悪いな。 などと独り言を吐きながら山から下ってくると次第にエンジンが重たくなってきた。 明らかにエンジンブレーキの効きが悪く、アイドリングも上がってしまっている。
燃調も濃いこの状態は明らかにセーフモード。 今週末がレースと言うときに限って不調になりやがる。 いつも出来る限りのメンテをしてやっているのに、この仕打ちは無いだろう。 なんて性悪なヤツなんだ。
以前から時々セーフモードが顔を出していたので前述したように水温センサーはエリパーから購入済み。 この時も持ち歩いてはいたが、流石に熱くて路上交換は無理。 騙しダマシというか、無理させないように労りながら自宅まで走ることとした。
さて、左が今まで装着していた物で、右が今回エリパーから届いた新品。 友人から言われて抵抗値を計測したが、なんと両方とも1.7KΩで正常。 新たに購入する必要は無かったらしい。
因みに右の白い部分は私の癖でテフロンテープを巻いているが、今時のセンサーは巻く必要がないらしい。 液体が漏れると悲しくなるのでツイツイ昔から巻いてしまうのだが、今時巻くのはテーパーものだけで良いらしい。
折角購入したし、万が一と言う事も有るため交換してみたが残念ながら結果は変わらず。 正常値を出しているから当然か。 念のために電圧を測定してみるとカプラーには4.97Vが来ていたし、油温センサーのカプラーにも5.02Vが来ていたのでほぼ正しく通電している。
どのような状態かというとエンジン始動直後は良いのだが、温まった頃を見計らって少し空ぶかしすると電動ファンが回り出してアイドリングが上昇するのだ。 その排気音は湿っており、濃い燃調と成っているのが耳とフケ上がりで感じられる。
やはりこれは明らかに水温センサーが壊れたときの症状。
と、困ったときの師匠頼り。 電話で斯く斯く然々と言おうと思ったが師匠は既に「落書帳」をご覧頂いていたようだ。 氏曰く、ECUのコネクターが怪しいとのこと。(その後、mixiで某ショップのメカ頭からもコネクター揺すってみてとアドバイスを戴いた)
何度脱着したか解らない私のECUは一度無理矢理蓋を開けているのでボコボコ。 そうでなくとも走行距離も進んでいるし、エンジンの振動と熱で過酷な状況に晒されているのは間違いない。
残念ながら私の老眼ではピンの状況を肉眼で確認することは出来なかったが、コネクターの雌側は受け口が広がり気味であったため精密ドライバーの一番小さなものを利用して受け口を少し閉じる側にコジッて於いた。
これで完治してくれれば有難いのだが...
アンドロイドOSによるスマートフォンの活用は前回も書いたが、ネットを検索してみると既に貴兄の中にも上手に活用されている方々が多数。 そんな中から幾つか有用と思った事を書こうと思ったが、私の駄文よりも綺麗に纏めているサイトが有ったので、無断だが紹介しようと思う。
まずはステーから。 私はナビにミニゴリラという今は無きサンヨーのメモリーナビを愛用していたのだが、このゴリラにはピタゴリラという吸盤式ホルダーを使用しており、その装着は非常に簡単ながら強固で、タッチパネルに振れてもビクともしない秀逸な出来。
これに気をよくした私は同様の形のものをサンワサプライで見つけたので購入してみたのだが、残念乍らピタゴリラほどの剛性はなく、画面を指で操作しようとすると剛性不足で撓んでしまう。 一般的には此でも十分実用になりそうだが、少し高価ではあるがiConsoleが良いように思う。
さて、既に「落書帳」に何度も書いているとおりスマホでラップタイムを計測するには幾つか方法が有る。 現時点では2つのアプリがメジャーなのだが、それぞれに優劣があるので各々の好みで使用して貰えればと思う。
GPSLaps カーボン地に白文字で見やすく、使用時には最大輝度を保持する。
LAP+Four 白地に黒文字は少々見辛いがフリーロガーで有名なLap+(dp3)のスマホ版。
両方ともフォトメイト887(デジスパイスの887も問題なし)のようなブルートゥースを搭載したGPSロガーを認識出来るので、スマホ内蔵のGPSよりは正確なラップタイムを掲示出来るようだが、作者も書かれているようにP-LAPとの誤差は当然ながら生じるので表示されたタイムは参考程度に留めて欲しいそうだ。
その他としてはOBDとリンクさせる事も可能で、後付けメーターのような表示が出来るようだが、残念ながら私のエリーゼはOBDに対応していないので試すことが出来ない。 詳しく知りたい方は此方のサイトが有用かと。
スマホのマップに付属しているナビも中々秀逸なのだが、残念ながら私の車では音声案内が殆ど聞き取れない。 カーオーディオにブルートゥースで飛ばして車載のスピーカーから案内を流せば聞こえると思うが、残念ながら私の車両にはブルートゥースは搭載していないので試すことが出来なかった。
それにしてもこんな時代が来るとは想像すら出来なかった。 子供の頃に思い描いていた21世紀とはこのような事だったのかも知れない。 これからも時代の流れに置いて行かれないよう、自らのアンテナも伸ばしておくことにしよう。
愚息のスクーターが1万キロを超えたというのでプラグ交換をした。 しかし僅か1本のプラグを交換するために彼方此方の物を外さねば成らず、しかも私の細い手でもギリギリで工具が振れるような透間しかなく、えらく手間が掛かってしまった。
これではバイク屋さんも大変だ。
偶にはバイクで林道へ。
気持ちよく走っていると崖崩れ。
ブラインドの出口だったので焦ったが、何とか回避。 どうやら今月もツキが無いようだ。