残念ながら今年のゴールデンウィークに設定されていたLotus111cupのRd.2は開催が中止となった。 それでも走りたい私は筑波サーキットのスポーツ走行は何度か予約してあったのだが、ゴールデンウィーク前半の5月1日に林道ツーリングへ行った際に大名栗林道でコケて右手の親指を捻挫。 盛大に腫れてしまい痛みもあるので、泣く泣く予約をキャンセルする羽目に。
ということで5月1日、平日だが会社を休んで仲間達と林道ツーリングに向かった。 今回のツーリングは天皇誕生日...ではなく昭和の日に通行止めだった中津川林道へのリベンジと、大弛峠を超えて林道を目一杯楽しもうという企画。
今回はいつもの友人と二人ではなく、少し若い3人(とは言っても40代だけど)との合同ツーリングで、彼らの計画に混じる事に成った私らとしては集合場所となっているお馴染みの大松閣入口には少し遅めの到着となった。 実はこれが後々苦労することに成るのだが、それは追々。
さて今回5人のウチ3人がベテランで、私ともう一人がオフロードビギナー。 私は既に数年オフ車には乗っているのだが、悲しいことにビギナーの域から中々出られないでいる。 でもそれなりには楽しめるのでコレで良いのだ。
集まったオフ車は新旧様々。 キック式は私らXR250Rが2台とカワサキのKDX200SR。 そう今回は2ストが居るのだ。 オーナー曰く、リッター10キロなのでガソリン補給を頻繁にしなければガス欠に成ってしまうらしい。 あとの2台はカワサキのスーパーシェルパとヤマハのWR250Rで両方ともセル付。
ここまで私は確か3番手位を走っていた筈だけど、皆さんに先頭を走れと言われて気合いが入る。 先日走っているので今回は乗れてると感じてペースアップ。
中速コーナーへ少しハイペースで進入したらフロントがグリップダウン。 こんなの立て直してやるぜ。 と思ったが、そんなウデは持ち合わせていなかった。
コケる瞬間は誰にも見られずに済んだが、起こしているところは仲間にシッカリ見られてしまった。 バイクは箔が付いた程度で大丈夫だが、私は右手親指を捻挫したらしい。 少し腫れてるし痛い。
此処から林道荒川線へ行くのだが、今回は先程書いたとおり2スト車両が居るので先ずはガス補給をしてから入山。
御岳山トンネルではKTMのビッグオフローダーとモタードが1台ずつ休んでいた。
荒川林道から中津川林道へ向かうが、その前に道の駅で又々ガス補給と腹ごしらえ。 やはり2ストは燃費悪かった。 リッター12キロとか言ってたような。
さてリベンジの中津川林道。 本日3本目のロングダートだが、全員40歳以上だというのにノンストップで終点まで。 全員汗だくで息切れ寸前。 そりゃそうだわな。
長野県に入り、次は川上村営林道村道秋山・川端下線。 国内で一番標高の高い公道である大弛峠へ向かう。
ここは少々ガレた林道で私は好きな道。 特に、この林道に入る前に走る道が良いのだ。 少し山を登ると急に視界が開けて小川山・金峰山・甲武信ケ岳が一気に見える大パノラマで広大な景色が出迎えてくれる。
本日4本目のロングダート。 あまり走った痕跡はないが、2台ほどの新しい轍は確認出来た。
標高が上がるにつれて路肩に残雪が多くなってきた。
これはもしかしたら...
ついに雪道走行となったが、これが初の雪道林道走行。 スタンディングでトラクションを最大限掛ければ少しはグリップするな。 と、調子に乗って走っていたら前輪が言う事を聞かなくなって冷や汗タラリ。
谷底に落ちたら助からない。
ここで、仲間達と緊急会議。 どうするか悩んだが、頑張って行くことに。 が、少し進むと上から単車2台が降りてきた。 おや?御岳山トンネルで休んでいた2台ではないか。
話を聞くと、頂上からの舗装路まであと少しと言うところで膝下まで雪がある道が続いていたので断念したとのこと。
再び緊急会議を開催し、結局戻ることに決定。 しかし既に3時半。 中津川林道は5時までに通過しないとゲートが閉まってしまうのだ。
来るときに川上村から見上げた朝日岳や国師ケ岳は雪が残っているなと思ったが、まさかゴールデンウィークにまだ雪が残っていて走れないとは想定外。
と、ゲートまで降りたところで休んでいると、下から2台のオフ車が登ってきた。
ここで先程の状況を話し、デジカメで画像を見せた。 そして「ここまで来たならネタに成るから雪を見ておいでよ」と悪魔の囁き。 すると暫し考えてから彼らも雪道アタックへ向かっていったのだった。
ゆっくりしていたら段々と日が陰ってきて気温が下がってきたぞ。 先を急がねば。 というのも5時までに中津川林道のゲートをクリアしないと、ゲートが閉められてしまい戻れなくなってしまうのだ。
ということで全員頑張ってペースアップ。 本日2度目の中津川林道をノンストップでクリア。 と思ったら、友人の前輪が岩にヒットしてタイヤが裂けてパンク。
が、こんなことも有ろうかとパンク修理キットは持ち合わせているのだ。 何処ぞの電力会社とは違うのだよ。
5人で役割分担してサクサクっと修理完了。
このとき、時間は5時半。 ゲートはクリアしたものの、舗装はされているが明かりのない林道広河原逆川線を通らないと帰還出来ないのだ。
浦山ダムのあたりではまだ明るさがあったが、峠越えは7時をとうに過ぎていて真っ暗。 私が先頭だったが、35wのタングステン球はまるで行灯。 九十九折りのコーナーが続くので全く先が見えない。 こんな怖い峠越えは初めて。 仲間が5台居るのが唯一心の支え。
そんなこんなで下道だけで、しかも林道ばかり走って400キロ弱。 翌日は全身筋肉痛で、親指もシッカリ腫れた。 あれから一月経つが、悲しいことにいまだに親指は少し痛みが残っている。
と言うことがあった為、エリーゼでのサーキット走行は残念ながら断念。 だが、このまま家にいるなんて事は出来ないのが私。 最近私のエリーゼはアンダーが強くてステアリングが戻せず、タイムをロスしているのは明白。
懲りずにまたまたバネを交換してみた。
今回はリヤバネは変えずにフロントだけ変えてみよう。 前回のレースでは8.5キロのバネを入れていたのだが、今回は7.6キロにレートを落としてみた。 これでテストしてみようと思う。
走れない序でにメンテをしてやったので備忘録代わりに書いておこう。
エリーゼも11年の年月が過ぎて距離も12万q。 この間、殆どカーボンメタルのブレーキパッドを使っているからかお肌の状態が良く無い。
特に酷いのがフロントタイヤの後方からサイドインテーク、サイドシルの辺り。 昨日洗車してワックス掛けしたが明らかに表面がザラザラ。 男としては愛車には歳を取っても綺麗で居て貰いたい。 熟女にはドモホルンリンクルが有るように、車のお肌にも何かあるはず。
ワックスコーナーで売られているトラップ粘土ってのを使用してみた。 ワックスはシュアラスター社のものを使用しているので、同社の粘土クリーナーという製品を購入。
初めて使うのでネットで軽く検索すると、水を掛けながらそっと撫でるものらしい。 該当箇所を少し撫でてから粘土を見ると錆びた色に変色。 こんなに付いてるものなのか、驚いた。
まだ親指の状態が芳しくないので酷かったところだけ30分ほど掛けて撫で、その後、もう一度ワックス掛けして拭き取ってみると...おぉ、若かった頃の肌に近づいたじゃないか。 まだザラザラしている箇所が残っているが、これは次回に撫でてあげよう。
貴兄もメタル系のパッドを使っていると私と同様なことに成っているかと。 やる価値有りだと思うが、「こんなの常識だろ」 であれば聞き流して欲しい。
次に施してやったのがプラグ交換とエアクリの清掃、そしてサブマフラーの追加とバッテリー交換。
プラグは灰色で割と良い感じ。 最近のプラグはこんがりキツネ色とは成らないのはご存知の通り。 インジェクションで燃料を供給しているエンジンの場合、殆どは白い碍子のままだと思うが、私のようにオイル消費が有るエンジンだと灰色になるようだ。
だが、デポジットは見あたらなかったので良しとする。
エアクリも状態は想定内で問題なしだったが、スロポジに問題が有った。 距離を走ってガタが出てしまったのか、カプラーがグラグラしている。 時々レスポンスが悪くなったり吹けなくなる時が有るのだが、若しかしたらこれが原因かも知れない。
あまりキツク留めてしまうと別の問題が生じてしまいそうな予感がしたので、ガタが生じない程度にタイラップで固定してみた。 これ以降は時々生じていた症状は現れなくなったので、施して正解だったと思う。 やはり12万キロも走ると色々と起きてくるようだ。
画像は無いが、袖ケ浦でライセンス返上となったマフラー音量を下げるためにサブマフラーを追加してみた。 ものはエリーゼパーツの直径5インチタイプ。 だが接続部分のパイプ径、私のは50φなのだが、これは60.5φ、いや76.3φかもしれない。
パイプ径が違うため段差が出来て抵抗と成ってしまうのは避けたかったが、仕方ない。 だが、その径の違いが功を奏したのかは定かではないが、見事に消音された。
しかし殆どノーマルと言っても差し支えないほど消音されてしまって私的には物足りないというのが本音。 まさか、これほどまでに消音されるとは驚いた。 しかし同じくエリーゼパーツで4インチのサブマフラーを購入した友人は其程消音されていないので、接続部のパイプ径よりも消音器の直径(容積)が重要なのかも知れない。
数年使用したバッテリー、まだ5年は経っていなかったように思うが、充電しても12.2ボルトしか出ないため通販で安いバッテリーを購入した。 購入したのはACデルコのバッテリー。 エリーゼに合うと書かれていたので購入したのだが、ブラケットが全く合わない。 仕方ないからブラケットを無理矢理加工して固定したが、これはお薦め出来ない。