いつまでも自粛していては経済が回らないので以前からの課題だったアンダーステアの解消を探るため散歩に出掛けた。
この時期の奥多摩は漸く桜が開花する時期で、山躑躅が彼方此方見頃を迎えていて綺麗だ。 私の好きな黄色い花、山吹や連翹なども鮮やかに咲いている。 最近、花鳥風月を愛でるようになったのは残りの人生が少なくなったからか、それとも今まで日本の美しい自然を解って居なかったからか...何れにしても、日本には美しい自然がまだ残っている。
目を三角にして走るばかりでなく、エリーゼをオープンにしてこの自然を楽しみながら走るのも悪くない。
私のエリーゼは右コーナーと左コーナーではフィーリングが全く違う。 この日の朝、念入りに車高調整を済ませてから出動したのだが、コーナーウェイトを合わせないと面圧が異なるため、やはり軽量車では影響が大きいのだろうか。
ふと、車に備えている雑記帳(備忘録)を読み返しながら、一旦去年の仕様に戻そうとしたときに唖然とする事態が発覚。 今朝も確かに確認した筈のモノが全く違っていたのだ。
それは減衰調整の段数。
右前の縮み側減衰は最強から1段戻しの状態で、左前は16段戻しの状態。 今朝、両方とも16段戻しに変更した筈。 それが何故、右前だけ締め込んでいるのか理解に苦しむ。 神様の悪戯? いや、そんな筈はない。 では私の凡ミス?
もう随分前から悩んで何度もチェックしたはずなのだが、左右を合わせてみたらコーナリングのフィーリングは左右とも同じような感覚になった。 しかし、ロースピード側の減衰調整を締め込むとアンダーステアからオーバーステアに変化するのが解ったので良しとしよう。
と、あまりの出来事に苦笑いしながら空を見上げると、鉄塔に太いワイヤーが掛けられているのを発見。 その先を見ると一方は湖の反対岸で、もう片方は私が駐めている駐車場の直ぐ上。
よくみると何か居る。 もしかしてロープウェイ?
間違いない。
ロープウェイだ。
「くもとり」と書いてある。
そういえば子供の頃、奥多摩湖にはロープウェイがあった気がする。 調べてみると1960年代には廃止されたとか。 もう40年もの間、ずっと此処にコイツは居るのか。 知らなかった。
今でも駅舎は有るらしい。 川野の駐車場から直ぐ上にある駅には、今でも入れるらしいので昭和を懐かしみたい貴兄は訪れてみては如何だろう。
もう一本走っていると、友人からメール。 近くの山に登山していたら私の走っている音が聞こえたからメールしたという。 よく気がついたなと感心しつつ、マフラーを更に静かにするためサイレンサーを追加する事にした。
この日は何だか気が抜けてしまったので、私の好きな甲州牛を食べに塩山まで行くことに。 すると塩山への道を下っていくと眼下に一面桃色に染まった町が見えてきた。
これは圧巻。 ここは桃の産地なのだが、花桃ではなく食用の桃でもこれほど見事な花を咲かせるとは知らなかった。
花に近づくとミツバチが忙しそうに働いていた。 そう、頑張って受粉させてやってくれ。 君たちが頑張ると桃は実るんだ。
今月もサーキットは営業していないので物欲全開。 まずは先月書いたポジキャンのフィット君をネガキャンに変更してやることから開始。
右がノーマルで直径12ミリ。 左がキャンバー角度調整用のボルトで直径11ミリ。 これをストラットに入れてキャンバーを調整するのだ。
上下に入れてみたらネガキャンが付きすぎたので、上だけ変更した。
こんな感じ。
続いてポチッとしたのはブレーキパッドとブレーキフルード。 どちらもMonotaROのプライベートブランドで激安。 なんとパッドが1000円、フルードが700円。
しかしこのフルードはDOT4ではあるがウェット沸点が低いのでエリーゼには使えない。 エリーゼは今まで通りウェット沸点284度のレブフルードを使用する。
フィット君のパッド交換は非常に簡単。 あっと言う間に交換完了。 そして効きもバッチリ。 ノーマルより良い。 フルードも問題なし。
その後フィット君はエアコンフィルターを交換し、これでメンテは終了。 ステアリングは慣れてきたのでエアバッグ特約を無くすのも芳しくないため交換はしないことにした。
足車のメンテが終わったので下駄バイクの整備と、ゴールデンウィークに林道ツーリングへ行けるようにXR250R(ME06)の整備をしてやることにした。
ME06には以前フィーリングの良かったD739というモトクロスタイヤをリヤに装着しようと思ったが既に生産中止。 どうしようかとネットを検索したら昨年新発売されたMX71というのが後継タイヤらしい。
一緒にツーリングに行く某氏の家で互いに協力しながら人力でタイヤ交換。 が、さすがオッサン。 以前交換したとき、どうやって交換したか全く記憶にない。 二人でエッチラオッチラと時間を掛けて交換。 途中でリムバンドを買いに出掛けたりしたのも含めると4時間も掛かってしまった。
が、コイツは中々やってくれそうで楽しみだ。
それもそのはず、だってコイツは一般公道走行不可。(といっても違法ではないけど)
ところで、隣にあるヤル気満々なパターンのタイヤは?
そう、コイツ。
2003年のタイヤは既に風化して罅皹のボロボロ。 いつバーストするか解らないので、何を履こうか探していたところ、通販サイトで安くてカッコイイのを見つけたのがコレだったという訳。 因みにヨコハマのスピードライン500という。
さて、コイツは柔らかいからサクサクっと交換。
するはずだったが...
お約束のようにタイヤレバーでパンクさせてしまった。
80年代にヨコハマから出ていたプロファイヤーを彷彿させるパターンがカッコイイ。
ふふふ、これで横町のコーナーも完璧にライン取りして抜けられるはず。
連休初日、ME06二台で大名栗林道〜中津川林道〜川上村営林道村道川上牧丘(大弛峠)線〜林道泉水横手山線の予定だったが...
なんと、中津川林道は4月いっぱいまで非情にも通行止め。 5月から全面開通とはついてない。(というか調べてから行けよ) 何とか行けないかと、悪巧みするオヤジ二人だったが、バイクを寝かしても通れる透間ではないし、橋の上に持ち上げることも出来ないのでどうにも成らず断念。
ゴールデンウィークから開けて欲しかった。
仕方ないので雁坂峠の有料道路で山梨に向かい、またまた塩山にある「お食事処はやし」で、甲州牛と馬のモツ煮を堪能。 我ながら飽きないというか、馬鹿の一つ覚えというか。
さて、それでは柳沢峠へ。 ここからは林道泉水横手山線へ入るのだが、ここも通行止めのお知らせ看板が設置されていた。 ま、行けるところまで行こう。
案の定、牛首谷橋で通行止めで、反対側は三条橋で通行止め。
こちらは5月16日に開通予定ということで、トコトンついてない。 ん?ゲートの手前にシミがありますね。 これガソリンのシミでして、バイクを寝かせると....
今回履いたMX71、一皮剥けるまではアスファルトの上でもヌルヌル滑ったが、大名栗を走った後はアスファルトの上でも不安無く走れるようになり、勿論硬く締まったダートは快適。
ウデが有れば、一緒に走った友人のようにクリップからアクセルコントロールしてパワースライドさせながら綺麗に走れると思うが、ヘタクソな私はガレた所やフカフカした所でスタックしないようにアクセル全開が精々。 そんなウデの私でもコーナーでグリップを感じられたので、今回のチョイスは正解だったかと。
林道走っていると燃費はリッター25キロ程度だが、一般道を観光客の遅いペースに付き合ってトコトコとツーリングしているとリッター40キロも走った。 これはスーパーカブ君も吃驚の高燃費。 4スト単気筒は燃費良いね。 尻が痛くなるシートさえ良ければ、長距離走れるのでツーリングマシンとして最適なのだが。 でも、コイツは本当に良いバイクだと思う。
今回のツーリングで久しぶりに激しく走ったからか、グローブが破けてしまった。 抜けられなかった中津川林道をゴールデンウィークにもう一度走りたいので、今日にでもグローブを買いに行こう。