30年前に単車で体験走行をしたことは有るのだが、本気で走った訳ではないので今回が事実上の初走行。 鈴鹿のフルコースをエリーゼで走って来た。
前日は定時に仕事を上がり、速攻で帰宅。 帰宅して直ぐに夕食を摂り、アルコール無しで幼稚園児並の20時に就寝...が、全く眠気が無く時間だけが過ぎていき、結局一睡もしないまま午前0時に行動開始。 小学生の遠足前日状態。
ゆっくりと支度を済ませ、自宅を出たのが0時45分。 ガソリンスタンドで持参した携行缶と共に満タンにし、スタンドの空気入れで後輪1.8、前輪1.9の空気圧にセット。 用賀から東名高速に乗り本格的な移動開始。
メーター読み時速105キロで巡航。 5キロほど速度超過だが許される範囲だろう。 経験的に私のエリーゼはコノぐらいの速度で走ると燃費が頗る良いのだ。
いつもなら距離的に100キロ程走る前に満タン表示が無くなり、残量表示に切り替わるのだが、今日は狙い通りに燃費は良さそうだ、と御殿場インター辺りでニヤニヤしながら運転していると窓ガラスに水滴。
まさか! ラジエターのパンク? 水滴の量は徐々に多くなり雨だと確信。 天気予報では降水率ゼロなのに、さすが雨男の面目躍如といったところか。 一方、燃料は120キロ走っても満タン表示のまま。
ところで深夜の高速道路は先日エンジンの慣らしで長野方面へ行って以来だが、とにかくトラックが多い。 そのトラック、リミッターが付いているからだと思うが時速90キロで巡航しているのが殆ど。
90キロで巡航しているトラックだが、若干でも登り勾配に差し掛かると速度が落ちる。 その速度の落ちたトラックを、90キロ縛りのトラックが追い越しを掛けるため80キロ以下の速度で追い越し車線にしゃしゃり出てくる。 すると余計なブレーキを踏むヘタクソなドライバーがテールランプを赤く染める。
そしてまたまたヘタクソなドライバーが慌ててブレーキを踏むので流れが滞ってしまう。 前方の流れを読み、アクセルのオンオフだけで緩やかに速度調節を行えば流れは変わり難いのに。
雨の東名をイライラしながら走るのは良くないが、お陰様で睡魔は一切無い。 自宅から2時間半、3時15分に牧之原サービスエリアに到着。 自宅付近のガソリンスタンドで満タンにしてから205キロ。
此処は今回行程のほぼ中心点。 ここで再びガソリン満タンにすると入れたハイオクは12リッター。 なんとリッター17キロというエコカーぶりに大満足。
やがて友人のBNR32氏が到着、もう一人のFD3S氏は前日の夜勤明けのままパンスピードの積車に積んで移動済みとのこと。 なので、2台で再び105キロで巡航することとなった。
と、走り出して直ぐに携帯にメールが入った。 今日一緒に走るS2000の彼からだ。 5時半に湾岸長島パーキングに待ち合わせだが1時間早い。
その後淡々と走っていると浜松を過ぎた辺りから漸く雨は上がり始め、愛知県に入る頃には空に星が見えてきた。 そして豊田ジャンクションから走った事のない伊勢湾岸道に入ったが、ここは車線が広く走りやすい。
橋の上に差し掛かると左手に沢山の工場群が見える。 そうか、此処は伊勢湾の最奥地か。 高速を降りるみえ川越インターの手前にあるパーキングエリアに入ると、黄色いS2000は直ぐに見つかった。
軽く何か食べようかと思ったが、全てのシャッターが閉まっており自販機とトイレしかない此処には用はない。 移動再開。
インターを降りると遙か昔の高校生時代に単車でツーリングした名四国道。 ここは夜中になると殆ど高速道路状態で驚いたのだが、今はオービスが設置されており皆さん行儀が良くなったようだ。
さてS2000君、エッソのガソリンスタンドで入れたいらしいが、以前入れたスタンドは廃業になっていた。 目的地としているコンビニまであと僅かと言うところに24時間営業のエッソ発見。 彼が給油している間、私らは先にコンビニに行くことにした。
再びコンビニで合流し、サーキット道路を走って行くと夜が明けてきた。 観覧車が見えてきた、到着だ。 ゲートで案内しているお姉さん、寒いのに可愛い笑顔で迎えてくれた。 ありがとう。
予め決められた42番ピットに着くと、誰も居ない。 例によって私らが1番乗りらしい。 少し車の中で仮眠しようとしたが全く眠れないので、ナビのミニゴリラをNHKのワンセグに切り替えて天気予報をチェック。 悪く無さそうだ。
そんなことをしているとFD3S氏がローダーで到着。 不吉な42番のシャッターを開けて中に入り、ピットレーン側のシャッターを開けた。 こんなに下り坂になってるのか、ホームストレート。
コンクリートウォールからコースを見ると、コース幅が狭く感じた。 富士を見慣れていて、その富士の雰囲気に近いから幅が狭いと感じたのかも知れない。
夜が明けた。 空は青く雲も少ない。 が、寒い。 吐く息が真っ白だ。
今回はあまり嬉しくない番号の42番ピットを割り当てられているが、41番との仕切は動かせるようだ。 少しでも広く使えるように間仕切を動かそう。 まずは私の後ろに駐めているBNR32氏に動いて貰った。
続いて私。
ゴンッ
...え?
かなり後ろまでクルマを動かさないと間仕切が動かせないので、間仕切より車1台分は下がってくれていると思い込んでいた私。 なんとこんな所で人生初のカマ掘り、しかも逆カマを掘ってしまった。
慌ててクルマから降り、ぶつけてしまった所を見ると私のマフラーがBNR32氏のニスモグリル辺りを攻撃。 双方とも悲しい状態になってしまい、一気にモチベーションダウン。
申し訳ない気持ちで一杯になった。
やはり42番は駄目だ、と、落ち込んでいると友人のエクシージ240cup氏が到着。 久しぶりに見た240cup氏の車はBSKさんのパーツ満載。 GTウィングにインタークーラー冷却対応リアハッチ、フロントスポイラーもカーボン製のものが装着され、マフラーもBSKのスーパーチャージャー車両用のものに変わっており、装着タイヤはSタイヤでヤル気満々仕様。
受付を済ませてブリーフィングに向かうと、GTドライバーがなんと5人。 といっても申し訳ないがGTには興味が無い私は殆ど知らないのだが。
しかし今回は人が多い。 106人の走行会なんて聞いたことがない。 車両は996GT2からTOYOTA2000GT、軽自動車のビートまで様々。 多種多様なクルマを上手くグループ分けしてあるが、これはさぞかし大変だった事だろう。
そんな中に知っている顔がチラホラ。 ミクシィで知り合った方も何人かいらっしゃったので挨拶へ。 皆さんとても気さくな方で楽しい会話をさせていただき、いよいよ走行会開始。
一本目は友人達が走るのでモニターを見ていたら、BNR32氏はいきなり29秒台。 ブーストアップでラジアルタイヤ、しかも初走行で30秒を切るとは流石。 次に走ったS2000君もドノーマルなのに34秒と、一緒に来た連中は只者ではないのを再認識。
私はと言えば、気合い入れて先導車の真後ろでコースイン。 初めてのコースなのでオフィシャルカーが走るラインを目に焼き付けながら走行。 慣熟走行が終了し、とりあえず全開にしてみる。
難しいぞ、このコース。 スピードレンジの高いコーナリングは大好きなのだが、何の変哲もないように見えるS字が手強い。 リズムがまるで掴めない。 ブレーキは踏まずにアクセルのオンオフだけで切り返してみたが、横Gをうまく移動させないとグリップを失いやすく難易度が高い。
それでも全体的に頑張ってみると、デグナーの1個目で速度を落としきれず縁石に4輪とも乗り上げてしまった。 ここはコースオフするとグラベルなのでスタック(=走行終了)してしまう。 危ない危ない。
これで陰嚢袋縮んでしまったのか36秒しか出ないという不甲斐なさ。 密かに35秒は出るだろうと踏んでいたのに、これでは箸にも棒にも引っかからない。 ノーマルのS2000君に負けてどうする。
午後の走行前に走り慣れている方々に意見を伺うと、私が躊躇して4速パーシャルで進入した「まっちゃんコーナー」は5速に入れても曲がれるらしい。 また、ヘアピンの突っ込みはイン側ゼブラの末端まで加速しても止まれるらしい。
まずはこの2つを頭に入れて2回目の走行。 よし、35秒は簡単に出るようだ。 だがまだ頑張って走っている感じではなく、特に1コーナーと130Rが頑張れない。 言い訳はしたくないが、治した筈のフロント左ブレーキが悲しい事にジャダーを起こすのだ。
駄目になったハブベアリングのためにローターが反ってしまったのか、それともアップライトが不良品で、新品のベアリングを入れてもベアリングが歪んでガタが出てしまうのか? 何れにしてもブレーキングで振動が出るため、ロックしそうで怖くて全力制動が出来ない。
それでも35秒では駄目だ。 密かに32秒を狙っていたのだが、口にしなくて良かった。試行錯誤しながら走り方を少しずつ詰めて行ったが、何処かで些細なミスを起こす相変わらずのヘタレっぷり。
そんな時、バックストレートで5速へ入れようとしたら「ガリッ」。 先月号で書いたとおり不具合の根本的な治療は施していないので再発する可能性は十分あるのだが、その片鱗を伺わせる状況が発生。 シフトチェンジの際に回転がピタリと合っていてもギヤが引っかかる。
特に酷いのが5速。 先日の富士でシフトミスしてギアの歯先が痛んだのか? 極力丁寧なシフトで臨んでみたが、それでも駄目だ。
ところで気になるリザルトを拝見すると、今回が2回目の鈴鹿という111RのT氏はNAでなんと28秒フラット。 1度だけ111cupでご一緒させて戴いた事があるが、やはり素晴らしいウデを持っていらっしゃる方はレベルが違う。 走行2回目の2周目、邪魔をしてしまったのでピットまで謝罪に行ったのだが姿を見つけられなかった。
もうひとかた、23秒で周回するS氏にもコースイン後に邪魔をしてしまったので謝罪をと思ったが、こちらも見つけられなかった。 両氏に謝罪序でに走りのコツを伝授して貰おうと厚かましい事を考えていたので罰が当たったか。
またまた話は変わり、今回の車載動画について。 初めてデジカメのハイビジョン動画撮影機能を使ってみたのだが、デジカメ本体がエンジンの振動でブレブレになってしまって見られる状態では無かった。 残念。 しかし雰囲気だけは伝わるかも知れないので、恥を忍んでアップ。
http://enthusiast.eos111.com/2010_1209_suzuka3.wmv
さて帰ろう。
ここが近ければ最高なのだが仕方ない。 明日は早朝から出張仕事が控えているため、400キロ走って帰宅せねばならない。
走行中にも僅かにポツリと雨粒が落ちて来た箇所が有ったらしいが、鈴鹿を後にする頃から確実に雲行きが怪しくなってきた。 これから名四国道を北上するのだが、その行く先の方角を見ると空が真っ黒だ。 これは確実に降られるなと思ったら案の定、ポツポツと来た。 まぁそれでも走行中に降られなかったのだから良しとしよう。
高速道路で入れるよりは安いだろうと、ガソリンを入れるためにスタンドに入ろうとしたその時...ガツン。 注意してスロープに入ったつもりだったが、私のエリーゼでは最低地上高が足りなかった。 直したばかりのカウル下面を擦ってしまった。 同行した240cup氏は高価なカーボンスポイラーをガツン。 私は注意力が足りなくて折角綺麗になったクルマの前も後ろも傷つけてしまった。
そんな名四国道はサーキットからみえ川越インターまで終始渋滞。 しかし其処までは時間が掛かったが、後は比較的順調。 例によって遅いトラックには辟易とさせられたが、リニューアルされた足柄サービスエリアで遅い夕食を食べても自宅までジャスト6時間。 途中で何度か睡魔に襲われたが、240cup氏のトイレ休憩で復活。 結局前日の午前5時から43時間全く一睡もせずに行動できた自分と今回の走行会を企画してくれたカッキー君に感謝。
鈴鹿走行時に5速全開からのブレーキングでジャダーが出てしまったので、ローターの歪みをチェック。 簡易測定では外周部で0.1ミリしか振れていなかったので問題は少なそうだが、手持ちのパーツが有ったのでアップライトごと交換。
右側に見えるセンターロックのボルトを留めているナットは対角24ミリで、締め付けトルクは21キロ。 これは手持ち作業ではトルクが高すぎて締め付けられないので、車両にセットしてトルク管理するか、万力に挟んで締め付けるしかない。
また、御自分で作業される方が居れば次の点に御留意頂きたい。 このアップライト下部を留めている4本のボルトは、上側に着いているキャンバー調整ナックルのボルトを外す前に外してはイケナイのだ。
先のセンターナット同様、手持ちで外せるようなボルトではないので、慌てずに全てのボルトを緩めて、素手で緩められる程度に成ってから徐々に外していくことをお勧めする。
取付が完了し、再びローターの歪みをチェックしてみた。
こちらも0.1ミリしか針が動かない。 と、簡易テストではどちらも問題無さそうだが、ジャダーが出ていたのは事実。 テストして如実に不具合が見つかるようでは、恐らく相当に酷い状態の筈だから今回はこれで良し。
あとはパッドとローターの慣らしを行ってから様子を見ることにするが、今回取り付けたエリパーで販売されているフロントキャリパーのパッド押さえ金具セットはPFCには相性が悪いのか元々設計が良くないのかは解らないが、パッドが固定されずに走行中に動いてしまう。
どういう事かというと、パッドが遠心力で動いてしまいカタカタと耳障りな音を発するのだ。 発するだけならまだ良いが、動くと言う事はローターとのアタリ面が一定ではないと言う事。 つまり安定した制動力が得られないことにも繋がる。
もしかしたらコレがジャダーの原因かも知れない。
ということでチェック。
やはりパッドが手で軽く触った程度でグラグラと動いてしまっている。 これでは駄目だ。 ではどうする? 今まで使用していた純正パーツは廃棄してしまって既に無い。 困った...と友人に言うと、ブレンボのキャリパープレートなら有るとのこと。 その日は大晦日で友人も忙しい時間帯だったが快諾して頂けたので、私は宿酔だったがカブに乗って世田谷の成城まで。
これがありがたく頂く事が出来たレンボのキャリパープレート。 実はこれ以外にご実家の生産緑地で取れた白菜と大根を頂いて大感激。 カブで寒い中を走っていた甲斐が有ったというもの。 これには自宅で普段は怪訝そうな顔しか見せないカミサンも大喜び。
さて、それでは取り付けてみよう。 先ずはブレンボのキャリパープレートだけを装着してみたが、固定具合が甘くてAPのモノとの際は余りない。 やはりダブルで装着するしか無さそうだ。
よし、これなら大丈夫だろう。 同じような症状で悩んでいる方が居れば、これと同様の事を施せば解消するかも知れない。
ウェザーストリップ
何度もエンジンルームを覗き込むからだろう。 私の車はウェザーストリップがボロボロだ。
何とか誤魔化して使用していたが、いよいよ何らかの手当が必要な時期と成り、先ずはオールドタイマー誌に掲載されていたダイコーゴムに問い合わせてみると、2つの種類のサンプルを送っていただけた。 http://www.kyusha.jp/parts/
その2つのうちDR-08という種類が上手く合いそうだが、今回は取り敢えず接着剤で何とかなるかテストしてみた。 使用した接着剤はボンドで有名なコニシ社の万能接着剤、ウルトラ多用途SUというタイプ。
結果は上々。 こんなに上手く行くとは思わなかった。 が、耐久性は不明。 熱にも晒される箇所なので、耐えられないようならダイコーゴムさんのウェザーストリップを試そうと思う。
バッテリー交換
大活躍のカブ君、寒くなってきたらウインカーがマトモに点滅しなくなってしまったので、新品バッテリーを購入することにした。 とは言っても新品で1500円とリーズナブルだから出来るワザ。 本当にコイツは懐に優しい。
浅見レーシング
ダンパーのリセッティングなら殆どのメーカーのモノを扱える店がウチの近くにあるという話を伺い、エリーゼ乗りの友人から紹介されたそのお店へ行くことに。 其処は私の家から本当に僅かしか離れていない新座市にヒッソリと佇んでいた。
ショップの名前は浅見レーシング、代表は浅見貞男さん。 と、聞いて直ぐに解る貴方はオートバイレースの古き良き時代を知っている人。 かくいう私はお会いして雑談をしていても、(かなり失礼なことに)なんだかヤケに技術的なことが解ってるオッサンだなぁと思って居た次第。
やがてヤマハのテストコースの話題やケニーロバーツの話などを伺い、テストコースで今は皮ツナギなどで有名なプロショップ高井の高井選手が出したレコードタイムを軽々とテストで上回ったという話を聞いた辺りから冷や汗タラリ。 よくみれば作業場の中には70〜80年代のワークスマシンのポスターや、それらを操っている氏のポスターがズラリ。
その中に有った若き日の浅見氏の顔写真と特徴的なヘルメットカラーを見て確信。 これはヤマハワークスライダーでボルドール24時間で2位に入るなど、世界的に有名だった浅見選手だ。
私は井蛙な事を熟々と語ってしまった事を恥じたのは言う迄もない。 直ぐにコレまでの無礼を謝罪。 すると笑い飛ばしてくれたので安堵。
と、散々悪態をついた後なので普通の人なら物怖じしてしまうのだろうが、厚顔無恥な私はめげずに色々とサスペンションについて質問。 すると、全てサラッと応える辺りは流石。 やはり一流の人は違う。
話の流れでエリーゼではBSKさんからトガシエンジニアリングさんが製作したダンパーを嘗ては出して居たんですがと話をすると、あろうことかトガシさんに直電。 確かに今は作ってないが、パーツは今でも有るから何でも出来るらしいよと笑顔で返答。 いやはや、大御所が一見さんにこの対応、参りました。
とにかく 「クァンタムでもナイトロンでも分解出来るダンパーなら何でもセッティングやオーバーホールが出来るから気軽に遊びにお出で」 と仰っていた。 色々な伝手があるようで、パーツは殆どのモノが入手可能らしい。
また、作業場に置いてあったバイクが素人の私が見ても完成度が高く、更に乗れる人が乗っているのが伺えたので 「これは凄そうですね」 と言うと、「あぁ、それはトーシロー(素人)が乗ってる大したこと無いヤツだよ」 と。 はぁ、そうですか...
そんな大御所に気軽に遊びに来いと言われたのは嬉しいが、私如きが気軽に遊びに行ける雰囲気では無いのは百も承知、行くときは今回紹介してくれた友人と行くことにしよう。 こんな凄い人を紹介してくれた友人も実は凄い人だったのだが、その話はまたの機会に。
あ、そうそう一つ目から鱗な事を教えて頂いたので書いておこう。 それはホイールのエアバルブキャップなのだが、サーキットで外している方が見受けられるが、それは止めた方が良い。
というのは、遠心力で中のバルブが押し下げられてエアが抜けることがあるそうだ。 実際、氏のテスト中に時速300キロ程度で走行後にタイヤの空気圧を計測したら、圧が熱で上がるどころか下がったのでバルブキャップを装着して再テストしたら下がらなくなったという。
速度が上がれば遠心力も馬鹿にならないということで、それ以後は必ずキャップは確実に装着することにしたという。