この日のために袖ケ浦フォレストレースウェイに3度ほど通った。 そう、今日はADVAN Lotus111Cup
2009の最終戦。 ここは筑波よりもゲートオープンが遅いので7時に着くように自宅を出発。
元気よく短いクランキングでエンジンは始動。 先月壊れたオルタは新品に交換済みで問題無いのだが、昨夜遅くまで降った雨のため路面はウェット。
袖ケ浦は一度雨が降ると中々路面が乾かないので、今日はドライでの走行は無理だろう。
高井戸インターから首都高に乗り、都心を抜けて800円になったアクアラインに入る頃には空も少し明るくなってきた。 しかし長い海底トンネルを抜けると天気はドンヨリ。 おかしいな、天気予報だと天気は良くなる筈なのに...と、思って居ると前のダンプから水しぶき。 ウインドウオッシャー攻撃かよ、と思って居るとイツまでも止まない。
嘘だろ。 次第に水しぶきは大きくなり本降りの雨に。
有り得ないコンディションの中、ワイパー全開。 ハイドロが起きてもおかしくないほどの雨の中、やっと陸地に上がると少し雨脚が鈍ったとおもったら今度は濃霧。 テンションが上がらないままサーキットに向かうが、その最中も時々パラパラと雨が降ってくる
始末。
そぼ降る雨の中、7時前に近くにあるコンビニに到着。 まだゲートオープンではないと朝食など摂りながらユックリしていたら、既にゲートは開かれていると連絡有り。 慌てて向かうと既に6台ほどが
朝靄の中に佇んでいた。
今日は車の様子がいつもと違うような気がしていたので、持ってきていたテスターを当ててバッテリーの電圧をチェック。 12.3ボルト。 良くも悪くもない
。
エンジンを始動させて再びテスターを当てると11.8ボルト。 嘘だろ。 発電していないではないか。 まだ12個目のオルタは交換したばかり。
しかも交換後はショップから自宅までの走行と、今日、ここまで来ただけだ。
そこにダビデの店長さんが来場。 斯く斯く云々と伝えると、ロータススキャンを繋いでエンジン始動。 やはり11.8ボルトしか電圧がない。 それどころか回転を上げれば上げるほど電圧は降下
する。
思っても居なかった出来事に落胆。 ライバルに話をすると、彼もガックリ。 彼には申し訳ないが、今日はバッテリーの電圧が何とか持続する間に都内まで走りたいのでリタイヤすると伝えた。
今シーズンの111cupが少し早く終ってしまった。
しかしいくらなんでも今回は壊れるのが早すぎる。 これはいつもの熱害とは思えない。 原因追及の前に今日はダビデさんまで車を途中で止めることなく到着させ
るのが先決。 前回は何とか搭載バッテリーの電力だけで辿り着いたが、今回も上手く行くとは限らないのだ。
ありがたい事に今日も友人が予備バッテリーを持参して来てくれていたのを拝借。 いつバッテリーが無くなっても良いよう、ジャンプコードで簡単に接続出来る状態にして万一の事態に備えた。
ここで一息ついたのでレース観戦。 しかし自分が出られないレースほどツマラナイものは無い。 予選すら走れなかったのは初めてだが仕方ない、今日はライバル達の走りを観察
しよう。
レースも無事に終わり、友人達と歓談後にいよいよ試練の時が来た。 友人達がダビデさんまでサポートカーとして付き合ってくれると言う。
これは心強いし嬉しい。 極力回転を上げずにブレーキも踏まないというレースとは違った厳しい走りをしながら何とか到着。 何とか今回も搭載バッテリーだけで辿り着く事が出来た。
後日、ダビデの店長さんが私の車からオルタを取り出し、電装屋さんにチェックして戴いたところオルタに異常は見られなかったと言う。 なんと言う事だ。 因みに前回壊れたオルタは信号線の端子がオルタから脱落
していた。
前回壊れたのは振動で端子がカシメから脱落したと思って居たが、信号線に何か起きているのかも知れない。 オルタが壊れていないのに発電しないという
ので回路図を見ると、電源線はスターターを通ってからバッテリーに行っているのだが、スターターとオルタの間にはヒュージブルリンクが有るだけだ。
今のところダビデさんに預けて検証中だが、オルタからの信号線が怪しいという。 前回壊れたのも信号線の端子だし、確かにココが怪しいと私も思う。
フト過ぎったのがセキュリティを殺したときにショートさせてしまった事。 あの時に何か信号線関係にダメージを与えたのか? 残念ながら私は電気系には滅法弱いので店主さん
や電気の師匠の検証を待つしかない。
そうそう、忘れて成らないのが電気系の師匠と読者の貴兄。 師匠には何度も助けて戴いているが貴兄から戴いたメールや掲示板の書き込みにも何度も助けて戴いている。 もし何か思い当たる節があれば些細な事でも構わないので是非ご連絡戴きたい。
もう随分前の話だが、筑波サーキットで傍若無人なインテに巻き込まれ、クラッシュした時に塗装がバキバキに剥がれてしまったドアミラー。 いつか余裕が出来たら交換しようと思って居たが、英国のエリーゼパーツで無塗装品
であれば格安で販売されているのを発見。
このドアミラー、とても短いビットを使用してヘッドの小さいラチェットで回さなければ脱着出来ない。 以前、無理矢理外そうとしてねじ山を舐めそうになった
事が有る。 今回は準備万端、いつの間にか工具も充実して来たので大体の事は出来るようになった
が、車載工具もトラブルの度に多くなり、今では片手で何とか持てるほどの重量と成った。
塗装がされていないと商用車のようで見た目がチープだが、まぁこれは目を瞑ろう。 しかし私の愛車も酷使されて傷だらけになってしまった。 遠目には洗車してワックスを掛けると綺麗に見えるが、近くでマジマジと見ると酷い有様。 だが、何度も書いているようにコイツは飽きない。 まだまだ付き合って行こうと思う。
しかし今年エリーゼはダビデさんに入院したまま。 コイツが私の元に来て以来、初めてエリーゼが居ない正月になってしまったので、当然の如く新年の走り初めも出来ない。 早く元気になって戻ってきて欲しい。 (週末にやる事が無
いとアル中になってしまいそうだ)