ヘッド修正面研 → 終了
バルブポリッシュ(カーボン落とし) → 終了
バルブガイド確認 → 良好
バルブセット長(突出量)調整 → 終了
バルブシート3段カット → 終了
バルブ摺合わせ(大外アタリ) → 終了
ポート段付修正(ポート研磨は無し) → 終了
バルブステムオイルシール交換 → 部品準備済
リテーナーはスチールリテーナーに交換 → 部品準備済
コッター交換 → 部品準備済
ヘッド・ブロック全オイル通路形状修正 → 未着手
ヘッド・ブロック冷却水通路形状修正 → 未着手
シリンダースリーブ交換 → 部品準備済
ピストン交換(ピストンリング共) → 部品準備済
コンロッド単体重量合わせ(再使用) → 終了
コンロッドボルト交換(強化品) → 部品準備済
コンロッドとピストンを合計した重量バランスは個々のバラツキが結構あったため、上記のように研磨して重量合わせ終了。
各種メタル交換(スラストメタル含) → 部品準備済
クランク曲がり修整 → 計測の結果、不要と判断
クランク単体回転バランス → 終了
クラッチ交換 → 部品準備済
レリーズベアリング交換(部品持込) → 部品準備済
クランク・フライホイール・クラッチ一体回転バランス → コレが問題
現在使用しているエンジンを下ろしてフライホイールを外す必要が有るのだが、1月11日に筑波を走ろうと思って居るので、その走行が終わらないと下ろすことが出来ない。
オイルポンプ交換 → 部品準備済
シリンダースタッドボルト交換 → 部品準備済
その他各種オイルシール・パッキン・ガスケット(新品) → 部品準備済
サーモスタット交換(82度) → 未発注
これは迷っている。 純正の88度で良いのではと言う意見と、今まで使っている82度の新品にするかを悩んでいる。 純正の88度では通常走行時はメーター表示84度程度になり、82度のサーモスタットでは78度で安定する。
以前から私の頭に水は80度、オイルは90度がベストと頭に焼き付いているが、これが根拠という裏付けがないのも事実。 また最近のエンジンは水温などは高めで、それは燃料の霧化を促進するためとも聞く。
しかし考えてみたらメーカーがベストな水温を考慮してサーモスタットを選定しているはず。 となればレース用エンジンでもなく、エンジン制御も純正コンピューターを使用しているノーマルエンジンを回す私にはメーカー純正が一番なのかも知れない。
ところでエリーゼは冷却水が運転席の横を通って居るのはご存じの通り。 そして右ハンドル車では熱い冷却水がドライバーの横を通る。 これは冬場にはありがたいのだが、夏場は灼熱地獄。 とは言え88度のサーモと82度の温度差6度で夏場の快適性に雲泥の差が出るのだろうか。
真夏の室内空調で28度と26度では僅か2度だが快適性は全く違う。 となると、84度の水が流れているのと78度の水が流れているのでは随分と違いがありそうだ。
任意温度に設定できるサーモスタットが有ると便利なのだが、そんなものは存在しない。 ということで悩んでいるのだが、実際の所はどちらを入れても問題ないのも確か。 冬の快適性を取るか、夏の快適性を取るか...迷う。 84度のサーモスタットが有ればいいのに。
またまたマフラーを交換した。 つい最近交換したような気がするのだが抜けてしまったので仕方ない。 やはりマフラーの消音器はグラスウールだけで消音するタイプはスグに抜けてしまう。
上は今まで装着していたマフラー。 タイコの中身が抜けてしまったので排気熱で焼けて変色している。 下は抜けてしまったタイコと今回購入したタイコの比較。
何度作っても例えそれがマフラー用のグラスウールでも、そして目一杯詰め込んで貰ったとしても1ヶ月で爆音仕様と成ってしまうことを勉強した。
数あるマフラーメーカー何社かに見積もりを取り、タイコだけ販売して戴こうと思ったが、友人からヤフーのオークションに格安マフラーがあるとメールが来た。 どれどれと調べてみると7,600円と超激安価格。(BLUEFIN
ENGINEERING)
この価格なら失敗しても痛手は少ない。 そして友人の友人はこのタイコを使ってマフラーを製作したが、劣化もなく音も良く快調という。
届いたマフラーは、これで本当に7600円なのかと疑うような出来映え。 溶接の跡も綺麗で大満足。 私は溶接跡を見るのが好きなのだが、今回のタイコを肴にしながら焼酎を美味しく戴けたほど良い出来だ。
だが、溶接が綺麗でも劣化度と音が良くなくてはダメ。
一応、慣らしと思われるような走行を100キロ程度こなした後にサーキット走行。 まず違いは音なのだがソレはアタリマエ。 音に関しては後述するとして、出力特性から言うと低速トルクが少し増えたのとパワーバンドに入る前に有った谷が少し埋まったことが大きい。
抜けてしまったタイコは150φで今回は120φ。 どちらもマフラー口径は外形50.8φということで一緒なのだが、その容積の違いからか、抜けてしまってタイコが誇張室のようになったかは不明だが、今回のマフラーの方が明らかに低速トルクが太った。
では高回転はどうかというと、これは抜けてしまったマフラーの方が少し軽やかに回っていた。 もしかしたらタイコから後ろは60.5φが良いのかも知れないが、今はタイコから後ろの配管を作り直す費用が捻出できない。 余裕が出来たら製作して貰おう。
さて残るは音。 まず始動直後なのだが、これは住宅地ではサブサイレンサー必須。 NA独特の弾けるような音を始動直後に吠えてしまう。 水温が上昇して暖気が進めばサイレンサーを外しても炸裂音は皆無。 勿論一般車とは違い存在感を主張する音だが、隣近所の住民が直ぐさま眉を顰めるのは回避できそうだ。
2,000回転を過ぎた辺りから「らしい音」を奏で始めるが、パワーバンドに入ると音が一変。 心地よい炸裂音を歌い始める。 この心地よいというのが重要。 以前のマフラーは単なる炸裂音のみで決して美しくない音だった。 トンネルなどで全開にすると頭が痛くなるような音で包まれたのだが、今回のマフラーは頭が痛くなるようなことはない。
とは言っても静かなマフラーでは無いことは確か。 私的には丁度良い音量だと思って居るが、人によって感じ方は違うだろう。
一度サーキットを走ったら音が落ち着いたようで、始動直後と1時間後では音が違っていたのが無くなり、初期より音が極端に大きくなることもなく安定期に入ったようだ。
総括すると、このマフラーはアリ。 まずコストパフォーマンスが素晴らしい。 高回転での軽やかさが少し無くなったように思うが、トルクフルになったことで良しとしよう。 耐久性は1ヶ月程度しか経っていないので解らないが、今までのマフラーのようにグラスウールがテールに散乱して居ないので持ちは悪くなさそうだ。 そして音は私の好きな炸裂音も残しつつ、少し大人になり気に入った。
この業者、大阪のBLUEFIN
ENGINEERINGというのだが、ネットで検索しても出てこない。 自社製作と言うが国内で作っているなら頑張って続けて欲しいものだ。