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2008.11




日が暮れるのが早くなり、整備する手も冷たく怪我をしやすい


 
 序・破・急

ウィキペディアによると序・破・急とは本来は雅楽の演奏についての言葉で使用され、雅楽の唐楽などで曲を構成する三つの部分を言い、西洋音楽の楽章に相当するらしい。 が、今回の意は三幕構成の意である。

ライフワークのようになっている足のセッティング話で恐縮だが、私は公道でフィーリングチェックをした方が性に合っているらしい。 勿論、最後の詰めはターゲットとしているサーキットで合わせないとタイムは出ないのだが、方向性を出すという事と、私のように理論派ではない試行錯誤型セッティングだとサーキットという時間制限があるところでは全てを試せない。

とある土曜日、奥多摩某所で夕方からセッティングを行った...と大っぴらに書くと拙いのだが、箱根某所と奥多摩某所は私のセッティングスポット。 箱根某所は人里離れている道路で、観光客が来ない時間帯でも走れるので迷惑度は低いのだが、奥多摩は午前9時から18時までしか走れない場所ということと、以前は単車連中は五日市側で走って居たので住み分けが出来ていたのだが最近は此方側にも単車連中が沢山来るようになり走り辛い。

走り辛いというのは単車と車では走り方が違うからだ。 車はブレーキングしながらアプローチするのに対し、単車はブレーキングを(ほぼ)終了させてからコーナーに入っていく。 絶対的な速さで言えばサーキット各所のタイムを見れば解るとおりバイクの方が速い筈なのだが、公道では様々な条件によって車の方が速い場合が多い。

そんな中、1台のモタード。 加速力は大したことないのだが、コーナリングが素晴らしい。 モタードに乗ってる奴であれ程綺麗に乗っているのは初めて見た。 なるほど、腕のある奴が乗ればこんな実力があるのか。

コーナー1つでヤツは後ろにいる私に気づいた。 そう、上手なヤツは周りをよく見ている。 ヘタクソなヤツに限って後ろを見ていないし、譲ってもくれない。 必死な状態では何か有ったら対処できないのに。

2往復ほどしただろうか、夕闇にシルバーのBNR32登場。 直感的に「彼」だと解った。 既に辺りは薄暗くなってきた。 私の鳥目で走れるのはこれ一本だろう、と、私が駐車場で減衰変更し峠を下ろうとしていると彼は峠を登ってきた。 背後から追いかけたいらしい。

ランデブー開始。 クソッ、セッティングが合ってない。 アンダーオーバー激しくて車を追い込めない。 丁寧に操らないと吹っ飛んでしまいそうだ。 背後のヘッドライトは車3台分後ろ、騙し騙し何とか下って来たが最近は日没が速くて18時にはやむなく終了。 「序・破・急」の序にも届かなかった。

そして翌日の日曜。 午前中は長男の通院に付き合った為、11時半頃に自宅を出発。 サンデードライバーの運転にイライラしながら奥多摩に到着すると、旧車會と呼ぶらしい昔ながらの暴走族が沢山。

昔と違うのはマシンが綺麗なこと。 しかし私の好きなKHやSSは下品な改造をされて可哀想。ベクトルを「走り」に振れば最も美しくなるのに。

しかし2ストの直管は耳に来る。 私のマフラーも可成り煩いが、彼らの前では掻き消される。 何台ぐらい居ただろう、30台、いや40台位居たかも知れない。 私が中坊の頃はコノぐらいの台数で集会に向かってたっけ。 奥多摩湖の大麦代駐車場の一列を全て埋めていたと言えば、解る人には解るだろう。

そんな光景を見ながら私は某所へ。

前日の夜、酒が入っていると思われる友人から電話を貰った。 「最近は堅くする方向ではなく、車を動かすために柔らかくする方向でセットしてるんだ」 ほほぅ、なるほど。 今回のセッティングで良い結果が出なければ、バネを堅くするか減衰を緩くする方向か悩んで居た私には丁度良い話じゃないか。

最近のレースカーはバネで殆どの仕事をし、ダンパーは効いてるか効いてないか解らないお手伝い程度らしい。 私らのダンパーも闇雲に固めて車を制御するのではなく、沈み込んだ車体をアシストする程度の動きで良いのかも知れない。 そんな話をした事から、昨日の状態から伸び・縮みとも2ノッチ弱くして来たのだ。

が、これで走るとアンダーオーバー両方出る。
アンダーが特に強い。

ロールスピードを抑えてみようとフロントの縮みを1ノッチ締めて試走。
ダメだ、余計食わない。

ではと言うことで縮みは戻して伸びだけ1ノッチ。
おっ、この方向だな。

で1往復。
今度は若干オーバーステア。

今度はリアの伸びを1ノッチ。
随分良くなったが、まだケツが出やすいな。

ということで、更にリヤの伸びを1ノッチ。
明らかに制御されている感じになった。(昨夜やろうとした方向とは違うが)

更にスピードレンジを上げると今度はフロントの食いが物足りない。
もっとフロントが粘って速く回れるはずだと思い、フロントの伸びを1ノッチ。

これで昨日のセッティングと比べると前後とも縮みは2ノッチ緩く、伸びは変わらず。
しかし随分と良くなった。 車が暴れない。(跳ねない)

よし。 次に縮み側を1ノッチ緩めよう、と思ったらフロントウィンドウにポツポツと雨粒が。
まだ午後2時、雨は夜からって言ってたじゃないか! 天気予報を恨みつつ、雨脚が激しくなったので駐車場で幌を被せて終了。

序・破・急の序までは来たのだろうか?

 

そして翌週の箱根。 往路の東名高速御殿場辺りを巡航中、インパネにチカチカっと赤く光る嫌な物を見たような...一瞬だったので良く解らなかったけど、多分あの位置はバッテリーマーク。 となると原因はオルタ。

またかよ。 これ8個目だぜ。 交換してから大して経ってないし、コレはコンデンサーが内蔵されてる対策品の筈。

しかしその後の箱根散歩では一度も光らず(と思う)、散歩も無事に終了したのでグローリーさんに立寄って一応見て戴いたが、配線の緩みや外れは皆無。

それはそうと、どうも車の挙動が気に入らないので帰宅後は食事もせずにバネ交換。 そして夕方に近所を試走したときも異常なし。 が、バネを外しながらパッドを見たら残量僅か。 これは拙いのでパッドとセットでローターも交換し、バネも交換。

こんな時期にカマキリ。 コイツ、肝が据わっててカメラを近付けてもフラッシュ焚いても微動だにせず。 逆にこちらをガン見して威圧してやがる。

少しハブベアリングにゴリゴリ感アリ。 これは交換すべき時期に来てるな。 アップライト周辺も流出してしまったグリスで埃が積もっているし。

日が暮れるのが早くなった。 作業が終わったときにはスッカリ夜。 日が暮れると気温が下がり、手元の動きも緩慢になるので怪我の元。 慎重に慎重に。

 

翌朝は3時に起床。 イソイソと準備してエンジン始動。 ん?初爆の感じがチョット違うぞ。 アイドリングの回転が暖気とともに落ちてくるのもイツモより遅い。 と思いつつ、「今朝は冷えたからな」などと暢気に考えて表通りで暖気、iPodのケーブルをデッキに差し込み音楽が掛かった所で出発。 が、次の信号で音楽が停止しているのに気づいた。

あれれ、変だな。 と思ってデッキを見ると表示が変。 iPodのマークが点いたり消えたり。 ありゃりゃiPod壊れちまったか、と思いつつ「仕方ねぇなぁ」と信号が変わるとともにクラッチ繋いでアクセル踏んでもエンジンが吹けない。

この時点でオルタだと確信。

この場所は自宅から真っ直ぐ進んで踏切を渡り、そこから長い下り坂を下りてきた交番のある青梅街道の交差点を通過した上り坂。 路肩に寄せるか、何とか自宅まで辿り着くか1秒ほど考えたが「なんとしてでも自宅に戻る」ことに。

時刻はまだ3時台。 こんなところでエンコしたらカッコワルイし寒い。 それに交番にも顔出ししなきゃならないし(色々と聞かれると面倒だしイライラするので)絶対に嫌だ。

まずは冷静に車が来ないことを確認してUターン。 しかし坂を下った先の交番前信号は赤。 ブレーキ踏むと電気を食うのでサイドブレーキで路肩に寄せる。 当然、ハザードなど点けないしライトも全部オフ。

信号が変わったのを見計らってアクセルオン。 だが2500以上吹けないので、なんとかダマシ騙しエンジンが回ってくれる回転数で走らせて踏切まで来た。 この時間帯なら西武線は走ってない。 普段は交通法規遵守なのだが、今は緊急事態。 電気を消したまま一時停止無視。

そして次の新青梅街道交差点は幸運なことに青信号。 だがここは本来であれば一方通行を迂回するため左折するのだが...迷わず直進。 そして一方通行の出口で停止し、バックギアに入れて逆走。 エリーゼのバックは怖い。 しかもライト無いし。

フラフラしながらも自宅まで曲がり角2つのところまで逆走。 角を2回曲がって何とか自宅前。 もうインパネの電気も消えたしエンジンもトルクが細い。

自宅前ではマフラーが煩さすぎる。 神様に祈りながらエンジン掛けたまま降車してサブサイレンサー装着。 そして慎重に車庫入れ。 いつもなら拘りの車庫入れなのだが、こんな早朝に落ち着いて数センチの寄せなんか出来ない。 それでも何とか狭い車庫に車を止めてイグニッションオフ。

ふぅ、何とか戻れた。

昨日の時点で交換すれば良かった。 と言っても後の祭り、暫し自己嫌悪に陥る。 今まで何回もオルタは壊れたけど、今回のは唐突...いや、そういえば以前、環八で壊れたときもこんな感じだったか。 あの時もオーディオが変な動きをしてインパネが消えた。 そして一通を逆走して路肩に止め、3時間ほど待ったんだった。

今回も積車だろう。 だが自宅前の狭隘道路には入れない。 どうする? まてよ、それよりどうやって車庫から出すんだ? 取り敢えず一眠りしてから考えよう。

朝になり、MIXIの日記に事の顛末を書いたらエリーゼ仲間から経験談の書き込み。 フル充電したバッテリーに積み替えてショップまで自走したそうな。 これを読んで(お礼の書き込みして)からグローリーさんに電話。 時間は8時なので出勤準備中だと思ったのだが、電話には出て戴けない。 と、暫くすると先方から電話。

某氏の書込の話をすると、グローリーさんもバッテリーの電源だけで西東京から横浜までなら来れるという。(昨日は箱根から横浜経由で自宅まで戻れたし)

新しいバッテリーは無いが、フル充電した大きいバッテリーなら有ると言う事なので、単車(スクーター)を全開にして向かったら流石単車、25分で自宅からグローリーさんに到着。

到着後直ぐにグローリーさんでお借りしたバッテリーをスクーターのトランクに入れ(スカイウェーブ250と言うスクーター、バッテリーがもう1個入るぐらい余裕のスペース)、来た道を再び全開で戻る。

自宅に到着するやいなや、重たいバッテリーを助手席のあった場所に載せ、フロントボンネットを開けてバッテリー端子にブースターケーブル接続。 そしてボンネットを閉めて助手席の窓からケーブルを室内に入れ、私は運転席に座ってバッテリーの「+」にケーブル接続をしてから「−」にも接続。

イグニッションをオンにして各種表示に異常がないか確認した上でセルモーターを回す。 おっ、イツモ通りの始動だ。 ちょっと安堵。 車庫からだして再びグローリーさんへ。

もう大丈夫だろう、と交番前の坂を下るときにアクセルを少し深く入れたらエンジンが吹けない。 慌ててクラッチ切って空ぶかししたものの、ミスファイヤー多発。 駄目か。

仕方なく、脇道に入って自宅方向へ。 すると徐々に調子が戻ってきた。 なんだか解らないが臍を曲げる前に行くしかない。

ただし、イツモのルートで止まってしまうと大顰蹙になる道幅なので、なるべく大きい道を使うことにした。 そして回転数は2000回転程度で静々と。

暫く環八を南下すると第三京浜。 ここでトラブったら無茶苦茶ヤバイ。 法定速度を守って巡航。 ながーーーく感じた第三京浜も都筑インターの文字が見えて一安心。 今度は1時間以上掛かってグローリーさんに到着。

早速チェック。 まずはバッテリーの電圧から。 12.1V。 ちょっと草臥れちゃったらしい。 次にエンジン始動させて電圧チェック。 12.3V。 微妙に増えてるけど数値的には発電してない。

今度はリフトに乗せてオルタを取り出してみると....太いケーブルの端子でなく、細いリード線の有る方の端子というか本体から突き出ているボルト自体がユルユル。

どうなってるのかとバラして見ると、ボルトの先が無い。 恐らく振動で緩んで何処かに行ったか、オルタの中に巻き込んだのだろう。 このボルトはインパネの警告表示灯に接続されているリード線なので、一瞬光ったときには断線か脱落かしたのだろうけど、その後は配線が切れてしまったので警告灯すら点かなかった...という推測で有っているのかな?

壊れたオルタ交換のため、翌日会社を休んで朝一でグローリーさんへ。 物は昨日の内にグローリーさんが電装屋さんから持ち帰っているので交換するだけだが、今日はパンタグラフ式のパレットリフトが塞がっているので2柱リフトで作業。

車高が90ミリではリフトのアームが入らないため、ジャッキアップしてアームに乗せるという何だか良く解らない事をしなくてはならない。 その前にアンダーパネルも外さないと2柱リフトには乗らないので、エリーゼは更に厄介だ。

床に這いつくばってボルトを15個外すとパネルが外れるのだが、這いつくばるだけでなく藻掻くようにしてボルト類を外さなければならないので、この作業をすると髪の毛は埃だらけになるし作業着を着ないと酷いことになる。 まぁ、イツモのコトなのでサクサクッと外してバッテリーのマイナスターミナルを外し、いよいよオルタの脱着開始。

自作の遮熱板各種を外してオルタを止めているボルト2本と、ブラケットのボルト、そしてテンション掛けるためのボルトを緩め、先ずはプーリーベルトを外す。 そして端子を2つとも外して貫通ボルト2本を外せばオルタは取れる。

非常に狭い空間に加えてアクロバティックな姿勢を強いられるので、エンジンフードは外さないと作業が捗らない。付けたままでも何とか出来るが、急がば回れだ。

今回は既にオルタは外してあるので上記の逆順で取り付けていくワケだが、ひとつ注意。 取り付けボルトの上側はブラケットにカラーが入っていてコレが取り付け時に動く。そしてこれを少し外に出してやらないと取り付け時に元の位置には納まってくれないのだ。

方法としてのお勧めは要らないボルトをカラーに差し込み、ポンチや鑽などをあてて玄翁で叩くと良い。 オルタを交換しなきゃ成らないときになったら思い出して戴ければと。

さて、そうやって広げたらオルタを鎮座させるのだが、オルタに着いている黒くて細いボルトは忘れずに付けてから入れるように。 これを後から入れるのはシンドイし、ねじ山が切られていないので面倒なことになる。

そうそう、私のように大径プーリーを付けている人は最初にプーリー交換するのを忘れずに。

さて、これで準備は整った。 あとはサクサクッと付けていくだけ。 フードを外していれば目視しながら作業が出来るので絶体に速いはず。 今回は9時半過ぎから初めて11時には終了、1時間半有れば交換できる。(今回は間にエンジンオイル交換もしたので正味時間は更に短いはず)

エンジン始動し、バッテリーの端子で電圧チェック。 13.2V。 よし大丈夫だ。 グローリーさんにお礼を言って箱根へ向かう。 今日は休みにしたし、折角バネ交換もしたのだからイツモの場所で試してみたい。

横浜青葉からグローリーさんに行くのは何度も通っているので道を間違える事はないが、反対は初めて。 ちょっと道に迷いながらも何とかインターまで来た。 ランプを登っていくと、何とチャージランプ点灯。 なんで? 嘘だろ。

ゲートまで100メートル程度のところで停止し、グローリーさんに電話。
「またチャージランプ点いちゃいました」
(電話口の向こうで肩を落としている佐藤さんが見えた)

もし道を間違えてなかったら高速乗ってた筈。 ラッキーと言う事にしておこう。

グローリーさんに戻りチャージランプが点灯している状態を確認して貰い、エンジンを切らずにそのままテスターをあてる。 回転上げても電圧変わらず。 発電してない事が確認できた。 「エンジン冷やしてから作業しましょう」ということで、一緒に食事をしてから氏は電装屋さんへ、私はオルタの取り外し。

今回交換して貰ったオルタは前回長持ちした1個前のタイプにしたのだが、それが裏目に出たらしい。 今度は最新版にして貰うようにお願いした。

しかし新品なのに10キロ持たないとは。 またまたアンダーパネルからやり直し。 しかも一日で2個交換。 これでオルタの交換は通算10個目。 マレリーさん、いい加減にしてください。

オルタの配線類と取り付けボルトを全て外したところで佐藤さん到着。 ここから二人作業で時間短縮、何とか3時過ぎには装着できた。 早速テスターで確認。 よし、大丈夫だ...って、さっきも大丈夫だったんだけど。

あまり時間がないが、今度は道も覚えたのでインターまで15分で着き、時刻は3時50分。 進行方向は迷うことなく東名を御殿場方面。 が、集中工事期間だったのをすっかり忘れていた。

途中でペースメーカーが居たので便乗し、御殿場到着は4時20分。 そして某所到着は4時40分。 ギリギリセーフ。

私の鳥目で走れるのはあと30分。 急いでチェックコースを往復。 9キロ+10キロのバネ、ちょっと硬いようだ。 某氏が言ってたようにコーナリング中に横Gよりもバネの反力が強くて一瞬戻されるような感触がある。

でもレスポンスは最高、フロントの入りも良い。 ということはだ、フロント8キロ+リア9キロは良いのかも知れない。 試してみたい。 9キロのバネは有るから8キロのバネだけ購入すればテスト出来る。

というところでタイムアップ。

縮みはバネが強くなった分緩めて、伸び側をメインにセットしてみたのだが、いまの段階ではバネを押し切れて居ないという感触だが、あくまで散歩コースなのでサーキットで試さないと何とも言えない。

というわけで筑波サーキットでアタック。 1周目、やはり車のレスポンスは最高。 テールも硬いバネに守られてガッチリとグリップしてくれる。

2周目、タイヤもボチボチ暖まったと思うのでペースアップ。 1コーナー、坂の途中でブレーキング。 が、止まらない。 タイヤがロックしてしまう。 危うく飛び出すかと思った。 まだタイヤが暖まっていなかったようだ。

1周目のペースに戻してラップ。 そして3周目の1コーナー、やはり止まらず大量のタイヤスモーク。 バネが硬くてタイヤを路面に押しつけられないのか? これでは攻められない。 1ヘアではイン側が空転して前に進まない。 どうやら私の走り方では9+10のバネは使いこなせないようだ。

だが一つ収穫。 以前から真っ直ぐ走らなくなっていた私の車が手放しでも真っ直ぐ走るようになった。 何をしたか? それは執念の車高調整。 左右を妥協無しで調整して差を無くしたのだ。 以前は乗車状態で大体水平になるように調整したが、今回は無乗車状態で水平に。

車高調整を自分で調整したことのある人なら解ると思うが、右前を下げると左の後ろが上がり、バネの堅くて重たい右の後ろを上げると右前も少し上がってしまう。 この作業、0.5ミリ未満の精度で合わせようとすると精根尽き果てる。

午後5時から初めて終わったのが午後8時。 なんと3時間も掛かった。

昨日の結果が気に入らない私はバネを戻したのだが、午後6時から開始して終わったのは午後の9時。 やはり3時間。

この作業、輪ゴムを引っ張る感じと言えば解りやすいだろうか。 あちらを引っ張ると、こちらが動く。 仕方ないので根気よく調整し続けて居ると、徐々にターゲットの値に近づく。 注意事項というかベストなのは、アタックするときのガソリン量にしておき自分の乗った状態。 だが、これは一人では無理。

カミサンにスケールを渡し、「この位置からこう見て、0.5ミリ単位で計測して」と御願いしたが、あっさり「無理」と拒否。 という事で仕方なく一人で空車状態で水平に調整した。

真っ直ぐ走るようになったのだが、何故これで真っ直ぐ走るようになったかは不明。

そして翌週。 バネを7.2+8.5に戻した状態で再び筑波サーキットでテスト。 ところがコレでもロックしまくり。 何故だ? 注意して車の挙動と音に集中。 右コーナーで左側から僅かに異音がする。 フロントか?リヤか? どうやらフロントから聞こえる気がする。

そしてブレーキにジャダーが出ている。 ジャダーというかノックバックか。 最初の一踏みが駄目だ。 そしてロック。

バネは柔らかくしたのでフロントの縮みを弱くしてみた。 少し良くなったがまだ足りない。 次にリヤの伸び側を緩めた。 更に良くなったが、どうも減衰設定だけではないようだ。 状況からしてフロント左のハブベアリングが逝ったか? そうであれば一連の状況が少し繋がってくる。

まずは状況確認。

ローターとキャリパーを外し、手でハブプレートを回す。 この時、何も抵抗なく回れば問題無しだがあまりにクルクルと回ってしまうのも問題有り。 今回は前回バネ交換時に感じたとおり少しゴリゴリ感アリ。 スムーズに回らない。 あの時に交換すべきだった。

サーキットからグローリーさんに直行。 アップライトを外してプレートをプレスで抜いて貰う。 抜いて貰ったプレートを見ると、軸の部分に回ってしまった傷が有る。 これは駄目だが、致命傷と言うほどの深い傷ではない。

以前、リヤから音がしたときはハブプレートの軸が折れて居たが、あれほどの消耗ではない。 ではペアリングはどうか。 同様にしてプレスで抜く。 やはり致命傷には至っていない感じだ。

今回はハブプレートも交換。 ストックしてあったのは黒いプレートだったが、見た目は気にしないので問題なし。

それよりブレーキのフィーリングだ。 交換後に街中でのプレーキングで制動力が上がっているのは解ったが、これが原因だったと言い切れる自信がない。

 

再び翌週、夜明けの箱根某所でテスト。 ...駄目だ、右前がロックする。 ダンパーに巻き付けたタイラップを確認するとバンプラバーに当たっている。 ストロークを使い切っているらしい。

何が悪いのかワケが解らなく成ってきた。

観光客がやってくる前に撤退。 グローリーさんに向かう。 そして遊んでいるバネを全てリセットして車高アップ。 今まで下げられるだけ下げていた車高、今度は上げる方向としてバネの遊びを無くし、ショック全長も左右で合わせてみた。

すると、あれだけ苦労して前後左右を調整した車高が一発で決まった。 但し、車高はフロントで98ミリ、リヤ102ミリ。 今までより10ミリ近くアップ。 それまでは左右のショック長さは15ミリ近く違っていたのに今回は同一。

一体どうなっているのか?
そうだ、コーナーウェイトを計測しよう。

フロントは左右で1.5キロしか差が無く、リヤは6キロしか差がない。 これは驚いた。

上は以前計測したときの結果。
今回は、LF155.0kg RF153.5kg  LR218.0kg RR224.0kg
全く違う。

ロックはコーナーウェイトが原因か?

考えていても始まらないので再び箱根へ。 しかし結果は変わらず。 前々から少し気になっていたのだが、コーナリングのフィーリングが右と左で少し違う事をフォースさんに相談。 するとダンパー外せば抜けているかどうか計測してくれるという。

しかも具合が悪ければその日の内にオイル交換して届けてくれるという。 レースに間に合うかギリギリだが、今のままでは筑波のタイムは7秒台。 しかもブレーキでロックするという危険な状態。 この状態でレースを走るのは危険なので棄権しようかと考えていただけにコレは朗報。 グローリーさんも足の交換を手伝ってくれるという。

フォースさんとグローリーさんに感謝。
何とか走れるように成ると良いのだが...というところで今月はタイムアップ。 足の交換はレース直前、吉と出るか凶と出るかは神のみぞ知る。

なかなか「破」には辿り着かないらしい。

 雑記

今回のツーリングは111cupの仲間とエリーゼを使わないツーリング。

いや、最初はエリーゼで行く予定だったが、N氏(※EOSのN氏では無い)がエンジンブローでオーバーホール、私のエンジンも奥多摩散歩だけで1リッターのオイル消費ということでツーリングに行くには不安。 M氏も私ほどではないがエンジンがお疲れだと言う事と、R氏が所用で行けないと言うことでK氏を入れて4人なら1台の車で行きましょうと言う事で私のオデッセイにオッサン4人。

平均年齢は四捨五入すると50歳という立派な中年だが行動は子供。 まずは集合時間の6時に少し遅れそうということでN氏に電話したら私の電話で起きたらしい。 何とか集合時間には遅れたくなかったのでハイペースで走行。

すると環八で牽引フック付のやる気満々な車両発見。 一緒に交差点を曲がると凄い加速、勿論私もアクセル全開。 次の信号で前車はK氏と確認。(やはりそうか) 交差点で派手なスキール音を出しながらN氏邸へ集合時間前に到着。

暫くして寝ぼけ顔のN氏登場。 皆んなの荷物をテールゲートの中に放り込み出発。 今回は中央道を使うので世田谷からなら首都高の永福から乗るのかと思ったが、N氏の誘導で環八千歳台からR氏の自宅前に出る都道118号調布経堂停車場線を使い甲州街道へ。 道は狭いが甲州街道が混んでいるときには使える道のようだ。

甲州街道は順調でサクサクっと調布インターから高速へ。 渋滞も上手く躱して殆ど予定通りかと思ったが、やはり中央高速は渋滞の各名所で少し嵌った。 ま、15分程度なら問題なし。

中央高速は制限速度が80キロということなのだが、誰一人として守っていない。 東名高速などと同じ流れなので私も流れを乱さないように従う。(流れに乗るのが一番安全) 段々と空気が冷たくなってきてエンジンには優しいはずだが、上り坂が多くて重たいオデッセイはキックダウンしないと登らない。(いつもより+200キロ位重たい事もある)

エンジンも酷使したので途中の双葉SAで少し休憩したのだが、ここは大便器の数が足りないぞ。(順番待ちが辛かった)

一休みしたので少しペースアップ。 車内では色々な話が飛び交いあっと言う間に距離が進む。 諏訪南で降りるはずが、諏訪の蕎麦屋にナビをセットしていたので何時の間にかにスルー。 N氏から「次の諏訪で降りるよ」と言われるまで気付かなかった。

時刻はまだ9時前、インター近くの店も開いていないのでそのまま直進。 ビーナスラインに入って直ぐ、道沿いにあるマックスバリューにて食材の買い込みをすることにした。 車から降りたら空気が違う。

寒い。 息が白いぞ。 たった1泊しかしないのだが、ツマミ各種と焼酎2本購入。(笑)

さて人間用の燃料を購入したので目的地に向かおう。 先程まで外気を冷たいまま入れていたが、空調を暖房にして北上。 蓼科高原バラクラ・イングリッシュガーデンを過ぎると本日の昼食候補、手打蕎麦の「みつ蔵」。 だが本日休業の看板。

マジ?と思いながら止まって確認。 どうやら本当に休業らしい。
普通なら稼ぎ時なのになぁ。

仕方ない、ではビーナスラインを楽しむぞと思ったらもう目的地への分岐点。 あれれ?殆ど散歩道っぽく無かったぞ。 まぁいいや、取り敢えず買い込んだ食材を宿の冷蔵庫に入れよう。

が、この分岐点から宿までが遠かった。 クネクネ道を随分走っていたら、途中で耳が気圧差で聞きづらくなり耳抜き。 それを2回ほどして漸く到着。 車から降りると先程よりも更に空気が違う。

うわっこりゃ寒いわ。 念のためにと持ってきたジャンパー、大正解。 私は普通の人より1枚多く着ないとダメなのだ。 そして部屋に入り、私は大切な物を探す。 それはスリッパ。

N氏にスリッパは?と訪ねると「無い」という。 私はスリッパかサンダルを履かないとダメなのだ。 仕方ない、あとでスリッパを買おう。

荷物を置いて一息ついたらN氏はビールを取り出してきた。 「よし、乾杯しよう」。 私は運転するからイイヨと言うと「あっそう」ということで、私とK氏はお茶で乾杯。

さてと、ではお昼を食べに行こうか。 先程の蕎麦屋が休業ということで、今度は蓼科湖より少し上がったところの「しもさか」という蕎麦屋に向かう。 その途中で友人お勧めのホテルハイジと夜に入る予定の蓼科グランドホテルをチェック。 うーん、今回のメンバーには似合わないかも。(笑)

この辺りまで来ると紅葉が綺麗。 ここ最近の冷え込みで急激に紅葉が進んだのだろう、予想外の綺麗さに大満足。 そんな紅葉の中にヒッソリと佇んでいたのが「しもさか」。 気をつけていないと通り過ぎてしまう。

時刻は11時。 オープンは11時半ということでまだ準備中だが、我慢が出来ないオッサン達は店の回りをウロウロ。 するとお店の人が「あと15分で開けますから」と。(笑)

ここはとても落着いた雰囲気の店。 そして蕎麦粉10割が好きな人にはオススメ。 が、我慢が出来ないオッサン達は純米大吟醸の冷酒を注文。 するとメニューにない「お通し」が出てきた。

もう寒いのでストーブが焚かれていた。 それでも室内は私にとっては寒い。

これがウマイのなんの。 出てきたのは甘くてツンと来る山葵味噌にキュウリ、山葵を醤油で煮た佃煮と茄子の天ぷら。 運転手じゃなきゃ呑みたかった。

蕎麦は10割蕎麦、味の濃い蕎麦なので風味を消さないよう山葵はツユに溶かさず蕎麦に付けて戴く。

この山葵がとても甘くて蕎麦の旨味を旨く引き出してくれる。 大盛りで\2,200とチト高いけど、まぁ拘りの蕎麦だとこんなもんですかね。

先程の山葵味噌が旨かったので買おうとしたら1つは予約済みということで残りは2つ。 ここは呑まない2人に譲って戴く事に。 この山葵味噌、添加剤が入っていなくて山葵と味噌と砂糖のみ、だからザラ付いた味もしなくて旨いんだろうな。 今夜のツマミにされないようにシッカリと仕舞い込んだのは言うまでもない。

やはり連休と言う事で観光客が多い、腹は膨れたが夕飯の予約をしよう。 幸いにして紅葉情報が流れる前だったので大渋滞ということは無かったのだが、夜に食べるところが無い(入れない)のは最悪で、腹を空かせたオッサンが暴れ出すと危険。 ということで今の内に予約をしようと言う事になり、選択肢としてイタリアンと鍋ならどっちが良いかと言うことになったが、地元の食材が食える事を期待して鍋に決定。

店に直接予約をしに行くため、今度はビーナスラインを下って人気のない脇道へ。 こんな所に店があるのかと思いながら進むと、素朴な店がポツリ。 隊長が店の人と交渉し、私のリクエストである馬刺しも注文。 どうやら夜は地元のキノコの入った地鶏鍋と馬刺しが食べられるようだ。

さてさて、予約も済んだし次は本日の目玉イベントであるF1決勝観戦。 皆んなでテレビ観戦しながら呑むというのも今回の大事な目的なのだ。 移動も終了し、漸く落ち着いて呑めるということで今度はシャンパンで乾杯。 お疲れ様でした〜

高地で呑むと回りが早いらしい。 シャンパンとワインでほろ酔いになった頃、F1中継開始。
いつもならアルコールが入ってると何故か排気音が子守歌となってで眠ってしまうのだが、今回のF1日本GPは友人達とワイワイガヤガヤ、そしてレースも波瀾万丈で全く眠くならなかった。

オープニングでアレは無いよなー、とか、ハミルトン君はもっとオトナに成りなさい、とか。
しかし世界の天才達が操るF1は素晴らしい。 八百長や筋書きがないから純粋に楽しめるのは確か。(ちと怪しいトコロもあるが...)

と、最後まで呑みながら見ていた私のアルコール許容量はほぼ限界。 皆んなはマダマダ序の口らしいので飲み続けて貰って、私だけお昼寝をさせて貰うことに。

気がつくと3時間弱眠ったようだ。 そろそろ夕食に出かけましょうかと言う事で起き皆んなの居るところに行くと、なんと彼らはまだ呑んでた。

今度は全く飲んでいないK氏に運転を御願いして鍋を食べに行ったのだが、自分の車の後部座席がこんなに怖いとは思わなかった。 私が少しタイヤを軋ませて下った道、これを一般的なスピードで下っているだけのようだが、後部座席はアルコールが入っていることもあって異常に怖かった。

勿論無事に店に着いたが、夜になると予想通り寒い。 私の嫌いな寒さと苦手な座敷の合わせ技でテンション下がりっぱなし。 あまり腹も減ってないのか、せっかくキノコ鍋を出して貰ったが食欲もイマイチ。

と、言いつつ「お疲れ様でしたー」と何度目かの乾杯をして食べ始めると結構食べた。 最後のオジヤが旨かったな。 そうそう、アルコールの摂取をすると脳が小さくなるらしい、お店の人がキノコの説明を色々としてくれたが一晩寝たら全部忘れた。

食事終了、普通はココで一服するものなのだがオッサンは違う。 ココは歓楽街ではなく蓼科。 こんな冷えた日には風呂が一番。 温泉温泉♪、露天風呂だ。

が、ココでまたまたショック。 昼に下見したホテルに行くと、宿泊者以外の入浴営業は8時までだという。 時刻は8時4分。 「4分ぐらいイイジャンかよ」、と、いつもなら駄々をこねる所だが今日は素直に諦めてオトナの対応。

仕方ないので宿泊地の敷地内にある東急リゾートの露天風呂に移動。
こちらは午後9時までOK。

馬油シャンプーというので頭を洗って髪の毛サラサラ、そして加齢臭に効くという柿渋石鹸で体を洗い準備万端? 私は少し体を温めてから露天風呂に行きたいので、先ずは屋内湯に浸かっていると奴らはそのまま露天風呂直行。 元気だなー

体が温まったので露天風呂に浸かってる仲間達と合流。 しかし二人はシコタマ呑んでるのにイキナリ露天風呂にどっぷりなので、「大丈夫か」と声を掛けたが全然大丈夫という返答。
この人達本当にタフだわ。

1時間近くも風呂に浸かったら恐怖の体重測定。 この元気なオッサン達、残念ながら全員メタボでコチラは平均70キロ。 朝から食って呑んでりゃ太るわな。 しかし宴はマダマダ続く。

宿に帰ってもう何度目か解らなく成った乾杯。 「お疲れ様でしたー」ってまだ呑むのかよ。 ぐびぐびとビール呑んでたM氏、あっという間に飲み干すと、朝買った芋焼酎を出してきてコップにドクドクと2/3入れてウーロン茶を1/3。 それをグイッと呑んでるのをみたら、呑んでるのは私じゃないのに私は急に酔いが回ってきたのか頭が痛い。

あ、そうか原因はタバコだ。 私はタバコがダメなのだが、既にこの部屋で1箱以上のタバコが煙になっているのが原因だ。 頭痛でダウン寸前なので先に休ませて戴く事に。

数時間寝ただろうか、女性の叫び声のような鳴き声が山に響くのが聞こえて目が醒めた。 今のは何だったんだ?、と思うと薄気味悪くて尿意も催して来たのでトイレへ。 皆んなの居た部屋に行くとまだ明かりが付いてる。

ドアを開けると何とまだ二人は起きてて、M氏は熟睡。 そりゃあれだけ呑めば流石に寝るでしょうねぇ。 皆んなの顔を見たらホッとしたのでベッドに戻った。

翌朝。 ウトウトしているとイツモ通りに携帯のアラームが5時半に成った。 するとまた鳴いている、そうか、この鳴き声は鹿か。 昨夜は女性に聞こえたけど鹿の声に違いない。(と、思うことにした) 夜中に女性が泣き叫んでいたら怖すぎる。

安心して窓を開けると今日も快晴。 朝日の中に山が輝いてる。 昨日ほどではないが冷たい空気が室内に流れ込んだ。 体感的には7度ぐらいか。

さて、体も引き締まったところで歯を磨いて顔を洗おう。 皆んなが居るリビングに行くとまだタバコ臭い。 こりゃ堪らんと、バルコニーの窓を少し開けて洗面所へ。 洗面が終わっても少し開けた窓では空気の入れ換えは簡単には行われないので、私はバルコニーへ避難。

あまり大きく窓を開けると部屋が寒くなっちゃうかな、と思って居たらK氏が起床。 どうやら起こしてしまったらしい。

だが彼はそそくさと料理の準備開始。 するとM氏も起床。 私が朝からゴソゴソしてたの二人とも知ってたらしい。 起こしてしまってゴメンね。

で、料理の準備をしていたK氏がバターがないと言う。 N氏が有るというので昨日は買わなかったのだが、いや、有るにはあるが2005年までのモノ!

流石にこれは拙いでしょうということで、料理も掃除も出来ない私は買出班。 オデッセイのエンジンを掛けてダウンヒル。 誰も居ないと思ったので結構頑張ってダウンヒル。

思いっきりフロント荷重にしてスーッとステアリングを入れるとグイグイ曲がるのだが、ミニバン用廉価版タイヤのファルケンはケーシング弱くてフニャッとしてスキール音も出ずにズザザザ。 これではタイムロスに成るのだけで速くないので、ではと腰が砕けない程度のコーナリングをしてたら下の方に人影が。 麓の方は朝から愛犬と共に散歩している人が居るようなので私の散歩はここで終了。

暫く下って敷地内のショッピングセンターに着いたが、まだ開店前だ。 あと1時間しないと開かないらしい。 どうしようかと思っていると携帯に着信、飲み物を買ってきて欲しいとのことだったが、残念ながら自販機もないと報告。 仕方なく、そのまま帰宿。 昨日はあまり見なかったが、宿の回りは紅葉が綺麗だ。

朝食はK氏特性のチーズハムエッグマフィン。 2005年のバターを使ったらしいが、これが旨い。 N氏は珈琲飲まないと目が醒めないらしい。 私は飲めないが皆んなは珈琲を旨そうに飲んでいる。

その後、私以外は風呂に入ってから撤収準備。 M氏は掃除と洗い物が得意らしい。 何も出来ない私は昨日から使った金額をはじいて収支計算。 一人平均1万2千円。 1台ずつで来たら3万弱の計算だが、1台のクルマできたからリーズナブル。

さて時刻は10時、用意も済んだので帰ろうか。 宿の前に綺麗に紅葉したモミジが有ったのでココで記念写真をパチリ。

宿からはダウンヒル。 今度は全員乗車だし、昨日は後部座席で怖い思いをしたからタイヤが鳴らないように丁寧に走る。 が、途中から背後にピタリとつけてくる車。 先程、後ろを見ずに出てこようとしてたのでホーンを鳴らして威嚇した車両だ。 封印していたバトル心が疼いてペースアップ。 が、タイヤが鳴いても着いてくるじゃないか。

マケテタマルカ。

お互いのタイヤが鳴きまくるバトルになったが何とか勝利。 サニーのオッサン、ナカナカ良い腕だった。(爆) 上り坂だったら勝てなかったかも。

今度は間違えないように諏訪南インターに向かって南下。 そして途中にある友人に教えて貰ったアイスクリームの店に寄って濃厚な味を堪能。 今日は暖かくてシャツ1枚で十分、だからアイスも美味しい。

さてアイスも食べたので後は帰るだけだが、気になるのはガソリン。 山道を登るのにガンガン回したから燃費が良くない。 ココから高井戸まで180キロに対して20リッター程度の残量。 恐らく高速は延びるから大丈夫だと思うが、ガス欠では悲しすぎる。

高速に入って渋滞情報チェック、多少渋滞しているようだが大したことはない。 中央高速の上りは下り坂がメインなので高燃費が期待できるが、渋滞が伸びる可能性もあるので談合坂で10リッター追加。 結局、2箇所で合計30分ほど渋滞に嵌ったがドハマリには成らずに到着。

世田谷の蕎麦屋で少し遅めの昼食。 旨い蕎麦と饂飩を食べていたら、N氏の顔で蕎麦がきが振る舞われた。 実は私、蕎麦がきなるものを食すのはこれが初めて。 写真を撮るのを忘れたのが痛い。 暖かくてモッチリしていて旨かった。 チト癖になりそう。 千歳台の「蕎亭 仙味洞」、オススメです。

私は鴨と天ぷらが食べたくて天鴨汁蕎麦を戴いたけど、N氏のお薦めは「常夜うどん」。 汗をかきながら二人が食べてた熱々の「常夜うどん」、ボリュームたっぷりの掻卵うどんのような感じで旨そうだった。 次回はこれを食べよう。 ココは駐車場もあるので車でもOK。 ポルシェ356に乗った人も来てた。

ところでN氏、グローリーさんにオーバーホールに出してるのが気になって仕方ない様子なので、私が代わりにグローリーの佐藤氏に進捗状況を直電。 すると色々なセンサーの適合状況を他の場所でチェックしている最中らしく、夕方には工場に帰るという。 実は皆んなで見に行こうと思ったが、私は呑みたく成っていたので夕方まで待てないためにココで皆さんとお別れ。

まだ比較的空いていた都内をスムーズに移動して自宅に到着。 そして酎ハイをプシュッ、また呑んじゃった。 楽しい1泊だったなー。

今月の整備記録

エリーゼ
エンジンオイル+エレメント交換
 90,220km 2008.10.04
 EVOLEX RSS50 20w-50
エリーゼ
フロントブレーキローター交換
 91,300km 2008.10.18
 JAE プレーンタイプ
エリーゼ
フロントブレーキパッド交換
 91,300km 2008.10.18
 PFC #97
エリーゼ
エンジンオイル+エレメント交換
 91,600km 2008.10.19
 EVOLEX RSS50 20w-50
エリーゼ
オルタネーター交換×2
 92,000km 2008.10.21
 マレリー 前期型 + 後期型
エリーゼ
左前ハブベアリング+ハブプレート交換
 92,400km 2008.10.26
 純正パーツ

ベストラップタイムの記録
 
筑波サーキット
 コース2000
1分6秒683(2002.03 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改

1分4秒192(2004.03 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー

1分4秒498(2006.11 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録
 195/50−15・225/45−16 Neova AD07
 
クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+アローレーシングマフラー

 
 
筑波サーキット
 コース1000 
41秒709(2002.05 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改
 
 
日光サーキット 44秒129(2001.03 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 205/50−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 エンジンノーマル(ロムチューンのみ有) 足廻り改
 
 
富士スピードウェイ
 旧コース
1分55秒28(2002.04 ロードスターNA8Cでの非公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 195/55−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス 44 足廻り改 ※手計測データ

1分50秒772(2003.02 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー

富士スピードウェイ
 新コース
2分03秒127(2008.01 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録
 195/50−15・225/45−16 Neova AD07
 フォース
ダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+アローレーシングマフラー
富士スピードウェイ
 ショートコース 
33秒6(2004.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー

33秒706(2006.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD07
 
クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+アローレーシングマフラー

 
ツインリンクもてぎ
 フルコース
2分16秒479(2004.11 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
 
ツインリンクもてぎ
 東コース
1分52秒006(2003.10 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録 ウェット)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
 
エビスサーキット
 東コース
1分09秒228(2003.10 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 RE−01
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 

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