本当は仕事の筈が、データが纏まらないため仕事が出来ない状態となって突如出来た休日。
ふふふ、今日は筑波スポーツ走行の日。
天気予報では梅雨入りして雨だったのが前日に撤回されて晴れの予想。 ということは枠が空いてるはず♪ 4時間しか寝ていないが、こういう時に目覚まし無しで起きるのは得意中の得意。 シッカリと予定通りに起床。
サクッと用意して筑波へ向かう。 道路も空いてるし天気も最高。 ちょっと暑くなりそうだけど、久しぶりの休みを満喫するぞ。 (明日以降を考えると気が重いが....)
が、筑波に着くと同じ考えの輩がワラワラと。 みな同じ考えらしい。(笑)
早速T1とT2のスポーツ走行枠を購入し、ユックリと準備に掛かる。 今日は富士で具合の良かったストレーキを下方向に5ミリ長い20ミリバージョンにしたのをチェックするのと、激安通販で購入したキヤノンのFVM300というDVのテストだ。
さぁと気合いを入れて走り出すと、たった3周目で赤旗中断。 B310サニーのTS仕様がブローしてオイルを撒いたからだ。 10分も中断した後に走行再開したモノの、ライン上に大鋸屑が凄くてS字から1ヘアまでが通常のラインを走れない。
と、思っていたら今度はヴィッツがメインストレートのコンクリートウォールに激突。 廃車コースの大破で赤旗。 くっそー、また中断かよ。
そんなことで1枠目はマトモに走れず消化不良。
2枠目は気合いを入れたが、既に気温は30度オーバーでパワーダウン。 私も少し脱水症状。 水温は83度で油温も120度を越えてしまった。
タイムは6秒フラットがやっと。(タイヤはいつものネオバ) くっそー、ベストの1秒半落ちかぁ。
一方、ストレーキは良い仕事をしてくれてる。 ダンロップ下と最終でフィーリングが明らかに違う。 特に最終はフロントのグリップがシッカリしている。
ん? ひょっとしてダンロップ下はアクセルオフ無しの全開で行ける?
第1戦での走行画像を見ると物凄いロールでイン側が仕事していないのではと思う姿勢だったことからスタビを小改造して僅かにレートアップさせたのはご存じの通り。
それと相まってナカナカ良い感触ではあるのだが、決定打になるのかとアクセル緩めずにアプローチした瞬間にテールのトラクションが抜けてスピン。
http://enthusiast.eos111.com/20070616spin.wmv
久しぶりにスピンしたな。
元々ナーバスなグリップしか発生していないコーナリングだったのに、姿勢変化無しにアプローチしたものだから横Gが掛かった瞬間にトラクションが抜けたのだが、間抜けにもビビッてアクセルを少し抜いてしまったので完全にグリップを失ってしまった。
この恥晒しな動画は何度見ても情けない。
どこにもヒットせずに回避出来て良かったと思ったのも束の間、帰宅して軽く洗車したらフロントフェンダーにクラック発見。
カウンターを当てた状態でグラベルを走ったため、元々低い車高でタイヤとフェンダーの透間が辛うじて小指1本というクリアランスでは良く動く足が裏目に出てフェンダーを攻撃。 悲しいほどフェンダーアーチを破壊してしまった。
私の心もグサグサになり、この日は洗車もそこそこに終了。 割ってしまったFRPに水を染み込ませたくないのでビニールテープで養生だけはしておいた。
落胆した気持ちでミクシィに事の顛末を書いたらエポキシで修理したらと言われ、私もそれしかないだろうと思っていたので手持ちの2液性5分硬化のエポキシ接着剤で取り敢えず固めてみた。
形が崩れないように再びビニールテープで養生したままなので、果たして上手く行ったのか失敗したのかは定かではない。 が、割れ方が微妙でエポキシ樹脂を含浸させる程には割れて居らず、樹脂を染み込ませるためには故意にFRPを破壊せねばならず、それが辛かった。
愛している車を自分で傷つけるのは忍びない。
ということで、中途半端な修理となったので恐らく仕上がりも中途半端だろう。
それより何より、ダンロップ下はアクセル全開で行くのは封印しよう。 無理。
やはりコーナリングの姿勢を作るには一瞬でも荷重移動しなければ無理な速度域のようだ。将来、想像を絶するハイグリップなタイヤが販売されない限り封印することにした。
それから暫くして再び筑波を走ったのだが、どうも上手く走れなくなってしまった。 ベストで6秒4。 いくら気温が30度とはいえベストタイムより2秒落ちは尋常ではない。
もしかしてコーナリングが怖くなった?
本人にそんなつもりは毛頭無いが、コーナー手前のアプローチでのブレーキングがギクシャクしているのは気が付いている。 気ばかり焦って正確で丁寧なシフトダウンが出来ないのだ。
まぁ元々2つギヤを落としながらアプローチするコーナーは余裕がなかったのだが、ブレーキングを詰めようと言う意識ばかりが先走って一番大事な荷重移動が疎かになっている。
理想的にはギリギリまで我慢してガツンとブレーキングした後に、必要なだけのフロント荷重を残したままステアリングを切り込むのだが、その切り込む際に片手でステアリングを送るのが出来ない。
最初のハードブレーキングではステアリングが直進状態に近いので前後のGだけに注意してアプローチすればよいのだが、曲がるアクションに移行する際には両手でステアリングを保持しないと出来ないと体が思いこんでしまっているようだ。
ギアを2つ落とす行為にのみ神経が行ってしまい、焦りから肝心な荷重移動とアプローチラインのトレースが滅茶苦茶な状態なのだ。
そう、これだけ解っているのに出来ない。 それこそが問題なのだ。
最近は富士の攻略などで小細工したパーツが思わぬ効果を発揮して浮かれていたが、こんな基本的なことが出来ないヘッポコ野郎に成り下がってしまったらしい。 それが原因なのかは解らないが、走って居て楽しくない。
これは個人的に仕事が尋常でなく、常に追いつめられている状況から心に余裕が無くて楽しめないという事が一番の原因であるとは思うが、今回の課題は今までの何よりも私的ハードルが高い。
恐らく、出来そうにないというバリアを自分で張ってしまっているから楽しくないのだろう。 しかし以前の私なら何故出来ないのか、出来るようにするには何を考えてどう対策すればよいかとソレを逆手にとってワクワクしていたのだが、少し醒めてしまったのかもしれない。
いかんなぁ。
この趣味は小遣いと体力がある限り一生の趣味だと思っていたのに....しかし片手でステアリングを入れながらヒールアンドトゥで微妙なコントロールなど私に出来るのだろうか?
序でにもう一つ白状しておこう。
同日の筑波スポーツ走行をした際、苦手な第二ヘアピンへのアプローチの時に併走していたロードスターに気を取られていたのだが、オフィシャルがポストから赤旗を出していたのに気が付かなかった。
これは一番やっては行けないこと。
まず何があってもオフィシャルの動きをチェックしつつ走らなければルールが成立しないのだ。 それなのに私は第2ヘアピンを全開で立ち上がるという大失態を晒し、次のポストで降られている赤旗に気付いて減速。
こんな状態ではいつか大事故を起こす。
その日の午前中は久しぶりに山へエリーゼで散歩に行ったのだが、センターラインを割ってくるバイクが多くて怖くなり早々に撤退。 帰宅したのはマダ午前の10時。 クルマを車庫に納めて、フト気になったのが全く距離が進まないスクーター。 イツになったら慣らしが終わるかさえ解らない。 私は短期。 早く初期馴染みをつけて良いエンジンに仕上げてしまいたい。
愚息は下駄代わりにしか使用しないので、任せていても遅々として進まない。 仕方ない、私が少し距離を走って最後の仕上をすることにしよう。
さて、何処へ行こうか?
そうか、今日はエリーゼが沢山集まる日だったな。
今まで一度も行ったことがないし、久しぶりに高原の中をツーリングするのも悪くない。 ただ、ツーリングと言ってもスクーターなのでワインディングを攻めても知れてるし、そもそも攻めるまで及ばない可能性も高い。
都内から八ヶ岳を目指すのであれば、一般的なのは中央道経由。 が、それではツマラナイ。 では関越道経由? いやいや、それも面白くない。 青梅街道から塩山経由でというのも有るが、まぁこれも普通の選択肢だ。
ひねくれ者の私は青梅から秩父に向かい、ジャンボの落ちた大滝村から武道(ぶどう)峠を経由して小海まで行こうと思う。 これで大体170kmほどだ。 途中の武道峠は狭くて険しいのでスクーターではキツイと思うが、まぁ自然の中をノンビリとツーリングしてこよう。
そうだ、八ヶ岳に着いて余裕が有れば温泉に浸かって帰ろう。 ということでパンツとタオルをトランクに忍ばせておいた。 そうそう、八ヶ岳から帰る時には夜になるだろうから、冬の支度も持っていた方が良さそうだ。(ダウンジャケットとタイツも入れておいた)
さて出発。
あらら、青梅街道は午後になると混むのね。 でも、一応はバイクなので合法な範囲内でのスリ抜け使用すればクルマで行動する時間の2/3で動けるのが嬉しい。
スクーターで峠道を走るのは初めてだが、エンブレが効かないのは違和感有り。
挙動が怖くて初心者のようなスピードでしかコーナリングできない。 曲がっている時にチラッとメーター見たら30キロぐらい。.....ヘタクソだな〜。
成木街道から正丸トンネルまでの区間は勾配がキツく、アクセルをいくら開けても重たいビッグスクーターは非力でタイトコーナーが連続する区間では30キロも出ない。 時にはハエが止まりそうな速度でしか曲がれないほどだ。
少しナメていたのは気温。 都内では半袖シャツ1枚だったのだが、この辺はメチャ寒い。 青梅あたりで上着を着たが、それでも寒い。 やはり山は違うな。
やがて峠を過ぎて下り坂になり、秩父の街に下りてくると今度は暑い。 が、それも束の間。志賀坂峠に向かって登っていくと急に冷えてきた。
堪らずトランクからトレーナーを取り出してシャツの上に着込むが、それでもまだ少し寒い。 6月でダウンジャケットは格好悪いからと見栄を張ったのが拙かった、腹が冷えたようで腹の具合が悪い。 経験上相当ヤバイ状態に陥りそうだが、かといってさすがに野糞はしたくないぞ。
腹に風が当たらないように工夫して走っていたら少し腹が持ち直したので走行続行。
ジャンボが墜落した御巣鷹の尾根付近を通過して武道峠に向かうが、このあたりの道は随分良くなった。 昔とは比べものにならない。 先を急ぎたいので、出してはいけない速度領域で走ったがとても走りやすい道になっていた。
が、R299から武道峠への道に逸れた瞬間から状況は一変、ガタガタのクネクネ、しかも凄い勾配で落石もゴロゴロ。 車同士がすれ違うことは不可能な箇所が8割だし、タイトコーナーは私のウデでは20キロしか出せない。
そんなときに現れた看板によると小海まで35kmらしい。
まだそんなに有るのかぁ。 先程までは平均速度を上げて大分稼いだので、ここまでは平均時速40キロ。 道が空いてて信号もないので妥当な数字だろう。
でも、ここで一気にペースダウン。 恐らく平均30行かないのでは?
武道峠を選んだ事を後悔し始めた頃、やっと峠に到着。 バイクが何台も居て驚いたが、なんと全員オッサンばっかり。(笑)
こんな馬鹿げたルートを走るのは頭の壊れたオッサンしか居ないらしい。 しかも半袖で走っているハーレー乗りも居る。
やせ我慢するとオナカ壊すよ。
証拠写真だけ撮って直ぐに出発。 日が傾いてきたので更に寒いのだ。 ここからは下り坂。 勿論、ブラインドコーナーでは何があっても回避できる走り方。しかもタイトな道なのでペースは上がらない。
だが景色だけは良い。
夏は気持ちよく走れる道だな。
道が平坦になってきたと思っていたら辺りは農村地帯の風景に。 水田に機械で田植えをしている。 久しく見なかった光景だ。
信号で止まると田圃からゲコゲコと蛙が合唱しているのに気付いた。 そういえば春はこんな風景だったな。 懐かしい。
少し暖かくなったが時間は4時半。
なんとか5時には到着しそうだ。
国道141を左折し、松原湖を目指す。 すると集合場所の小海リエックスの看板がアチコチに立っている。 これなら間違わずに到着できそうだ。
が、標高が更に高いのか、先程まではクネクネしていたから解らなかったのか、エンジンにパワーがない。 息継ぎしているような症状もある。 路肩に停めてみるとアイドリングが平地より低くなっている。
標高のせいか? 最近は電気系トラブルが続くからなぁ、と、少し不安に...。
ま、とにかく急ごう。
ん?チラホラとエリーゼとすれ違い始めた。 日帰り組は帰還する時刻らしい。
やっと到着。
何処にいるのかな....と探す必要もなく大量のエリーゼ。 色別に停めてあるのか? しかしシリーズ2ばかりで私と同じシリーズ1が居ないな。
と、少しウロウロしてテントのある方へ行くと、知ってる顔がチラホラ。 コッソリ行くはずが直ぐに見つかってしまった。 まぁ良いか。 直ぐに帰るよと挨拶して友人を捜す。
電話をするとコテージにいるようだ。 もう一杯やっているのかな? さっそくコテージにお邪魔して、トイレに直行。
あぁ、やっぱり.....だった。(いきなり来たと思ったらトイレに直行し、異臭で充満させてごめんなさい)
暫し談笑した後、構内道路で3ケツなどして友人達をパーティ会場へ送ると、その姿をシッカリと東北の友人に見られた。 悪いことしていると直ぐにみつかるらしい。
ここで皆さんとお別れ。
今度はシッカリとダウンジャケットを着込んで出発。 グローブも冬用のゴツイものに。
これが大正解。
快適快適♪
もう帰りはサッサと行きたいので躊躇せずに高速に乗ろう。 と、その前にガソリン補給をしておこう。 このスカイウェイブというスクーター、燃料タンクは10リッターしか入らないのだが、250ccのシングルということで燃費はマァマァ。
街中では20キロちょっとだが、今日は30キロ以上走ってくれた。 一人で移動するなら触媒も付いていてクリーンだし、環境に優しいな。 と、思ったが、最近のハイブリッド車、プリウスあたりも30キロ程度走ったりするらしい。 プリウスって凄いな。
帰路は特筆することなど特になく、慣らしの総仕上げと言う事で取り敢えず全開にしてみた。 ふーん、ぬうわ位は出るのね。 淡々と走って午後8時には自宅に到着。 総行程350キロだった。
これでオドメーターが1100キロに成ったのでオイルとエレメントを交換することにした。
今回が初回のオイル交換だ。
さて、オイルはどんな状態かと廃油を見ると、気のせいかキラキラしているように見える。 いや、国産の新車だぞ。 そんなことは無いだろう...。
目を疑ったが、大量の金属粉だった。
廃油パンを改めて覗き込むと物凄い金属粉。 こんな酷い状態は見たことがない。 もしかしてコイツは大ハズレ?
オイルを抜く前に確認した量はディップスティックの半分。 もしオイル消費が激しくて減ったとしたら大問題。 オイル食いエンジンはエリーゼだけで十分。
最近の国産新車は品質が落ちたのか?
次は2000キロほど走ったらオイル交換の予定だったが、こんな状態では怖くて2000キロも乗っていられない。 次回も尋常でない金属粉が出たりオイルが減るようだったらスズキのディーラーに相談しよう。
しかし有り得ない状態のオイルに引きつってしまった。
もし、今回のオイル交換をディーラーに任せていたら発見できなかっただろう。 やはり自分で出来る範囲は全て自分で確認するべきだな。
また一つ憂鬱になってしまった。
外で遊ぶ機会がメッキリ減ってしまったからか、旨いモノを食べる事ぐらいしか楽しみが無くなってしまった。 その中で最近少し嵌っているのが鰻。
何故か無性に鰻が食べたくなり、アチコチの掲示板に鰻の記事があると食いついたのだが、いかんせん仕事に追われて平日の昼食さえマトモに摂ることが出来ないような日々が続いたある日、地元で旨い鰻を食べさせる庶民的な店は無いかと検索したら、事務所の窓から見える真下の鰻屋の事が書いてあるではないか。
だが、ネットを検索しても殆どヒットせず、店の構えもお世辞にも入りたいと思わせる佇まいではない。 こんな誰も通らないような裏道にひっそりと佇んで居るなどとは一般人は気が付くはずもなく、この土地に住んで35年経つ私も2年前に事務所を移転するまでは全く知らなかった鰻屋さんだ。
少し早めに入店し、まずはメニューチェック。 ん?松竹梅の順番が逆になっている。
ここは老夫婦が気分でやっているようで、定休日以外にも休みは不定らしい。 趣味でやっているとしたら少し期待しても良いかも。
2500円程度は覚悟しているので、今回は梅を頼んでみた。 すると女将さんは「少しお時間掛かります」と申し訳なさそうに仰った。 直ぐに出てくるようでは逆に怪しいので更に期待。
地元にマトモな鰻を食べさせてくれる店発見。 是非お立ち寄り下さいというレベルでは無いと思うが、高田馬場辺りで鰻が食べたくなったら立ち寄ってもガッカリはしないかと。
次は友人が誘ってくれた三島の店と、八王子の店に行ってみよう。