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2002.11

111 CUP in TSUKUBA

111CUPの筑波最終戦に参加 今回はオープンで走ってみました 何処に居るか解ります?

photo by HAL



雨はダメ

もう前日から諦めてました。
だって、戦後最大級の台風とか言ってるんですよ、ニュースで。 実際、チバの方では高圧送電線の鉄塔が飴のようにグンニャリと曲がってしまったり、死者まで出ましたね。

そんなヘビーウェットの中を雨漏りのするエリーゼで走れって?
そりゃ正気の沙汰では無いでしょう。 朝の状態で何度も止めようかと思いましたよ。

少し小降りに成った所で、早朝4時にタイヤ交換(爆)
さすがにSタイヤじゃ走れませんって!!

新聞配達のおにーちゃんが怪訝そうな顔が忘れられません。(^^;;
レインコート着て、地べたに寝っ転がってるんだから不気味ですよねぇ....

ということで、RE−01に履き替え、タイヤの空気圧を若干高めにして出発です。
路面温度が上がらないなら、空気圧を温間の空気圧に近づけておくしか無いでしょう。
多少、圧の高い尖ったタイヤの方が面圧も掛かりやすいだろうしね。


photo by HIGE

今回はロードスターML主催の走行会。
主催者の判断で少しでも安全に走るため、ライトオンで走行することに。
確かに、これだと後方からや側方にいる車両に気づきやすいですね。
......決して、威嚇のために点けてるんではないですよ!

しかし、この時点でもう雨漏り発生。(泣)
助手席の足元辺りがウェットに...

こーーんなコンディションだからハードトップにジェットヘルメット。
(画像撮ると格好悪いなぁ)
だって、メガネが曇ってしまうんだもん。

室内のガラスには高性能曇り止めをたっぷりと塗布。



曇り止めって、親水性を良くしているわけですから、ガラス面全体がウェットな感じに成るのですが、曇ってしまって見えなくなるよりは遙かに良いので多少我慢です。 クリンビューとかでも良いのですが、此方の製品の方が持ちがよいようです。

http://www.saitama-j.or.jp/~tsk/bodon/index.html
興味のある方は小分けして貰って下さい。 上手く塗らないと光彩現象が出ますが、洗浄効果もあるので綺麗になりますよ、ガラス。

一般道ではタオルで拭きながら走るというのも有りですけど、そんなコンディションの時には乗らないに限りまする。(笑泣)

さて、コースイン。
いっきなりここでカウンター。(*_*)
ウィンカー出してコースインしようとしてるのにブレーキランプが点いてますね。(笑)
思わずブレーキングしちゃいましたよ。

なんだか路面全体がスケートリンクのよう。
ステアリングインフォメーションも極端に無い。

こりゃ相当だなぁと思っていたら、このあと1ヘアピンでハーフスピン。
もう危ないったらありゃしない。 タイヤなんて暖まらないよ。

軽量クルマで太めのタイヤ、まったく面圧がかからなくてアメンボ状態。
雪道を普通のラジアルで走ってる感じに酷似。

ということで、薄氷を踏むような感じで繊細に運転してみたモノの、結果は恥ずかしくて書けないです。 ま、ドライの10秒の遅れと言えば泣きたくなるのも判って貰えますでしょう。

このリベンジのため(笑)、10/5にはニフティの走行会に参加しました。
ゼッケン37番の画像、アップされてますね〜♪(73でなく、37がミソ)



でも、この画像、クーリングラップです。(^^;;
ヘルメットのシールド上げてるのが解りますか?

ここの走行会は何度も参加してますが、台数限定なのと、ベストタイム分けでクラス区分しているのでクリアラップを得られやすく、とても走りやすいです。 難点は料金ですが、まぁこれだけクリアを取れる走行会は無いと思います。

ただ、ギンギンにタイムを追求しているかというと、そうでもないんです。 雰囲気はとってもアットホーム。 初めて参加すると、あまりにアットホームでビックリするかも。(⌒o⌒)

で、肝心なタイムですが、5秒6でした。
使い古しのタイヤで、コンスタントにこんな感じ。
次回のレース、ちょっと期待出来そうでしょっ...♪

 

111CUP

さて111CUPのお話しです。
この草レースは細かいレギュレーションによってクラス分けされており、私の参加するクラスはE2。詳細はLotus Elise 111CUPクラス区分を見て下さい。

私のベース車両は111Sの143馬力、これにマフラーとエアクリだけ着いている仕様なので、換算表により+10馬力ずつの加算で163馬力換算。 LSDかエキマニを装着するまではE2クラスに留まれる計算です。

レースを面白くするには、こういったレギュレーションが必要ですね。 しかし、常に上位が入れ替わるようにするにはウェイトハンデみたいなのも面白いかも知れません。(^^;;

さてさて、それでは予選に進みましょう。

エリーゼカップと111カップは出場者が似通っているので、少しずつ参加者の顔が解ってきました。 特に、上位の人達ね。(笑) こういった少量生産のクルマは仲間意識が有ってイイですね。

ロードスターを初めて手に入れた89年、秋だったなぁ...
道ですれ違うロードスターを見ると嬉しくなって、手を振ったり合図したり。

なんて感傷に浸ってる場合でないですね。(^^;;
予選、予選!


2002.1013 111 CUP 第3戦 予選
筑波サーキット(2.045km)
天候:晴れ コース状況:ドライ
 
順位 車番 クラス クラス順 ドライバー 車 名 ベストタイム 周回 トップ差 km/h
1 37 E1 1 川脇 利之 TMRエクシージ 1'04.059 9/13 - 114.925
2 16 E1 2 地場 誠 C's Speed 111S 1'04.429 10/12 0'00.370 114.265
3 6 E1 3 宮負 和正 WOTY Elise 1'04.752 6/12 0'00.693 113.695
4 33 E1 4 小林 輝彦 オリエントトラディションFX111 1'04.826 5/12 0'00767 113.566
5 18 E2 1 乙黒 能 OTO Elise 1'04.842 10/11 0'00.783 113.538
6 10 E2 2 坂上 尚志 Lusso Elise 111S 1'04.871 9/11 0'00.812 113.487
7 73 E2 3 早川 宏 ケムンパスエリーゼ 1'05.137 6/12 0'01.078 113.023
8 24 E1 5 斎藤 壮司郎 160改 1'05.315 8/11 0'01.256 112.715
9 61 E1 6 岡村 賢太朗 340R 1'05.515 9/12 0'01.456 112.371
10 9 E1 7 川俣 博文 WITHAM190 1'05.579 6/11 0'01.520 112.262
11 8 E1 8 高橋 真二 エクシージ 1'06'012 10/11 0'01.953 111.525
12 19 E2 4 堀池 信夫 SJ Racing Elise 1'6.023 6/12 0'01.967 111.502
13 13 E2 5 星野 晋通 PTP165 1'06.086 6/12 0'02.027 111.400
14 25 E3 1 福永 健 Kenちゃん Elise 1'06.354 6/11 0'02.295 110.950
15 7 E1 9 安達 是昭 Dr エクシージ 1'06.538 12/12 0'02.479 110.644
16 29 E2 6 佐藤 昭仁 Fleur111S 1'06.954 12/12 0'02.895 109.956
17 2 E1 10 久保 隆夫 GLORY 111 QED 1'07.057 5/9 0'02.998 109.787
18 5 E1 11 張 勤尚 エクシージ 1'07.405 7/8 0'03.346 106.220
19 23 E3 2 桜井 喜代治 LOTUS ELISE 111 1'07.431 11/12 0'03.372 109.178
20 11 E2 7 平井 雄一郎 オリエントトラディションFX 2号 1'07.461 10/12 0'03.402 109.130
21 30 E2 8 山田 聡 ファイブ・ワン Elise 1'07.539 9/11 0'03.480 109.004
22 22 E3 3 野中 信義 LOTUS ELISE 111 1'08.078 10/11 0'04.019 108.141
23 21 E1 12 坪田 恭吾 チタンスポーツ 1'08.091 4/11 0'04.032 108.120
24 28 E3 4 池田 勝彦 まっかちん 1'08.160 6/11 0'04.101 108.011
25 26 E3 5 平沼 克己 エリーゼ2 1'08.294 7/11 0'040235 107.799
26 71 E3 6 吉田 均 WITHAM135 1'08.560 8/11 0'04.501 107.380
27 77 E1 13 大橋 康一 111S改 1'09.492 2/3 0'05.433 105.940
28 27 E3 7 秋元 剛 LOTUS ELISE 111 1'10.345 8/9 0'06.286 104.656
29 12 E3 8 野崎 修中 LOTUS ELISE 111 1'12.051 10/11 0'07.992 102.178
30 15 E2 10 宮入 康弘 宮康111S 1'12.287 9/11 0'08.228 101.844

予選結果です。
自己ベスト更新の1分5秒137。
まだまだ余裕がありましたが......痛恨のシフトミス

前を走っていた車を中々抜けなくて、冷静さが足りなかったと猛省しております。
何度も書いてますが、レースは結果が全て。 常に安定して上位をキープしている人というのは、廻りを観察する目やレースの作戦、そして運転技術の全てに長けていないとダメなんですね。

身を以て経験しました。
結果として、オーバーレブによるバルブキッス、バルブを曲げてしまいました。
瞬間的にクラッチを切ったのですが、タコメーターはとんでもない所を差していました。

最悪のエンジン完全ブローに成らなかったのが幸いでした。
自走で帰れたのがせめてもの救い。

決勝の結果はこちらをご覧下さい。
見ていても面白いレースでしたが.....くっそー、参加したかった〜っ!

 

と言うことで

ヘッドを開けてみることになりました。
走ってる感じは3気筒。

どの気筒がトラブルを起こしているのか解りませんが、バルブがシートに密着しなくなって吹き抜けているのでしょう。

これは外したばかりの状態。
1番シリンダーだけ妙にカーボンが溜まっていますね。

これがアップ。
もう明らかに1番だけ異常なのは明白。

バルブが欠けたりピストントップに傷が入ってなかったのが救い。
でも、相当な力が掛かったのは確かですが、とりあえずこのままヘッドだけオーバーホールして貰って様子を見ることにします。 腰下までバラしてパーツを交換するのがベストだというのは解っているのですが、折角、アタリの付いてきたエンジン。

ここでピストンやクランク、メタル交換はしたくないです。

シリンダーライナーのアタリも綺麗。
ホーニングの目もしっかりと残ってますし、首を振った跡もない。

しかしこのライナー形状は不安になりますねぇ。
とっても熱で歪みそうなんです。

というか、ウォータージャケットが薄すぎませんかね。
これじゃ、水温に負担が掛かるのは仕方ないでしょう。

それにしてもシリンダーの中は綺麗です。
というか、ちょっと混合気は薄いのかな?
1万キロ走ったエンジンですが、ピストントップにカーボン付着してません。

リセスの中だってカーボン溜まってないんです。

バルブを外してみた所です。
インテーク側にブローバイガスが出ているようなスラッジが見られないのが嬉しいですね。
ますます腰下を開けたくなくなります。

しかし、初めて見たのですがスキッシュの形状が変わってますね〜。
何のためにスキッシュに抉られている所が有るのだろう....?

火焔伝播の点から見てもメリットがあるようには思えないのだけれど。
それにしても水穴が大きいな〜。

ヘッドの形状に関して言えば、マツダのBPよりはとても綺麗な仕上がり。
変なイボやシートリングの落ち込み不揃いなどは見られません。

まぁ、この程度が普通でしょう。

でも、さすがにエキゾースト側のバルブ周辺にはウッスラとカーボンが溜まってますね。
勿論、全く問題になるようなモノでは無いのは言うまでもありません。

ペケ印がついたバルブが異常のあったバルブです。
結構逝ってます....

そしてカム。
ちょっとビックリ、カムが2分割なんですねぇ。

しかも可変バルタイの機構が妙に複雑。
というか、華奢。

こんなんで大丈夫?
ま、クランクと違って力が掛かる所では無いんですけどね。

なんだか複雑な機構のせいで、自分で弄る気力が萎えていきます。
もうちょっと単純な機構なら、自分の手を汚しても良いんですけど。

....なーんて、今回は自分で弄るつもりは全くないんですけどね。

それにしても酷いな〜って思ったのはエキマニ。

形状は其程悪くないのですが、溶接部分は最低。
もうガッタガタのデッコボコ。(苦笑)

思わず、「リューター貸して下さい」って言いたく成っちゃう。
これはエキマニ交換すればフィーリングアップ所でなく、パワーアップしちゃいそう。

でも、高いんですよ、エリーゼのエキマニ。 20万ですよ!

しかし、このレイアウトで効率の良いマフラーとエキマニを作るのは大変そう。
エキマニのためにオイルパンがガバッと抉られてますね。

ドラシャのブーツも恐いです。

こーーんな色のマフラーですよ。

次回はバンテージ巻いてあげようかなぁ、って気にさせますよね。

 

今月の記録

オイル・オイルフィルター交換 10,200キロ
デフ・ミッションオイル交換 10,200キロ 


ベストラップタイムの記録

各々の目標は....筑波2000:4秒 筑波1000:39秒 茂木:17秒 フィスコ:52秒

筑波サーキット   :1分6秒683(ロードスターでの公認記録)
コース2000     215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
             1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改

            :1分5秒137(エリーゼの公認記録)
             195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
             クァンタムダンパー+スィフトバネ

            :1分8秒7(エリーゼの公認記録
             195/50−15・225/45−16 RE−01
             クァンタムダンパー+スィフトバネ


筑波サーキット   :41秒709(ロードスターでの公認記録)
コース1000     215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
             1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改
                    
日光サーキット   :44秒129(ロードスターでの公認記録)
             205/50−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
             エンジンノーマル(ロムチューンのみ有) 足廻り改
                                 
富士スピードウェイ :1分55秒28(ロードスターでの非公認記録)
             215/50-15 A048 S+195/55-15 RE540S S
             1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改
             ※手計測データ

             :1分56秒78(エリーゼの非公認記録)
             F:185/55−15 ビレリPゼロ
             R:225/45−16 ビレリPゼロ
             ダウンサスブラケットのみ装着
             ※手計測データ


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