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2023.10



北海道でソロキャンプツーリング 9日間で3,600kmほど走行

 全長調整式特注サスペンション

友人のS1エリーゼ、予定では先月車検を終わらせた後にワンオフの車高調サスを装着した後に、図々しく試乗させてもらうつもりだったが、車検に手こずるという予想外の状況となり、残念ながら未だ彼の手元に車両が戻ってきていない。

折角、足の作成を依頼したショップから「装着できるよ」と連絡があったのに、残念無念である。 因みに彼の車は私の車とは異なり、完全に車検対応な車両だと思っていたので、今回の件は私としては衝撃的だった。 おそらくアライメントは問題ないはずなのでサイドスリップは気にすること無く、ライトの光軸調整だけ行ってしまえば日帰車検だろうとさえ思っていた。

彼が乗りたくてウズウズしているのは手に取るように解るので、可能な限り早く新しい足をつけられることを祈るばかりである。(私も乗りたいし) 

此処最近、初期型エリーゼに装着できるサスペンションは現れていないので、今回の作成が上手く行けば、もしかしたら思った以上に初期型エリーゼオーナーには朗報になるかもしれない。

少なくとも、友人と私は今回の足への期待が過去にないほど高まっている。

 

 北海道ソロキャンプツーリング 9日間3,600km

さてさて、待ちに待った北海道ソロキャンプツーリングに行ってきたので、備忘録的に書き留めておきたい。

恐らく、かなりの長編になるので、興味のない方は何時ものように読み飛ばしていただければと思う。
例によって動画は作成したので、興味があれば御覧ください。

 

初日(8/30) 350km

オール一般道で新潟港まで辿り着こうと思っていたのだが用意に梃子摺ってしまい、予定より一時間遅くに自宅を出発。
いつものように自宅近くのガソリンスタンドで満タンにし、東京から一般道で小樽行フェリー乗場である新潟港を目指す。

平日の下り線を走行ということもあるが、一般道の車の流れは快適で水上インターまで走行。
峠越えはかなり遠回りになるので、ここからは関越道を利用。

関越トンネルを超えて新潟県に入るとスキー場の湯沢あたりになるのだが、途端に暑くなってきた。
まだ朝と言っても良い時間帯なのに、長岡のあたりでは体温に近いような気温と熱風。
今年の長岡あたりは何度も最高気温ランキングの上位常連だったが、冬は雪で夏は酷暑と何とも過酷な地域のようだ。

10時頃には新潟港に近づき、ガソリン満タンにした後に新潟港到着。
単車の待機場所には3台ぐらいしか並んでおらず、係の人には11時には乗船準備をと言われた。



まだ時間が有ることから近くのコンビニを検索し、食料と飲物を購入。
港に戻ると10数台が待機場所に並んでおり、列は2列目が出来ていた。



どんなところから来ているのかとナンバーを見て回ったが、関東、中部地方や北陸のナンバーだけでなく関西なども多数あり、各地から集ってきている。 やはり、新潟発の小樽行きは到着時間が朝の4時半というのが受けていると私は思う。
私のようなキャンプツーリング派だけでなく、ホテルツーリング派の方々も時間を有効に使えるので。

動き出した船では揺れる湯船で船酔いしてしまう気がするので、フェリーに乗船後は直ちに風呂へ。
新潟での酷暑により汗だくになっていたのだが、風呂に入ることで非常に快適になった。

風呂から出ると、いつの間にか船は港を出ていた。
そうなると次はお楽しみのアルコールタイム。



デッキに出て風を浴びながら軽めのチューハイを頂いていたが、風が強くてツマミを置いておけない。
仕方なく、船内に戻って窓際の椅子に腰掛けてハイボールを戴いた。



ありがたいことに沿岸を進む船は携帯電話の電波も割りと掴んでくれるのでスマホが使える。
波は穏やかで天気も申し分ない。



私が選んだ船室はカプセルホテルのようなタイプだが、上段を選んだので足音や寝返りなどの音もなく割と快適。
コンセントがついているのでスマホの充電もできる。

ロールブラインドを閉じれば、プライベートスペース。
音については強力な耳栓を持参しているので問題なし。
私の鼾の方が迷惑かもしれない。

コンビニで購入してきた夕食という名の肴をお供に、ウイスキーをストレートで戴き、チェイサーに炭酸水。
些か飲みすぎたかなという頃に睡魔が襲ってきて熟睡。



北海道初日(8/31) 580km 小樽港から国設知床野営場へ



私は毎朝3時に起床するのだが、今回も問題なく3時すぎに起床。
一般的には真夜中だと思うが、同じ船に乗っている殆どの皆さんも行動開始している。

4時頃にパンが焼けたという放送があったが、その頃には皆さん下船準備も概ね完了。
時間より少し早く小樽に到着し、4時半過ぎには北海道の地に足を着けることが出来た。

もう何度見たかわからない雨雲レーダーを確認。
本当は時計回りでグルリと巡りたかったが、当初予定していた宗谷方面の天候は芳しくない。

今回の旅の一番目的である宗谷方面は完璧な晴天のもとで行動したい。
そうなると、天候的にベストなのは二日後の9/2土曜日。

もう何度もシュミレートしておいた二番目の計画を使うこととし、少し遠いが小樽から知床を目指す。

札幌と旭川の天気予報は曇、降水確率は10%。
今日の天気予報、道南以外ではこのルートしか選択肢はなかった。

不本意では有るが、距離を稼ぎたいので小樽から高速道路を使い東へ。

ところが、札幌方面には不穏なドス黒い雲。
これは確実に「雨」。

何処かで雨具一式を装着したいのだが、SAどころかPAも表示がない。
そうこうしていると、ついにポツポツと来てしまった。
車両退避場所があったので、其処で雨具一式を装着していると黄色い管理車両が背後に停車。

なんと、私が雨具を装着し終わるまで、私の背後で待機してくれるという。
私が再スタートするまでパトランプとハザードを付けて守ってくれた。
雨は大嫌いだし単車はドロドロに汚れてしまったものの、とても心優しい配慮に心は爽快。
お礼を言って再出発。

今回の旅のために目一杯磨き込んで来たのだが、初日に、しかも渡道して1時間も経たずに雨の洗礼かぁ。
今回の旅も私の「雨男」ぶりは健在のようだ。

その後も淡々と高速道路を進み、女満別空港ICからは一般道へ。
そして能取岬を目指す途中、「メルヘンの丘」にて少し休憩。
もう少し町から離れたところにあるかと思っていたので、意外に町に近くて少し拍子抜け。



さて、少し遠回りして能取岬。
ここは思っていた通りで、風は強いけど気持ちの良い場所。
夏休みも終わった平日なのでガラガラなのも良い。
空と海、そして緑が鮮やか、モノトーンの灯台が良いアクセントに成っている、綺麗だ。



次はオーベールの丘、そして、天に続く道。
正直なところ、この手の道は北海道には彼方此方あるが、まだ渡道して間もないので北海道らしさを味わうために立寄。





それにしても凄い量の荷物だな、人が乗っていないと異常な姿だ。

ツーリングバッグに括り付けたサンダル、バッグに入らなかったので仕方なく括り付けたのだが、これはこれで旅をしている感があるな。 今回始めてサンダルを持参したのだが、幕営地に到着して直ぐに靴を脱げるというのも良いし、朝露に濡れた幕営地を歩くのにもラバー製のサンダルは大いに役立った。

さてさて、ここまでくれば知床まではあと僅か。
時間はまだ昼を過ぎたばかり。
では、知床峠まで足を伸ばすか、それとも先ずはテントを先に張ってしまうか。

テントを張るとビールが飲みたくなってしまうので、荷物を積んだまま知床峠へ。
しかし、知床峠に向かっていくと雲の中に向かっていく感じとなり、対向車はワイパーを動かしているし、単車は合羽着用。
またしても雨に当たるのは避けたいので行先変更。

それではと、知床五湖へと向かう。
此方は良い天気。
初めてきたが、此処も気持ちの良い場所。







空が青いからなのか、湖の色が素晴らしかった。
さて、次はどうする。

行き当たりばったりのノープラン状態。
その先に有るカムイワッカまで行くかと一瞬思ったものの、先程、ビールのことを考えたら早く設営してしまいたくなってしまったので断念。

北海道では土日は休みのガソリンスタンドが有るし、朝早くには営業していない場合の方が多いので、食料と飲み物と同時にガソリンも満タンにしてから幕営地へ。

国設知床野営場に到着し、久しぶりの幕営。 
タイヤの摩耗が進むのを抑えていたので、ゴールデンウィークの九州ツーリング以来だ。

知床、東京よりは涼しいがジャケットを着た状態では汗だくになるのでTシャツ+スエットに着替えて設営。
それでも吹き出る汗をタオルで拭いながら設営、あぁビールが美味い。



此処はゴミが捨てられて温泉にも歩いていけるのが嬉しいのだが、この日は温泉の内湯が壊れているので露天風呂だけ。
露天風呂好きとしては問題なし、嬉しいことに100円引きの300円。
益々ビールが美味い。



そうそう、此処は行こうと思えばコンビニにも歩いていける。
セブンイレブンとセイコマが道路を挟んで営業しているのでありがたい。
セイコマさんで「袋をください」と言ったら、セイコマは袋を無料でお渡ししていますと言われた。
いいねセイコマ、またしてもセイコマが好きになったよ。

このキャンプ場は夕日がきれいなのだが、残念ながら雲の中。
Tシャツでは寒くなり、パーカーも羽織ったがこれでも少し寒さを感じる。



夕方の日も暮れかかった頃、隣のテントとは適度な間隔をおいて設営していた間に、関東ナンバーのBMWのR90とZ750D1ライダーが設営。 もっと広いところが有るのだから、態々近くに設営するのは何故。 駐車場に現れるトナラーと一緒か。

その二人、なかなか設営が終わらないので横目で観察していると、このキャンプ場は砂利が多くいのでペグが刺さりにくいようだ。 彼らはハンマーを持っておらず、そのへんに転がっている医師を使ってアルミペグを叩いているが上手く刺さらないようだ。

一人がヘビースモーカーのようで延々とタバコを吸っており、タバコが苦手な私としてはとても辛い。
風向きが悪くて、煙が私の方に漂ってくる。

ここでお互いに気分が悪くなるような言動は慎むべきと思い、私のシッカリとしたハンマーをお貸しした。
「北風と太陽」、上着を脱がすなら強風で吹き飛ばすのではなく暖かさで脱がす。 このような行動を取っておけば悪印象にはならないはず。

本当はタバコの煙が来ないように配慮してほしいと言いたかったが。

仕方がないので、なるべく煙が来ないようにステイシーの前室を工夫して晩酌を楽しんでいると雨が降ってきた。
彼らはシンプルな一人用の小さな前室無しテント、雨が降るとフライシートを閉めざるを得ない。
ここでタバコの煙から開放された、雨も私の味方になる時があるらしい。

まだ薄明かりの中、ステイシーの前室で雨音を聞きながら晩酌を続ける。
雨、予報では明朝までには止むことになっているが、翌朝の路面は厳しいかもしれない。



北海道二日目(9/1)  460km 国設知床野営場から知床峠経由で野付半島、春国岱・野寒布岬、開陽台など



早朝に目が覚めて用を足しに行くと、ひとつ隣、ハンターカブのライダーさんは小雨の中で撤収作業中。
私は雨の中を走りに行くのは躊躇、例によって先ずは雨雲レーダーを確認。

あと一時間ほどすると知床の辺りは雨雲が通り過ぎるらしい。
道東方面に大きな雨雲は無いという状況のようだが、天気予報的には曇り。
だが、小雨が降るところもあるという。

少し悩んだが、曇りベースであれば知床の幕営地で飲んだくれて居るよりは良いだろう。
日が昇ってくる頃に出発、路面は所々にウエットパッチが残っているがドロドロにはならない状態。
だが、知床峠の山道に上がっていくと、残念ながらウエット。



快晴の知床峠は中々難しいというのは承知しているが、この程度であれば御の字か。



だが、これから降りていく先の方面には雲海。
雲海は美しいのだが、色からして雨雲だろう。

野付半島に行くかどうか迷ったが、此処まで来たら行かないで後悔するより行って後悔するほうを選択。
勿論、雨具一式はボックスの中に入れてある。

峠を下っていくと晴れていれば我が国の領土である北方領土が臨めるのだが、残念ながら雲の中。
そして熊の湯があるのだが、風呂に入る気分に成れなかったので先を急ぐ。 
だが、いつかは此処の熱い露天風呂に入ってみたい。

さて、ここから野付半島まではそれなりの距離があるが、残念ながら途中から小雨。
仕方ないので完全装備の雨具装着。
こんなにも雨に祟られるのであれば、ツーリングシューズは防水タイプを選ぶべきか。

因みにライディングウェア、上着はワークマンの防水ウェア。
イナレムというのも軽くて動きやすそうだったので試したが、風圧によって雨が浸透して染みてくるので私にはダメ。
ワークマンのシッカリとしたバイカースではない防水ウェアを愛用している。
下は蒸れてしまうので夏はデニム、寒い時期はワークマンのライディングパンツ。



野付半島、7年前に訪れた際にも既にトドワラは殆ど見ることができないと言われており、今は壊滅状態。
ナラワラは見ることができ、エゾシカは彼方此方で見ることができる。
そういえば今回、エゾシカは何度も見たが前回沢山遭遇したキタキツネは殆ど見なかった。

ここから次の目的地も少し距離がある。
春国岱は今まで訪れたことが無いので楽しみではあるが、風が強くて小雨も続いている。
このシチュエーション、最果感はあるのだが、やはり快晴が一番なのは言うまでもない。



干潟のように成っているということは貝類を採っているのだろうか。 
漁師の方は強風と小雨の中、黙々と作業をされていた。

そんな中、オジロワシが凛々しい姿を見せてくれた。
この木杭が彼の定位置なのだろうか、付近を飛び回っては此処に着地する。
猛禽類はその姿に似合わない鳴き声を出すのだが、このオジロワシも可愛い鳴き声だった。
それにしても、私が近距離まで近づいても全く動じないのに驚いた。





此処まで来たら、日本最東端の野寒布岬に行くしか無い。
この天候では景色は望めないが、鈴木食堂の「さんま丼」がある。



この日は平日、それにこのような天候では人も少ないはず。
時間も、まだ9時半前。 店を開いているか不安だったが、どうやら開店していた。
今の時間帯なら待つこと無く食べることができそうだ。

そうそう、この味。
私はこの味、好きだな。

サンマの刺身ってあまり出回っていないと思うけど、サンマをヅケにした丼って此処でしか味わったことがない。 まぁ観光地価格だとは思うけど、ウニに比べたら可愛い値段。 朝は空いていたけども、昼時は混むのかも。

この後、落石岬へと行ったものの、天候がイマイチな割に岬までの歩行距離が長かったので断念。 観光地化されておらず、断崖絶壁のところに柵もない自然のままというのに惹かれたのだが、いかんせん天候が。
画像はネットから拝借してきたが、こんな天候なら是非とも行きたかった。(問題あるようでしたら削除します)

天候良ければ新酪農村展望台に立ち寄ってから北上しようと思っていたけれど、どんよりとした空模様ではテンション上がらず。 では、と、レーダーで状況を確認すると開陽台のあたりは良い天気らしい。

天気の悪い開陽台は価値がないけれど、天気が良ければ行く価値あり。

さて、ここから知床に戻るのだが、どうせなら裏摩周湖まで遠征して戻ってくるか、はたまた、雲の中だった知床峠のリベンジをするか、例によってレーダーで確認。 どうやら、雨は降っていないものの雨雲らしきものが両地点とも僅かにあるような雰囲気。

最短距離の根北峠近辺は問題なさそうだけど、全く面白みがない。 少し冒険してでも遠回りするか暫し考えたが、同じところを2度回るのもイマイチ、摩周湖は後半の予定に入っているのでパス。 ということで、最短距離を選択。(結果としては摩周湖へ行くべきだった)

 

三日目(9/2)  320km 国設知床野営場からオホーツク海を北上してクッチャロ湖畔キャンプ場へ

夜明頃、パトカーや猟友会らしき方々が幕営場に来て何やら騒がしい。 オレンジ帽を被っている猟友会らしき方々、盛んに港側の森付近をウロウロしているが、手には何か筒状のものを持っている。

私のテント前に警察官が歩いてきたので、何が起きているのか訪ねたところ、知床の町に羆が3頭現れて、その3頭がこの幕営地側に向かっていったらしい。 電気柵もあるので大丈夫だと思う、と仰っていたが、さすが知床。 羆の住処だけのことはある。

今日は移動距離も短く、これといった見どころもないので比較的ゆっくりと朝を過ごそうと思っていたが、レーダーによるとあと一時間後に雨雲が知床あたりに掛かるという。 仕方ないので朝食も取らずに6時前に出発。

昨夜も雨が降ったので路面の所々にウエットパッチがあり、それを避けながら走っているので周りから見たら直進しながらスラロームしているように見えるかもしれないが、幸いにして土曜日ということもあるのか周囲に車両は殆ど居ない。

あまり乗り気ではなかったが、あまりにも見どころがないので、こんなところに寄ってみた。

ここは紋別のカニの爪オブジェ。 一応、観光名所らしく、土曜というのもあるのだろう、次から次へと人が訪れて写真に収めていく。 まぁ、私もその一人なのだが。

そして写真を撮るために、手持ちのタオルで見られる程度には汚れを落とした。 実は写真撮るたびにタオルで汚れを落とすという涙ぐましい努力をしているのだが、こう毎日、雨に降られるものだからタオルは雑巾に成ってしまった。 
そういえば今のところ、毎日雨に降られているな。

次に立ち寄ったのは日の出岬のラ・ルーナ。 景色というより、建物に少し興味があったので。

ところがこの建物、エアコンなし、開く窓なし。 夏に四面カーテンウォールで空調なしは、車の中に閉じ込められているのと同じ。 北海道は暑くない前提で作られているのかもしれないけど、もう北海道もエアコン必要な時代。 建物の作りは面白かったけど、とても中に居られなかった。

あとは立ち寄るところ特に無く、目的地のクッチャロ湖までノンストップ。

到着したのは丁度お昼頃で時間的には余裕綽々なのだが、湖畔は強風が吹き荒れており、ウインドサーフィンを楽しんでいる方々も強風で苦労している模様。 湖の色は真っ茶色。 こう毎日のように雨が降れば仕方ないのだが、全く美しさの欠片もない。

あまりに風が強くテントを一人で張るのに大苦戦、骨組みのアルミポールが折れてしまうかと思ったほど。 とりあえず、張り綱をフルセットでセットして何とか耐えている感じ。 以前使用していたスノーピークのアメニティドームと比較し、ステイシーは背が高いのとポールが細いのが風に弱い要因。

しかし、テントを張り終わった直後から空模様が怪しい。 実は一つ上の画像は雨が降り止んだところで、You Tubeの動画に上げているように、強風と雷雨でひどい状態だった。 まだ私はテントを張り終わったところだったから良かったが、周りの人の中にはテントを張るのを諦めた人も多かった。

しかし、30分もすると嘘のように天候が穏やかに変化し、風もそよ風程度。 絶好の幕営日和に変化するから不思議だ。
しかも、皆さんはそれを知っていたかのように、穏やかな状態になってから来場。

先程まで殆ど周りに人が居なかったのに、夕暮時にはかなりの人数。 皆さん、行動が上手。

この幕営地も夕日が綺麗なので、今のうちに風呂に行ってこよう。 そう、ここの幕営地も歩いて風呂に行けるし、ゴミも捨てられる。 昨今、ゴミを捨てられる幕営場は非常に貴重でとてもありがたい。 そんなこともあって、此処は人気が高いのだ。

ここの温泉は美人の湯というのだが、あまりにお湯がトロトロで驚いた。 トロトロ過ぎて、身体がヌルヌルしてサッパリした感じがしないのが玉に瑕。 それと少し塩分がキツくて、塩気のあるお湯は肌が赤くなってしまうのもあり、私は少し苦手かも。 さてさて、風呂から出たらお楽しみタイムだ。

綺麗な夕日を拝みながら、明日は今回のメインイベントなので晴天に恵まれるように祈願。

ところで、今回設営した場所はトイレや水場から一番離れた場所にしたのだが、その理由は2つ。 一つは大人数のツーリング部隊が入り口近くの便利な場所に設営していた。 もう一つは入れ墨の連中が音楽をガンガン掛けていて、そいつらもトイレや水場に近いところに設営していたので。

だが、私が設営した場所はアスファルトの駐車場で、これはこれで単車や車を近くに置けるという利便性がある。 荷物を運ぶ距離が短いのはとても楽なのだ。

しかし、車中泊をする連中がいることまで頭が回らなかった。

彼らは時として夜中にエンジンを掛けっぱなしで過ごしたりする。 そして、扉の開閉が妙に五月蝿い。 前にも書いたが、キャンプというのは自然を楽しむのが前提で、他人の近くでは楽しめないと思うのだが、何故に直ぐ近くに設営したり、車両を止めたりするのか私には理解ができない。

折角、少し早く来て、人が居ない離れたところに設営しているのに、直ぐ横に来るのは何故なんだ。 他に設営できるところ、たくさんあるのに。

などと思いながら夜は更けていき、久しぶりに天の川を見ることができた。

 

 

四日目(9/3)  500km 
クッチャロ湖畔キャンプ場から宗谷丘陵・白い道、防波堤ドーム、オトンルイ風力発電所・大規模草地育成牧場
経由で美瑛・国設白金野営場へ

さてさて、今日は降水確率0%。 この日のために多少の犠牲は仕方ないという行程を組んだので、是が非でも快晴の中を気持ちよく走りたい。 そのためには、まず早起き。(と言っても毎日が早起きなのだが)

余裕をもって準備を整え、5時前に出発。

朝日が登ったばかりのエサヌカ線。
日曜なので時間が経てば多くの人が訪れるはず、なのでクッチャロ湖畔キャンプ場に幕営して早朝に来られるように計画したのだ。 雲ひとつ無い快晴、そう、こうでなくちゃ。

此処はエゾシカが沢山、角が生えていないメスなのか子供なのかわからないが、少し離れたところからジッと私の様子を見ていた。 そしてエゾシカ以外誰も居ないエサヌカ線、とても気持ちよく走れた。 最高だ。

宗谷丘陵は直ぐ近くだが、先ずは宗谷岬を目指す。

誰も居ない宗谷岬って珍しいのでは。

だが、人は居ないもののエゾシカが多数。

直ぐ横に単車を止めたのだが、全く物怖じしない。 我関せずで落ち着き払っている姿に、此方が驚いた。 こんなにも人の近くで暮らしているのか、宗谷のエゾシカは。

そして、この後ろにはマラソン大会のテントが張ってあり、本日まもなく、ここから防波堤ドームまでの道を通行止めにするらしい。 場所によって通行止めの時間帯は様々だが、私が通行予定の道も通行止めの中に含まれている。 これは少し先を急がねばならないかも。

次は愈々宗谷丘陵、胸が高鳴る。

ここについては是非とも動画を見ていただきたいのだが、本当に気持ちの良い場所だった。 宗谷丘陵を走るために北海道に行く、というのは些か言い過ぎかも知れないが、北海道に行くのであれば此処を外すことは論外。 7年前、時間がなくて回れなかった私は愚かだった。

先ずは白い道。

帆立貝の貝殻を敷き詰めた道。 なので走行後はタイヤだけでなく、車体も白い粉塵が降り注ぐ。 これが悪天候だったら行く価値はないだろう。 ドロドロになるだけだ。

続いては宗谷丘陵。

なんとも気持ちの良い道が続き、時折止まって眺めたくなる風景が続く。

私は一旦、宗谷岬から白い道へ行き、そこから海岸沿いに出て再び宗谷丘陵に戻ってくるというルートを走行した。 2度周りたくなるほどに魅力的。

 

さて、続いては稚内の防波堤ドーム。

ここは嘗てライダーの幕営地ポイントとして有名だったが、色々と問題を起こしたようで、今では宿泊禁止と成ってしまった。 町に近いので、利便性は抜群だろう。

マラソンの時間が迫ってきており、何とか通行止めになる前にここまで辿り着けた。

この次も絶景、オロロンライン。

オロロンラインを南下していくと丘越え後に視界が広がって利尻島が正面に見えるところがあるのだが、其処はテンション上がること間違いなし。 私は残念ながら前に走っているクルマが居たのだが、それが無ければ動画に入れたかった。

時計回りではオトンルイ風力発電所が見える頃から、徐々に利尻島も見えて来てワクワクするのだが、反時計回りも悪くない。

次回は利尻島にも足を踏み入れるべきなのかも知れない。

利尻島が視界から消えてくると、今度は風力発電機群が見えてくる。 見えては来るのだが、中々近づいてこない。 直ぐに辿り着くだろうと思って、私は走りすぎてしまって本来のルートから大きく逸れてしまった。

オロロンラインを南下していると、オトンルイ風力発電所よりも新しくできた(7年前にはなかった)風力発電群、道北風力浜里ウィンドファームが先に見えてくる。 近づいてわかったのだが、この風力発電設備はオトンルイの物よりもかなり大型。

どうりで、走っても走っても中々近づいてこない訳だ。

下の画像は、ご存知オトンルイ風力発電所。 もう暫くすると取り壊しされるらしい。 オロロンラインといえばオトンルイだったのだが、これも時代の流れだろう。

次は友人に教えていただいた、大規模草地育成牧場。 サロベツリフレッシュロードという所が絶景らしいので、少し寄り道をする。 因みにこのあたり、ガソリンスタンドが少ないので稚内で入れておくことをオススメする。

最初は大したことないかと思っていたが、道を進むに連れて宗谷丘陵に匹敵するぐらいの絶景に吃驚。 非常に見晴らしがよく、路面も綺麗でとても気持ちよく走ることができた。 ここは外せない場所リストに追加することにした。

此処から先は淡々と走るのだが、途中に割りと楽しいワインディングがあり、地元の方々がハイペースで駆け抜けていた。 勿論、私は重装備なのでマイペース。 景色とw800の鼓動を楽しみながら程よい速度で通過した。

そばの花のビューポイントが綺麗だと、どこかで目にしたので通過ポイントに含めておいたのだが、時期を外しているようで一面の白い花とは行かなかった。 それに写真も雲が通り過ぎるのを待ってからシャッターを押すべきだった。 
反省。

旭川市を通って目指すは富良野・美瑛。

初めて美瑛を走った時はパッチワークのような景色に感動したが、今年はどうだろうか。 そのあたりを巡るのは後日。 今日はとりあえず国設白金野営場に設営し、食料とアルコールを15キロ先の上富良野まで買い出しに行かねばならない。

明日からは天候が下り坂なので、それなりの量を買い込んでおいて、万が一、天候不順の際は引きこもることができるように準備しておかねばならない。

因みにこの野営場、管理人さんがとても親切。 二人で交代しながら管理をしているようだが、二人共とても親切。

近くのホテルや温泉と提携しており、割引券をいただけるのでありがたい。 どの温泉も歩いていけるのが嬉しい。 そして、ここもゴミを捨てることができる。 私が温泉とゴミ捨てを重視して野営場を選択しているので、こうなるわけだが。

今日も夕焼けが美しかったが、明日は先程も書いたが天気は下り坂。 
でも、メインイベントの本日、晴天を堪能できたので良しとしよう。

 

五日目(9/4)  480km 国設白金野営場からナイタイ高原、然別湖、タウシュベツ川橋梁、三国峠などから国設白金野営場

以前からタウシュベツ川橋梁を見たいと思っているのだが、夏は水没するのが通例なので今年も拝めないと思っていた。 だが、ネットの情報によると今年は7月の時点で全く水没していないと書いてあった。 色々な情報を集めてみたが、どうやら8月末の状態でも水没は免れているらしい。

そうなれば、なんとしてでも見に行かねばならない。

場所的には大雪山国立公園の反対側。 どうやってもグルリと回っていかねば辿り着けない。 であれば、評判の高いナイタイ高原や湖底線路などもルートに入れてしまおう。

周り方は反時計回り、最初はナイタイ高原から。

ナイタイ高原の入り口は午前7時に開門なのだが、到着したのは7時5分すぎ。 ということで、誰も居ない景色を独り占め出来たのではあるが、残念ながら天候がイマイチ。 快晴だったら、さぞかし、、、

 

気を取り直して次。 次は然別湖の湖底線路。 写真がイマイチなのは偏光フィルターがないのが原因。 こういうことに成らないよう、偏光フィルターを購入すべきかも知れない。 だが、湖面は穏やかで鏡のようだった。

ここまではとても走りやすい道だったのだが、グーグルマップに任せた道案内に従って進んでいくと、狭隘道路。 非常に走りづらい。 何度も国道側に戻ろうかとも思ったが、非常に遠回り。 国道を利用していくなら、先に湖底道路を見てからナイタイ高原に行けばよかった。 失敗。

ようやくクネクネ道から脱出し、国道273の糠平湖へ。 さてさて、待望のタウシュベツ川橋梁を見られるだろうか。 駐車場で先に来ていたライダーに、どうでしたかと尋ねると、バッチリ見えますよ、とのこと。 

なんと、全容が見えるではないか。 感無量である。

崩壊してしまう前に見ることが出来たことに感謝。

長い年月を水没、凍結を繰り返しているのだから当時のコンクリートが劣化するのは当然だが、その姿はとても美しいと思った。 あとどの程度持ちこたえてくれるのか解らないが、もしかすると崩壊しないように水量を調整しているのかもしれない。

次に来る時は見学会に申し込んで、近くで見てみたい。

次は三国峠の手前にある松見大橋。 橋脚の上に逆トラス構造の美しい橋が樹海に浮き上がっている。 残念ながら天候はイマイチだが、雨が降っていないだけでも良しとしよう。

 

 

六日目(9/5)  80km 悪天候のため、青い池や十勝岳など近場を少しだけ

やはり夜半から降り出した雨は朝まで残った。 仕方ないので午前中は歩いて青い池と白ひげの滝へ。

うーん、雨が降り続いたため、濁った水が入ってしまったようだ。 
青空ではなく曇天なのもあって、鮮やかさが失われている。 自然が相手なので仕方ない。

濁った原因はこちら。 青い池より少し上流にある白ひげの滝、流れ落ちた先の川は見事に濁っている。 これが流入するのだから仕方ない。 因みに、昨日も行った白金温泉ホテルの露天風呂は、この白ひげの滝の上にある。 露天風呂へ行くには屋外の階段を降りていくのだが、そこが白ひげの滝を見る橋の上から丸見え。

私は構わないが、望遠レンズを付けたカメラだと鮮明に映るだろうね、男の露天風呂は。

午後からは少し晴れてきて、路面も乾いたので十勝岳の望岳台へ行ってみたのだが、其処へ行く途中の橋から見える景色が割りと良かった。 動画で撮れているかと思っていたが、なんとマイクのケーブルが外れていて音が入っておらず、動画の方は残念な結果になっていた。 写真の方は動画を撮っているからと撮影しなかったのは失敗だった。

この場所、ツイッターで呟いたら、もう少し上に行くとナキウサギが居ますよと教えてくれたのだが、教えていただいた時は既に野営場に戻った後だった。 次に行く機会があれば、少し上まで登ってみようと思う。

さて、戻ってきたらやることは風呂とビール、この日は少し気分を変えて違うホテルの風呂に行ってみた。 勿論、こちらも歩いていける。

クッチャロ湖も知床も海に近いので塩気があるのは仕方ないと思うが、白金温泉は海から近くないのに少し塩っぱい。 北海道の温泉はどうも少し塩っぱいお湯が多い気がする。 私は、これぞ温泉という感じの硫黄の匂いがきつい白濁湯が好きだ。

ということで、国設白金野営場には3泊もしてしまった。 居心地が良いのは認めるが、買い出しに行くのは15キロ先が最短。 いざと成ったら林道食堂で食べようかとも思ったが、少し買いだめしておいて正解だった。 林道食堂で食べてみたい気もしたが。

因みに、3泊もすると携帯やカメラの電池がなくなると思うが、管理人さんに言えば充電させてくれた。

 

七日目(9/6)  360km 国設白金野営場から旧大夕張駅のラッセル車、襟裳岬の百人浜オートキャンプ場へ

3泊もした富良野から脱出。 だが、この日の天候も怪しい。

今のところ、宗谷丘陵を走った日意外は毎日のように雨に降られている。 我ながら、なんという雨男ぶりなんだ。

この日のスケジュール、本当は襟裳岬経由で多和平まで走り抜けるつもりだったが、弟子屈あたりの天候が非常に良くない。 雨雲が居座っているのだ。 ということで、距離的にも不本意ながら襟裳岬で幕営することにして出発。

走り出して暫くは快適だったが、どうしても山越えをせざるをえなく、どうやって山越えをするか悩んだが、やはり今回の旅で走っていない道をトレースしたい。 であれば、幼少のときにカッコいいと思ったラッセル車を展示している大夕張駅に立ち寄ってみたい。

前日に見た十勝岳は活火山。 見る角度によっては2箇所から噴煙が上がっているのを確認できるのだが、どうも写真に収められる場所では一箇所からの噴煙しか撮影できなかった。 次回は2箇所まとめて移せる場所で写真に収めてみたい。

夕張市の方に南下していくと、またしても雨。 それも結構シッカリと雨。 またしてもきれいに磨き上げたw800がドロドロだ。 毎日のように洗車とチェーン給油をしている。 雨の日に走るとチェーンへのダメージが大きい。 必ずチェーンからの音が大きくなる。 まぁいい、帰宅したらスプロケットとチェーンは交換するつもりだ。 5万キロも持てば十分だろう。

シューパロ湖という所に行くと、橋が水没しているのが気になった。 人造湖でかつて使用していた道が水没することに成っているようだ。 そのため、樹木もナラワラのように立ち枯れしている。

このカッコいいラッセル車、友人に見せたらなんだか怖いと言われてしまった。 この無骨で力強く、迫力ある姿が男前でかっこいいと思うのだが。 そしてなんと、この個体は昭和15年生まれ。 もう80年以上も経っているのか。 戦前には鉄道省なんてのが有ったらしい。

襟裳岬、何もないという話を耳にしていたが、なになに、岬の手前辺りから良い感じの風景になり。 自然の強さを私は感じた。 風が強いのだろう、背の高い樹木は岬周辺には見当たらない。 最初は灯台の明かりを遠くまで届けるために周囲の樹木は伐採されたのかとも思ったが、とにかく風が強いので樹木が育たないのではないだろうか。

私は襟裳岬、気に入った。

このあたりの小学生は躾というか教育が良いのか、走っていたら女子小学生が元気に手を振ってくれた。 オジサンとても嬉しかったよ。 その後で入ったセイコマ、その前に居た中学生も元気にこんにちはと挨拶してくれた。 まだ古き良き日本人の精神が地方には残ってて嬉しい。

百人浜オートキャンプ場、風除けのための防風林が効いており、襟裳岬ほどの強風は遮られている。 でも、管理人さんが、ここは風が強いよと言うので、念のために張り綱は後でフルセットにした。

さてさて、ここも風呂には歩いていける。 残念ながら温泉ではないが、海沿いなので塩分が高い温泉よりはラジウム泉のほうが私にはありがたい。

失礼ながら、こんな辺鄙な所に風呂があることに感謝。 周りには何もないところだが、この風呂があるおかけで野営場の価値はぐんと上がる。

この日は何となくウイスキーの気分。 自宅から持ってきたシングルモルトをストレートで。 シンプルな肴をつまみにしてチビチビやりながら夜は更けていった。

 

八日目(9/7)  380km 百人浜オートキャンプ場から鶴居村経由で裏摩周湖・阿寒湖、多和平キャンプ場へ

残すところ、北海道ソロキャンプツーリングもあと2日。 心残りの無いようにしたい。 前回の北海道ソロキャンプツーリングで気に入った多和平にどうしても幕営したい。 多和平で地平線への日の入りと日の出を拝みたい。

襟裳岬から黄金道路を北上。

太平洋は波が荒く、空気が潮で白んでいる。 当然ながら身体にも単車にも潮を被っている。 カメラのレンズも直ぐに曇ってしまう。 そんな中、このあたりはコンブ漁が盛んなようで、走る道すがらずっと昆布出汁の匂いに包まれながら走行していた。

海沿いに止まっている軽トラ、みんなクレーンのようなものを装着している。 どうやら、あのクレーンで海岸から昆布を巻き上げているようだ。

黄金道路という名は、湯水のように道路維持費が掛かってしまうことからついたらしい。

私的にはこの道路は余り好きではない、潮をかぶるのも嫌だが、トンネルが多く、そのトンネル内は結露していて路面がずぶ濡れなのだ。 なのでまたしても折角綺麗に洗ってやった単車があっという間にドロドロになってしまった。

昆布を積んでいる軽トラからは海水が流れ出ているし、このあたりを走る車両は塩害が相当激しいはずだ。 十年も持たないかも知れない。

 

釧路の町に入る少し手前辺りから海岸沿いを離れ、県道53のタンチョウ舞ロードを北上。 この道、長閑で気持ちよく走れる。

とてもリラックスしながら走行していると、大型の鳥が3羽、私の直ぐ横を飛んでいった。 あのシルエットは間違いなく丹頂鶴。 確かにここはタンチョウ舞ロードだが、この時期に丹頂鶴は存在するのか。

存在するらしい。

走行していて、ふと横を見ると頭に日の丸のように赤くなった嘴の長い鳥。 間違いない、丹頂鶴だ。 単車を止めてUターン。 何とか逃げずに写真に捉えることが出来た。 丹頂鶴を見るの、実はこれが初めて。 さすが鶴居村、野生の丹頂鶴に出会えてラッキー。

 

さて、此処まで来れば多和平はすぐそこ。

設営してから再び出掛けるか、このまま裏摩周湖まで行くか暫し検討。 設営すると腰を上げるのが億劫になる気がする、それにまだ時間が早い。 レーダーでは摩周湖や阿寒湖のあたりに雨雲は居ないことに成っている。

では雨雲が居ないことを信じて行ってみよう。

摩周湖の着く直前あたりから、突如として黒い雲が出現。
おいおい、そりゃ無いだろう。

接続道路を登っていくとポツリポツリ。

到着する頃には急激に気温が下がり、涼しいを通り越して寒い。 雨もポツポツ。 残念ながら、この辺りだけ小雨が降っている。 それでも霧の摩周湖が霧無しで何とか眺められた。

天候は少し怪しいが、このまま屈斜路湖まで行ってみよう。 藻琴山展望駐車場へ行き、ぐるりと遠回りして美幌峠を下ってこよう。

と、思って出発したが、完全に雨。 プラス強風と寒波。

展望駐車場へ着いたが、あまりに風が強いのと横殴りの雨でヘルメットを脱ぐ気にならない。

普通に写真を撮ると上側のようになるが、インチキして少しカメラを弄って撮影すると下側のようになる。 白く烟っているところは雨が降っているところ。 少し離れたところでは青空が広がっているのが悔しい。

このころ、台風が東京を直撃するのではというニュースが入ってきており、太平洋フェリーは早々に欠航が決まってしまっていた。 私は新日本海フェリーなので現時点では大丈夫だが、帰宅する時に台風直撃になりそう。

この駐車場でライダーさんと少し話をしたが、明日帰る予定の太平洋フェリーが欠航になってしまったので、慌てて新日本海フェリーを予約したという。 恐らく、そのような人が多数いるはず。 土曜に到着する便を選択する人は多いだろうから。

因みに、此処で遅い朝食を摂ったのだが、セイコマのおにぎりを包んでいる包装、強風により屈斜路湖の方に吹っ飛んでいってしまった。 その時の吹っ飛び方が強烈で、真横でなく少し上向きに遥か遠くの方まで飛んでいって見えなくなってしまったのだが、観光地にゴミを投棄することに成ってしまい申し訳なく思っている。

また、急激に気温が下がったことから動画を撮影しているカメラのレンズ、内側が結露して水滴がついてしまった。 そればかりではなく、結露が悪さしてカメラが無限に停止・再起動を繰り返している。

そんなこともあり心が折れてしまい、遠回りして美幌峠に行く気は失せてしまった。

 

弟子屈の町で食料を補給、風呂にも入ろうかと思っていたが、前回にお世話になった銭湯は廃業。 いくつか違う所に目星をつけていたが、雨雲レーダーが怪しい動きをしている。 風呂から出て、雨の中を走って、更に雨の中で設営は嫌だ。 毎日風呂には入りたいのだが、検討の結果、今日は風呂なしとした。

多和平に到着すると、心が穏やかになる風景が待っていた。 変わらないな。

お店で利用料とソフトクリーム代を支払い、何か変わりましたかと尋ねると「便所がきれいになったわよ」とオバサン。 おお、それはありがたい。 相変わらずコクがあって美味しいソフトクリームを食べてから設営開始。

このキャンプ場は平坦な所が無いので、どうしても斜めに設営することになるのだが、寝るときのことを考え、更に風向きのことも考えて設営する必要がある。 見晴らしが良いということは、遮るものがないということなので必然的に風が通り抜ける。

私が設営したのは下の写真に少し写っているが、東屋の少し下。 少しでも風を遮るものがあるところ、雨が降ってきても東屋に逃げ込めるのは大きい。

此処は地平線への日の入りと、地平線からの日の出、両方とも眺められるのが気に入っている。 町からは遠く、買い出しに行くのはとても大変だが、その分、自然を満喫できる。 天気さえ良ければ、夜は満天の星空だ。 風向きが悪いと牛さんの排泄物が臭うけど。

夕暮れ時になると強かった風も納まり、綺麗な日の入りを見ることが出来た。

牛さんたち、夕暮れになると牛舎に帰るのかと思っていたが、中には牛舎に戻らず野宿する牛も多数いた。 今夜は冷えそうだが大丈夫だろうか。 私はかなり寒くてライトダウンジャケットを羽織った。

 

 

九日目 北海道最終日(9/8)  550km 多和平からオンネトー、支笏湖あたりで雨に降られて登別とニセコは断念し小樽へ

今回も多和平に地平線から日が昇るのを見ることが出来た。

雲ひとつ無いのは良いのだけど、放射冷却で気温はビックリするほど下がり、なんと8度だ。 東京ではいくら急激に下がるとしても流石に一桁には9月でも成らないはず。 さすが北海道。

軽く寒さ対策を施して出発。

だが、とても寒くてたまらない。 出来得る限りの防寒対策をし、更に、こんなこともあろうかと事前に装着しておいたグリップヒーターを使用。 グリップヒーターのおかけで掌の寒さは感じなく成ったが、手の甲が寒い。 念のためにと持ってきた冬用のグローブを装着すると手は快適。

下は合羽を着て何とか、上は厚手のジャケットの下にライトダウンジャケット。 寒さに慣れていないせいか、これでもギリ。 先程から鼻水が出るように成ったし、シールドも曇りっぱなし。

 

オンネトーに到着。

あまりに冷え込んだため、湖面から水蒸気が立ち上っている。

モミジは紅葉が始まっている。

湖面は穏やかで湖に映る景色が美しい。 でも、このあたりの気温を調べてみると6度。 多和平の朝より更に寒い。

今日は殆ど移動の日。

出来れば、昨日は風呂に入れなかったので登別で温泉に入り、洞爺湖からニセコパノラマラインを経由して小樽港へと行きたい。

幸いにして苫小牧に近づいてくると気温は上昇、グリップヒーターは不要。 冬用グローブも不要で夏の装備で走れるように成った。 それは良いのだが、登別の方には雨雲がチラホラ。 ニセコパノラマラインのあたりも雨雲がチラホラ。

最終日ぐらい気持ちよく走って有終の美をと思っていたのに、最終日まで雨雲に追い回されるのか。

仕方ない、レーダーでは雨雲が居ないことに成っている支笏湖に予定変更。 しかし、途中から雨に降られてしまった。 こうなったらヤケクソでニセコパノラマラインを目指そうかと思ったが、その方面の空は暗い。

こんなに雲に覆われていると行く気になれない。

では、神威岬はどうだろう。

天気は良さそうだが、かなりの距離があり小樽の乗船時間に間に合わないかもしれない。 とりあえず、行けるところまで行ってみるか。 ということで、さっぽろ湖を経由して、万が一のときに戻れるように小樽を通りながら進むことにしよう。

さっぽろ湖のあたりになると天候はマズマズ、気持ちよく走れるのだが交通量が多くてペースが上がらない。

はるか向こうに見えるのは神威岬ではないが、余市のあたりで時間切れ。

小樽港に着くと、時間より一時間以上前にも関わらず既に乗船開始に成っていた。 それもかなりの台数。 やはり台風の影響で、皆さん新日本海フェリーに集中したようだ。

少し慌てて乗船してしまい、とにかく風呂に入りたくて仕方なかったのもあり、モバイルバッテリーも充電器もバッグに入れたまま乗船してしまい、乗船中は殆どスマホを弄ることが出来なかった。 やはり事前準備は大切だと再認識した次第。

台風は温帯低気圧となり、東京直撃という最悪のシナリオは回避できたが、新潟はやはり暑かった。 半袖で走り出すとちょうどよい感じ。

だが温帯低気圧の関係か、関東地方の天候は不安定で自宅まで残すところ10数キロというあたりでポツリ。 路面はずぶ濡れ。 本来なら関越道の終点で降りたほうが自宅には近いのだが、電光掲示板で「この先雨」と書かれていたので一つ前の所沢インターで降りて、何とか本降りには遭わずに帰宅できた。

今回の旅で行きたかった本命のところは堪能できたが、まだ回れていない所も幾つか残っている。 来年行くかどうかは解らないが、単車で北海道を巡るのは本当に楽しいので、また機会をみつけて訪れたいと思う。

 

 雑記

今回の走行中、ヘッドライト光軸の高さ位置調整を構築しているネジが受側の樹脂製台座に切ってあるメス側ネジ山を崩壊。 その結果、ライトが思いっきり下向きの状態で旅を続けることに成ったのだが、帰宅して直ぐにカワサキのオンラインショップに発注し、パーツが届き次第交換した。

受側の樹脂製ナット、光軸調整システム的には合理的な設計なのだが、やはり樹脂ではW800のような振動の多い単車では耐久性は不足しているのかも知れない。

尤も、8万キロ持てば十分なのかも知れないが。

今回のツーリングが終わったらチェーンを交換しようと思っていた。 前回のチェーン交換は2万5千キロ、今回は8万キロ弱ということで、何キロで交換するのが一般的なのかは知らないが、割と持った方ではないかと思っている。

四発のエンジンとは異なり、W800はバーチカルツイン。 しかも360度クランクという一番振動が発生しやすい2気筒エンジン、それにしてはチェーンの持ちは上出来だったかな。

チェーンを交換するのであれば、前後のスプロケットも交換して一新したい。 私のW800はドライブ側をスチール製のサンスタースプロケットにより一丁増しの16丁としており、今回も同じ部品を採用。 リヤはカワサキ純正のスチール製37丁を今回も採用。

リヤホイールのゴムダンパーは劣化が見られなかったので継続使用とした。 ホイールのベアリングもゴロつき感もなく良好なので継続使用。

 

前回、ドライブ側のスプロケット交換の時は非常に苦労した。 とにかく緩まないのだ。

鉄パイプでレンチを延長してもビクともせず、2メートルぐらいの単管を使用して漸く緩んでくれた。

今回は、まずリヤブレーキを調整ネジを締め込んで完全にロック。 ローギヤに入れてやる人も居るようだが、ミッションにダメージを及ぼすのでやめたほうが良い。

今回は強力なインパクトレンチを使用して挑んでみたのだが、このインパクトレンチの威力は絶大で、いとも呆気なく緩んでくれた。

前回もインパクトレンチは使用したのだが、その時の手持ちのインパクトレンチはホイール程度なら緩められるタイプだったが、トルク不足だったのか全く歯が立たなかった。

外してみると、まぁ汚いこと。

W800はこの状態にするのが結構面倒なので、この際にピカピカにしてやらねばならない。

かなりの汚れ具合なので、綺麗にするのにかなり梃子摺った。

ピカピカというわけには行かなかったが、この程度で勘弁していただこう。

横に見えるチェーン、元気な状態であれば真っ直ぐ下に垂れるはずなのだが、やはり、それなりには劣化しているようだ。 交換時期としては適切だった、と思う。

ということで、次はチェーン交換。

チェーンは前回と同じく、EKの520ZVX3 104リンクのスクリュージョイントを選択。

まずは古いチェーンを撤去しなければならない。

スイングアームも外してメンテナンスしようかと思ったが、手持ちの六角レンチソケットにスイングアームを外すのに必要なサイズが無かった。 六角レンチソケットを買いに行くのは面倒なので今回はパス。 次回のチェーン交換時までに用意することにしよう。

ピントがずれていて申し訳ないが、チェーンをカシメている頭をサンダーで削ってやり、圧入されているピンを専用工具で押し出してやる。 専用工具と言ってもご覧の工具は前回にも使用したアマゾンで購入した格安品で、おそらく大陸製。

530サイズまで使えるらしいが、私の520サイズでは十分。 また数年後に使うことになるだろう。

切断したチェーンを外してしまうと、新しいチェーンを取り付けるのが結構大変なので、この状態で新しいチェーンを接続して装着する。

そして、EKのスクリュージョイントをセット。

目一杯締め込む。

締め込みが完了したら、ナットを少し緩めてプライヤーでへし折るのだが、私はプライヤーでは折ることが出来なかったので、ハンマーで叩いて折った。

この作業が終わった後に、とある人から「プレートを裏表逆に装着すると見た目が綺麗になる」と教わったが、もう10分はやくツイートしてくれれば間に合ったのに、残念。 確かに裏表逆に装着すると見た目が美しくなる。 なるほど、次回はそうしよう。

今回の作業、全体的に一時間程度で作業は終わったので、手慣れた人なら一時間も掛からずに終えることができると思う。

 

 

 今月の整備記録

   消耗品交換パーツリスト(エクセルデータ)
    http://enthusiast.eos111.com/ELISE phase1 PartsList.xls

W800  
ライトの高さ調整ネジと受台座交換 77,124km カワサキ純正 ネジ92150-1590 台座92015-1799
オイルとオイルエレメント交換 77,124km タクマイン匠10w-40 ユニオンMC560
ドライブ側スプロケット交換 77,400km SUNSTAR 325-16 15丁→16丁
チェーン交換 77,400km EK 520ZVX3 104L スクリュージョイント
ドリブン側スプロケット交換 77,400km カワサキ純正 42041-0093
   
   

■ ベストラップタイムの記録
筑波サーキット
 コース2000

1分1秒020(2019.02 エリーゼ Sr.1 111S改の公認記録)
 F195/50R15 R225/45R16 A052
 ライドモーターワークスによるチューンエンジン+JENVEY4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
 ナイトロン全長調整式3ウェイ減衰調整ダンパー+アイバッハバネ
 JAN SPEED LARGE BOAエキマニ+EPマフラー
 GTウイング+自作スプリッター
 EMERALD K3 コンピューター

筑波サーキット
 コース1000 
41秒709(2002.05 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改
 
日光サーキット 44秒129(2001.03 ロードスターNA8Cでの公認記録)
 205/50−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 エンジンノーマル(ロムチューンのみ有) 足廻り改
 
富士スピードウェイ
 旧コース
1分55秒28(2002.04 ロードスターNA8Cでの非公認記録)
 215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
 195/55−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
 1928ccエンジン+ソレックス 44 足廻り改 ※手計測データ

1分50秒772(2003.02 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 

富士スピードウェイ
 レーシングコース
2分00秒101(2018.07 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 F195/50R15 R225/45R16 AD08R
 ライドモーターワークスによるチューンエンジン+JENVEY4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
 ナイトロン全長調整式3ウェイ減衰調整ダンパー+アイバッハバネ
 JAN SPEED LARGE BOAエキマニ+EPマフラー
 GTウイング+自作スプリッター
 EMERALD K3 コンピューター
富士スピードウェイ
 ショートコース 
33秒6(2004.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー

33秒706(2006.04 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD07
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+アローレーシングマフラー
 

ツインリンクもてぎ
 フルコース
2分16秒479(2004.11 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
ツインリンクもてぎ
 東コース
1分52秒006(2003.10 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録 ウェット)
 195/50−15・225/45−16 A048 (Mグレード)
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
エビスサーキット
 東コース
1分09秒228(2003.10 エリーゼ Sr.1 111Sの公認記録)
 195/50−15・225/45−16 RE−01
 クァンタムダンパー+スィフトバネ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+マフラー
 
袖ケ浦
 フォレスト
 レースウェイ
1分11秒643(2019.03 エリーゼ Sr.1 111S改の非公認記録)
 F195/50R15 R225/45R16 A052
 ライドモーターワークスによるチューニングエンジン+JENVEY4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
 ナイトロン全長調整式3ウェイ減衰調整ダンパー+アイバッハバネ
 JAN SPEED LARGE BOAエキマニ+EPマフラー
 GTウイング+自作スプリッター
 EMERALD K3 コンピューター
鈴鹿サーキット
 フルコース
2分25秒179(2018.12 エリーゼ Sr.1 111S改の非公認記録)
 F195/50R15 R225/45R16 AD08R
 ライドモーターワークスによるチューニングエンジン+JENVEY4スロ+ハイコンプピストン+ハイカム
 ナイトロン全長調整式3ウェイ減衰調整ダンパー+アイバッハバネ
 JAN SPEED LARGE BOAエキマニ+EPマフラー
 GTウイング+自作スプリッター
 EMERALD K3 コンピューター
スポーツランド菅生 1分44秒200(2011.07 エリーゼ Sr.1 111Sの非公認記録)
 195/50−15・225/45−16 Neova AD08
 フォースダンパー+アイバッハ+スティック対策スロットル
 WOTY SPEEDエキマニ+テクニカルガレージササキマフラー

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