今年の111cup最終戦はアメリカ出張と重なり欠場。 残念ながらシリーズチャンピオンは獲得できなかった。 もう一つ残念なことに、来期は指定タイヤがネオバからA052になると思っていたが、来期も古い設計のネオバを使うことになってしまった。 これは主催者にA052への移行をヨコハマタイヤへ強く主張していただきたいので、エントラントである私としては主催者へ強く意見を言いたい。
今どき、サーキットを走行している車両でネオバを履いているのは指定タイヤになっている車両のみだろう。 しかも、LCIが主催するロータスカップではA052が指定されているのだ。 なぜ111cupの指定タイヤが来期もネオバなのか、理解に苦しむ。
閑話休題
アメリカ出張初日は成田からシカゴへ。 その11/11、アメリカには50年ぶりの大寒波が来ており、シカゴから乗り継ぐ筈のコロンバス行きは欠航。 気温が摂氏マイナス10度となり、滑走路が凍結して飛行機が飛ばない。 着陸できたのは良かったのだが、600キロ先のコロンバスへ向かわねば、明日予定している行動ができない。
雪景色のシカゴ空港、ツアコンが機転を利かせてバスをチャーター。 仕事を終えて帰宅していたお姉さん、会社に呼び出されて臨時の仕事を引き受けたらしい。 途中の休憩時に眠い眠いと言っていたが、600キロ先を目指して雪道をお姉さんは豪快に飛ばしまくる。 なんと雪道を時速125キロ走行、しかも眠いと言っていたので私は身の危険を感じた。 本気で無事に到着する気がしなかった。
何だか無駄に格好良いバスなのだが、お姉さんは物凄い体格をしており、彼女の履いているデニムの片側に私はスッポリと入りそうだ。 そんな体格だからか、この寒波の中を軽装で運転している。 私は寒がりなので車内が寒くて堪らない。 休憩時には人生初のダイヤモンドダストを見てしまったほどの寒さ。
何とか無事にコロンバスへ到着したのは日付が変わって午前4時近く。 暖かさと仮眠が取れるかと安堵したのも束の間、なんと私の部屋が予約されていない。
恥ずかしながら私は日常英会話が出来る程のスキルはなく、ツアコンに交渉して頂いた。 何とか空いている部屋を抑えていただき、部屋に行く。 だがカードキーを翳してもロックが解除されない。 一緒に来てくれたポーターさんがノン・アクチベーションと仰っしゃり、エレベーターでラウンジフロアに降りていった。
どのくらい待っただろうか、様々な事を考えていると漸くポーターさんが現れ、ロック解除。 部屋に入ると集合時間まで3時間しか無い。 歯も磨かず下着のままベッドに潜り込んだ。
amazonで購入した現地シムを入れた中古グローバルスマホがアラームを鳴らし起床。 海外出張など微塵も考慮していなかった私、普段使用するスマホは日本国内モデル。 グローバルモデルのデュアルシム仕様なら国内用シムと海外シムの2枚を入れることが出来、非常に便利なのだが仕方ない。
そして大手キャリアを使用していればアメリカでもパケット使い放題が可能だが、私は格安シムを運用のため今回2台持ち運用となった。 日本との時間差はほぼ半日、アメリカの深夜に日本はワークタイム。 この日はオフィスに状況報告のメールのみ送信したが、翌日からは午前2時頃に日本と何度もメールや電話を使用した。
主に会話はLINEの通話機能を利用したのだが、本来仕事に使うべきではないのは承知している。 だが、とても音質がよく重宝した。 今回のためにIP電話も契約したが、途切れが発生したり使い勝手は決して良くなかった。 国際ローミングも日本から掛かってくるため何度か使用したが、此方は全く問題なし。 但し、ローミングサービスは高額となるため後から来る請求が怖い。
今回はアメリカの州立病院を3箇所ほど視察し最新の状況を見学したのだが、バリアフリーとグローバル化が殆ど考えられていないことに衝撃を受けた。 アメリカが全てにおいて最先端という事では無いようだ、、、仕事の内容は此のあたりで止めておこう。
実はアクシデントはまだ続いた。 オマハからデンバーへ行き、そこからホノルルへ向かうのだが、デンバー行きの飛行機が滑走路でストップ。 30分以上滑走路で止まってしまい、乗継時間が1時間しかない事からホノルルへの飛行機乗換が間に合わない。
デンバーに付く前、機内でCAが乗継する人は居るかと言ったら半数が挙手。 しかし、あまりにネイティブスピーカーぶりに私は内容を理解できなかった。 学生時代に英語の勉強を怠っていたことを今になって痛感している。 CAが空港に連絡して乗継便へのフォローをしていただたようで、私は何とか乗継ぐことが出来た。
さて、ホノルルに来たのであれば、私へのご褒美が欲しい。 ということでハワイでハーレーをレンタルしてオアフ島東側を一周してみることにした。
国内ではヘルメットを被らねばならないが、ハワイでは目を保護する物を装着していれば問題なし。 しかも日本の免許でクルマやバイクが運転可能。
私がバイクをレンタルしたのはチェイス・ハワイ・レンタルズ。 ホームページは英語が苦手な私にも優しい日本語表示。 現地スタッフも日本語OKと不安要素なし。 レンタルしたのは1200のスポーツスター、フォーティーエイトと呼ばれているモデルだ。 普段乗っているW800よりは重たいが、クラッチの重さ以外はとても乗りやすかった。
さて、ツーリング当日の朝食はマカダミアナッツのソースがついたパンケーキ。 これは是非食べたいと決めていたので、ホテルのレストランで注文。 一周する途中に有名なマカダミアナッツソースのパンケーキ店が有るのだが、例によって人混みが苦手な私に有名店へ行ける気がしない。 そのようなことから、当日の朝に雰囲気だけでも味わいたくてコレをチョイス。
驚くほど美味しいという程ではないが、ストレートのアイスティと良く合う。 しかし、こんなのを毎日食べてたら、あのお姉さんのようになるのも頷ける。 今回の仕事は当然ながら3食とも外食となるのだが、明らかにカロリーオーバー。 毎朝日課にしている早朝ランニングも出来ないことから、今回の旅で5キロ近く肥ってしまってスーツがキツイ。
さて今回のツーリング、ハーレーにソニーのアクションカメラを装着して走行してみたのだが、さすが大型ツインエンジン、その振動で残念ながらお見せ出来るような映像は撮れなかった。 どれほど酷いかというと、このような状態。 これは流石に見るに値しない。
映像、画像ともにホノルルからダイヤモンドヘッドを通り過ぎ、ワワマルビーチパークというところ。 ダイヤモンドヘッドは人が多く、例によって断念。 遥か昔の25年前にだが、ダイヤモンドヘッドは訪れたことが有るのでパス。
ハワイではスリヌケ禁止、速度違反にも厳しいと聞いていたので我慢したが、地元の人は構わずスリヌケしているし、速度に関してもプラス10マイルほどは皆さん出しているようで、私も流れに乗って気持ちよくノーヘルで走らせていただいた。 私が高校生の時は原付きのみノーヘルOKだったが、その感触などとうの昔に忘れていた。 今回久しぶりにノーヘル走行してみたのだが、その気持ちよさは格別。
マカプウ展望台からの風景。 ハワイは海に山が迫っている所が多く、山の緑と海の青が素晴らしいのだが、砂浜の白さもあり、とても清々しい。 気候も温暖で寒がりの私には最適。 だが、雨が多いのは戴けない。 この日は残念ながら青空が少なく、景色の素晴らしさが半減している。
ラニカイビーチへ行ってみたのだが、残念ながらバイクを止めるところがない。 此処はすぐに駐車禁止を取られると言うことから、海外で警察のお世話には成りたくないため断念。 カイルア・ビーチで誤魔化せるかと訪れてみたが、思ったような景色は拝めず退散。 何だかハワイのビーチは何処も似たような感じがする。 勿論、決して悪くはないのだが。
クアロア・リージョナルパークは山が美しかった。 惜しむらくは天候。 先程まで小雨が降っていたようで、彼方此方にウエットパッチが残っていた。
其処から少し北に進んだ所で良い雰囲気を感じたので停車。 どうやら振動でウインカーレンズを落としてしまったようだ。 これは弁償物かも知れない。
一気に進んで島の北側、スリーテーブルビーチ。 お姉さんたち、露出度が物凄い。 小学生ぐらいの子供がいるお母さんも、殆ど露出しているビキニを装着。 いやはや、なんとも。
島の北側は波が全く違う。 海の色も綺麗だ。 サーフィンが好きな方たちが大勢楽しんでいたが頷ける。
ドール・プランテーション、此処に来る前に思いっきり雨に降られた。 やはり私は雨男。
それはそうと、今までハーレーには乗ったことがなかったのだが、その楽しさを今回知った。 豊かなトルクと鼓動感、吐き出される音。 なるほど、これは楽しい。 ツーリングには向いており、私のW800と似たような味を感じた。
しかし、燃料タンクが小さくて航続距離が短いのと、クラッチの重たさが辛い。 夕方まで走り回ったのだが、渋滞時にビッグツインから出る火傷しそうな熱気と、握り続けることが出来ないほどのクラッチの重さが辛かった。 それらが解消できるなら、そして置き場所が確保できるならハーレーを所有してみるのも有りかと思う。
走行後はハワイのビール、とても美味しかった。
■貴殿の初期型エリーゼ、スピードメーターは不具合起きていないだろうか
111cup第4戦を終えた帰り道、スピードメーターが時々落ちるようになった。 チンスポイラーを破損して激しい振動が生じたからだろうか、いずれにしても、その後からスピードメーターの動きがおかしくなった。
点検しても原因が掴めず、先ずはセンサーを疑った。 20年近く稼働させて風雨と振動に耐えてきたのだから、不具合が発生してもおかしくはない。 いつものエリーゼパーツに発注。 四日ほどで届いた。
明らかに物が違う。
磁石が露出していない。 筐体が全て樹脂製。 カプラーの向きが違う。
カプラーは上向きだとゴミが入りやすいのと水が入りやすいことから変更されたのだろうか。 センサーもどうようにカバーされているのは耐久性のためか。 だが、最新がベストとは限らない。
装着して走行してみた。
メーターの反応が鈍い。 これはカバーが装着されたことでピックアップが鈍くなったからであろう。 だが、メーターは故障しておらず、先ずは安堵。 純正のメーターは数十万もするというから手が出ない。 しかも距離がリセットされてしまうのは悲しい。 いずれにしてもセンサーの故障が原因で良かった。