ひとりごと.gif

2002.09

LOTUS ELISE in HAKONE

本当は黄色かブルーが欲しかったんですけど、緑も大人っぽくて良いかもね




納車

    大阪のTMRさんから購入しました。
    走行距離3250km(
    →9/1の段階で走行距離6300km....(^^;;
    一ヶ月で3000キロも走ってしまった〜

    ワンオーナーで、屋根付きガレージ保管。
    マフラーとエアクリーナーだけ変わってますけど、基本的にノーマル。
    最初に着いてるタイヤのヒゲがまだ健在です。

    価格は内緒(S2000の新車購入程度)。
    良心的な価格設定と思います。
    オプションのハードトップも一緒に購入。
    私の車庫は屋根無しだから、保管にはこの方が有利なはず。

    ロドスタの幌は素材に汚れが染み込んでしまいましたからね。



    本当は受渡時の画像を貼り付けるべきでしょうけど、仕事の合間に大阪へ行ったモノですから、デジカメ忘れちゃって...(^^ゞ この画像は大阪から帰宅した後、箱根を走り回った後です。 というか納車後に箱根に行って撮った初画像。

    しかしシンプルなメーター。 でも、スタックなんですよね。(嬉)
    たった145馬力(143だったかな?)なのに250km/hは要らないでしょ...と思ったら220位までは現実的みたいでした。(某所で確認) それにしてもレッドゾーンの無いタコメーターというのは不思議な感じ。

    参考までに、レブリミッターは7300rpm
    達人達はリミッターギリギリまで廻すらしい...最高出力が7000rpmだから当然か?
    でも私のエンジンは7000シフトが良いみたい。 それ以上廻してもメリットが感じられないんですよ...まさかハズレじゃないだろうなぁ。

    今回搭載されているエンジンはローバーの18K。
    ま、乗用車のエンジンですわな。

    しかし、730kgという車重のためにキビキビと小気味よい走りをしてくれるのが最大の美点。 それに燃費が秀逸。 友達は当然のことなんだから騒ぐなって言うけど、常にリッター10kmを割らないと言うのは特筆すべき点だと思うんだけど。

    まず、大阪から自走で帰宅した時のことから書きましょうか。 それよりも、何故エリーゼの111Sを選んだか? それはエリーゼカップや111カップのレース実績と、友人達が乗っているエリーゼを何年も見ていたら、その魅力に心を奪われたからです。

    エリーゼ(フェイズ1)にはスタンダードの他にも135、111S、160、190、トロフェオなどが有るのですが、究極にはスポーツエリーゼやエクシージ、340R等があります。 興味がある人は調べてみると面白いでしょう。

    なぜ111Sをチョイスしたか?

    それは、ノーマルでの扱いやすさと実用トルクの厚さ。 そして、クロスミッション搭載などと、やはりレースでの実績でしょうか。 大当たりの個体は、吸排気系だけの交換で実測160馬力以上をベンチで出しています。

    然し乍この111S、販売当時は実力が認められなかったというか、スタンダードが普及した後に後に出たために数が出ず、また販売期間も'99から'00という短期間でしか販売されなかったのもあり、非常にタマ数が少なくて探すのに往生しました。

    しかも、日常の使い勝手から右ハンドルでないと嫌だったので、尚更です。 輸入当時、イギリスからの正規輸入はもとより、右ハンドル仕様は通過の関係から50万ほど割高で、チョイスした人達はエンジン搭載位置などのこともあり、左ハンドルが過半を超えているのです。

    そんな苦境を乗り越えて見つけた私の111S。
    蜜月は長く続くのでしょうか?

    ....ということで、帰路の話しに戻ります。

    と、その前にTMRに置いてあったエリーゼにはハードトップが被さっていて、そのオプションを買うか買うまいか非常に悩みました....TMRの田村さん曰く「悩むなら買いなさい」の一言で購入 (^^;;

    ま、確かに屋根無し車庫の私には、雨漏りするらしいエリーゼと暮らすにはハードトップ付きのほうが良いかも知れません。

    一通りのコクピットドリルを受けた私は、全く知らない街にエリーゼと共に走り出したのでした。右ハンドルなのに、ウィンカーはコラムの左。ブレーキアシストのない車。ラジオも無い。時計もない。

    薄っぺらいスライドしかしないレザーシートに腰掛けていると、視線がヤケに低くて不思議な感じ。今までだってシャコタンのロドスタに乗っていた訳だから、ノーマル車高のエリーゼだったら、そんなに変わらない筈なんですけどね。

    ライト、暗いなぁ。

    そう、もう7時過ぎているので暗いんです。この日は思いっきり雷雨で、天候が安定するまで少し待っていたのもあって、こんな時間。....大阪から東京まで600キロ近いわけだから、帰りは翌日ですね。

    などと思っていたら高速の入り口、近畿道の東大阪北インターに来ました。ふぅ、これで進路変更はしなくて済むぞ.....ハッキリ言って後ろが見えない。正確には真後ろは見えるけど、ナナメ後方と車の下側は何も見えない。バックする時は悲惨。気を付けないと....。

    ガソリンは残り33リッター、リフィルと言う表示が出たら残りが10リッターらしいので、気を付けて行かないとね。高速は大体50キロ置きぐらいにスタンドが設置されてるから。リフィルが出たら即入らないと。

    路面はハーフウェット。まぁ、ウェットよりは良いけど、早速汚してしまうのが忍びない。やっぱり私は雨男なんですねぇ。

    しかし、直進性がイマイチだなぁ。チョロチョロと進路が乱れます。アシストのないステアリングは、もっと路面のインフォメーションがあると思いきや、以外とあっさりしてる。何だかトーアウトの車にありがちな感触。とても片手運転は出来ないです。

    それにしても車内が暑い。ハードトップは付けているものの窓は全開。高速道路で窓全開で走るのって初めて。ふつうは全開なんかしないもんね。でも、それでも暑い。特に右腕の方の車体、此処が熱い。なんでも、エンジンからの冷却水(熱水)が通ってるので当たり前と言えばそれまでなんだけど。

    でも、緊張してるのか購入したお茶、まだ減らない。というか余裕が無くて飲まなかったのかも。(笑)

    普通に流れに乗って走りたいけど、何故か前の車がドンドンと避けていく。そして、後ろに付くとビタッとくっついてくる。おいおい、勘弁してくれよぉ。 ということで自然にペースが上がる。

    水温は86度とか88度とか、その辺りを示してる。デジタル表示だからアバウトではないが国産と違って、正直に数値を出すところが良い。国産のメーターって真ん中から動かないからね。動いた時はオーバーヒート。何のためのメーター何だか....

    100キロぐらい走ったかな?
    少し慣れてきましたよ。

    ガソリンは思ったほど減らない。ザッとだけど、リッター当たり12ぐらいは走ってる見当。足が長いのは助かるねぇ。これでしょっちゅうスタンドに寄るのは気が滅入る。ガソリンフィラーキャップの開け方も面倒だし。というか慣れてない。

    うーん、段々と退屈になってきた。
    だからといって眠くはない。
    最近は疲れると直ぐに眠くなって...やだねぇ歳を取るというのは。

    ちょっと廻してみますかね♪......ふーん、こういう感じなのね。

    ぐい〜ん、という加速でなくて軽い感じ。車体が軽いというのはイイネ。

    おっと、廻したらハイペースなままになっちまった。(笑)  と、思った瞬間、前の車が急にレーン変更。そして目の前にロープかワイヤーのようなモノが! 避けられないっ..と思った瞬間ボディに当たる音と、踏んでしまった感触。

    ああ、やってしまった。

    もっと車間距離を取って走るべきだった。

    これは翌日に見た衝撃画像。(泣)ドライビングランプに見事なクラック。割れる寸前。不幸中の幸はボディが無傷だったこと。 ま、諦めるしか無いでしょう。

    静岡を過ぎた辺りから眠くなってきた。と思ったら友達から電話。どうやらTMRさんが気を利かせてくれたお陰らしい。<m(_ _)m> お陰で眠気も飛んで快調。 もう3時間は走ったかな。

    ん? 400キロを3時間ちょっと?
    いや、何でもないです。(計算しないように)

    という訳で、その日の内に自宅に着いたのでした。(笑)

    まだ路面が濡れてますでしょ。
    大阪も関東も東海までも雷雨だったようです。
    幸にして、窓を閉めて走ることがなかったので助かりました。

    それはそうと、狭い車庫に、それも深夜に入れるなんてことは出来ない。なので、この日は家の前に野ざらし。私の家は車が通らない道だから出来るワザですけど、ネコが多いので不安。あと、新聞配達のニイチャンとか....でも、疲れてグッスリ寝ちゃいました。

    起きたらこのクラックだもんな...本当にショックだった。

    しかし、このナンバーは凄いな。
    早く名義変更しなきゃ。

     

オイル交換
    前のオーナーが殆ど乗ってないこの車。TMRさんからは帰宅したらすぐにオイル交換して下さいねと言われていたので、帰宅した翌日、早速オイル交換。

    この車のオイル交換を舐めちゃイケナイ。
    アンダーパネルは全て覆われていて、それもアルミの大型フラットパネル。
    こいつを外してやらないとオイル交換出来無いんです。

    ね、大きいでしょ。
    これを一人でジャッキアップした車の下に潜って仰向きに作業すると腕が笑います。
    梃子の原理で軽いアルミもスチール並みに重く感じるんです。

    外すのはまだマシ。
    付ける時の苦労は大変です。
    筋力付くかも...マジで!

    パネルを外すとこんな感じでオイルパンが顔を出します。

    オイルフィルターは取り外しやすい位置にあるのですが、キツク閉まってると姿勢が苦しいので外せません...私、この時に外れなくて、アストロプロダクツに行ってフィルターレンチを買ってきました。(泣) 

    そんなことよりも衝撃的だったのは抜いたオイルが金粉ショーだったこと。そりゃもう一面綺麗にキラキラしてました。よほど前のオーナーが可愛がってあげなかったのでしょう、可哀相に。 でも私も容赦なく廻すし、酷使するので結局は可哀相なのかも。

    例によってシルコレンを入れて、100キロ走ってすぐに交換してあげました。これで古いオイルはフラッシング出来たでしょう。

    それから1600キロ走って交換したのですが、まだ金属粉は出ています。でも、だからといってOHするにはまだ早いし....ま、取り敢えず異音が出るまでシャブリ尽くしてからですね。パワーもソコソコ出てるようですし、勿体ないでしょう。 ただ、オイルはこまめには交換してやることにしましょうか。

    それにしても作業性は最悪。
    エンジンフードが余り上がらないから、漏斗を使わないとオイルすら給油出来ない。
    全然ユーザーフレンドリーじゃないなぁ。

    アンダーパネルを外さないとオイルが抜けないのに、アンダーパネルを外す時に使用するジャッキアップポイントが無い! これは下の方で報告します。

     

車高

    右が私の車両で「どノーマル」な車高。
    左は車高調入れてベタベタな状態。
    外装色の地味さもあって、私のクルマは格好悪ぅ〜い。

    この車高の差、どう思います?
    格好悪いですよねぇ。

    というわけで、とりあえずシャコタンです。(爆)
    どうしても車高の高いのは許せない。

    車高調入れてしまおうかとも思ったけど、ノーマルの特性も知らずに足を変えてしまうのは愚の骨頂。出来ればノーマルでサーキットも走っておきたいです。ノーマルってメーカーが丹誠込めて時間を掛けて作ってるだけに、なかなか侮れないんですよ。

    ま、確かにコスト重視では有りますが。

    これがダウンサスブラケットです。
    将来的には車高調入れるから不要かな...と思っていたら、車高調だけでは落ちきらないらしいので、今回購入しました。

    これで20ミリ近くのダウンです。
    しかーし、またまたハプニングが待ってました。

    これはノーマルのブラケット。
    そして下がダウンサスブラ。

    上部のクリアランスを生かしてるわけですね。

    このブラケットは、穴がノーマル位置にも開いているので、必要に応じて使い分けが出来ます。因みにスチール製。アルミ製は要らないでしょ。

    さて、それでは何が起きたかを御説明しましょうか。

    この二本の傷、なんだと思います?
    それは....

    ここにも付いてます。
    これは....

    ドラシャが此処に当たるんですよ。
    フレームに。

    もの凄くストロークするみたいでビックリ。
    こんなに動く足なんですねぇ。
    しかし、20ミリのダウンが干渉を呼ぶのでしょうか?
    もしかしたら、ブラケット入れなくてもドラシャは当たるのかもしれませんね。

    そういえば、一緒に箱根を走ってるE君も当たってましたね。
    こりゃ、足の交換を早く実施した方が良さそう。
    ふふふっ、もう交換する足の狙いは付けているんですよ。
    スイフトのバネにクァンタムの減衰調整付きの車高調。

    ブレーキラインに当たるなんて尋常では無いですからね。
    それこそ事故に繋がりますし。 来月には付けてるかも知れません。(笑)

     

オーディオ(ラジオ)

    ここでちょっと一息してラジオの話し。
    さすがに音楽というかラジオぐらい付いてないと寂しい。
    大阪から何時間も掛けて帰ってきた時、ラジオは絶対に付けようと決心したのでした。(笑)

    手で押さえているのがオーディオスペース。
    俗に言う1DINのスペースですね。

    カーボンのように見えるけど、これはフェイク。(^^;;
    何のことはないプラスチックです。
    このパネルを止めているのはツバだけ、マイナスドライバーでアルミのフレームに傷を付けないようにコジッてやれば簡単に取れます。 短気は禁物。

    このように、上下にツバが付いているだけなので、少しドライバーでコジッてから手で上下を潰すようなつもりで拉げてやれば外れます。

    外すと下のようなカプラーが付いた配線が現れます。
    このタイラップを切断して、オーディオ用のコネクターを手前に引き出しましょう。

    すると、下図のように取付場所から50ミリぐらいはカプラーとFMアンテナジャックが顔を出してくれます。

    しかしこのままでは、どの端子がなんのやくめをなしているか見当も付きません。ま、黒いコードがアースかなというのは解りますけどね。

    そこで、テスター登場。
    ところが困ったことに、この車はアルミの固まり。
    それもアルマイト加工なんぞ施してあるので、ボディアースが取れない。

    仕方なく、鰐口クリップを電気工具箱から取り出してきて、アースの取れるところを探します。 これがなかなか無くて参った。

    結局、サイドブレーキの根元にあるナットに噛ませてアースを取りました。

    まずは常時電源の来ているところを探します。
    ムラサキのコードがメインスイッチオフでも12ボルト以上を供給しているようです。

    ここから先、どの端子がどのような役割をしているかサッパリ解らないので、荷札を付けて監理することとしました。

    わはは、こんな事に成っちゃいました。
    でも、こういう地道な努力が結局は確実なんですよ!

    アクセサリーって言うのがありますよね。
    普通はイグニッションをオンにする前に「ACC:アクセサリー」というのが有るはずです。

    これはメインスイッチをオンにしなくてもラジオが聴けるポジションです。
    普通は付いている筈なんですけど....今回はメインをオンにしないとACCもオンに成らないようです。

    参考までに私がテストした結果を書いておきます。
    メイン電源はムラサキ
    ACCはグリーン
    アースはブラック
    イルミネーションはレッド+ブラックの2色線
    スピーカーコードとアンテナ線は解るでしょ?

    荷札を付け終わったら、カプラーを切断して、端子を電工ペンチでカシメて結線しておきます。 ま、ここまで来たら完成間際。 あとはオーディオを固定して良いかどうか位置決めをするだけです。

    そしてこれが完成型。

    たった13000円程度のオーディオですが、アルミシルバーの外装をしたコイツを選択したのは間違いでなかったみたいでアルミを多用しているエリーゼには違和感ないようです。

    ただし、アルミに覆われているためAMラジオは殆ど聞こえません。 高速道路の渋滞情報とかはハイウェイラジオがAM電波なだけに残念。 本体にアース線を取って、銅線でもカウルの中に巡らせてやれば良いのかも知れません。

    でも、これで普段聞いていたFMが聞けるので大満足。
    メーカーから出ているステーや、カプラーなどを購入しなくても取付は出来ます。
    因みに、私は両面テープで固定してあるだけ。 今のところ、この状態で激しく走っても何の支障も出ていないので大丈夫だと思います。

    しかし、エリーゼでこんな貧乏くさい事してるのは日本で私だけかも。(笑)


錆びたプラグと水漏れ、そしてアイドリング不調

    この日も調子に乗って走ってました。
    例によって箱根早朝散歩の帰り道、エリーゼには滅法強いショップグローリーさんに行こうと思っていたら、横浜インターからバイパスに入ったところで渋滞に填ってしまいました。

    すると水温はいつものように100度近くまで上がって電動ファンが廻るのですが、何故かアイドリングが異常に低い。 通常850位の所を600位。 ファンが廻った瞬間にストールすることも屡々。

    オーバーヒートで壊れてしまった?
    なんだかとても嫌な気分。
    思わず、携帯で電話したくなってしまいましたが、電話したところでショップまで行かないと原因は解らないし、直すことも出来ないでしょう。 渋滞に耐えつつ、とまる時もヒールアンドトゥで回転が急激に落ちないようにしてやって凌ぎました。

    やっと店について、色々とチェック開始。
    そしたらプラグがこんな状態。

    ミッドシップなだけに、フードの開口部から雨水が容赦なく入ってくるんです。
    しかし、プラグホールにまで雨水が入ってしまうとは....

    それを放置するとこのように成るわけです。
    特に1番と2番に入りやすいそうで、事例に漏れず私のも悲惨な状態でした。

    これが原因でリークしたり、失火したりすねケースもあるそうです。
    時々、見てやらないと駄目みたいですね。

    よほど満水状態だったのでしょう。
    もう悲惨としか言いようがありません。

    しかし、購入したら全部一通りチェックしないとだめですね。
    今回は浮き足立っていたのか、細かいところに目が行ってません。
    3000キロしか走っていない新車のように感じて居ましたけど、2年を経過した手の入っていない車というのを再認識した次第です。

    コンプレッサーのエアーでダストを吹き飛ばしてからプラグを外したのですが、これだけ錆びていると、プラグを外した時にホールから若干のゴミが入ってしまったかも知れません。

    購入したまま見てなかったプラグはこんな状態。
    ミドシップと言うレイアウト上、雨水の浸入は致し方ないことでは有りますけど、もう少し対策を考えないといけないかも知れません。

    それにこの車、雨が降るとトランクが水浸しに成るので、変だなぁと思っていたのですが、なんとトランク内を通っている雨水のドレンホースがトランク内で解放されているじゃないですか。

    ホースが短くて外部に放出する所に繋がっていないのです。
    あまりの出来事に閉口しました。(泣)

    そして、先程のアイドリング不調ですけど、スロットルの所にエアバルブが付いていて、アクチュエーターによって空気量をコントロールしてアイドルアップなどを制御しているのですが、ここがスムーズに動かなくなっていてました。

    原因としては、今まで廻さなかったエンジンが廻されるようになって、何処かに蓄積されていたカーボンやゴミが侵入したのでしょうと言う事です。 ま、掃除だけで直ったので良かったのですが、色々と起きてくれますねぇ。(-"-;)

    まだまだトラブルは続きます。
    次は冷却水のお漏らし。

    私のクルマ、エンジンが暖まって暫く走ると甘〜い匂いが漂ってきます。 車で甘い香りと言えばクーラント。 そう、冷却水が漏れているんです。 エリーゼ乗りの間では余りに有名な冷却水の漏れ。 私のも例外ではなかったようです。

    まずはお約束と言われているラジエター廻りの増し締めをします。 なんと全ての締め付けバンドが2回転以上も閉められるほど緩んでます。 この増し締めも一苦労。 例によってアンダーパネルを外してやらないとダメなんです。

    一番フロントよりのアンダーパネルは、とてつもなく堅く締まっていて、フレームに挟み込んであるところなどは、ゴムハンマーでひっぱたいて外したほど。 当然填めるのは至難の業で、合い口を少しコジって填めました。

    しかも、ココだけでは全部チェック出来ずに、インナーフェンダーを捲って奥の方にあるボルトを勘で締め込みます。 御陰様で手は傷だらけ。 本当に整備性の悪い車で閉口します。

    漏れるのはフロントセクションだけでは収まらず、リヤのエンジン廻りにも冷却水で白くなっている箇所が沢山。 例のアンダーパネルには幾筋もの白い液体の流れた跡が残っています。

    一番酷かったのがここ。

    なんだかとても複雑な配管なのですが、気泡抜きのために別経路を作ってあるのかも知れません。 ま、なんだか良く解らないのですが(^^;;、ここから漏れるのは確か。 水温が暖まるとこの差し込み口から蛍光グリーンの液体が何時も滲んでいるのですから。

    国産の車の品質に慣れてしまっていると、こういう部分ではビックリしますね。 冷却水って単純ですけど、致命傷に成りかねない大事なところなんだから、メーカーさんももっと慎重に組み立てて貰いたいもんです。

    それにしても圧力が掛かるタンクのキャップが樹脂で出来ているというのは常識を逸してます。私のは御陰様で常時滲んでくれてるので、いつも甘い香りに包まれて走ってます。(泣)


バケットシートとドライビングポジション

    大好きなレカロSPGとお別れする時が来ました。
    エリーゼにSPG装着は、シートをスライドさせる為には座面が上がってしまうので、泣く泣くエスケレートというバケットシートを付けしました。

    これがエスケレート。
    ロードスターの限定車だかに装着されて居たそうで、とにかくコンパクトに出来ているバケットです。 クッションの厚みなんか申し訳程度。 人体のことを知り抜いたレカロに比べると、腰の辺りのサポートなどは悲しいぐらい。

    やっぱり私の体にはレカロが合ってる。
    レカロだと何時間走っても腰は痛まなかったのが、こいつにしてからは翌日の腰痛に苛まされているんです。 腰の所に追加のパッドを張ってみたりと色々試行錯誤はしているものの、決定打となるような解決には至って居ずにいます。

    そんなエスケレートにも長所はあって、これ以上のベタ付けは無いと言うぐらいまでフレームに近づけることが出来ます。 なんせ、シートベルトの厚み分のクリアランスしか無いんですから当然です。 それに加えて座面の薄さ(泣)。 非常にローポジションです。

    シートに付属してくる取付キットに、シート位置調整のためのスペーサーがあるのですが、此を付けるとベタ付け出来ません。 ふふふっ、読者だけにお教えしましょう。 ギヤのある方に4.5ミリのスペーサーを取り付けて、ドア側に6ミリのスペーサーを咬ませてください。

    するとスライドレバーの金具が何処にも干渉せずに完璧な動作が出来たままベタ付けが出来ます。 私は1枚1.5ミリのワッシャーを東急ハンズで購入して取り付けました。 ワッシャーは狭いところでの作業になりますから、重ねて挟み込むのは至難の業。

    何度もフロアに落として半狂乱になりました。

    そこで考えたのがシーリング材。
    液体パッキンをワッシャーの間にチビッとだけ塗るんです。 これならば不要な時にも剥がし易いしお奨めです。 でも、一番のお奨めはシートをレールごと外して作業することかな。 急がば回れって奴ですね。

    シートベルトアンカーにも拘ってます。 通常のレール止めではベルトの長さ調整バックルが体に干渉して不快なので、フックの取付アンカーを工法にズラしています。 これはクラッチベルト(5ポイントや6ポイント用のベルト)用のアンカーを使用する訳です。

    これによって締め付け時に違和感のない装着が出来る訳です。 妥協はしたくないですからねぇ。 ちなみに6点式フルハーネスまでは付けてません。 腰ベルトの位置が理想的な位置だったので、ズレ上がってくる事が無いんです。

     

    ※2007.01.15追記

    純正シートレールとエスケレート付属の取り付けサイドステーとの間に、高さを調節するため適当なワッシャーを何枚か挟んで好みの高さと角度にしています。

    付属ステーの取付穴最下段にシートをセットするとスライドしなくなります。
    かと言って取り付け穴を上にするとヒップポイントもシート角度も私には不満。

    ワッシャーを挟むのは非常に厄介ですが、ベストポジションの追求と言う事で拘って下さい。
    そして、シートセンターにステアリングセンターが来るように、サイドステーとシートの間にもワッシャーを挟むこともお忘れ無く。

    ワッシャーは1ミリ程度の厚みのものを用意すると、当然ですが噛ませる枚数によってミリ単位で調節が出来ます。

    メーカーの標準キットが今はどうなっているか解りませんが、当時のままだとしたらシートセンターとステアリングセンターがずれます。 これは気持ち悪い。 やはりシートセンターとステアリングセンターは軸がずれていないのが基本でしょう。

    そして、ヘルメットを被った状態でシートに座るとバックレストの角度によってはヘルメットが前に押されて不快な場合がありますが、これもサイドステーとシートレール接合部にワッシャーを入れて傾きを微調整することで格段に快適になります。

    因みに私のシートはフロアとのクリアランスは最小部で3ミリです。
    お陰でフロアの掃除もまま成りませんが。

    ※追記終了

    取り付けてみるとこんな感じ。
    助手席の純正シートよりも低く取り付けられているのが解りますかね?

    とにかく足元も窮屈ですから、下げられるだけ下げることによってドライビングポジションが向上するのは間違い有りません。 (レカロのSPGをベタ付けしたいなら、東京都大田区にある「ボディショップ小林」さんがお奨め)

    彼の車にもSPGが付いてますけど、独自の工夫によってスライドするローポジションが得られます。 でも、世界で一番ローポジションは私のエリーゼ。(笑)

    でも、まだポジションはしっくり来ないんです。

    ブレーキペダルを踏むと、アクセルペダルも一緒に踏んでしまう。 これはホイールハウスが室内に侵入してきているためで、ペダル配置が左にオフセットされているのが原因です。

    私が今まで経験した車で言うと、ブレーキの所にアクセルが居る感じ。

    ただ、ヒールアンドトゥは非常にやりやすい。 この2つを上手く共存させるためにはどうすれば良いか。 ABCペダルをユニットごと右にオフセット出きればベストなんですけど、どうも大改造を施さなければ難しそう。

    あと出来ることと言えば、アクセルペダルの高さを若干下げてやること。 幸にしてアクセルの位置決めは調整出来るようなので潜り込んで調整してみました。

    それにしても狭い。

    ステアリングが外れないタイプなので、この画像を撮ったあとに車外に出るために四苦八苦。 マジで出れなくなって藻掻き苦しみました。 この時、絶対にステアリングはクイックリリースにするぞと固く決意したのでした。(泣)

    潜ってみてビックリしたのがアクセルリンケージ。 バッと見た目は可成りカッコイイアルミのペダルなんですけど、リンケージがオモチャのラジコンでもこんな取り回しはしないぞという感じの配置。

    ガタも凄くて軋み音も出ている。 なんだかアクセルワイヤーも無理な取り回し。 どうりでアクセルが重いはずだ。 とりあえず各部にグリスアップ。 軋み音は消えたけど、多少のガタはまだ出ている。 リンケージなんてプラスチックのターンバックルですよ。 まさにラジコン。

    ちょっと足で蹴飛ばして折れちゃったりしたらどうするの? 


ジャッキアップ

    今度の車、フラットパネルでジャッキアップポイントが特殊なんです。

    しかし、このシールは解りやすくて笑えた。 絵は世界の共通語ですね〜。

    しかしシャコタンにしてしまったからガレージジャッキも入らないし、一般整備をするにも今までのジャッキが使えない。 んじゃ買うか作るしか無いでしょう。 買うって言っても、低床ガレージジャッキは90ミリ程度、これじゃエリーゼの腹下には入らない。

    ということで、愛用のシザーズジャッキを改造することにしました。

    まずはジャッキの金具を取ってしまいます。
    これは7ミリ程度のチタン歯ドリルで揉んでしまいます。

    すると、このように当たり面が平らになってくれる訳ですね。
    ここに当てゴムを付けるのですが、全高で80ミリ程度に押さえたいところ。

    今の車高がそのぐらいなのでね....

    これまた東急ハンズでネオプレーンゴムを買ってきます。 110円だったかな。 交通費のほうが高いぐらい。 でも、バッチリな油圧ジャッキが出来ました。 サーキットでブレーキのチェックをしたり、家での作業にもこれはかなり使えそう。

    次にどんな車に乗るか解らないけど、ミッションジャッキやデフのジャッキアップにも使えそうです。


クイックリリース

    もう少し、ステアリングが近いと良いなぁと思いつつ、近いとステアリングが邪魔で乗り降りしにくいという問題と直面しますよね。 ペダル整備の時の苦い思い出が、私にクイックリリースを購入させたのですが、ここでも問題発生。

    ああ、またまたやってしまいました。(泣)

    まずは純正のステアリングを取り外すことから始まる訳で、ホーンボタン廻りのウレタンパッドを引き剥がし、シャフトのナットを見えるようにします。

    ごらんのようにロック機構がついているので、この爪を起こしてやらないとナットが回りません。

    かなり密着して起こしてあったので、小さいマイナスドライバーを当ててコジりながら動かしてやります。 ま、ココまでは楽勝。 そして、ナットを外してやるのが第一の壁。 これも大したことはないのですが、力が入りにくいし、ハンドルロックを利用して緩めるのも何だか不安。

    今までのクルマと違って、とにかく華奢に出来ているから気を遣いますね。
    今回は最近購入した電動インパクトレンチを使用して外しました。

    電動インパクトと言ってもマキタの高級品でなく、1万もしない3流品。 スイッチを押すと、モーターで重りがグルグルと回ってドカンと衝撃を与えるタイプ。 なんか恥ずかしいかも。(*^^*)

    さてさて、ここからが涙無しでは聞けないことです。

    普通、ハンドルを両手でもってグイグイと引っ張ってやれば外れてくれる物ですが、コイツは気配すらない。 頭に来たのでハンマーでコンコンと叩くけど全くダメ。 次にゴンゴンと叩くけど、これまたダメなので最後にガッツンガッツンと叩きまくり。

    はぁはぁ...疲れた。 でも、取れない。(泣)

    そして夜は更けて...本日の作業は中止。

    夜が明けて朝から叩きまくり...でも取れない。 こりゃお手上げだなぁと思って、友達やショップに聞いてみた。 するとセンターの軸を叩きつつハンドルを引っ張ると取れるそうな。

    いざ実行。 でも、取れない。(大泣)

    またまた軸を叩く力が大きくなっていく....ゴンゴンと叩いていたら、バコンと取れた。 やった〜、取れたよ〜♪ と喜びに浸りつつ、クイックリリースを取り付けていきます。

    そうそう、外す時にはセンターのナットを付けておくように。
    バネが入っていて、もの凄い勢いで外れるから危ないです。

    実際に顔を怪我した人も居るらしいので。

    ふふふっクイックリリースの本体が取り付きました。
    この時は嬉しくて.....

    うまく取り付いたように見えるでしょ。

    でもね、ステアリングのコラムにガタが出ちゃったんですよ。
    エリーゼのパーツというのは、アルミのフレームに挟み込むのが多いのですが、余りに叩きまくったので、取付面が開いてしまったんです。 あちこち外してガタを消せないかと考えたんですけど、強力な接着剤で固着させる以外にミチは残ってないようです。

    せっかく剛性感のあるステアリングが、私の愚行で台無しに。
    これからステアリングの交換を考えている人、ステアリングプーラーで取り外すか、地道に優しく軸を叩いて外すかを考えた方が良いですよ。

    私のような短気な奴は、こういう結果に成りました。


サーキット初走

    早速、フィスコを走ってみました。
    車の特性を確かめるのは広いサーキットが一番。

    まずはドノーマルで走ってみましょう。

    この日は平日。 御覧の通り殆ど貸し切り状態。

    私は午後から仕事があったので、30分だけ走ったのですが、平日のスポーツ走行って魅力的です。 でも、フォーミュラや化け物のようなマシンが走ってるのでビビリが入る時も有りますけど。

    いつもの週末だとこんな感じで、ピット側に止めるスペースも2重駐車って感じ。

    残念ながら走ってる姿は有りませんが、一発目の初走では58秒でした。 そして二回目の走りでは御覧のタイム。 このタイム、ノーマルの足でノーマルブレーキにPゼロというプアなタイヤという組み合わせ。

    こんな状態でSタイヤを履いた盆栽チューンロドスタに肉薄するタイムじゃありませんか。 凄くポテンシャルの高い車みたいでワクワクしてます。

    ※今月の記録

     オイル交換1回目 3900キロ
     オイル交換2回目 4120キロ
     オイル交換3回目 5650キロ 全てオイルフィルター交換
     デフ・ミッションオイル交換 4120キロ


ベストラップタイムの記録

各々の目標は....筑波2000:1分5秒 筑波1000:40秒 日光:42秒 フィスコ:1分53秒

筑波サーキット   :1分6秒683(ロードスターでの公認記録)
コース2000     215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
             1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改

筑波サーキット   :41秒709(ロードスターでの公認記録)
コース1000     215/50−15 アドバン A048 (Mグレード)
             1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改
                    
日光サーキット   :44秒129(ロードスターでの公認記録)
             205/50−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
             エンジンノーマル(ロムチューンのみ有) 足廻り改
                                 
富士スピードウェイ :1分55秒28(ロードスターでの非公認記録)
             215/50-15 A048 S+195/55-15 RE540S S
             1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改
             ※手計測データ

             :1分56秒78(エリーゼの非公認記録)
             F:185/55−15 ビレリPゼロ
             R:225/45−16 ビレリPゼロ
             ダウンサスブラケットのみ装着
             ※手計測データ


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