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2002.04

2002_04

オープニングラップでいきなりハプニング、1コーナーの土煙が生々しい




まずはロードスターカップの御報告

    いよいよやってきましたロードスターカップ、最速王決定戦。

    今年も晴天に恵まれた3月16日、パドックには気合いの入った車達が並んでます。
    ひゃー、緊張するぅ。(^^;;;;

    とにかく、今回は6秒台を出さないと話しにならないって事で準備したタイヤ。これは先月号でも説明したとおり、果たして最後まで持ってくれるかどうかが肝。また、何ラップ目でベストタイムが出るか、更に、どの位からタイヤがタレてくるのか....考えなくてはならない事が山盛り。

    仲間と雑談している間に予選出走時間が近付いてきたけど、周りを見回すと皆んなニョキニョキと羽が生えてたりオーバーフェンダー付けたりと、随分と派手なマシンがイッパイ。

    何にも付けてない、ストックボディの私のクルマが逆に目立ったりして....

    さてさて、出走時間がやってきました。
    私のSコンパウンドは1周目から前回アタック出来ると聞いては居たものの、果たしてそんなタイヤ有るんかいな?って疑ってたけど、なになに、ホントにこれは凄いタイヤだ。

    路面にベッタリ張り付いてるよ。
    走行抵抗が凄そう。

    取り敢えず、5ラップだけしてピットイン。そして、タイム確認。
    あらま、2周目にベストタイム出ちゃってるよ。

    んで、タイヤは?

    うわっ、なんだこれは!
    真夏に540SのSコン使ってもこんな摩耗はしないぞ。

    このまま予選時間中、全部走っていたらタイヤが無くなっちゃう。
    ということで、ボチボチ様子を見ながら3回ぐらいアタックしてみました。

    ところがもう既に美味しいところは食べちゃったみたいで、タイムは落ちる一方。
    というか、コンマ2秒から3秒落ちで安定して7秒フラット辺り。

    あぁ、Mコン使ってみたかったなぁ。

    というわけで、予選が終わった時点(全周回15ラップ)でのタイヤが上の画像。
    表面が非常に荒れてるのが解りますか?

    このタイヤを前にして長考。
    逆転させるべきか、そのまま使うべきか.....

    後から知ったのですけど、サーキット内にタイヤサービスが有るじゃないですか。
    あそこでタイヤの組み替えを安価でサービスしてくれてるんですって。

    知り合いの人が当日、エリーゼのタイヤを履き替えたんですが、何と500円とか!
    ひゃあ、私も逆組して貰えば良かった。町中のタイヤ屋だと倍は取られますもんね。

    次回から、タイヤの組み替えはタイヤサービスを使おうっと。(笑)

    肝心な予選結果は一番上のグリッドを見てください。
    上から1/3に入らなかった12番手。(出走台数は29台)

    更に驚愕はトップタイム。
    何と3秒7。

    ついにロードスターも3秒台の時代?
    いや違うな....5秒を切ってくる人達は異常な人達。

    ま、決勝は周回遅れにならないように頑張ります。

     

    ということで、逆転タイヤで望んだ決勝。
    いよいよスタートです。

    レーシングスタートなんて、やった事無いんで、最初のウォーミングラップのスタート時に、F1でよく見るロケットスタートの練習をしてみました。

    所が大失敗。(わはは)
    タイヤスモーク上げて、妙に目立っただけ。(爆)

    かっこわる〜

    私よりも前にいる人達は、タイヤの温度を上げるために、車を左右に振りまくり。
    私はタイヤがないので地味に走ります。

    でもなー、友達も見てるし、気合いが入ってないみたいで嫌だなぁ。

    ということで、少しだけ左右に振りました。
    あら?
    なんか、センターコンソールからカラカラ言ってますよ。

    あ、しまった。

    タイヤのエアゲージを入れたのを忘れてた。
    (※出走前には車内をチェックしましょう)

    さてと、スターティンググリッドに着きました。

    去年はグリッドが遙か後方だったなぁ....屈辱の最終コーナー出口だったっけ。
    今年はチャンとホームストレートに留まってますよ。

    シグナルもメインポストもチャンと見える。ウルウル....

    わっ、30秒前ですって。
    みんなの排気音が上がります。
    .....勿論、私も。

    5000ミートで4000スタート。
    程良いホイールスピンで、中々のダッシュ。
    うーん、自分を誉めてやりたい。(笑)

    が、ドラマは1コーナーで待ってました。

    うわっ、なんだ。
    この土煙は!

    全く前が見えない...強いて言えば視界は1メートル。

    しかし、皆んな怯まずにコーナーに突っ込んでいく。
    わ、私は怯んでます。(汗)

    と、目前に真横を向いて止まってる車が!
    その瞬間、左右にいた車が右往左往。
    私も右往左往。(泣)

    ど、どこに行けばいいの?

    うわっ、ぶつかるよぉ。
    ここでアクセル緩めた私は小心者です。

    だって、ぶつけたくないもん。

    上の画像は1コーナーを抜けてきた面々。
    私の紺色ロドスタ、見えますよね。

    横にいる白いロドスタはダートを走ってしまったので、前にいるけどパワーバンドに入ってない様子。ふふふっ、行っちゃおうかな〜。

    思わず8000以上引っ張っちゃいました。
    壊れるなよ、盆栽チューンエンジン。

    へへへ、前に出ちゃいましたっ!

    あぁ、またまたやってしまった尻降りダンス。
    これ、本当に何とかしないとダメだなぁ。

    ま、なんとかダンロップブリッジを潜ろうとしてます。
    今のところ、オレンジのロドスタと白いロドスタとの位置関係はこんな感じ。

    画像を見るとよく解りますね。
    進入のライン、インに着くのが早すぎ。

    あーあ、またまたケツが...
    しかも、路面にブラックマーク?

    いやいや、これは私じゃありません。....たぶん。

    レース中盤はこんな感じで、オレンジロドスタの「にゃじごんヒロ」を追いかけてました。
    でも、彼の車、車体後方からオイル煙を吹き出し始めました。

    マフラーからでは無いみたい。
    ブローバイかな?

    オレンジのラインが正解ですよね。
    私は突っ込みすぎ。

    ブレーキングではこんな感じで詰められるけど、
    立上りのラインがキツクなって結局遅い。

    終盤になると1ラップ遅れのマシンも出てきました。
    ラインを外して追い抜くつもりだったのですが、

    立上りでは丁度横に並んでしまって、アクセル全開に出来ませんでした。
    こういうシチュエーションも、しっかり冷製にクリア出来るようにならないとダメですね。

    てへへ、結局白いロドスタには抜かれてしまって、
    クラス4位でフィニッシュ。

    最終コーナーでは白いロドスタがミスったので抜けると思ったんですが、見事なラインを通られてしまって、横に並び掛けたところでチェッカー。うーん、悔しい。

    箱根で一緒に走ってる友達がクラス2位。(さすがでした)
    バトルをした3位の人とは、今回顔見知りに成ったから、次回からは遠慮しないでガンガン行きますよ! 次回はBクラスの3位以内に入りたい。

    Bクラス1位の人も、私のストックエンジンを購入してくれた人の知り合いとか。
    いいねぇ、こうやってドンドン仲間・顔見知りが増えていくのは。

    今回はトップクラスの人達にトラブルが発生し、決勝総合8位は出来すぎ。
    とにかく、安定して6秒前半をキープ出来るマシンに仕上げなくちゃ。

    今年は足を見直すつもり。
    オーバーホールする時期に来てますし、ちょっと考えてる事を試してみます。

     

    結局、タイヤはどうなったか報告しておきましょう。
    これが、予選と決勝を走り終わったアドバン048のSです。

    遠目の画像では解りにくいですね。

    もう、スリップサインが出かかってます。
    でも、この摩耗の仕方は私の扱いというか、走り方に問題がありますね。

    キャンバーなどのアライメントも一考の余地がありそうです。

     

エアクリーナー洗浄

    私は通常からエアクリーナーを愛用しているのですが、
    1シーズン使ったために随分と汚れてしまいました。

    このままでサーキットを走るのは考え物、
    折角気が付いたのだから洗浄しておきましょうか。

    取り外しは簡単。
    K&Nのフィルターキットについているホースバンドをマイナスドライバーで緩めるだけです。

    このエアクリーナー、元々はフィルターオイルが塗布されていてピンク色なんです。
    まだ、うっすらとピンク色が伺えますけど、フィルターは可成り汚れてました。

    ファンネルのほうが良いとは思いますけど、私のように街中も走るには付けていた方が安心ですね。ウィンカーを取り外している関係で、ゴミもエンジンルーム内に沢山入りますから。

    さて、洗浄には定評のあるマジックリンを使います。
    私の自宅の向かいの人が清掃のプロで、色々な事をコッソリと聞いているのですが、市販の洗剤の中ではマジックリンが一番使い勝手が良くて、汚れも良く落ちると仰ってました。

    幌などのビニール素材にも良いようですし、点火プラグの清掃にも良いようです。
    ただし、ボディには使わない方が無難です。白い液跡が残りますし、ツヤが退化します。

    横路に逸れましたが、マジックリンを御覧のようにたっぷりと吹き付けて、暫く待ちます。
    この待ちが大事らしいですよ。

    30分ぐらい放置して、ホースで内側から水圧を掛けます。
    間違ってもクリーナーの外側からは掛けないように。

    折角、外に留まっているゴミを内側に呼び込む事になりますよ。

    どうです、洗浄後の状態。
    なかなか良いと思いません?

    これをシッカリと乾燥させてから、専用オイルの塗布に入ります。
    乾燥にはドライヤー全開が良いようです。

    右が洗浄したままのクリーナー
    左がオイル塗布後のクリーナー

    クリーナーはあまり多く掛けると抵抗になりますし、キャブでないインジェクションの車だと、エアフロにオイルが付着して、正しい電圧が出ませんよ。

    オイルをサラッと塗布したら、ウェスで拭き取れるだけふき取り、またまたドライヤーで熱しオイルの動きを良くして、再びウェスで拭き取ると丁度良いようです。

    どうです。
    新品とは言いませんけど、良い状態に戻りましたよ。

    さあ、これで効率は良くなったはずです。


フロントパッドの偏摩耗とキャリパー交換

     

    これはロードスターカップ予選終了時の画像。
    ヤバイですねー。

    もう2ミリ位しか残ってないじゃないですか。

    ところが、キャリパーの点検窓から覗いてみると、まだまだ十分残って居るんですよ。
    という事は、偏摩耗していると言う事。

    ありゃ、またまたキャリパー開いてしまった?

    これはレース後のパッド。
    見事な偏摩耗。

    まぁ、持ってくれて良かったですけどね。

    つい、この前ですけど、解体車からキャリパーを安く買ってきたんですよ。
    買ってきた中古キャリパーが右側で、左が私が酷使したキャリパー。

    こうして比べてみると、色が全然違う。
    白く焼けちゃってますね。

    もしかしたら、キャリパーには問題がないのかも知れないんですが、折角購入したんですから交換する事にします。

    交換自体は至って簡単。
    ただ、ブレーキホースを外すと、必ずフルードが漏れて来ますから、ウェスは十分に用意してください。でないとアチコチ汚しちゃいますよ。 私の自宅の前はシミだらけ。(笑)

    本来ならば、キャリパーを交換するとエア抜きが大変なのですが、先月号で紹介した秘密兵器のお陰で、アッという間に交換終了。エア抜きなんて3分です。

    これで、パッドが偏摩耗しなければ言う事無しなんですけどね。

    今回はケチって、ローターを替えませんでした。
    ところが、パッドを替えたらジャダーが出ているのが解ってガッカリ。

    ケチらずにローターまで交換すれば完璧だったのに。

    でも、タッチはバッチリ。
    剛性感も戻ってきました...ローターが悔やまれますが。

    しかし、キャリパーサポートは交換しなかったので、そいつの焼けた色と今回のキャリパーの色が対照的。まぁ、今回のキャリパーも、何れはこう成るんでしょうけどね。

     

季節の移り変わり

     

    う、一本だけ焼けが違う。(これは街乗りした後のプラグの状態です)

    どうやら、ミクスチャーのセッティングが悪かったようです。
    4番だけ濃いですね。

    この前までは3番が濃かったんで、ミクスチャーを合わせ直したつもりだったんですけど、4番が濃くなってるとは....キャブは私のようなズボラなヤツでも何とか回ってくれるけど、拘ると、もっと良くなるんでしょうね。

    まぁ、でも他のプラグはまぁまぁの感じだから、そんなに外しては居ないんじゃないでしょうか? 未だにジェットのセッティングってよく解ってないんです。

    パイロットジェットは55を使ってますが、52.5でミクスチャーを濃いめの方が良いのかも知れませんし、いまのままでもう少し濃いめにしたほうが良いのかも知れません。

    メインジェットとエアジェットの関係もよく解ってません。
    メインジェットを濃くすれば中速から上が濃くなるのは解りますが、メインを濃くしてエアを大きくするのと、メインとエアも絞って濃くするのとでは、どう違うんでしょうか?

    一応、高回転域での燃調の濃さをエアジェットでコントロールすると聞いてはいるのですが、高回転域というのは6000から上なのか7000から上の事なのか....。今のメインジェットで4000辺りの感じは良い感じなので、メインは弄らないようにしてますけど。

    ま、時間が有れば試したい所なんですが、走るのが楽しいので、ツイツイ「まぁいいか〜っ」て成ってしまうのが私のガサツなところ。キャブは楽で良いや。(笑)

    実はこれ、1年間も使ってしまったプラグ。
    そろそろ替え時なので交換しました。

    ここのところ暖かくなったので、エアジェットを弄ってみました。
    先程も書きましたが中速域は良い感じなので、今回はメインは弄らずにエアジェットだけ。

    メイン170番でエアが200だったんですが、少しエアを大きくして様子を見る事にします。もともと、私のエンジンは上が回りたがらないんですが、これで少しでも改善してくれれば良いなぁ。

    と言う事で、エアを210にしてみました。

     

今月のメモ


    ブレーキキャリパー交換
    フロントブレーキパッド交換
    エアクリーナー洗浄
    エアジェット交換
    プラグ交換


ベストラップタイムの記録

各々の目標は....筑波:1分5秒  日光:42秒  フィスコ:1分55秒

筑波サーキット   :1分6秒860(ロードスターでの公認記録)
コース2000     215/50−15 アドバン A048 ソフト(Sグレード)
             1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改
                    
日光サーキット   :0分44秒129(ロードスターでの公認記録)
             205/50−15 BS RE540S ソフト(Sグレード)
             エンジンノーマル(ロムチューンのみ有) 足廻り改
                                 
富士スピードウェイ :1分57秒86(ロードスターでの非公認記録)
             205/50−15 BS RE01
             1928ccエンジン+ソレックス44 足廻り改
             ※手計測データ

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