上に書いたとおり、完全に干渉する事が解ったタイヤとフェンダーのツメ、悩んでも仕方ないです、サッサとツメを折り曲げちゃいましょう。
私の自宅の近くにあるオプショナル豊和の田無支店、ココで作業をやって貰いました。
一応、自分で曲げられないかと、ゴムハンマーを使ってみたけど、ビクともしない。次に梃子の原理でバールを使ったんですが、塗装が剥がれそうになるだけで嫌な予感がして即中止。
この人に作業して貰いました。
凄く丁寧かつ優しいニイチャンで、クルマ好きの心を理解して作業してくれるので、とても安心して気持ちよくやって貰えましたよ。
まず、画像にあるように特殊な機械をセットして、ウレタンのローラーをフェンダーのツメにセットしてましたね。 私のロードスターは車高調を組んでいて、ドライブシャフトが下がらないから、ツメに良い角度で当たらないと言ってたけど、「ウデの見せ所ですよ」なーんて格好いい事言ってくれてました。
でも、本当に辛そうでした。
ロードスターのフェンダーは、ツメにスポットが沢山溶接されていて、可成り堅いそうです。
彼が今まで作業した中でもトップを争う難易度だったとか。
ツメをペッタンコに曲げるためには、このヒーターで炙ってやる事により、塗装を柔らかくして割れないようにしてましたね。確かに、塗料も鉄板も熱すると柔らかくなりますから。
熱した温度を彼の肌で確認しながら作業してましたが、触り具合を見てる限りでは、かなり熱していたようです。
そんな格闘をする事、2時間程度。(私は途中、椅子で寝ちゃいました)
リアの泥よけまで外して作業して貰った結果、ペッタンコとは行かなかったものの、塗装が剥がれないギリギリの所まで頑張って貰いました。
この作業で、1箇所8000円。
自分では、ここまでの曲げはできませんから、納得の作業と思いますよ。
内側から見ると、こんな感じです。
さて、次に紹介する兵器は、一人でエア抜きが出来る優れものです。
工具のサンケン http://www.sanken-co.co.jp/ で、通販購入したアイテム。
ホームページには掲載されてないんですが、無料で貰えるカタログには掲載されてますよ。
何だか人気があるようで、入荷待ちとか言われて半月待ちでした。
一つ注意しないと行けないのは、このアイテム、実はオイルやガソリンを吸い取るものなのです。 だから、もう一つブレーキフルードのエア抜き用のアタッチメントも一緒に購入してください。
このようにブレーキのニップルに取り付けるキャップと、途中にバルブが付いているホースとがセットになってます。
使い方は簡単。
まずは自転車の空気入れの要領で、タンク内を負圧にします。
(バルブを閉じておく事を忘れずに)
次にキャリパーのニップルにキャップを被せて、バルブを開いてニップルの所まで負圧にします。 そしてニップルを解放する事によってキャリパー内からフルードが吸い取られていく訳です。
勢いよく吸い出されますから、リザーバータンクのフルード容量には注意してくださいね。
エアを吸っては何にも成りませんから。
閉める時はニップルから、言うまでもありませんね。
そしてキャップを外すのですが、バルブを閉めてキャップを外すと、キャップ内に溜まったフルードがダラダラと垂れてしまうので、私はバルブを半開にしてキャップを外す事をお奨めします。
プシューっとエアを吸ってしまいますが、零して拭き取るよりはポンピングをする方が楽だと思いますよ。
そうそう、勿論クラッチのフルードにも使えます。
あの足応えの無いクラッチのエア抜きは気持ち悪いですよね。
そいつもこれで解消です。
マジにお奨めの一品。
価格はアタッチメントとセットにしても1万数千円でした。
あ、一つ忘れてました。
左は切った後、右は切る前です。
これ、何だか解りますか?